夏はウェットウェーディング!自分に合うウェーディングスタイルを再考してみる

不肖ゆたりな・・・あまり釣りしてません(;´д`)

ご近所サーフの駐車禁止場所増加というネガティブなことはあるが、それよりも今は、新しい釣りへの準備に夢中。


昨年ブレイクの鮎ルアーももちろん、とにかく今はフライフィッシングのことばかり考えている。

昨年からフライフィッシングのタックルを入手したものの、いまだキャスト練習のみ。

そんな今年。

じつは、ひょんなことから、さらにダブルハンドルのタックルまで入手。

フライフィッシングの基礎知識をいまだ理解しきれてない中、さらにダブルハンドルタックルまでと、なんとゼイタクな!

しかし、逆に道具が揃いすぎて、何から手がけてよいのやら・・・

いずれにせよ、これを機に、今年は川の釣りへ本格参入しようかなと。

マナーの悪いアホな輩のせいでサーフへのアクセスも厳しくなってきたことだし、なによりサーフの釣りもだいぶ頭打ち感が強くなってきた。

新たなステージの釣りへ、今が移行しどきなのかもしれない。

新たなウェーディングスタイルも模索中

そんな川の釣りへ本格参入するなら、とうぜんウェーディングのスタイルも考え直さねばならない。

もちろん、これまで同様ブーツウェーダーでも川の釣りは可能ではあるが、河川の足場が悪い場所を長時間歩くことを考えるなら、やはりソックスタイプのウェーダーにウェーディングシューズの組み合わせの検討は必須。

ウェーディングスタイルといっても、単に釣りのジャンルで分けられるわけでもなく、アングラーの釣行スタイルによっても変わってくるので、一概にどれがベストとは言い切れないのが悩みどころ。

そこで、まずは自分の釣りスタイルをベースに、今後のウェーディングスタイルを考えてみた。

釣行2時間以内のご近所サーフフィッシングには、透湿性ブーツタイプがベスト

これまでのウェーディングスタイルは、ブーツタイプウェーダー。

とにかくこのブーツタイプウェーダーの良いところは、着脱が素早く楽であること。

ちなみに、近年のご近所サーフでの釣りのルーティンは・・・

現場に着いたら5分以内でサクッと装着、サクッとサーフイン。

そして、1箇所で粘らず、サクサクっとランガン。

釣れても釣れなくても、ほぼ2時間以内で撤収。

撤収後も、サクッとウェーダーを脱いで、5分以内に片付けて帰宅、または仕事へ。

このスタイルなら、着脱が容易なブーツタイプウェーダーが必須。

そして、透湿性であることも必須事項

2時間以内の短時間釣行、冬場は非透湿性のものでもなんとかなるかもしれないが、夏場は短時間であっても無理。

つまり、透湿性ブーツウェーダーが、釣行2時間以内のご近所サーフフィッシングにはベスト。

河川または湖では、ソックスタイプウェーダー

これまでは河川や湖での釣りはしてこなかったが、昨年から鮎ルアーにどハマり、今年はフライフィッシングもボチボチ稼働しようかなと。

なので、今シーズンからは、河川や渓流,湖といったフレッシュウォーターへも参戦の場が増えることになりそう。

そうなると、サーフよりも歩いての移動や、水の中へ立ちこむ頻度が多くなることは必須。

となれば、足元がガッチリしているソックスタイプウェーダー+ウェーディングシューズの組み合わせがメインとなるだろう。

でもね〜・・・

このスタイルは、とにかく支度がメンドクサイ

ウェーダーを履いて、その上からシューズを履いて、紐で締めて・・・

ブーツタイプのようにサクッと履いて即座にフィールドに出られないので、これまで自分がしてきたサーフスタイルには明らかに不向き。

そして今年の夏は、ウェットウェーディングに挑戦!

