【’19セルテートLT3000XH】1カ月使用後。機能面, 質感ともに文句なし!

タックル

’19セルテートLT3000XHを購入して、早1ヶ月

いやぁ、イイっすね!じつに良い!

2年越しで念願のリールを手にした喜びは計り知れない。

暇さえあれば手に取ってクルクルと回しているほどのお気に入りに。

そんな’19セルテート。そんなに魚を釣り上げてはいないが、釣行回数はそこそこ。

最近はうねりや強風の多い日が続いていたためにご無沙汰にはなっていたものの、ようやく暖かい日が続き、魚も岸際に寄るだろうから最近も時間が空いた時には現場へ出向くようにはしている。

主にご近所サーフでの使用になるが、セルテートを使い続けている間、使用ルアーは15〜40g。合わせるロッドはラフサーフ88のみ。

メインラインは新品のアーマードF+プロ1.0号。リーダーはFXR船4.0号

いつものごとく、キャスト時はノットをガイドに入れない。

1回の釣行時間は2時間以内。

リールは使用後1時間以内に水洗。特にスプールとラインローラー部分は重点的に水洗い。

洗い方については過去記事でも述べており、この通りに実行しており、注油は一切していない。

こうした使用条件を踏まえ、1ヶ月間使用した’19セルテートLT3000XHのインプレをしてみようかと。

【参考記事】

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不具合は一切なし

’19セルテートを1ヶ月間サーフで使用してみたが、その間で特別大きな不具合は一切なし

掛けた魚は50センチマゴチと30センチ程度のサバ2匹ほどだが、もちろんこの程度の魚とのやりとりではドラグを鳴らすまでもなく、ぜーんぜん余裕。スルスル巻けちゃう。

釣行後はとくにスプールとラインローラー部分の水洗いは欠かさず実施しているが、今の時点ではゴリ感やラインローラー部分のシャリ感などは一切発生しておらず、現時点ではスムーズな巻き感を維持している。

そんなセルテートだが、’19セルテート使用で最も注目しているのが、ラインローラー部に搭載されたマグシールドの効果

1ヶ月程度でシャリ感が出るようではまったく使い物にはならないが、今のところマグシールドはしっかり効いてるのかなと。

ただここで、ラインローラーのマグシールドがどれくらいの期間までもってくれるのかが気になるところ。

個人的希望としては今の使用頻度では最低でも1年、できれば2年はもってほしいかなと。

シマノと違い、ダイワのラインローラーは自己メンテできないのだから、少なくとも自己メンテできるシマノのラインローラーよりも大幅に上回るくらいの耐久性はあってほしい。

【参考記事】

まぁその結果を確認するには、1ヶ月では少なすぎる。少なくとも1年はみないと分からないだろうけどね。

イヤな重さを感じない

’17ツインパワーXDの4000番を使っていたときはさすがに重量が気になっていたが、この3000番のセルテートでは長時間使用しても腕の疲れはさほど感じない

だからといって、軽すぎのスッカスカ感もない。

軽すぎず重すぎず。

ロッドと合わせても先重りを感じることもない。

特にタックルの重量を感じやすいのが、サーフエギングやショアスローなどでロッドを立てて操作をするとき。

いくらロッドとリールのバランスが重要とはいえ、ロッド立て気味の操作ではリールが300g以上あると多少なりとも重さを意識してしまう。

とはいえスッカスカで軽すぎるのも、剛性や所有感をが欠如しているようで不安にもなる。

’19セルテートはモノコックボディで金属ボディをそのままでコンパクト化に成功。

モノコックボディのおかげでほどよい使い心地と剛性感,所有感を、ほどよいバランスで保っているように思える。

グイグイ巻ける

’19セルテートは、重いリグや潮の重さが掛かってもグイグイと巻ける。

巻きの軽さは’17ツインパワーXDの方が上ではあるが、だからといって巻き出しが重いわけでもない。

シマノリールでいうところの、「ノーマルツインパワー以上、ツインパワーXD以下」といったところだろうか。

そう考えると、このセルテート1つあれば幅広く万能に使えるということにもなる。

そして’19セルテートで感じるのが、一般的なスピニングリールでありがちな巻いている時の左右のボディのブレが極めて少ないこと。

これがボディ剛性で体感できる感覚なのかは定かではないが、こうした感覚があるとたしかに安心感は増す。

ブレが少ない

先程の「グイグイ巻ける」に関係することだが、’19セルテートは巻き上げの際のボディのブレが非常に少ない

ハンドルに勢いをつけて巻くとよくわかるのだが、セルテートはスピニングリール特有の左右のブレが少ないため、結果的に巻き上げのパワーロスが少ない。

’17ツインパワーXDを勢いをつけてハンドルを回すと、左右のブレがかなり大きい。

セルテートとツインパワーXDで比較すると、その差は誰でも分かるくらい。

セルテートの巻き心地の良さは、ギアの噛み合わせやメインギアの大きさに加え、このボディバランスの良さも大きく貢献しているのだろう。

気になるライントラブルは?

