出た!出ました!
待ってました!
この存在を知った翌日には、即入手ですよ。即入手。
コレね!
アオリイカと魚の同時狙いを目的とした、リトルジャックのオンリエスト。
リトルジャックといえば、リアルベイトにこだわった形状,ペイント。
リトルジャックのルアーは過去に使ったことがなく、「なんでもリアルにすりゃぁ売れると思ってんのか!」という、個人的にはあまり良い印象がない。
話はオンリエストに戻すが、この本物そっくりの外観からか、Amazon等のネット販売ではすでにプレミア価格となっているほどの人気(?)ぶり。
これはね〜、見つけたら即バイトでしたよ。しかも2個買っちゃったしね。
べつにリアル云々はどーでも良くて、アオリイカと魚の同時狙いを可能にしたところが気に入ったわけで。
長年、本アホアホブログを閲覧いただいている方ならお分かりでしょうが、これこそ、自分が8年前から密か(?)に進行していた「エギトライブ・プロジェクト」の集大成となるべきルアーだと確信したね。
個人的には、「とうとう出してくれたか!」といったところ。
これまでの「エギトライブ・プロジェクト」史
過去にエギングでヒラメを掛けた経験もあるし、一昨年はご近所サーフでも足元でエギをタダ巻きしたときに、スズキを掛けた経験もある。
【関連記事】
だから、アオリイカも魚も同時に狙えるルアーがあれば、取りこぼしなく効率よくフィッシュイーターを捕えることができる。
これまで長いこと、そんなルアーを探し求めていた。
エギトライブ3.0号
まずは、さかのぼること8年前。「エギトライブ・プロジェクト」はここから始まった。
アオリイカと魚の同時狙いという理想郷を求めて最初に見つけたのが、ラッキークラフトのエギトライブ。
エギトライブは、ラッキークラフトの定番シンキングペンシルであるストリームドライブを、エギ仕様にしたもの。
エギトライブは2.5号と3.0号の2種類。
2号は60mmサイズの8.2グラム。3号は80mmサイズの15.3グラム。
そもそもは東京湾でのヒイカをターゲットに開発されたもののようで、アオリイカを想定したものではない。
サーフで使うにはせいぜい3.5〜4.0号くらいが欲しかったが、無い物ねだりはできないので、まずは3号をチョイス。
【関連記事】
しかし・・・
やはりというべきか、飛距離は出ないし、引き抵抗は小さいしで、特に主戦場であるご近所サーフで使用するにはかなり厳しい。
エギトライブプロジェクトを遂行する意欲はあるものの、使い勝手の悪さから、いつしかルアーボックスから外れていた。
そんでアオリイカが釣れる度に「エギトライブを忍ばせとけば良かったー!」となり、思い出したかのようにエギトライブをルアーボックスへ入れるが、またそのうちに外すの繰り返し。
【関連記事】
少なくとも、もう少しサーフでも使いやすければ良いのだが・・・
エヴォルーツ120
そうこうしているうちに、エギトライブ計画のことなんかそっちのけとなり、その後数年はサーフエギングからも遠ざかっていた。
そして、2年ほど前。
ヒラメやシーバス狙いでエヴォルーツ120を泳がせていたら、偶然にもアオリイカがヒット。
リアのフロントフックに、触腕一本が運良く引っかかっていた。
【関連記事】
「表層でもアオリイカが釣れるんだから、普通にサーフで使用しているミノーをエギトライブ化しちゃえばいいんじゃね?」という単純な発想で、エヴォルーツをエギトライブ化。
まずはこれでやってみたところ・・・
ナイスサイズのシーバスは釣れた。
あとはアオリイカの釣果で「ビンゴ!」だが、残念ながらアオリイカの釣果は無し。
このままでは、表層しか攻めることができないので、ボトムにいるアオリイカを捉えることができない。
当然、縦への攻めは不可。
なので、このまま使い続けるにはテンションが保てず。
結局、これもすぐに断念。
超越120
エヴォルーツはフローティングミノーなので、さすがにボトムを攻めるのは無理。
シンキングミノーでボトムまで沈ませて使うのも考えたが、そうなるとエギのように跳ね上げるような縦の攻めはできない。
そこで思いついたのが、過去にワゴンセールで手に入れた、ブリーデンの超越120を使ったエギトライブ化。
超越はエギのような形をしているため、エギのような跳ね上げやダートなど、縦への攻めも可能。
エヴォルーツと同様、リアにカンナを付けて攻めてみたが、残念ながら早くから根掛かりロスト。
再度購入しようにもなかなか出回っておらず、入手困難なため、これも断念。
魚極ペン
そして、昨年から試しているのが、ルーディーズの魚極ペン100 25g。
魚極ペンはハタ用シンキングペンシル。背中にシングルフックを背負っているのが特徴。
【関連記事】
シングルフックのフックポイントが上にあるので、根掛かりも少なくできるし、そのフックポイントがボディ後方に位置しているので、魚からのショートバイトにも対応可能。
シンキングペンシルの割には沈みが速く、浮き上がりも速い。
比較的自由な層を探ることができ、シャクっての跳ね上げる操作もエギよりは劣るが、できなくはない。
これもリアのブレードをカンナに付け替え、試してきた。
飛距離はエギよりもはるかに飛ぶのでかなり期待したが、残念ながら未だ釣果はゼロ。
【オンリエスト3.5号】ついに出ました!