そして本題となるのが、ウェットウェーディング

ソックスタイプだろうが、ブーツタイプだろうが、夏にウェーダーはどうしたって暑苦しい。

たとえ透湿タイプのものであっても、涼しく快適なわけではない。

以前にも夏のサーフでも快適に釣りができるよう、濡れることを前提としたウェットスタイルを模索したことがあった。

その際に試したのが、サーフシューズなるもの。

RBBからリリースされており、「砂が入ることは入るが、不快なほどではない」とのネット上でのインプレを信じ、試してみたところ・・・これが完全なる大失敗

直接素足で履くので、踵部分の靴擦れがひどく、そこに砂が噛んで激痛極まりなかった。

シューズ内部への砂の侵入も、「不快なほどではない」どころか、不快極まりない

やはりサーフでは多少蒸れてもウェーダーは必須であると悟り、サーフでのウェットスタイルは完全に諦めた。

そんなサーフでのウェットスタイルの失敗経験を経たわけだが・・・

今度は鮎ルアーをはじめとしたフレッシュウォーターでの釣りに目覚めたことで、再度ウェットスタイルを見直してみた。

ウェットウェーディングのポイント

今回検討するウェットウェーディングは、下記の3点が重要と考える。

・足元が濡れても快適であること
・足を保護すること
・一定の保温性を維持できること

まずは、一つ目の「足元が濡れても快適であること」

水に濡れるわけだから、夏に蒸れずに涼しく、快適でいられることは、ある意味当たり前。

それだけだったら、素足にサンダルやサーフシューズでも良いわけだが、もちろんそれだけのわけがない。

そこで二つ目、「足を保護すること」が大事になる。

サーフシューズで経験したような、不快以上にケガをするなんてことはあってはならない。

小さい石や砂が川に流れて足に当たったり、場合によっては地面に膝を着くこともあるだろうから、それでケガしないためにも足を保護する必要がある。

そして三つ目、「一定の保温性を維持できること」について。

いくら夏に涼しく快適にとはいっても、水温により過剰に冷えすぎてしまうこともあってはならない。

サーフシューズはそもそも保温なんて備えていないわけで、一定の保温機能を備えることも、快適にウェットウェーディングをおこなう上では重要となる。

ウェットウェーディングのアイテム

では、こうしたことを踏まえ、ウェットウェーディングで使用するアイテムについて。

ウェットウェーディング用ソックス

まずは、ウェットウェーディングに使用するソックス

ウェットウェーディングに使用するソックスは、水抜けの良いクロロプレンソックスが適している。

コレがウェットウェーディング専用のクロロプレンソックス。

リトルプレゼンツのものを入手。


写真の左がウェットウェーディングソックス、右が一般的なクロロプレンソックス。

一般クロロプレンソックスとは何が違うのかというと・・・


つま先部分と・・・



足の裏の土踏まず位置部分に、水抜けの孔がある。

ウェーディングシューズにも水抜け孔があるので中の水は抜けるし、クロロプレンは布生地のように水を吸わないので、水から上がってからも足元は快適というわけだね。

そして、クロロプレンソックスは厚みもあるので、靴擦れも少ない。

まったくないとは言いきれないが、素足でサーフシューズよりも靴擦れの頻度は、まちがいなく少ないだろう。

あとはじっさいに砂の侵入がどれほどあるのかが、気になるところではあるけどね。

ウェーディングシューズ

これはウェットウェーディング専用とかでなく、普通にあるウェーディングシューズでオッケー。


ソックスと同様に水抜け孔が備わっているので、濡れても不快なく、歩きやすそう。

タイツ

レギンスとかラッシュガードパンツともいうが、ここでは単純にタイツで統一する。

速乾性があり、肌を覆っても涼しく過ごせるものであれば、ウェットウェーディングに使える。

もちろん、ウェットウェーディング専用のタイツも存在する。

リトルプレゼンツのリバータイツ。

このリバータイツには、ラッシュガードとしての機能にプラスして、「シリコンプレート」なるゲーターのズレ落ちを防ぐための滑り止めが備わっている。

つまり、ゲーターを組み合わせることが前提のタイツなわけだ。

さらに、タイツではないが、こんなものまで↓

フォックスファイヤーからリリース、ウェットウェーディングパンツ。

タイツタイプではないものの、ウェットウェーディングのための様々な機能が備わっている。

ヒザ部分にニーパットを入れることができたり、水抜けが良いよう随所に穴があいていたりと、ゲーターなしでも可能な構造となっている。

ただし、お値段が高いのが、ちょっとね〜・・・

でもゲーターなしでも使えるわけで、ゲーターありを上回る使い心地が得られるなら、これはこれでアリかなと。

ゲーター

最後にもう一つ、ウェットウェーディングに必要なのが、このゲーター。

ウェーディング中にスネやヒザを保護するためのもの。

ゲーターがなくてもできなくはないが、主に水に浸かる部分はヒザから下で、藪の中を歩くときもこの部分のダメージは大きいので、ウェットウェーディングを安全に楽しむにはあったほうがいい。

