【ダイワリールのオーバーホール】便利でお得なSLP PLUSを利用してみた

タックル

買ってから一度もオーバーホールなしの’11フリームス2004。

10年ほど前にメバルやアジのライトゲーム用として、当時1万2千円くらいで購入。

当時ダイワではマグシールド搭載のリールが出始めた頃だったが、廉価版であるフリームスにはピニオンギア部にマグシールドではなく、オイルシールドを搭載。

たしかオイルシールドを採用していたのは、後にも先にもこの’11フリームスのみだったような。

ラインローラーはカラーから2BBへとチューニングした程度で、それ以外はノーマルのまま。

そもそも普段からライトタックルの釣りはそれほどしないが、それでもこの’11フリームスは現在も不満なく使い続けており、むしろデザインではこの’11フリームスが一番とさえ思っている。

使用頻度は低いものの、これでメバルやアジ,60センチ程度のシーバスまで釣り上げている。

’11フリームスは廉価版だし、2011年の古い機種なので、オーバーホールに出さずともグレードアップした新しいリールを購入するという手も確かにある。

しかし、自分なりに思い入れがあるリールではあるので、まだまだ大事に使っていきたい。

まだまだ問題なく使えるのは間違いないのだが、10年間一度もオーバーホールしていないのでハウジング内部のグリス切れもあるだろうから、ここらで一つ内部洗浄やグリスアップをしたほうが良いのかなと。

そこで今回はこの’11フリームスを、ダイワリールで初めてオーバーホールへ出してみた。

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スポーツライフプラネッツ(SLP)はダイワ製品専門のメンテナンス会社

ダイワリールのオーバーホールは、ダイワが直接取り扱うのではなく、ダイワの関連会社であるスポーツライフプラネッツ(SLP)が担当。

SLPはロッドや自動膨張式ライフジャケット,クーラーボックスなど、リール以外のダイワ製品の修理も請け負ってくれる。

そんなSLPが運営する会員サービスが、SLP PLUS

SLP PLUSは会員制のメンテナンスサービス

SLP PLUS

は、ダイワ製品のメンテナンスを専門で請け負っているSLPが運営する、会員制メンテナンスサービス。

会員制だからといって敷居が高いわけでもなく、会員登録,サービス利用ともに無料

オーバーホールの依頼はこれまでどおり近所の釣具店へリールを持っていくのは変わらないが、釣具店から受け取った修理カードに記載されている「お問い合わせNo.」をSLP PLUS上のマイページから登録することで、様々なサービスが受けられる。

SLP PLUSはさらにロッドやクーラーボックス,ウェーダー等、リール以外のダイワ製品の修理にも対応可能。

なので、リールのオーバーホールはもちろん、とにかくダイワ製品を持っている人はSLP PLUSへ登録しておこう。

オーバーホール進捗状況がマイページから確認できる

SLP PLUSでは、マイページにて依頼中のオーバーホール進捗状況が確認できる。

これまでリールを預けている期間中は、進捗状況がわからずにひたすら釣具店からの連絡を待つしかなかったが、SLP PLUSに登録しておけばマイページから常に進捗状況が確認できるので、多少のイライラは解消できる。

しかも、オーバーホールが終了し出荷が完了したら、いちはやく「出荷完了メール」でも知らせてくれる。

あとは釣具店からの連絡を待って、オーバーホール済みのリールを取りにいけばOK。

会員限定クーポン利用でお得にオーバーホール

SLP PLUSでは、お得なクーポンも多数用意されている。

例えば、会員登録したらすぐに利用できる「入会特典 リール全機種対象オーバーホール手数料20%OFF」

これはどの機種のリールでも利用でき、手数料がお安くできるという優れもの。

他にもリール機種限定のオーバーホールクーポン、さらにはリールだけでなく、自動膨張式ライフジャケットの点検,ボンベ交換の割引チケットなども。

SLP PLUSを利用するだけでオーバーホール費用が安くなっちゃうんだから、登録しない手はないでしょう。

修理担当へ直接問い合わせができる

SLP PLUSでは、マイページから不具合の状況等を修理担当へ直接問い合わせができる

これまでは釣具屋へオーバーホール依頼する際、不具合の状況も釣具屋へ伝えるしかなかったため、伝言ゲームでよくあるようにオーバーホールや修理をする側へきちんと伝わらず、メンテナンスの不備が発生することも。

SLP PLUSを利用することで、オーバーホールや修理する側へ直接やり取りができ、ユーザー側の意図や要望がダイレクトに伝わるため、情報の伝達不足や修理する側の思い違いなどが少なくなる。

