【’19セルテートLT3000XH】注目点からCXHとの違いまでを独自目線で解説

タックル

とうとう買っちゃいました!

’19セルテート!

番手は3000番。LT3000XH。

とうとうこの不肖ゆたりなもセルテートユーザーとなったわけだ。

セルテートを知ったのはまだ最近のことで、ダイワの防水機構であるマグシールドが最初に’10セルテートに導入されたことがきっかけ。

当時の’10セルテートもかなり魅力的だったが、自分にとって当時はまだまだ高嶺の花。

その後セルテートは代替わりを繰り返し、そして今から3年ほど前。’19セルテートが出始めた頃。

あまりのスマートなシルエット、そしてシンプルなデザインへと進化。

そんな’19セルテートを一目見たら、もういても立っていられなくなり、近所の釣具店へ。

近所の釣具屋で実際に手に取ってみると、とにかく予想以上の軽さにビックリ。

同じタイミングで発売になった’19ヴァンキッシュと持ち比べ,巻き比べをしてみたが、ヴァンキッシュが軽いのは当然として、’19セルテートも違和感ないくらいの軽さになっていることに驚き、当時はかなり心動いた。

ただ、その時はツインパワーXDとレアニウムCi4+の2台で十分事足りていたので、あえて購入するまでには至らなかった。

そして時は過ぎ、現在。

とあることがきっかけで再度近所の釣具店へ出向き、潤沢な資金がないにもかかわらず、ニコニコ現金で’19セルテートLT3000XHを購入!

レアニウムはオーバーホールで入院中。しばらくは帰ってこない。

今年は近いうちに富山のホタルイカパターン釣行を予定。

中学校に入学するうちの暴君ゆたゆたにも、そろそろホタルイカパターンの釣りを経験させたい。

ちょうど良いタイミングなのか?単なる趣味のムダ買いだったのか?

そんなことはさておき、今回はせっかく入手した念願の’19セルテートLT3000HX。

まずはじっくり舐め回すことから始めましょうか!

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’19セルテートLT3000XHの個人的注目点

ダイワのリールはメバルなどのライトゲーム用に’11フリームス2004を持っているが、使用頻度もそんなに高くないし、ダイワのリールをガッツリ使ってみたことがなかった。

ダイワのスピニングリールの印象はフリームスでの印象しか持っていないので、今回の’19セルテートとどれほどの違いがあるのか?

また番手は異なるものの、ほぼ同じ用途での使用を想定しているシマノの’17ツインパワーXD4000XG。これとどれほどの違いがあるのか?

そんなところにも注目しつつ、個人的に気になるところを述べてみたい。

LTコンセプト

’19セルテートからLTコンセプトを導入。

ただし、Light and Tough(ライト・アンド・タフ)というように「軽さ」と「強さ」よりも、番手の規格がシマノとほぼ同じとなったことが大きい。

これまでのダイワリールの番手はシマノユーザーからすると中途半端で分かりづらかったが、今回のLTコンセプト導入でシマノリールの番手と同じになったことで非常に選びやすくなった。

そのため、今回の’19セルテートは、シマノユーザーにとっても選びやすく、購入するきっかけにはバッチリだったと思う。

だから、オレ的には今回の購入のタイミングがいちばん良かったかもしれないね。

モノコックボディ

今回の’19セルテートでとにかく気に入ったのが、このモノコックボディ

大型のドライブギアが入るとか、歪みが少ないとか、多くの効果があるようだが、まずは軽さ。

フルアルミボディなのに軽量。LT3000XHで225g。対して同番手で最新の’21ツインパワーXD C3000XDで200g。

同じ3000番では’21ツインパワーXDの方が軽いが、こちらは半分樹脂で半分アルミ。要は「半プラ」ボディ。

対して’19セルテートはフルアルミボディ。半プラの’21ツインパワーXDとの重量差は25g。

これを大きな差と見るか、わずかな差と見るかだが、個人的にはまったく気にしていない。

逆に’19セルテートはフルメタルボディなのに、半プラの’21ツインパワーXDとこの重量差しかないという。

これまではズシっと重量感のある印象のセルテートが、モノコックボディ構造でこれほど軽くなっていることに驚き。

ボディ内部の余計なスペースを排除した効果が見てとれる。

金属ボディによる質感

そしてもう一つ期待していたのが。歴代セルテート特有の金属ボディによる質感

メタルボディで表面がマット、歴代セルテートではそんな印象があった。


しかし今回の’19セルテート、これまでの歴代セルテートと金属ボディの質感が違って艶がある。

歴代セルテートのようなマット調でないのは少し残念だが、まぁこれはこれで。

マグシールド

’19セルテートは、ピニオンギアとラインローラー部にマグシールドを搭載。

モノコックボディ前のセルテートではハンドル部のボールベアリングにもマグシールドを搭載していたが、モノコックボディそのものが機密性が高いため、マグシールド搭載部分はピニオンギアとラインローラー部のみで充分ということ。

その中でも、個人的にマグシールドで注目しているのが、ラインローラー部のマグシールド

スピニングリールの部品の中でも海水に触れることが多いのが、ラインローラー。

ダイワユーザーの中には「マグシールド不要論」を謳っている人も多いが、実際の耐久性はどうなんだろ?

