【ラインローラー防水対決】マグシールド(ダイワ)v.s. Xプロテクト(シマノ)

以前にもコメントしたが、今年出たシマノのヴァンキッシュとダイワのセルテート。

最近になって、とある理由から防水機構のしっかりしたスピニングリールをもう一台必要と考えていたのよね。しかも、3000番クラスの。

そこで注目したのが、ヴァンキッシュとセルテート。

ヴァンキッシュはねぇ・・・確かに軽いんだけど、あまりに軽すぎて「おもちゃ感」がどーしても抜けきらないのよねぇ。

しかも、セルテートより実質5,000円ほど高いし。

対して、セルテート。

このセルテートは良い!

デザインもシンプルでいいっ!モノコックボディも良いよね!

そして何より、予想以上に軽いっ!

これまでのメタルボディで重たかったセルテートの印象がガラッと変わっちゃったよね。

この価格でこの軽さ、さらに先代からの剛性はそのまま。お店で聞いてみると、今年はやはりセルテートが断然売れているらしいし。

ヴァンキッシュと持ち比べてみたけど、言うほどの重量差は感じなかった。

これならば、もうセルテートが欲しいっ!・・・と言いたいところだけど・・・(´・ω`・)エッ?

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’19セルテートで唯一気になる「ラインローラー」部分

セルテートで唯一気になるのが、セルテートはラインローラー部分の自己メンテナンスが原則禁止なところ。

ラインローラーはいくら防水機構が付与されているといっても、どうしても海水が入りやすい部分。

ならば、自己メンテナンスできるシマノのリールの方が良いのよねー・・・

ラインローラーがシャリシャリいうたびにオーバーホールに出しているようじゃ、ランニングのコストがかかっちゃってしょうがないし。

買う前から、こんなことをあーだこーだと考えている不肖ゆたりな。

そこで今回、シマノとダイワのラインローラー防水機構について、改めて比較考察してみた。

【参考記事】

ラインローラー防水機構対決:シマノv.s.ダイワ

シマノのラインローラーは、『Xプロテクト』

シマノのラインローラーは機種にもよるが、下位機種はコアプロテクト上位機種はXプロテクトを採用。

ステラSWやツインパワーSWといったSW機種(ソルトウォーター専用)Xプロテクトが採用されているが、のものと汎用のとはちょっと構造が違うみたい。

なので今回は、SW機種以外の汎用品で採用されているXプロテクトのラインローラーをメインに話を進めていく。

ラビリンス構造+DG18特殊撥水グリス

シマノのXプロテクトは、ラビリンス構造特殊撥水グリス。この2つによって水の侵入を防ぎ、塩噛みやベアリング内の錆を防止するというもの。

Xプロテクト採用のツインパワーXDを2年半以上使い続けているが、使用直後は必ずラインローラーを動かしながら水洗いをしている。

その甲斐もあって、ラインローラーのシャリシャリは明らかに少ない。

しかし、それでも長いこと使い続けていれば、シャリシャリはどうしても出てくる。

Xプロテクトのラインローラーは自己メンテナンスが可能

Xプロテクトのラインローラーは、自己メンテナンスが可能となっている。

手持ちのツインパワーXDでは、これまで2回ほどラインローラー部分をバラしてメンテナンスをした。

実際に塩噛みによるボールベアリング内部の錆汚れもあるが、それよりも細かいゴミが侵入していることが多い。

特にサーフの釣りでは波打ち際に泡ゴミがたくさん浮遊しており、これをラインが拾ってラインローラー内部に侵入しているようだ。

そのため、ラインローラーをバラしてを自己メンテナンスで除去できるのは、とても便利。

