今回は、8月末の鮎ルアー釣行で実感したソールについて。
やはり苔石にフエルトソールは必須
昨年の鮎ルアーフィッシングから採用してみた、ウェットウェーディングスタイル。
このウェットウェーディングスタイルは、直接水に触れるので、暑い中でもとても快適ではある。
ただし、着脱がかなり面倒なのもあって、これまでちょろっと釣りするだけなら、サーフで通常使用しているフエルトスパイクソールのブーツウェーダーを着用していた。
だから昨年、一番苔が付着していた月以降の釣りでは、このラジアル+スクリューオンスタッドのソールで釣りをしていなかった。
そして、今シーズン。
今シーズンは鮎釣りの頻度があまりなく、7月後半から始めることとなったわけだが・・・
8月はさすがに暑く、ブーツウェーダーを履く気にもなれなかったので、昨年から始めたウェットウェーディングスタイルを後半から臨んでみた。
昨年の記事にあるように、ウェーディングシューズは、知人から譲り受けたラジアルソールのタイプ。それにスクリューオンスタッドをねじ込んだもの。
そしたら・・・
「スタッドが効いてたときは」よかったのだが、ラジアルソール単体だと滑る滑るΣ(・ω・ノ)ノ
特に苔が多く付いてる石の上では、もう滑りまくり。何度か派手に転んだことも。
「スタッドが効いてたときは」と言ったのは、ラジアルソールにねじ込んだスタッドが、歩いているうちにすぐ取れちゃったから。
ねじ込んだだけだから弱かったのかと思い、接着剤で補強もしてみたが、それでも普通に、すぐ取れてしまう。
そして、数回の釣行で・・・
こんな感じ。スタッドがほとんど取れちゃってる。
もうスタッドが取れちゃったら、いくら滑りにくいと言われるビブラムソールを使っていても、苔石の上では無力。
ラバー素材だとスタッドへのホールド力が弱いんだろう。
けっきょく、ラジアルソールへのスタッド接続は、ほぼ無駄だったことが明らかとなったわけだ。
以前にも紹介した、無敵と思っていたプラスティディップ処理したソールであっても、苔石の上では無力。
前まではサーフの釣りがメインだったので、フエルトソールに泥や砂で目詰まりしてから表面ツルツルのテトラに乗ると、グリップが効かずに滑っていたから、フエルト底なんて必要ないと思っていた。
しかし、鮎釣りで苔のある川底を踏み込んでみると、フエルトソールは確かにグリップが効いている。
そんな経験をしたことで、前まで全否定していたフエルトソールの必要性を、改めて実感。
認識を改めなくてはいけないね。
フエルトソールのウェーディングシューズを検討
そんなことで、苔石の上を歩く鮎ルアーフィッシングでは、フエルトソールが必須なのはよく分かった。
真夏の鮎釣りでのウェーディング、とくに苔がふいた石の上を歩くときには、フエルトソールのウェーディングシューズでないとね。
耐久性に難あり
その昨年から使用している、ラジアルソールのウェーディングシューズ。
これは一度も使用してない新品を、昨年に知人から譲り受けて使っているのだが・・・
じつは、数回のみの使用ですぐにソールが剥がれ、みずから専用接着剤で補修してはみたものの、圧着が足りなかったのか、またすぐに剥がれてしまう始末。
その後、ちょっとお金をかけて、靴の補修を専門とする業者でしっかり補修してもらったが、それまでにいくつかの業者から補修を断られたりもした。
その理由は、水の中で使用する特殊なシューズなので、接着強度を保証できないというもの。
昨年まで釣りはサーフ中心であったため、ブーツタイプウェーダーしか使ったことがなく、ウェットウェーディングを含め、ウェーディングシューズのスタイルを経験したことがなかった。
いろいろ調べたところ、その業者が言ってたように、ウェーディングシューズは消耗度が激しく、耐久性に難があることも分かった。
使用頻度にもよるが、早いものでは1シーズン、たいていは2シーズンで交換になるようだ。
やはり、水って素材や接着剤にダメージを与えるんだね。
