前回記事にした、トレフルクリエーション。
そのトレフルクリエーションのルアー2つを入手した。
一つは、当初注目した重心移動式ジョイントルアー。
そして、もう一つが、このマリエラ68S。
最初はジョイントルアーのほうに食いついたのだが、ついでにこのマリエラ68Sも入手してみた。
メーカーであるトレフルクリエーションHPの製品説明を拝見した限りでは、不肖ゆたりなの高実績バイブレーションであるパワースライト85並みなのかな~くらいにしか、正直思っていなかった。
微波動バイブレーションは、パワースライト85が最強だったが
微波動バイブレーションは、この不肖ゆたりなの中では、エクリプスのパワースライト85が最強。
というか、世にある同サイズのバイブレーションの中でも、パワースライトがピカイチだとすら思っている。
普段から強波動系バイブレーションも多用してはいるが、それよりもパワースライトをはじめとした微波動系バイブレーションのほうが圧倒的に釣果実績が高い。
パワースライト特有の微波動が効いてるのか?
軽い巻き心地ゆえのリトリーブスピードが効いてるのか?
水平に近いスイム姿勢が効いてるのか?
それか、たまたまなのか?
直接的な理由はいまだ不明だが、自分の中では、パワースライトをはじめとした微波動系バイブレーションのほうが軽い巻き心地で手返し効率が良いため、フィッシュイーターに接触する頻度が多いことが大きな要因だろうとは推察している。
そんなパワースライトを上回るバイブレーションなど、今後も存在しないだろうと思っていたところでの、このマリエラ68S。
実際に手に取り、使ってみたところ・・・
オイ・・・コレ、思ってる以上にイイぞ!
サイズは小粒ではあるものの、あらゆる点でパワースライトを上回っていると実感。
今後の釣果によっては、このマリエラがご近所サーフでのメインバイブレーションにとって代わる可能性大。
そんなことで、トレフルクリエーションの微波動バイブレーション、マリエラ68Sを特徴から使用感まで述べてみよう。
【マリエラ68S】基本スペック
マリエラ68Sの基本スペックは、以下の通り:
・サイズ: 68mm
・ウェイト: 18グラム
・ルアー先端: ボトムバンパー搭載
・フックサイズ: #8
まずボディサイズ,ウェイトからは、サーフで使用するには小さいかな〜という印象。
そして、フックサイズが♯8と小さめなのが気になるが、まぁこのボディサイズなら致し方なしといったところだろう。
ただ、ここで搭載されているボトムバンパー。これがバイブレーションに搭載されているのは好ポイントかなと。
これについては、後ほど述べるとする。
【マリエラ68S】外観および印象
小粒なのに「ずっしり」
このマリエラ68Sを実際に手に取ったときの第一印象が、小粒なわりに「ずっしり」重いこと。
正味ウェイトは18グラムだが、妙にずっしり感がある。
内部のウェイトにタングステンを使っているのか?ソリッドタイプなのか?
ネットでの情報が少ないので、内部構造については何とも言えないが、サイズも小さいこともあり、飛距離upへの期待は持てるよね。
ナイフエッジ構造?
