5月に入手した’15エクスセンスS1000MH/R ワイルドコンタクト1000。
使い続けて半年が経過。
このワイルドコンタクト1000、シーバスロッドではあるが、今のところ、シーバス釣りには使っていない。
サーフでのヒラメや磯,ゴロタ場のハタゲームをメインに使用している。
購入当初はハタゲームでの使用を想定していなかったが、思った以上にリグの遠投性と操作性が優れているので、現在の伊豆のハタゲームではワイルドコンタクト1000をメインに使用している。
したがって、とにかくひたすらキャストを繰り返し、そこそこのサイズのヒラメやアカハタ,オオモンハタ等も掛けてきた。
シーバスフィッシングに使用していないので、まだ未知数なところはあるが、半年使い続けて大体の使用感が理解できたので、報告したいと思う。
力を抜いたキャストでも充分飛ばせる
これまで(安タックルばっかりで)使ったことのないようなブランクス。
全体的に張りがあって反発力が強い。
最初の頃はキャストのたびに度肝を抜かれたが、このブランクスにもすぐに慣れ、比較的力を抜いて投げても飛距離が出ることが分かってきた。
ただし、反発力が強いので、適切なリリースポイントがかなり限定される。
よって、ワイルドコンタクト1000のような反発力の強い竿では、キャスト時に多少の慣れは必要。
シーバスロッドだが 底物狙いに最適
ワイルドコンタクト1000は、10フィートのシーバスロッドではあるのだが、ボトムコンタクトを多用するような底物狙いの釣りに最適。
つまり、ロングロッドの割にはボトム感度が良いのだ。
特に、最近力を入れているハタゲーム。
根掛かりの多い磯やゴロタ場の釣りで10フィートのワイルドコンタクト1000を多用しているが、ボトム着底感度が良いので、リグがボトムタッチした瞬間、すぐにリフトできるので、根掛かりが大幅に回避できている。
ワイルドコンタクトと同じルアーウエイト40g程度まで背負える他のシーバスロッドだと、張りが弱いので、ボトムタッチを前提とする釣りにはあまり向いていないように思える。
遠方の根掛かりを外すのにも適した張りの強さ
ティップを含めた張りが弱いロッドだと、ロッドシェイクしてもラインの先にあるリグまで振動がシャープに伝わらない。
だから、スタックしたリグを外せない。
このワイルドコンタクト1000ならば、同じように比較的張りの強いラフサーフ88と比べてもロッド全体の張りが強いので、リグが遠方でスタックした際にも外しやすい。
10フィートクラスのロッドだが、持ち重り感がさほどなく、操作性が非常に良いので、細かなシェイク操作も苦にならない。
握りやすいグリップ形状の恩恵
意外にもハタゲームで効果が大きいと感じたのは、ワイルドコンタクト1000を含めたNEWエクスセンスシリーズのロッドに採用されているグリップ形状。
手のひら部分のフィット感もそうだが、注目したのは先細りしたグリップ先端付近。
ガッチリと握るのではなく、親指と人差し指の指先を軽くあてがうよう、ソフトに握れるので、指先に伝わる着底感度が非常に良い。
10フィートクラスのロッドの割に着底感度が良いのは、ブランクスやトルザイトガイドに依るところも大きいだろうが、このグリップ形状の恩恵も大きいと考えている。
魚を掛けた後、楽に寄せることができるr
実際に魚を掛けた後、ロッドの反発を利用して、魚を楽に寄せることができる。
ヒラメの50センチオーバーはもとより、先日の46センチのハタでさえ、ワイルドコンタクト1000のロッドの反発を利用して、大きいサイズの割には比較的楽に寄せるることができた。
しかし、ロッド全体の張りが強い割には、魚を掛けてからは思った以上に曲がる。
思った以上に曲がるのだが、ベリーからバット部にかけては充分な余裕すら感じる。
まとめ
以上、ワイルドコンタクト1000を半年間使い続けた使用感を、この不肖ゆたりななりに列挙してみた。
購入当初の使用用途に反して、ハタゲームでの使用がメインとなってはいるが、これほどまでにボトムコンタクトを多用した釣りに向いているとは思ってもみなかった。
思わぬ収穫である。
つい先日もロックフィッシュ専用ロッドをお店で振ってみたが、7フィートクラスでガッチガチのバッキバキに硬いロッドが殆ど。
それらに比べたら、遠投性は当然のことながら、10フィートクラスとはいえども、ボトム感度や操作性に優れたワイルドコンタクト1000こそが新たなおかっぱりハタゲームのスタンダードにもなり得ると思う。
いずれにしても、本来のシーバスロッドとは違った用途でワイルドコンタクト1000を使用しているが、かなり万能に使えることが伝わったかと思う。
これから冬にかけては、シーバスも掛けて、さらなるロッド評価をしてみたい。
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