実際にバラしてみると、Xプロテクト搭載以前のラインローラーに比べてパーツ数が少ないので、誰でもメンテナンスがしやすいようになっている。

こんなもん、ラインローラーがシャリシャリするたびに有料のオーバーホールに出したらそれだけでお金かかるし、メンテナンスに出している期間は使えないわけだからね。

どーせ一番汚れる部分がラインローラーなわけだから、ある程度は自己メンテナンスで済ませたいところ。

ダイワのラインローラーは、『マグシールド』

一方、ダイワのラインローラー。

ダイワの防水機構はお馴染み、磁性オイルを使用したマグシールド

ラインローラー部分はボールベアリングにマグシールドが搭載されており、ボールベアリング内部への水の侵入を防ぐというもの。

これで完璧に塩噛みが防げるのであれば良いのだが、どうやらそうもいかないようだ。

ましてやゴミが侵入したら、なおさらやっかい。

そもそも、あんな小さなボールベアリングにマグオイルがセットされているわけでしょ?

あくまでも素人の感覚ではあるけど、マグオイルが頼りなだけに、個体差による当たり外れがある気がしてならない。

実際にマグオイルが漏れていたという口コミも多いようだし。

マグシールドのラインローラーは、自己メンテナンス禁止

しかも、マグシールド搭載のラインローラー部分は分解や注油が禁止

ダイワのマグシールド搭載リールは使ったことはないが、ラインローラーのシャリシャリが出るたびにオーバーホールへ出さねばならないのは、ユーザーの立場としてはちょっと困る。

マグシールドが信用できないからと、「脱・マグシールド」化して自己責任でメンテナンスしているひともいるようだしね。

まぁ、明らかにシマノのラインローラーよりも防御ができているのであれば話は別だがね。

ラインローラーの耐久性は、どちらに軍配?

結局のところ、ラインローラー部分の耐久性は、どちらに軍配が上がるのか?

こればっかりは、両方使ってみなければ分からないんですがね。

ただ、ラインローラーは海水が最も侵入しやすい箇所ではあるし、、完璧に防ぐのは不可能にちかいと思うのよね。

そんだったら一つの考え方として、「ある程度は海水の侵入を防ぐ機構を設け、防ぎきれない部分は自己メンテナンスで補う」という考え方のXプロテクト搭載ラインローラーの方がユーザー側としては都合が良いと思う。

マグシールドがXプロテクトを大幅に上回る防水機能を持っているのであれば、また考えが違ってくるのだがね。

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まとめ

セルテート欲しいんだけど、ラインローラーのマグシールドってどうなんだろ?どうしても耐久性が気になってしまう。

まぁ、実際に使ってみないことには分からないからね。

マグシールドに満足しているユーザーも多いわけだから、思い込みは良くないわな。

ここは思い切って、セルテートを買うべきか?

いやいや、やはりヴァンキッシュか?

しかし、セルテートとヴァンキッシュの価格差まで考えると、オレごときがヴァンキッシュまで持つ必要もないわけだし・・・(´Д`)ハァ…

エクスセンスCi4+ってのもアリだな・・・軽いし、ラインローラー部分もXプロテクトを採用しているし。

耐久性に関しては、同じ樹脂ボディのCi4+素材のレアニウムCi4+でまったく問題なく使えているからね。

あぁ、どうしようかな~・・・悩みますわ・・・(´Д`)ハァ…

まだまだ先の話なんですがね!(´・ω`・)エッ?

みなさん、どう思われます?

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コメント

  1. 小田原のPちゃん より:

    お久しぶりです。
    釣り道具選び、悩みますよね。
    シマノに詳しく無いので、主にDAIWAのことでコメントさせていただきます。
    DAIWAのマグシールドに関して…
    メインシャフト部分にあるマグシールドに関しては、ある程度信頼・信用しています。
    ただしラインローラー部のマグシールドベアリングに関しては、1ミリも信用していません。
    理由は、回転部しかもX軸Y軸両方に遠心力が掛かるラインローラーに於いて磁性だけでオイルを維持出来るか疑問が残ります。
    まあ密閉型ベアリングなら問題無いとも思えますが…
    本来ベアリング自体粘性の高いグリス等で異物の侵入を防ぎ、回転に伴う熱でグリスが緩くなり滑らかに回るモノで、DAIWAのマグシールドベアリングは、側板外周部のマグオイルでグリス流出を防ぐモノです。
    いくら磁性があると言っても何千何万と回転し、外へ振られ続けるラインローラーで1年以上性能を維持出来ると思えないのが信用出来ない理由です。
    ただ本音を言うと…
    根本から、ひっくり返す事になるのですが、ラインローラー部分にベアリングは、不用と思います。
    リールの使用において直接、水に曝され異物や水分の侵入をゼロには、出来ないなら高価な精密ベアリングなど不用というのが持論です。
    比較的安価なジュラコンで十分だし、セルフメンテも交換すれば良いだけですから。
    と言う訳でメンテナンスを自分でしたいならシマノ。
    保証なんてイラネ。魔改造するぜって気持ちならセルテが良いかと。脱マグ化は、先人の贄がウェブに多数在るので参考にされては、如何でしょうか。
    えっ俺ですか?
    オイラは、中級機をノーメンテで使い潰すスタイルです。

    • ゆたりな より:

      小田原のPちゃんさん、ご丁寧なコメントありがとうございます!

      マグシールドに関しては、私も全く同じ意見ですね。あんなチンケなボールベアリングを磁性オイルで防げるなんて到底思えないんですよね。

      ヘビーユーザーでも2年以上はノーメンテで大丈夫というくらいならば良いと思いますが、1年ももたないようならば言うほどでもないかな、とは思います。

      ダイワもあんだけマグシールドボールベアリングを宣伝していて、今更方向転換で「ごめーんねっ!ここはやっぱ自己メンテしてね!」なんて言えないでしょうし。

      その点、シマノのXプロテクトのほうが納得がいくと思いますね。ラビリンス(迷路)構造と防水グリスで異物が入りにくくして、それでも入ってきちゃったら「自己メンテプリーズ!」。この方がユーザーサイドも納得がいくでしょう。

      前に「ラビリンス構造にしちゃったら、一度入った異物が抜けないジャン!」みたいな理屈をこねているブログを見かけたことがありましたが、「入りにくいものが入っちゃったらメンテすればいいじゃん!」と、ただそれだけなんですよね。

      Pちゃんさんのご意見のように「ジュラコンで充分ジャン!」という意見も多く聞きますが、ボールベアリングと性能的に大差がないならそれでもよいでしょうね。

      ちなみにアタクシの場合、「それなりの道具をメンテナンスで永く大事に使い続けたい派」ですね。最上位機種までは必要ないですが!

  2. 自分はセルテートクラスになると、値段が高いの一言です(笑)

    カルディアLT5000CXHを使ってます。
    使いこなせてない、もしくは良さがわかってないのかも知れませんが、正直これで限界の高さです^^;

    先日、そのカルディアがフックング時にリールフットが折れました(+_+)
    ザイオンボディって弱いの???で頭が一杯になりました(笑)

    • ゆたりな より:

      チンパパさん、コメントありがとうございます!

      あれっ、チンパパさんて確か高いロッド持ってるじゃないですか!そんだったらセルテートは余裕でしょ!

      ダイワはフリームスしか持ってないので分かりませんが、サーフメインではバイオマスタークラスだとすぐにゴリ感が出たりするんですよね。今のハガネギア(前はCFギア)が入っているやつは良いんですがね。

      それにしても、カルディアのリールフッドが折れたとは…私のフリームスはライトタックル用だから折れることはないとは思いますが。

      どうなんでしょ?

      • それが、、、
        扱いが雑なのか、どんなリールでも二年で壊してしまいます(+_+)

        リールフットを折ったのも、これで二回目です汗

        もう少しメンテと扱い方を考えたいと思います。。。

        • ゆたりな より:

          チンパパさん、2回もですか!

          どうやったらリールフットが折れるんでしょうかね?メンテも何もないようなところですよねぇ?

          やはり、セルテートですよ!買っちゃいましょう!