【ローリングベイトシャッド(タックルハウス)】サーフでどうよ?類似のルアーは?

タックル

タックルハウスのベストセラールアーである、ローリングベイト

ミノーでもない、バイブレーションでもない

唯一無二の存在が、ローリングベイト

ローリングベイトは複数のサイズ展開がなされており、スズキのみならずメバルやヒラメ,はたまたクロダイやマゴチ用のボトムチューンタイプなんてのも。

【ローリングベイト記事】


さらにはオリジナルのローリングベイトから派生して、背中のリップが無いローリングベイトリップレスや、メタル系「メカゴジラバージョン」のローリングベイトメタルなんてのまで。

【ローリングベイトメタル記事】

この不肖ゆたりなはサーフメインで速巻きで使うことが多いのだが、ローリングベイトには個人的に気になる点が一つ。

速巻きでも引き抵抗が軽いので、手返しよく広範囲に探っていくのには良いのだが、ローリングベイトでどうしても気になってしまうのが、飛行姿勢の乱れ

ネットでは飛距離が出るとの評価がほとんどで、飛行姿勢についてはあまり指摘されないが、実際に使ってみるとたまに飛行姿勢が乱れて回転する。

飛行姿勢の良いパワースライト85(エクリプス)やレンジバイブ(バスディ)と比べれば、その差は明らか。

だから、現場ではどうしてもパワースライトやレンジバイブばかりをチョイスし、ローリングベイトの使用頻度は低い。

ローリングベイトメタルも使ってはいるが、これも同様。キャストが決まらない時は派手にクルクル高速回転する。

そのため、飛行姿勢の安定度はもっと高めてほしいなーと、ローリングベイトシリーズには感じていたわけだが、そんな中、ローリングベイトシリーズに新たなタイプが加わった。

それが、ローリングベイトシャッド

ノーマルのローリングベイトよりもバイブレーション?ローリング?のアピールが強く、S字軌道で泳ぐのが売りのようで、飛行姿勢にもこだわった旨のことが謳われている。

今回はヤフオクにてなんとか入手できたが、発売当初から人気で、どこのお店にいっても在庫がないほど。

とにかく、重量もそれなりにあるので、これならサーフでも武器になりそう。

そんなわけで、今回のローリングベイトシャッド。個人的に注目すべき点は、主に以下の3つ:

・従来のローリングベイトシリーズから飛行姿勢は改善されたのか?

・サーフでの使用に耐える飛距離を出せるか?

・どのような条件の使用に適しているか?

スペックや外観をはじめとし、ご近所サーフでの実際の使用感、さらにはローリングベイトシャッドと似たタイプのルアーについても述べたみたい。

ローリングベイトシャッドのスペック

まずは、ローリングベイトシャッドのスペックから。

【ローリングベイトシャッドの基本スペック】
・ボディサイズ: 80mm
・重量: 24g
・フックサイズ: #5

スペックだけ見ると、たしかに重量もあるし、飛距離を出せそうなイメージ。

この不肖ゆたりながご近所サーフで標準的に使用しているバイブレーションも、だいたいこのくらいのボディサイズと重量。

フックサイズも、このくらいのサイズのバイブレーションで使われているサイズ(#5)。

このくらいのボディがサーフで手返しよく攻めるには最適で、操作性と飛距離とのバランスもちょうどよく、快適に扱えるサイズ。

ただし、このローリングベイトシャッドはさらに体高があるだけに、そこがどう操作性に影響を与えるか?

そこがちょっと気になるところではあるかな。

ローリングベイトシャッドの外観

では、ボディ形状を細部まで見てみましょう!

まずは最大の特徴でもある、扁平ボディ

凹凸などはなく、表面は非常に滑らか。

指で撫でると、とても気持ちがいい。それほど滑らか。

そして機能とは関係ないが、ちょっと気になる顔部分

愛嬌のある顔が、なんだか妙にかわいらしく感じるのは、自分だけだろうか?


前から見ると、前方はシュッとしているが・・・


後方はこのとおり、ずんぐり。


このような形状なので、後方重心かというと、さにあらず。

たしかに後方にも若干ウェイトが入っているが、通常のバイブレーション同様、メインのウエイトは前方に。

後方のずんぐりは、スイム時に水の抵抗を増やすことで、S字に泳ぐためのものなのだろうか?

そして、背中部分。

ローリングベイト独自の背中にあるリップは、相変わらず。

この背中のリップで水の抵抗を受け、水平姿勢をキープする仕組み。

ローリングベイトシャッドの場合はボリュームのある体高の高いボディのため、このリップと後方に配置されたウェイトの2点により、水平姿勢をキープするようにできているのだろう。

あとはこのウエイト配置が、飛行姿勢にどう影響するか?

「飛行姿勢にもこだわった」とあるから、期待したいところだね。

サウンド

そしてもうひとつ、気になったのが、サウンド

意図したわけではないだろうが、振ってみると、音がコトコトと。

ウェイトの振動によるものだろうが、もしかしたらこれも魚へのアピールになるかもしれないね。

ローリングベイトシャッドをご近所サーフで使ってみた

さっそく、ローリングベイトシャッドをご近所サーフで使ってみた。

若干のうねりあり。たまに横風がある程度のコンディション。

さぁ、どんな感じでしょうか?