マリエラは、額部分が、いわゆるナイフエッジ構造。
スイム時に大きく水を受ける額部分の表面積が極めて小さい。
同様に微振動タイプのパワースライトやライキリでさえも多少の表面積を持たせているが、それらと比較してもほぼ無いに等しい。
額部分に当たる水流を逃がすことで、軽い巻き感や微振動を得やすくしているのだろう。
ラインアイの位置
そして、ラインアイの位置。かなり背中よりの位置に配している。
先端を基準に比較すると、パワースライトとほぼ同位置。
一方、ライキリとの比較は、ライキリよりも後方に位置。
ラインアイの位置とウエイトとのバランスで泳ぎの質が決まるのだろうが、このマリエラはかなり後方,ほぼ背中の位置にラインアイがあるのも、外観の大きな特徴かな。
ボトムバンパー搭載
外観での最大の特徴が、このボトムバンパー。
一般に言われるボトムバンパーの機能として、着底感度を高めることがあげられるが、個人的にはそこはほぼ期待していない。
過去にもボトムバンパー搭載のバイブレーションを使用したが、こんなのがあるくらいで大きく感度アップすると感じたことはない。
このボトムバンパーには、耐久性の面ではかなり期待している。
というのも、急深のご近所サーフでバイブレーションを使用すると、ボトムをとらなくてもブレイクに当たり、このように先端が削られて破損してしまう。
ずっと愛用していたパワースライトも、このように内部のウェイトが露出してきたら、もうお役御免。
ご近所サーフで使用すると、たいていこのように破損するので、バイブレーションは使い捨てと割り切っていた。
とはいえ、愛用しているハードルアー。できれば破損なく、長く大事に使いたい。
そんな中で、このマリエラは、ボトムバンパーが搭載している。
破損を防いでくれることを、かな~り期待している。
外観もきれいなので、それを長く保てるためにも、このボトムバンパーには期待したいよね。
【マリエラ68S】ご近所サーフでの使用感
そんなマリエラ68S、ご近所サーフにて使ってみた。
使用時のサーフコンディションは、うねり若干強めで、風も若干強めの向かい風。
なにしろ、完全トラブルレス!
まずはキャストすると・・・うぉっ、重量のわりに飛ぶ!
しかも、飛行中もクルクル回らず、安定している!
どんな向きや強さの風だろうが、飛行姿勢が乱れない。
そして、着水から若干沈ませて強めのジャークしてみるが・・・ほぼエビらない!
ジャークでそれなりに横っ飛びしてくれるので、ライキリ同様、リアクションの釣りにも使えそう。
あのトラブルレスのパワースライトやライキリでさえも何度かエビるのに、このマリエラはホントにエビらない。
トラブルレスという点では、満点をあげてもいいね。
巻き感がとても軽いのに、抜群のレンジキープ力
次に、リトリーブだが、これがひっじょーに軽い!
巻き感は、パワースライトやライキリ並み。
さらに、軽い割には、レンジキープ力に優れている印象。
なかなかの使いやすさ。
ボトムバンパーで破損軽減
そして、もう一つの大きな外観の特徴でもある、ボトムバンパー。
短時間での使用ではよく分からないが、このボトムバンパーがあるおかげで先端部分の破損を防げ、安心して使い続けることができる。
だから、ガツガツとブレイクにぶつけたって、気にしない!
とにかく、この耐久性向上の効果は、とても大きい。
そして、あまり期待していないボトムへの感受性ついては・・・やはりそんな大きく上がるもんでもないかな。
止水や河川とかで使うなら若干違うだろうが、サーフで使うには、ボトム感度は期待しないほうが良いだろう。
とにかく、マリエラ68Sは最高のバイブレーション!
インプレ内容だけなら、ありきたりな評価にしか思えないだろうが、使用感はかなりのもの。
いままで使用したバイブレーションの中では、歴代1位と断言してもいいくらい。
使用感だけなら、長いこと溺愛していたパワースライトを完全に上回った。これはすごい!
遅巻きにも速巻きにも対応でき、ロッドアクションを駆使した釣りにも対応可能なので、このマリエラ1つでいろんな使い方ができそう。
これで釣れれば、実力、実績ともにナンバーワンバイブレーション。
まぁ間違いなく、ヒラメには効果あるだろう。もちろん、スズキやマゴチなんかにも。
これならもう少し買い足すべきだな。
メーカーによると、さらに小さいサイズもテスト中とのことだが、これだけ汎用性あって使い勝手が良いんだから、逆にもう少し大きなサイズのほうが欲しいかな。
いずれにせよ、今回のマリエラ68Sは、最上級にイイ!
ボキャブラリーが少ないから伝わりにくいかもしれないが、個人的にはほぼ完璧なバイブレーションと言いきってもいいレベル。
これは絶対にオススメ・・・というより、正直、他人に教えず、自分だけニタニタしながら使っていきたいレベル。
早くこれで、ヒラメを釣り上げたいね!
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