個人的にはセルフメンテできるシマノのXプロテクト構造がベターだと思っているが、マグシールドラインローラーも使ってみないことには・・・ね。

【参考記事】

以前からマグシールドの効果はどうなのか気にはなっていたが、いよいよ実際に試すときがやってきたというわけだ。

スプール形状

ダイワのスプール形状は、逆テーパー型。ライン放出時のライントラブルが少ない形状がコレなんだとか。

ライトゲーム用に同じダイワの’11フリームス2004を使っているが、1グラム程度のジグヘッドリグでフワフワ巻きをすると、スプール上部に巻かれたラインが下部へズルッとズレることがたまにあり、そのままの状態でリーリングとキャストを繰り返してライン絡みを経験したことも。

そんなトラウマがあったダイワのリールだが、今回購入したセルテートはそこまでのフワフワ巻きをしないし、テーパーも若干緩いような気がする。


そして、’11フリームスから進化したロングキャストABSによるトラブルレスの向上だけでなく、ロングキャスト性能にも期待。

ラインローラー形状

個人的には、このダイワ独自のラインローラー形状にも注目。


こちらのシマノのラインローラー。ライン一本が入る溝が入っている。

ここにラインが収まっていれば良いのだが、以前のバイオマスターで生じていたように、ラインローラーとアームカムの隙間にPEラインが入り込むトラブルが発生する。
【関連記事】

バイオマスターのオーバーホールでこの問題を何度も訴えていたのに、新品のアームカム交換のみで済ませたシマノは、ココの問題をいまだ重要視していない。

以前の記事にこの解決策を掲載したが、このようにツインパワーXDやレアニウムの方でもこのようにアームカムにPEラインが擦れた痕跡が残っているので、たまに発生しているのだろう。

対するダイワのラインローラー。

ダイワのラインローラーは、このようにガッツリと段差をつけている。

これにより、構造上はアームカムとの隙間にPEラインが入る可能性は極めて少ないと読んでいるのだが、実際のところはどうなんだろうか?

ザイオン製エアローター

’19セルテートのローター素材は、樹脂であるザイオン素材。

ノーマルなツインパワーの金属ローターが云々言われているが、ツインパワーXDのCi4+ローターでもまったくパワー不足を感じないし、ザイオンローターを採用しているセルテートでも同じだろう。

ローター素材がどーのこーのよりも、ギアやボディ,ハンドルを含めた全体のバランスが重要と思っている。

樹脂ローターだと大きい魚が掛かった時にカクカクと三角巻きになるとか云々言われているが、そんなバカでかい魚を掛けたことがないし、ドラグを効かせればそこまでの不便さは感じない。

よって、樹脂ローターだろうが、個人的には巻き出しが軽い方を取るかな。

だから、ツインパワーXD同様、ザイオン製の樹脂エアローターを採用しているセルテートでオッケー。

XHとCXHとの違い

’19セルテートには同じ3000番でもXHとCXHとがあるが、何が違うのか?どちらが良いのか?

ほとんどの仕様は同じだが、違うところは重量とギア直径,ハンドル長,ハンドルノブの4点。

CXHと比べて重量は15g重くなっているものの、ギア直径が大きく(+3mm)、ハンドルは長い(5mm)。


左:’17ツインパワーXD4000XG
右:’19セルテートLT3000XH

特にハンドル長は、このように’17ツインパワーXD4000XGとほぼ同じ長さ。

ハンドルノブも、CXHより大きめのT型を使用。

ということは、CXHよりも巻き上げのパワーは大きいことが予想される。

ダイワのホームページにはシーバス、本流、湖トラウトに最適と書かれているが、サーフの釣りからエギング,ハタゲー,富山のホタルイカパターンの釣り等、いろんなことに使っちゃおうかと。

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まとめ

以上、’19セルテートLT3000XHの自分なりのファーストインプレッションを述べてみた。

サーフの釣りはもとより、エギング,富山のホタルイカパターンの釣り,昨年は結果が出なかったレイクトラウトフィッシングと、オールマイティに。

これに合わせるメインラインは、アーマードF+プロの1.0号一択。

今後は、ライントラブルの頻度やラインローラーの耐久性などを特に注目しながら使っていこうかなと。

釣りを再開して早10年。再開した当初と今とでは、道具への考え方やこだわりも大きく異なる。

個人的には道具であるリールやロッドに求めること、まずは丈夫で長持ちすること。これが大前提。

今回はとある理由で急遽購入に至ったわけだが、せっかく念願のセルテートユーザーになったわけだから、メンテナンスをしながら末長く大事に使いたい。

次は使用感等について。

それについてはまた後日、述べてみたいと思います!

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コメント

  1. ちゃー より:

    19セルテートGETおめでとうございます‼️今回のインプレ読んでいて、そういえば私はDaiwaのリール使った事が無いなと気づきました(汗)。富山でのミドルゲームもこのリールですかね?私は20ツインパワー3000MHGと18ステラ4000XGの2台体制が定着しています。なかなかタイミングが合わず新MJの試投もままならず、やきもきしていますが、セルテートの今後の使用感などのインプレも楽しみにしています。

    • ゆたりな より:

      ちゃーさん、コメントありがとうございます!

      セルテートは結果的に買えたのは良かったのですが、同時にちょっと悲しいことが・・・そこはまた改めて記事にできればなと。富山ではこのセルテートをメイン、あとはご近所サーフの夜の釣りもセルテートメインで使っていきたいと思っています。

      特にツインパワーXDとどのていど違うのかを確認できればなと思っています。

      いやぁ、早く使いたいっっっ!

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