キャストフィール

26gだけあって、キャストフィールは非常に良い

スカスカ感がなく、しっかりとロッド全体に重みを乗せて、キャストすることができる。

もちろん、飛距離も充分

24gのローリングベイト88と、ほぼ同等の飛距離。

そして特筆すべきは、飛行姿勢の良さと安定性。もちろん、トラブルレス

ローリングベイトシャッドはキャスト時に高速回転することはまずない。そこはノーマルと比べても明らか。

横風のあるときでもその安定感は変わらない。これは良い意味での予想外。

この飛行姿勢の良さは、パワースライト85やレンジバイブに匹敵する。

巻き感

巻き感は、ノーマルよりもかなり大きい。

手元に伝わる振動はノーマルのように細かいものではなく、大きくブルンブルンと伝わる感じ。

ノーマルでは一定以上速巻きしないとなかなか手元に振動が伝わらず、スローだとシンキングペンシルのように「何をやってるのかよくわからない」感覚になるが、このローリングベイトシャッドは、デッドスローでも充分なブルンブルン感,引き抵抗を感じる。

だからといって巻きが重いかというと、そうでもない。

メタルバイブとは異なり、程よい巻き抵抗

うねりがあるときでも、これならば「操作している感」があって非常に扱いやすい。

根の多いご近所サーフでは多用しないが、ボトム付近を攻めるのにも良さそうだね。

泳ぎ

そして、ローリングベイトシャッドの泳ぎ。

メーカーの説明ではS字系バイブレーションと言われているが、実際の泳ぎをみると、特にお尻を大きく揺らしているのが印象的。

大きなバイブレーション波動も相まって、スローでもアピールは強い

高速巻きをすると回転してしまうが、極端な高速巻きさえしなければ大丈夫。

通常のバイブレーションよりも若干ゆっくりめに巻くよう、意識しておけば良いかな。

ローリングベイトシャッドに近いルアーは?

ソルティビーツ85(ラッキークラフト)

強波動とS字軌道を併せ持ったルアーといえば、自分なりの思い当たるのが一つ。

それが、ラッキークラフトのソルティビーツ85

【ソルティビーツ記事】

ソルティビーツ85は、ボディサイズが85mm,ウェイトが17.5g。

ウェイトはローリングベイトシャッドより少ないが、レングスは5mmほど長い。

バイブレーションなのにジョイント形状が最大の特徴だが、これが自分のボックスにあるルアーの中でもっともローリングベイトシャッドに動きが近いかな〜と。

ただ、おそらくソルティビーツよりローリングベイトシャッドのほうが引き抵抗が強く波動も大きいだろうから、ソルティビーツとは使用感はだいぶ異なる。

ソルティビーツは高速向け、ローリングベイトシャッドの方は中〜低速あたりが適している感じかな。

飛距離にかんしては、ローリングベイトシャッドの方が明らかに飛ぶ。

サーフでの使いやすさでは、ローリングベイトシャッドの方が上かな。

ギラバイブ53(パームス)

あともう一つが、パームスのギラバイブ

【ギラバイブ記事】

おそらくそんなに売れなかったのだろう。すでに廃盤になっているようで、現在は入手困難。ワゴンセールで見かけることがあるかもね。

このギラバイブ、ヒイラギをモチーフにしているようだが、形状がローリングベイトシャッドと似ているように、強めの波動が特徴的なバイブレーション。

サイズは53mmと小さめなわりに、重量が21gあるため、ローリングベイトシャッド同様、飛距離は充分。

ギラバイブはS字系ではないものの、潮の流れや一定以上の速さで巻くと、泳ぎが不安定になり、一定の同じ方向に泳がない。

フックサイズは#10とかなり小さく、サーフのヒラメやマゴチを狙うにはあまりにも心もとない。

特徴的で面白いルアーなのだが、ご近所サーフで使うには、どうしても登場する頻度が低かった。

そんな同タイプのギラバイブと比較しても、ローリングベイトシャッドの方がサーフでは断然使いやすいとみている。

ローリングベイトシャッドはサーフで使えるか?

以上、サーフでの使用を中心に、ローリングベイトシャッドについて述べてみた。

さぁここまで使ってみて、ローリングベイトシャッドは「買い」か?

もちろん、「買い」!

サーフの使用でも、ローリングベイトシャッドはメリット充分。

むしろ、オリジナルのローリングベイトよりも、個人的には評価が高い。

とにかく使いやすいし、トラブルレス。

この手の特徴的なルアーって、サーフではなかなか使いづらいことが多いのだが、このローリングベイトシャッドはサーフでもレギュラールアーとして活躍できそう

引き抵抗を感じやすく、安定した飛距離。

強風下や波,うねりが強めのときでも、充分使っていけるでしょう。

とにかく、思った以上に良いルアー。

個人的にはノーマルのローリングベイトより使いやすいとさえ感じている。

スズキだけでなく、ヒラメやマゴチにも効果があること間違いなし。

昼夜問わず、広い用途で使えるルアーだと思う。

これは普段のローテーションに入れても良いね。それくらい個人的な評価は高い。

店舗では品薄状態が続くだろうが、見つけたらぜひ手にしてみてね!

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