ゲーターは以前にサーフでのウェットスタイルに試したときのがあるので、コレを使ってみようかなと↓

ウェーダーでもっとも損傷しやすい膝から下を保護するのにも有効。

真夏のウェットスタイルを試したときに一度だけ使ってのお蔵入りだったので、また日の目を見るチャンス。

そして、こんなのもまで↓

ウェットウェーディング専用で、ウェットウェーディングソックと一体になったウェットゲーター。

ゼロからウェットウェーディングを始めるなら、これを利用するのも良いかもね。

ウェットウェーディングのメリット

では次に、ウェットウェーディングのメリットとは?

夏に「濡れる」ので快適であることは明らかで、それが最大のメリットなわけだが、他に何があるのだろうか?

足元のトラブルを未然に防ぐことができる

まずは、足元のトラブルを未然に防ぐことができる点。

シューズやゲーターはもとより、厚手のクロロプレンソックスで足元全体を保護。

歩きやすさを担保しつつ、足を保護できて、かつ涼しく快適。

保温効果がある

夏に冷たい川の中に入れば、最初は冷たくて気持いいかもしれないが、長時間使っていれば当然体温も下がる。

とくに体の末端である足は、体温差が大きい。

川の中で冷たい中でも、クロロプレンソックスを着用することで過度な低体温を防ぐことができる。

ウェットウェーディングのデメリット

もちろん、ウェットウェーディングも良いことばかりではない。

デメリットだって存在する。

そんなウェットウェーディングのデメリットを挙げてみよう。

着脱が面倒

最大の欠点は、通常のソックスウェーダー+ウェーディングシューズと同じく、着脱が面倒な点。

釣りを始める際、ウェーディングソックスにウェーディングシューズ,ゲーターの3点着用するので、とにかく準備に時間がかかる。

そして、釣りが終わった後の片付けも、非常に面倒。

濡れることはウェットウェーディングの最大のメリットではあるが、最大のデメリットにもなりうる。

ゲーターを外し、シューズを脱いで・・・最後のクロロプレンソックスを脱がすのが、これまた大変。

濡れているので、とても脱がせづらい。

ブーツウェーダーで慣れちゃってると、ココが一つの関門になるよね。

砂の多い場所は不向き

いくら足を保護する装備がなされたウェットウェーディングであっても、さすがに砂の多い場所は厳しい

多少砂のある場所ならさほど問題にならないが、砂ばかりのサーフでは、さすがに厳しい。

クロロプレンソックスでぴっちり保護しても、細かい砂の侵入を完全に防ぐのは困難。

波が持ち上がると同時に細かい砂も持ち上がるので、川よりも砂が入りやすい環境ではあるよね。

さすがにサーフの釣りでは、快適性を犠牲にしてでも通常のウェーダーを使わざるを得ないだろうね。

「安物買いの銭失い」になりがち

あとウェットウェーディングは、あれこれと自分に合ったスタイルを模索するのに、意外に時間とお金がかかる。

シューズにゲーター,ソックス,タイツと、気がつくと通常のウェーダー並みにかかる。

とはいえ、ココを安物でケチると使い勝手が悪かったりと、「安物買いの銭失い」になりがち。

ヘタにケチケチと安物を買って損をしてしまうなら、確かな良いものを買った方が、トータルでお得だとは思うけどね。

まとめ

まずは6月の鮎解禁日から、ウェットウェーディングを実戦投入予定。

それを機に、フライフィッシングも実践デビューも予定。

今年の夏のウェットウェーディング、快適にこなせるでしょうか?

さすがにサーフシューズのような大失敗にはならないとは思いますけど。

オレ的には、今年は海よりも川がアツい!

まだ1ヶ月先ではあるが、とっても楽しみで〜す!