それでフエルト底なら、さらに消耗も激しい。
安いものでは1万円前後のウェーディングシューズもあるが、それでも1万円もしちゃうわけだ。
とはいえ、たいていのウェーディングシューズは消耗したソールだけ交換できるようだが、はがしたり接着剤を使ったりで、それなりの手間はかかる。
その手間と素人作業を考えるだけでも、非常に面倒。
うまく接着できなきゃすぐ剥がれちゃうしで、精神的ストレスも半端ない。
使用時の着脱が面倒
昨年にウェーディングシューズを入手したにもかかわらず、昨年から現在まで、ウェーディングシューズを使ったスタイルをほぼしなかった最大の理由。
それは、とにかく着脱が面倒であること。
ブーツウェーダーなら1分もかからずサクッと着脱ができるのに、ウェーディングシューズを使用するスタイルは、いろんなものを着用するので、とにかく手間と時間がかかる。
それに、川原を歩くとシューズ内に少なからず砂が入るので、不快度が増す。
途中でシューズを脱いで中の砂を出すにしても、着脱が面倒だと、つい脱がずに我慢してしまう。
それによって、精神的ストレスが増す・・・という、悪循環。
フエルト底のウェーディングシューズを検討。しかし・・・
とはいえ、やはりフエルト底のウェーディングシューズは、今後も鮎ルアーを続けるには必需品ということで、購入を検討。
これまでの経験から、購入にあたって最優先したのが、あらゆるストレスを排除できること。
それは歩きやすさしかり、耐久性しかり、着脱の容易さしかり・・・
もちろん、コストパフォーマンスも考慮しなければならない。
悩んだ末、このウェーディングシューズをチョイス!
いろいろ探しまくった上で、悩んだ末に選んだものが、コレ↓
シマノ最新のウェーディングシューズ、ジオロック ウェーディングシューズPRO カットフエルト。
これ、気になっている人も多いんじゃないかな。
お値段もそれなりだが、たまってたポイントやら何やらを駆使し、さほど大きな出費をせずにすんだ。
シマノ製のウェーディングシューズを選択した大きな理由は、まさに耐久性の高さ。
すでに所有しているシマノのカットラバーピンフエルトシューズで、耐久性の高さはすでに実感。
そしてもう一つ、ウェーディングシューズPROの良いところは、着脱が容易なBOA®システムを採用してること。
ディスクをカリカリ巻くことで締め上げ、緩めるときもディスクを引けば即座にリリース。
これはイイ!
その上、すり減ったらソールを簡単に交換できるという、ジオロックシステム採用。
マジックテープで簡単に着脱できるのに、一度つけたらとても強力。
すでに持ってるジオロックシューズでも、ソールが不意に剥がれたことは一度もないので、この不肖ゆたりな、ジオロックシステムには絶大な信頼を寄せている。
この不肖ゆたりながウェーディングシューズに抱いていた不安要素をすべて解決できるウェーディングシューズ。
それが到着。
今あるウェーディングシューズでは、これを上回るものはないでしょ!
リールやロッドはそこそこのもので充分だが、足元だけは安全性と安心感をしっかり担保できるものを選びたいからね。
まとめ
足回りの装備はそんな単純ではないので、けっこう悩んじゃうよね。
熟練した人がいればアドバイスを受けることができるが、いないと試行錯誤を含め、あれこれ悩みがち。
でも、そんな過程であっても、釣りの楽しみの一つではあるけどね。
鮎釣りをして初めてフエルトソールの重要性を理解できたわけだが、このフエルトソールのウェーディングシューズPROがあれば、鮎釣りする際の足回り不安は一気に解消されそう。
ちなみに、このウェーディングシューズPROの詳細,インプレッションは、また改めて記事にしていこうかなと。
品物が届いたら、さっそく鮎ルアーフィッシングを再開したいと思います!
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