今回のセルテートでラインローラーの次に注目しているのが、ライントラブルの度合い

新しいラインを巻いてからの使用。さらにまだ使い始めて1ヶ月くらいしか経過していないので、現時点では致命的なライントラブルの発生は無い。

致命的なライントラブルは無いが、シマノのリールと比べて気づいたことがある。

とくにスプール周りのライントラブル。

シマノのAR-Cスプールではエッジ部分にピョンとPEラインのループができる(いわゆる「ピョン吉」)ことが多いのだが・・・


’19セルテートではピョン吉の発生は今のところゼロ。ただし、このようにエッジとは反対の基部側にPEラインのたるみ(いわゆる「糸落ち」)ができることが多い。

ABSスプールは逆テーパー型なので、ゆる巻きするとPEラインが下の方へズルッと落ちることが原因だと思われる。


もちろん、糸落ちしたPEラインがシャフトに絡まないよう「ねずみ返し」を施しているので、トラブル対策は万全。

ここらへんの具体的な話は別の記事でもまとめる予定だが、いずれのライントラブルもエギングやショアスローなど、ラインテンションを緩めた時に発生することが多い。

たしかにライトゲーム用に使っている’11フリームス2004に搭載されている逆テーパー型のABSスプールでは、テンションが掛からないフワフワ巻きをすると、エッジ近くのスプールに巻かれたラインがズルッと下がってのライントラブルはあった。

しかし、重いリグを中心に扱うサーフゲームではそこまでフワフワ巻きをすることが少ない。

なので、今のところ’19セルテートのLC-ABSスプールを使って致命的な糸絡みの発生は無いものの、コーティングが剥がれてPEラインにコシがなくなったときにどうなるか?

今後はそこんとこにも注目していきたい。

絶妙な質感

機能面もさることながら、この’19セルテートではデザインがとてもお気に入り

このモノコックボディは見ているだけでも惚れ惚れ、茶の間にいてもつい手にとってクルクルしてしまう。

歴代セルテートで受け継がれていた金の差し色がないことに不満を持つ人が少なからずいるようだが、この不肖ゆたりなはその逆。

余計な差し色がなくなったおかげで、逆に落ち着いたデザインとなり、質感がアップしたように思える。

さらに見た目でお気に入りなのが、両面に搭載されているエンジンプレート


同じモノコックボディのイグジストやルビアスはこのエンジンプレートが片面しかないが、やはりこのエンジンプレートは両面にあることで、リールとしての見栄えがする。

そしてデザイン同様、リールを手にした時の質感にも注目。

そんな質感を感じ取れるのが、金属ボディであること。

金属はたしかに重いが、質感を保つには一定の重量も必要

コンパクトなモノコックボディだからこそ、適度な質感を保った上に「重すぎず、軽すぎず」を実現できたのだろうね。

「軽さは正義」という人もいるが、ロッドやリールの重さがなければ疲れることはないので、そういった考えも否定はしない。

しかし、道具ゆえの一定の重さというのも必要な要素であって、高い金払って「おもちゃ感」が先行してしまうのも考えもの。

「質感」というと明確な定義付けが難しいが、個人的には「アンティークの価値に値するもの」と考えている。

あくまで個人的な感覚ではあるが、この’19セルテートを持つと、永く大切に使っていきたいという気に駆られる。

それこそセルテートのテレビCMにもあったように、自分の子供の代、孫の代にも受け継ぎたいと思えるほど。

手に取った時の重量感から外観、この’19セルテートはアンティークとしての価値が充分あると、個人的には感じている。

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まとめ

今回は1ヶ月使用した時点での個人的な感想を述べてみたが、とにかく見た目も機能もすばらしい’19セルテート。

’19セルテートを使っていると、歴代のセルテートまで揃えたい。そんな気にもなってしまう。

ここまで機能面に優れ、アンティーク欲を駆り立てるリールってのもそう無いんじゃないかな。

もちろん、セルテートより上位の機種であるイグジストやステラもそんな存在なのかもしれないが、この価格帯でも感じることができるのがこれまた素晴らしい。

まだ大きな魚とのやりとりを体感していないものの、これならば多少の大物が掛かっても余裕のやり取りができることは容易に想定できる。

セルテートを手にするまでに唯一の不安要素がマグシールドだったのだが、これでマグシールドラインローラーの耐久性が期待値以上であれば、評価はシマノリールを上回るかもしれない。

【参考記事】

あと1年か2年待てばさらに新しいセルテートが拝めるかもしれないが、そんなことはどーでもいい。

今のこの’19セルテートそのものが好きなのだ。

とにかくお気に入り’19セルテート。

大事に手入れをしつつ、ガンガン使い倒していきますよ〜!

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