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コメント

  1. 咲いたマン より:

    ゆたりなさん、こんにちは。
    川釣りの世界にようこそ(笑。

    サーフのみならず、天然遡上の小河川まで近場にあるなんて、もう羨ましい限りです。
    足回りは普通の鮎タビという選択肢は考えられませんか?
    私は厳寒期以外は磯から渓流まで、たいてい鮎タビに半身ウェットスーツです。
    万一の落水時にも泳ぎやすいですし、なにより安上がりなので気に入ってます。
    指割れのソックスを履けば、ズレや砂の入り込みも、私はあまり気になりません。

    • ゆたりな より:

      咲いたマンさん、コメントありがとうございます!

      鮎タビに半身ウェットスーツ・・・その手もあるんですね!
      というか、それだとさらに高価だと思ってましたが、安上がりなんですか・・・ちょっと調べてみます。

      咲いたマンさんのオススメの鮎タビと半身ウェットスーツを教えてもらえますか?
      安上がりなら、本気で検討したいです。

      たしかにウェーダー代わりに鮎タビを履いて、サーフで釣りをしている知り合いがいたのを思い出しました。

      • 咲いたマン より:

        鮎タビは上を見たらきりがありませんが、5,000円以上のものならまず大丈夫だと思います。
        中丸と先割がありますが、激流や荒磯では先割の方が踏ん張りがききます。でも先丸なら中履きに履き古しのビジネスソックスが使えますね。

        ウェットスーツはネオプレーンの鮎タイツです。
        3㎜と1.5㎜が主流のようですが、私は荒く使いますので4㎜だったかもしれません。
        エクセルというブランドが並級品を出してますが、2~3シーズンは十分持つと思います。
        これも7,000円くらいからありますので、鮎タビと足しても一万円とちょっとですね。
        シンプルで手入れも着脱も楽チンで、安物買い派の私のお勧めコーデです(笑。

      • 咲いたマン より:

        それからゲーターをお持ちなら、鮎タイツに替えてアスリート向けの厚手のコンプレッションタイツも極めて有効です。
        猛暑の高低差のない小河川ならとても快適と思いますが、局部もっこりで、ご婦人方の熱視線を集めてしまうかもしれません(笑。

  2. ゆたりな より:

    咲いたマンさん、ご丁寧なコメントありがとうございます!

    そもそもなんですが・・・サーファーなんかが着用しているウェットスーツって、完全防水なんですかね?少しくらいは水が入っちゃうもんなんですかね?そこ自体の疑問が拭えないもんで。

    でも、咲いたマンさん提唱スタイルが一番理にかなっていると思うんですよね。
    今年のウェットスタイルに納得がいかなかったら、その翌年でも試してみたいです。
    このあたり、もうちょっと深掘りしてみたいので、咲いたマンさんのコメントを記事にしても良いですかね?

    ちなみに・・・ご婦人方の熱視線は・・・「ドンと来い!」派です。
    ただし、熱視線を浴びるだけの魅力的なブツがあるのか、定かではないですが!

    • 咲いたマン より:

      ドンと来い!とは豪儀ですね、羨ましいです。
      私の与太話が何かのお役に立つのなら、いくらでもお使いください。

      身体とスーツの間に水は入ります。
      濡れるの前提だから、ウェットスーツなんでしょうね。
      水が入らないタイプは、ドライスーツと言います。
      釣りに使う半身ドライスーツはスリムウェーダーと呼ばれていますが、私は冬から早春にかけてのみ使用してます。
      水が入らないということは、出てもいかないということで、真冬でも蒸れてグショグショになって、清潔さはとても保てません。
      沸騰したお湯を注ぎこんで、殺菌してみてもダメですね。
      ゆたりなさんの周辺で、風呂に入れてない犬の臭いをさせている人物がいたら、ドライスーツを使用しているダイバー、サーファーあるいは釣り師と考えて間違いないでしょう(笑。

      • ゆたりな より:

        咲いたマンさん、わかりやすいコメントありがとうございます!

        ウェットスーツとドライスーツ・・・なるほど〜そうなんですね。
        この部分ていつも疑問に思っていて、モヤモヤしていたんですよね。よくわかりました。
        サーファーが冬にウェットスーツ着てやってますが、寒くないのかなと。しかも濡れるっていうんだから、よけい寒くないのかなと。ずーっとモヤモヤしてたんですよね。
        そこらへんからもっと調べてみると、さらに頭の中が晴れやかになれそうです。

        ちなみに・・・頭の中は晴れやかにしても、シモの部分は・・・ご婦人方の前では晴れやかにしないよう、気をつけたいと思います∑(゚Д゚)