夏のサーフでの足回り。
昨年も本ブログで最良と思われるスタイルを提唱し、数回は実践してみた。
>> 【夏のサーフでの釣り2019】足回り装備を考える(2019/5/29)
しかし・・・
結論から先に述べると、実際は思ったほど快適ではなかった。
その理由とは?
まずはこれまでの夏でのサーフ足回りスタイルの変遷からたどり、過去の反省を踏まえ、現時点でベターと考えた夏のサーフ足回りについて述べていきたいと思う。
クロックスは楽だが、砂利や砂が入ると痛い!
短パン裸足にクロックススタイルは確かに楽で、水に触れると気持ちが良い。
しかし、問題になるのが砂利や砂。
これがクロックスと足の間に入ると、痛くてとても不快。
チェストハイウェーダーは暑いっ!
足が痛いのは耐えられないので、近年は真夏にチェストハイウェーダー。
当然のごとく、暑い!もう汗だく!
しかし、素足にクロックスで足が痛くなるよりはマシ。
日の出前後で気温が上がる前の朝マズメ、短時間釣行ならばチェストハイウェーダーで通していたが、もう汗だく!
やはり暑いっ!
ウェストウェーダーはチェストハイよりはマシだが・・・
では、胸まで覆わなくてよいウェストウェーダーではどうか?
例えば、こんなの↓
肩紐が無く、ウェストで固定するタイプなので、チェストハイよりは楽だし、暑くはないかと思うが、これだって価格が3万円はするんだよ!
透湿素材を使っているから蒸れにくいとは言うけど、それだってずいぶん暑いだろ。
それに、ストッキングタイプなので、サーフではこれにクロックスタイプのサンダルを履くスタイルになるかと思うが、クロックスの中に砂利が入るので、いくらクロロプレンのストッキングを履いているとしても快適性は損なわれるだろう。
製品説明のyoutube動画を見ても、トータルで考えると夏場にはめんどくさそう・・・(;´Д`A “`
RBBサーフシューズは、言うほど快適じゃない!
さすがにチェストハイウェーダーでは暑すぎるので、今年の夏はRBBのサーフシューズにゲーターの組み合わせでサーフフィッシングをしようと考えていた。
しかし、実際にサーフシューズで試したのは数回程度。結局は暑いにもかかわらず、チェストハイウェーダーに戻ってしまった。
RBBのサーフシューズをご近所サーフで数回使った感想としては、「サーフで使用するには思ったほど快適ではなかった」ということ。
伸縮素材の生地でフィット感は抜群だが、裸足で履くのを前提にしていながら、踵の部分の靴擦れするという致命的な欠点がどうもいただけない。
>> RBBのサーフシューズってどうよ?正直なところをインプレ(2019/8/14)
上記の記事では、「砂は入るが、不快にならない程度」とは述べていた。
確かにあまり歩かない短時間の釣行には良いかもしれないが、広範囲に歩くのには向かない。
足首部分から砂が入るのを防止するベルトも付いているが、使ってみた結果、そんなに効果は無い。むしろ、きつくベルトを締めてしまうと歩く際に擦れて痛いときがある。
靴の中に入る砂は、メーカーやテスターのインプレッションでは「気にならない程度」と言っているが、そんなことは無い。
長時間歩いた時は靴の中の砂が擦れて痛い。
履いたばかりの時はフィット感抜群で、波でぬれた時は冷たくて気持ち良いので良いとは感じたが、やはり長時間使ってみるととても満足のいくものではなかった。
サーフシューズではあるが、厳密にはサーフには向かない。川遊びには重宝する程度。
もう一つの砂や砂利対策に考えていたゲーターの方はというと・・・正直言ってまったく意味が無かった。
一回使用して、その後はもう完全にお蔵入り。期待外れ。もう論外。
装着するのもめんどくさいし、まったくもって意味なかった。完全なる無駄買い。
さらにサーフシューズやゲーターの欠点は、釣行後に砂や海水が付くこと。
脱いだ時、足も海水や砂だらけ。脱ぎづらいし、片付けに時間がかかる。
さらに次の日の釣行までに乾いていれば良いが、濡れている時は滑らないのでとても履きづらい。
サーフシューズでは、ちょっとした時間の合間の釣行だけでなく、長時間の使用でもお世辞にも快適とは言えない。
やはり、夏場はなかなか難しいかな・・・(´Д`)ハァ…
夏のサーフフィッシングに必要な足回り条件
そこで、いろいろ考えた夏のサーフスタイル。
総合的に快適であるための条件を挙げてみたい。
その1:脱ぎ履きが楽であること
この不肖ゆたりなが実践しているサーフフィッシングは、ちょっとした合間に釣りをするといったスタイルをとっているので、脱ぎ履きの手間がかかるようなものはいただけない。
