【レンジバイブ55TG(バスディ)】サーフでの必要性を感じた5つの理由

最近はご近所サーフで釣りは、もっぱらナイト中心。

この時期のナイトゲームは、アオリイカやタチウオ,シーバス等、多魚種狙えるのが魅力だが、メインターゲットはやはりシーバス。

とはいえ、完全に回遊狙いなため、ターゲットに遭遇する確率は極めて低い。

海の中はもちろん見ることができないので、ターゲットが近くに入ってきたらどんな手段を使ってもゲットしたい。

そこでどうしても使いたくなるのが、スモールサイズのルアー。

サーフで極小ルアーは扱いづらい!

しかし、一番釣れる60mmサイズのシンキングペンシルなんかをご近所サーフで多用したいけど、小さい波やうねりのあるサーフでは、シンキングペンシルだと引き抵抗がなさ過ぎて、「何してるか分からない」感がハンパない。

サーフでもワンダー80を扱うのが得意な人もいるようだが、この不肖ゆたりなにはそこまでの技量と忍耐がない。よほど凪の日でない限り、この手のシンキングペンシルを波のあるサーフで一定時間使いとおせるだけのテンションを保てない。

ミノーでも90mm台のサイズなら、比較的飛距離の出せるサイレントアサシンやベビーロウディ95Sくらいまでが限界。しかもこれらは90mmサイズといっても、ボリューム感はそれなりにある。

同サイズの他のミノーもいくつか使ったことがあるが、ご近所サーフで使用するにはどうも役不足感が否めない。

ミノーでもそれ以下のサイズになれば、とてもじゃないがサーフでなんか使えたもんじゃない。満足な飛距離は出ないし、引き抵抗も小さいので、もう何やってんだか分かんない。

シンキングペンシルにしろ、ミノーにしろ、10mm以下のサイズのルアーは、サーフで使用するにはなかなかしんどい。

そこで試してみたいのが、レンジバイブ55TG

そこで今回注目したのが、バスディのレンジバイブ55TG。

55mmの極小サイズでありながら、重量は14.5g。樹脂系バイブレーションなのに、タングステンウエイトを採用しているのも珍しいんじゃないかな。

しかも、トラブルレスで釣れると評価の高いバスディのレンジバイブときたもんだ。

以前からレンジバイブは使ってみたいと思ってはいたが、同じようなトラブルレスのパワースライト85があり、もうこれで充分と思っていたのでレンジバイブを試すまでには至らなかった。

そんな中、最近よく見るyoutubeチャンネルの『オヌマンch』でレンジバイブ55TGが紹介され、立ち気味の姿勢で泳ぐが多くのバイトを誘発できるとの説明を聞いた瞬間、即入手を決意。

今回は、そんなレンジバイブの極小サイズである55TGの使用感を述べてみたいと思う。

レンジバイブ55TGをサーフで使用したインプレッション

極小サイズなのに抜群の飛行姿勢と飛距離

レンジバイブ55TGは、小粒ではあるが、飛行姿勢,飛距離は申し分ない。

120~140mmのかっ飛びミノーくらいの飛距離は出ているから、少なく見積もっても60m前後は飛んでいるんじゃないかな。これだけの小粒なのに、気持ちよ~く飛んでくれる。

飛行姿勢も極めて安定しており、キレイに飛んでいく。

しかも、横風のある時でもボディ容積が小さいこともあって、ボディが大きく煽られることなく飛距離が出せる。

限りなくトラブルレス

レンジバイブと言えば、元祖トラブルレスのバイブレーション。

レンジバイブの評価はあらゆるところで聞いてはいたが、これまで使ったことがないので、単純に使用感が気にはなっていた。

実際に使ってみると、噂に違わぬ使用感。

キャスト中の回転,リーダー絡み等、一般的なバイブレーションにありがちなトラブルは一切ない。

「これがレンジバイブか!」と思わせるくらい、投げて巻いてを繰り返すだけなのに、テンポよく扱えて気持ちが良い。

55mmの極小サイズなのに決して小さくない引き抵抗

メーカーの説明では、レンジバイブ独自のナイフエッジ構造により引き抵抗は軽いと言われている。

しかし、実際に使用してみると、そんなことはない。55mmというサイズの割には、手元に伝わるブルブル感は意外と強い。

これまでも使ってきた細かいピッチで引き抵抗が弱いパワースライト85(エクリプス)やライキリ70(ima),スライス70(マリア)なんかと比べると、それらよりもはるかに強いが、かといって巻きが重すぎることはない。

「軽い巻き感で、メリハリの効いた振動」と言えば良いだろうか?

バイブレーションにありがちなだるい使用感はなく、手返し良くサクサク扱えるような印象かな。

幅広い使い勝手

また、タングステンウエイトを搭載しているのに、レンジが深く入りすぎることもない。

底取りしてからのリトリーブでも、ブレイク近くのリトリーブでも、必要以上にボトムノックしないので、先端部分の破損が少ない。

そして、ロッドを立て気味にリーリングすれば、表層をスローに引くこともでき、ブルブル感を感じるか感じないかの遊泳スピードでレンジキープもできる。おそらく水深1メートルくらいのシャローエリアでも、充分対応できると思う。

ヘビーなサーフタックルでも負けない使用感

これだけの小さいサイズだと、普通ならライトタックルでないと扱いづらいだろう。

しかし、そこはタングステンウエイト搭載で14.5gの重量を確保できているバイブレーション。比較的ヘビーなシーバスタックルでもストレスなく扱うことができる。

シーバスロッドの中ではかなり硬めなワイルドコンタクト1000(シマノ)でも、ベリー部分まで曲げてしっかりとキャストすることができるし、ロッドを持つ手元までブルブルと程よい引き抵抗を感じながら扱うことができる。

あくまでも個人的な感覚ではあるが、操作感は20gのバイブレーションと大きく変わらない印象。

軽すぎない使用感は、どのタイプのシーバスタックルにも対応可能だと思う。

ただし、フックサイズが#8なので、大きな魚を掛けた時は注意が必要かな。ふところまでフッキングできていれば多少の強引なやり取りでも大丈夫だと思うが、若干のドラグ調整に気を使う必要はあるだろうね。

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まとめ

以上、レンジバイブ55TGは、55mmの極小サイズなのに樹脂とタングステンウエイトの特性をうまく融合し、絶妙のボディバランスを得ることに成功している。想像以上に優れたバイブレーションであることが分かった。

優れたバイブレーションであることは間違い無いのだが、サーフのメインターゲットとなるシーバスやヒラメ,マゴチが極小サイズにどれだけ好反応を示すか、まだ個人的な確信までには至っていない。そこはこれから実践を重ねて検証してくしかない。

しかし、サイズの選択肢が広がる意味は、非常に大きいと思う。

これだけの極小サイズなのに、通常サイズのミノーやバイブレーションとほぼ同等に扱うことができるのだから、サーフでも使う価値は充分にあると思っている。

ただ、バイブレーションにしては1700円と、お値段はかなり高めの設定。

しかし、これだけの性能を備えているのであれば、多少高くても使ってみる価値は充分あり。かなり万人受けするルアーであることは間違いないでしょう。

サーフなんかで使ってみたら、「思わぬ爆釣」を引き起こす・・・かもね。

そんな「思わぬ爆釣」に夢を抱きつつ、ご近所サーフでレンジバイブ55TGを使い続けてみたいと思います!

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