そして、現在。
ついに出ました!リトルジャックのオンリエスト!
基本スペック
基本スペックは、ほぼ通常のエギと同じ。
【オンリエスト3.5号】基本スペック
・サイズ : 3.5号
・重量 : 17.9g(トレブルフック込)
・沈下速度 : 約3.2秒/m
パッケージ
パッケージから取り出すと、本体とスプリットリング付トレブルフックが別々になっている。
通常のエギとしても使えるし、トレブルフックを装着してのエギトライブ仕様へも。
もちろんこの不肖ゆたりな、付属のトレブルフックを装着して使う気満々!
ボディ
オンリエストの外観。
もう見ての通り、エビそのもの。
通常のエギと比べると、ロングノーズ。
ボディ内部には、半透明のリフレクターを挟んでおり、角度の違いでフラッシング効果も期待できる。
さらにボディにケイムラと夜光のいずれかが入っているので、アピール度は完璧。
カンナ
カンナは2段。
指で針先を触れると、指先が吸い付くような鋭さ。
刺さり具合は、かなり良さそう。
シンカー
シンカーは、ボディサイズの割には小さめ。
シンカーに海老の足をデザイン。
ここまでするのは、リトルジャックならでは。
でも、個人的には「ここまでする必要あるか?」とは思うんですが。
ディテールにこだわっているとの解釈もできるが、無駄にコストを掛けているとも解釈できる。
オンリエスト3.5号をご近所サーフで使ってみた
今はサーフエギングシーズンからはかなり外れているが・・・
オンリエスト、ご近所サーフでさっそく試してみた。
キャストフィール良好
まずはキャスト。
飛距離は他のエギとそんなに変わらないが、飛行姿勢が違う。
通常のエギはバイブレーションのように腹側が前面になって飛んでいくのが多いが、このオンリエストはテールを先頭に飛んでいく。
まるで後方重心型のミノーのような飛び方をするが、オンリエストはリア側にはウェイトを配していない。
そのため、ブレもほとんどなく、エギとしての飛距離も充分。
キャストフィールは、非常に良好。
しゃくりやすい
そして、着底からの二段シャクリ。
先端が細長いせいか、予想以上にしゃくりやすい。
跳ね上げ、ダートも良好。
ボディに布を巻いていない分、キレの良さも上々。
トラブルレス
なにより予想外だったのが、トラブルレス。
フロントにトレブルフックを装着しているので、しゃくったときにリーダー絡みが頻発するかと予想していたが、それがほとんどない。
トレブルフックがボディやシンカーに引っかかることもない。
ラインアイとフロントフックアイの間にあるシンカーのおかげもあるだろうが、フロントのフックアイが通常のミノーよりも後方に位置していることもあるかもしれない。
中途半端なルアーっぽく思えるが、意外にも考えられて設計されたルアーなのかも・・・ね。
予想に反して根掛かりしづらい
そして、もう一つの懸念事項は、「トレブルフック搭載で根掛かりしやすいんじゃないの?」ってこと。
しかし、根掛かり必至のご近所サーフでも、ほぼ根掛かりしない。
厳密にいえば、西湘サーフに存在する程度の根であれば、ほぼ問題ない程度。
メタルジグやジグヘッドリグのように速く沈むルアーであれば根掛かりするだろうが、沈下速度が3.2秒/m程度のスローフォールであれば、着底してもソフトランディングするので、根にガツっと引っかかることは少ないのだろう。
オンリエストはトレブルフックの前にシンカーがあるので、これがスナッグレス効果を発揮しているのかもね。
まとめ
こういった一見中途半端な製品て使い勝手もどっちつかずの中途半端なものが多い中、このオンリエスト、現時点ではかなり良さげな印象。
初夏のこの時期にご近所サーフでアオリイカを釣った実績はないものの、タイミングと条件さえ合えば、時期に関係なく積極的に試してみたい。
まぁアオリイカはいなくても、跳ね上げやダートでヒラメやマゴチが好反応を示すだろうし。
スズキがいれば、シンキングペンシルのようにタダ巻きでも反応するだろうし。
まずは常にルアーケースに忍ばせ、余裕があれば試していきたいと思います。
さて、ここまではベタ褒めのオンリエストだったが、最後にちょっと疑問が・・・
それは・・・
そもそも、エビって後ろ向きに泳ぐんじゃね?
【オンリエストの釣果記事】
コメント