この不肖ゆたりなのサーフでの大きな武器の一つ、ショアスロー。
主に底物のヒラメやマゴチには効果絶大。
飛距離が出せるので広範囲に探ることができるだけでなく、近くのブレイク付近をタダ巻きでゆっくりテロテロ泳がせるだけでも良く釣れる。
もちろん、ボトム狙いに限らず、意図したレンジを刻むことができるので、応用範囲は広い。
その反面、ショアスローはボトム付近の攻略で使うことが多いので、根掛かりが多いのが難点。
そりゃぁボトムをタイトに攻めれば根掛かりが多くなるのは当たり前ではあるが、根掛かりによるルアーロストは経済的にも精神的にもダメージが大きい。
ショアスロージグの根掛かりロストを減らしたい!
そこで、過去にもショアスローの根掛かり対策については、自分なりにいろいろと検討してきた。
そんな私の、ショアスロー「根掛かり対策」遍歴。
まずは、フォール時に下側に位置するフロントのアシストフックを排除。
ショアスローで釣り上げた魚がフロント,リアのどちらのフックにフッキングしているかをデータ取りした際、その9割近くがリアフックであったことから、フロントのアシストフックを思い切って排除。
そして、リアフックはフォール時にフックポイントが上向きになるよう設置。さらにバイトをリア側に集中させるため、残ったリアフックにはタコベイトを付加する工夫もしてきた。
しかし、これはこれで多少根掛かりを少なくすることはできたように思えたが、それでも大幅に根掛かりが減ることはなかった。
そんなこんなでいろいろ考えて試してはみたが、けっきょく根掛かりをなくすには、最終的に「ジグを着底させない」という結論に至った。
そこからはできるだけボトムコンタクトせず、ボトム付近を這わせるような攻めを続けていたが、釣れない時ほどボトムタッチをしたくなる衝動に駆られ、その結果やはり根掛かりが多発。
「どうしたら根掛かりの呪縛から逃れることができるだろう?」
そんなことを、今の今まで、悶々と考えていた。
フックでの対応は難しい
これまでショアスローで使用していたアシストフック用フックは、デコイのパイク#1。
掛かりが良く十分な強度で、大物がかかった時も安心。
なので、個人的にもお気に入りのフックなのだが、逆に丈夫すぎて根掛かりした時にフックを伸ばすのは非常に困難。
せめて根掛かりした時にフックを伸ばして、ジグの回収率が上がれば・・・当時はそう思っていた。
そこで考えたのが、「強度の弱いフックを使用する」こと。
しかし、やってみるとわかるのだが、根掛かりした時に安定した強度でフックを伸ばすのって、実はかなり難しい。
まず、理想の強度で伸びるフック選定が困難だし、さらにはフックポイントに根掛かりしたのとゲイプまで貫通したのとでは、フックの伸びる強度も違ってくる。
う〜ん・・・何か良い案はないものか・・・
「根掛かり対策用アシストリング」を試してみよう!
そんなことで悩んでいたら、インターネットであるブログ記事を発見。
「フック側ではなく、リング側で強度調整する」という記事。
【参考記事】
内容は、強度の弱いリングをアシストフックに用いることで根掛かりの際にリングを伸ばし、無事にジグを回収するというもの。
しかも、その「根掛かり対策用アシストリング」が販売されているようだ。
しかも、そんなに高いもんじゃない。
おぉ、これはイケるかも!
ぜひ試してみよう!
まずは2種類のアシストリングを入手
そこでさっそく、2種類の強度のリングを購入。
すぐに届いた。
9lb(約4kg)と15lb(約7kg)2種類のリング。
ちなみに、100lbのスプリットリングとの外観比較をしてみると・・・
左:100lb
中:15lb
右:9lb
普段のショアスローで使用のラインがPE1.0号+フロロ4号かPE1.5号+フロロ5号。
となると、まずはライン強度より少し下の15lbリングを使ってみよう。
根掛かり対策用アシストフックを自作してみた
まずはショアスローで愛用しているヒラメタルR。
余談にはなるが、最近はリアフックにラバースカートを付けて試していたものの、さすがにラバースカートだとキャスト時の空気抵抗を受けすぎて、メタルジグ本来の飛距離が出ないことに気がついた。
【参考記事】
そこで今回、根掛かり対策用アシストフック作成に際し、ラバースカートよりも空気抵抗が少ないティンセル仕様で作ってみた。
今回は、ショアスロー用リアフックのみを作成。
肝心の根掛かり対策用アシストリングは、溶接リングの代わりとして使う。
フックはいつものように、デコイのパイク#1。
60本入りのプロパックで、1本あたりのコストをできるだけ抑える。
作成方法については、特別なことをしているわけでもないので、ここでは割愛。
家の中で一言も発せず、コスコス手を動かし・・・
はいっ!できた!
これをヒラメタルRに取り付けて・・・
よしっ!
さぁこれを、根のきついご近所サーフで試してみましょうか!
まとめ
さぁこれで準備はできた。
あとは現場で試すだけ。
あえて根のきついご近所サーフで試していきたい。
もちろん、根掛かりの要因はフックだけでなく、メタルジグの先端が岩に挟まるタイプもあるので、これだけで根掛かりロストが完全解決するわけではない。
そのタイプの対策としては、以前にもご紹介した、コレ・・・
コレも併用していく。
【過去記事】
さぁこれでどれくらい根掛かったときの回収率が上がるか?
また改めて結果を報告したいと思います!
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