ちょっと釣りした後に、仕事や別の用事を済ませる場合などは特に。
その2:片付けもすぐにできること
通常のウェーダースタイルのように脱いだあとは車の中に入れっぱなしにしておけるものならば良いが、サーフシューズなどは完全に靴の中もずぶ濡れ状態なので、ずっと車の中に入れておくわけにもいかない。
生乾きだと、においが凄いし・・・(´Д`)ハァ…
さらに靴の中に砂が入ってしまったら、完全に乾かないと取り除くことは難しい。
サクサクっと片付けができることが望ましい。
その3:海水に足が濡れないこと
サーフシューズやサンダルのスタイルでは、完全に足が濡れてしまう。
釣りの後に用事がなければ別に濡れても構わないかもしれないが、いったん濡れてしまうと、乾くまで靴下は履きづらく、いろいろと面倒。
理想はウェーダースタイルのように、夏であっても足が海水に濡れないことが望ましい。
その4:砂が足に触れないこと
素足にサンダルやサーフシューズのスタイルは確かに濡れた時に夏場は気持ちいいんだけど、シューズの間に砂利が入って痛い。
こればっかりは、RBBのサーフシューズであっても解消できなかった。
夏場であっても、砂が足に触れないスタイルが望ましいと考える。
不肖ゆたりなが行き着いた、夏のサーフスタイルの結論!
そこでこの不肖ゆたりなが結論として出した、夏のサーフフィッシングでの足回りの理想的なスタイル。
それは、ヒップウェーダーの上に、レインパンツを重ねるスタイル。
以前にヒップウェーダーについて否定的な意見を出したが、ヒップウェーダーの上からレインパンツを履けば、不意に大きめの波がきても防ぐことができる。
多少は暑いかもしれないが、少なくともチェストハイウェーダーよりは快適だろうし、先ほど述べた4条件は確実に満たしている。
サーフでは立ち込むことは無いし、波が小さい凪であれば、これで十分濡れずに快適に釣りができる。
実はこのスタイル、すでに昔から実践しているのが、MJリグの柏木さん。
少なくともこの不肖ゆたりながサーフでの釣りを始めた時、ご近所サーフで見かけた柏木さんはすでにこのスタイルで釣りをしていた。
その先を行ってる柏木さんが最近おすすめしているヒップウェーダーは、コレ↓
通常のヒップウェーダーはベルトで吊るのだが、なんとコレはベルトで吊らずに自立するタイプ。
ベルトで吊ることがないので、着脱が楽。それなのにズレ落ちない。
>> 【ベルトレスヒップウェーダー(リアルメソッド)】ベルトいらずの自立式。これはいい!(2021/2/19)
実際にこのヒップウェーダーを持っている柏木さんに着用させてもらったのだが、生地に張りがあるというか、フィット感があるというか。ちょっと他には無いヒップウェーダー。
コレはいい!
ベタ凪の時ならば、このヒップウェーダーだけで充分。波が多少ある時には、レインパンツを重ね履きすれば良い。
これならば、時間の合間にチャチャっと履いて、終わったらチャチャっと脱げるので、手間いらずですぐに仕事に出かけたりできる。
まとめ
夏のサーフでの足回りはとても悩む。
沼津や富山のように波がほとんど立たないようなサーフなら良いのだが、波が立ちやすい相模湾に面したサーフの場合はどうしても足回りに悩んでしまう。
自分なりにいろいろ考え、試しては見たが、やはり柏木さんがずっと前から提唱していたスタイルがベターだと思うようになった。
柏木さんはちょっと先を行き過ぎていて追いつけないところはあるが、多くの経験から導き出されたことが多いので、靴底の滑り止め防止のプラスティディップネタといい、実はかなり参考になることが多い。
まぁいずれにせよ、2020年。今年の夏はこのヒップウェーダー+レインパンツのスタイルで実践していく予定。
シーズンが終わったら、改めて評価記事を入れたいと思う。
>> 【ベルトレスヒップウェーダー(リアルメソッド)】これぞ「お値段以上」の満足感!(2021/3/3)
さぁ、どうでしょうかね?
コメント
拝見しました。
夏のサーフ釣行時の足回り対策に悩んでいたので
大変参考になりました!
レインパンツは目からウロコでした。
やってみようと思います!
コメントいただき、ありがとうございます!
サーフシューズ等いろいろなスタイルが提唱されていますが、快適性と後処理の簡単さを兼ね備えているのはこれしかないという結論に至りました。
私自身、今年の夏はこのスタイルでやっていこうと思います!