シマノのアドバンスドプライヤーRH購入から4年半。
フック交換をするとき。
釣った魚からフックを外すとき。
ラインをカットするとき。
主にこの3つの用途で使用している。
釣った魚からフックを外すのはどのプライヤーでもできるとして、機能として最も重要なのが、それ以外の2つの機能。
フィッシングプライヤーの選択って、結構悩みどころではある。
最初はアルミ製のフィッシングプライヤーを使っていたが、肝心の先端が潰れてフック交換が困難に。
次にパームスのステンレス製プライヤーを使ってみたが、スプリットリングの開けやすさは抜群だったものの、そもそもPEラインをカットできるものではなかった。
【パームス フィッシングプライヤー関連記事】
そして3台目となったのが、このアドバンスドプライヤー。
【シマノ アドバンスドプライヤー関連記事】
先ほど述べた3つの目的を果たし、かつ、お値段もお手頃なので、フィッシングプライヤーを求める旅もここで完結と・・・「思っていた」。
「思っていた」ということは、そうでなかったというわけで。
ということで、まずは今回で3台目となるアドバンスドプライヤー。
4年半経過現在の評価をしていきたい。
スプリットリングオープナーの使用は問題ナシ
まず先端部分の強度が重要になるが、ステンレス素材を使っているので、アルミ製のような先端の潰れもなく、スプリットリングの開閉は充分。
4年半経過しても、ネジ部分のガタツキがまったくなく、スプリットリングオープナーとしての精度は申し分ない。
パームスのフィッシングプライヤーほどの開けやすさではないにせよ、スプリットリングオープナーとしての機能としては、精度,耐久性ともに満足。
問題はラインカッター部分
次に、ラインカッター機能。
現場に常備するプライヤーとして、自分が最も重視するのがこの機能。
もちろん、モノフィラメントラインのナイロンとフロロは、いまだ問題なくカットできる。
しかし・・・問題となるのが、PEラインのカット。
サビが強くなったことで噛み合わせ部分の精度が落ち、PEラインが切れづらくなったのだ。
ふだんは、サーフ中心の釣り。
常にプライヤーをフィッシングベストに装着しているので、頻繁に波を被ったりして錆びやすい環境下であったことは間違いない。
とはいっても、アドバンスドプライヤーは、ステンレス素材にフッ素コーティングで耐錆び機能を強化したという謳い文句。
そう謳っておきながら、早い段階からすでに表面の錆は出ていた。
そもそもステンレスならサビないはずだが、こんなコーティングまでするくらいだから、グレードの低いステンレス綱を使っているんだろうね。安いんだから仕方ないか・・・
いずれにしても、錆は出ていたものの、使用上影響があるほどではなかったので、たまに錆落としをしていた程度のメンテナンスでやり過ごしていた。
ムースタイプで、サビと反応すると紫色に変色するというもの。
完璧にサビを落とせないが、これで表面のサビを落とす程度のメンテナンスは続けていた。
こんな感じのメンテナンスで、4年間くらいは十分使えていたのだが、ラインカッター部分でPEラインの切れ味が徐々に悪くなっていき、4年半たった今ではPEラインが完全に切れなくなった。
アドバンスドプライヤー・・・期待してたけど、やっぱりPEラインはダメだったか・・・(;´д`)
お手頃価格,高機能だったので、もうこれで大丈夫と思っていたんだけど。
やっぱり錆びないタングステン製、さらにニッパータイプでないと、PEラインのカットは厳しいかな〜・・・
まとめ
結局のところ、やはりネックとなったのは、PEラインの切れ味。
確かに、購入当初はハサミタイプであることに一抹の不安を感じていた。
ラインカッターがハサミタイプを選択するなら、錆びないことが絶対条件。
錆びる素材なら、ラインカッター部分だけは腐食に強いタングステン素材のニッパータイプであること。
もちろん、淡水の釣りだけで使うのであればこれで充分なのだが、海水の釣りでの使用は錆が大敵。
あちらを立てれば、こちらが立たず。
高額なフィッシングプライヤーであれば解決する問題なのだが、それでもコストパフォーマンスは求めたいし。
そんな中、コストパフォーマンスに優れたフィッシングプライヤーを発見。
それがこの、Umibozuのフィッシングプライヤー。
本体は軽量なアルミ素材
、スプリットリングオープナー部分は硬質なステンレス、そしてラインカッター部分はタングステン素材のニッパータイプ。
さらにお値段は、Amazonで3,000円程度という。
しかも、カラビナ付スパイラルコードも付属ときたもんだ。
これはもう、手に入れるしかないでしょ!
・・・ということで、さっそく入手。
4台目のフィッシングプライヤーになる。
フィッシングプライヤーを求める旅もこれが終着点であってほしいが、はたしてそうであってくれるのか?
このフィッシングプライヤーの詳細については、後日!
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