オーバーホールから戻ったのに、ハンドルを回してみたら気になってた部分がまったく改善されていないといったことも改善されるだろう。

その他、メンテナンスについての有益な情報も

SLP PLUSのサイト内では、日頃のお手入れに役立つような有益な情報も満載。

SLP PLUSのyoutube番組「SLP PLUS channel」もあり、これもなかなか。

このyoutubeチャンネルに出演しているのは、SLPの女性スタッフである三松さん。

この三松さんが実際にお客様からのリールをオーバーホールしているところもあり、その手際の良さからついつい最後まで見てしまう。

最初はイメージ戦略で見てくれのよさそうな釣りガールを使っているだけかと思っていたが、明らかにリールの扱いが手慣れている。

すぐにでも実践できる釣具の手入れからよくあるトラブルへの対処法まで、信頼性の高い情報満載なので、ぜひ参考にしたいよね。

近くに釣具店がなければ、直接送付も可能

通常は釣具経由でリールのオーバーホールを依頼するが、どうしても近隣に釣具店がないときや時間的に釣具店まで持って行くのが困難なときは、直接SLPへ送ることも可能。

そんなサービスが、「SLP直通サポートサービス」

リールをSLPへ届ける(往路)際の送料はかかるものの、オーバーホールが完了してSLPから送られてくる(復路)際の送料はかからない。

釣具店へ依頼するより多少コストはかかってしまうが、こうしたサービスを利用するのも手。

ただし、オーバーホールや修理が不可能でそのまま転送されてしまうものの往路の送料もかかってしまうので、そこは注意が必要。

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’11フリームスをオーバーホール依頼してみた

そんなSLP PLUS。

今回はじめてダイワリールをオーバーホールへ、そしてSLP PLUSも同様に利用してみた。

その1:まずは釣具店へ

まずはフリームスを持って釣具店へ。

ゴリ感や異音など気になる症状があれば前もって伝えておくべきだが、今回は特に目立った症状はなかったので、何も伝えることはなかった。

今回は洗浄,注油中心だとは思うが、どんな不具合があるのか分からないので、4,000円の「おまかせコース」で。

洗浄,注油中心の「スタンダード(S)コース」で3,500円、不具合がある場合の「プライム(P)コース」で4,000円「おまかせコース」ではPと同じ4,000円

たった500円の違いなら、ケチらずにおまかせコースを選択したほうが良かろうと。

そしてもし部品交換があったとして、今回はオーバーホール上限額を本体価格の半額の6千円くらいで設定。

そんな部品交換することはないだろうと思っていたのだが・・・

その2:SLP PLUSへ会員登録

リールをあずけた後、インターネットのSLP PLUSサイトから会員登録。

SLP PLUSのお得なサービスを利用するには、会員登録は必須。

とはいえ、登録,サービス利用はすべて無料

すでに会員登録済みであれば、ここは飛ばして利用登録へ。

その3:利用登録,クーポン利用

まずはマイページを開き、「利用登録」をクリック。


釣具店から受け取った控えの「お預かり票」の右上にある「お問合せNo.」

この「お問合せNo.」を入力。

使用可能なクーポンがあれば、それを選択。


「出荷完了メールを希望する」にチェックがしてあることを確認後、「  >内容確認する 」をクリック。

内容が確認でき、「登録完了」をクリックで、利用登録作業は終了。

その後はマイページにて進捗状況を確認できる。

その4:「出荷完了メール」が届く

リールをあずけてからだいたい1ヶ月くらいしたら、以下の「出荷完了」メールが届く。

出荷完了時点で、マイページ上にメンテナンスリポートが表示。そこからオーバーホール詳細が確認できる。

そして出荷完了メールが届いてから数日後、釣具店へオーバーホール済みの電話が届く。

【’11フリームス2004】今回の修理箇所

今回の’11フリームスは発売から10年経過したリールなので、オーバーホールしてもらえないかもと思っていたが、なんとかやってもらえた。

10年ほど前に購入してから一度もオーバーホールへ出しておらず、多少のヘタリがあるかもと思っていたが、使っていても特に不具合は感じていなかったので部品交換まではないだろうと予想していた。

実際のところ、今回の交換箇所は3つも。

まず1つは、ドラグワッシャーのヘタリ


10年間も交換せず使っていたんだから、ここがヘタるのはまぁあるでしょう。

あとの2つは、アームレバーとローター

ココを交換するとは予想だにしていなかったが、「ローターとアームレバーの磨耗によるベール下がり・ガタつきが見受けられました」とのこと。

ダイワリールのベール下がり問題はよく言われているが、ベールが多少下がったところで何が問題なのかすら理解できていなかったし、気にしてもいなかった。

そもそも、ベールが下がったことで起こる不具合ってなんだろ?スプールへのライン巻き取り位置が多少ズレるのかな?

症状の具合にもよるだろうけど、ベール下がりでローターまで交換することになるのか・・・まぁ1,200円程度の部品代だからまだ良いけどね。

いずれにせよ、洗浄,注油もしてもらい、これまでわずかに感じていたゴリ感も完全に解消されたので、結果は大満足。

今回のオーバーホール料金は、オーバーホール手数料20%offクーポンの利用で5,170円。

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まとめ

今回の’11フリームスのオーバーホール、SLP PLUSを利用して満足なメンテナンスを受けることができた。

これまでリールのオーバーホールといえば、何をやってるのか不明でぼったくられているイメージがあったが、SLP PLUSの利用でよりユーザーに寄り添ったサービスとなったように感じた。

オーバーホール依頼はこれまでと変わらないし、SLP PLUSを利用しなくても普通にオーバーホールはしてもらえるが、SLP PLUSを利用すれば多くのメリットが得られる

セルフメンテナンスなどの有用な情報も得られるので、他の誤った情報に惑わされず正しいメンテナンスをすることもできる。

入会や登録が少々面倒に思うかもしれないが、いずれも簡単だし確実に満足度も上がるので、ぜひSLP PLUSの利用をオススメする。

しかも、リール以外の修理可能なあらゆるダイワ製品にも対応してくれるようなので、他のダイワ製品にも積極的に利用したいよね。

シマノもこういったサービスを取り入れてくれると良いのだけど・・・しないだろうなぁ。

・・・

それはさておき、これでフリームスは万全の状態に。

実は今月末は富山遠征が予定されているので、ここでちょっと使ってみようかなと。

今回はセルテートもあるし、2年ぶりのホタルイカパターン釣行はダイワリールでより充実した釣果が出そうな気がしますよ!

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