今シーズンもそれなりにやってました、鮎ルアー。
今年は鮎ルアーより芦ノ湖の釣りに集中しようと計画していたが、春の芦ノ湖は思った以上に釣れない。
あと、意外と暇がなく、夏以降は芦ノ湖から遠ざかってしまった。
とはいえ、今年は酒匂川の年券を購入しなかったので、好条件のタイミングをみて釣りに行こうと思っていたが・・・思った以上にそこまでの好条件がなく、4回程度の釣行となってしまった。
とはいえ、やはり真夏に川の中へ立ちこんでの釣りはとても心地よく、もう夏の釣りは鮎一択だな~と。
ある程度ルアーでの鮎釣りは理解してはきているものの、まだ真髄を理解できたわけではない。
そこが鮎釣りの面白いところでもあり、難しいところでもあるのだろうが。
そこで今回は、ここ数年鮎ルアーを経験したうえでの、使ってみて良かった道具,イマイチだった道具を述べてみたい。
良かったもの
チニングロッド
これまで鮎ルアーにいろんなロッドを使ってみたが、今シーズンメインに使用しているのが、8.0フィートのチニングロッド。
現在の幅広いルアーウェイトラインナップでもストレスなく扱えるのが、このチニングロッド。
ライトゲームでの万能ロッドとしても愛用している。
柔らかすぎず、全体的に適度なハリがあるので、ルアーが強い流れの中にあっても操作性が失われることがない。
鮎ルアーフィッシングをアジングロッドやエギングロッドでやってる人もいるようだが、それだとちょっと張りが強すぎるかなーと。
ならシーバスロッドはどうかというと、それだと
強すぎてアタリがとりにくい。
個人的にはメバリングロッドやチニングロッドが適してると思ってるが、現在では最大で45グラムまである鮎ルアーを扱うにはメバルロッドだとちと厳しい。
さらに、今シーズンは流れの強い場所ばかりを攻めているので、メバルロッドでは流れに負けてしまうことも。
よって、今シーズンはこのチニングロッドをメインに鮎ルアーを楽しんでいる。
メジャークラフトのクロステージだから、価格も安価。
鮎専用ロッドはいまだ必要なし。鮎ルアーにはこのチニングロッドで充分。
ビーフリーズ
この不肖ゆたりなの鮎ルアーフィッシングでかなり活躍している鮎ルアーは、ラッキークラフトのビーフリーズ。
そもそもが鮎専用ではないのだが、なにげにどのミノータイプの鮎専用ルアーよりも扱いやすいし、なによりよく釣れている。
キャストしても飛行姿勢が安定しているので、チラシ仕掛けの絡みも極めて少ない。
鮎ルアーではさほど飛距離を必要としないが、アンダーハンドキャストしただけでも飛行姿勢が安定しない鮎専用ルアーってあるからね。
そして、ビーフリーズはシンキングタイプ。
なので、確実にボトムをトレースできるのがいい。
シンキングだからといって、根掛かりが極端に多いわけでもないしね。
流れの緩いところから急なところ、浅いところから深いところまで、あらゆるポイントでも使える汎用性の高さも、ビーフリーズの大きな特長。
泳ぎもブリブリしすぎず、流れが急な場所でも引き抵抗が軽く、操作性はバツグン。
78mmサイズをメインで使っているが、65mmサイズも普通に釣れるし、ロングビルタイプも当然釣れる。
カラーなんて、鮎カラーでなくたって普通に釣れるし。
写真下は65㎜サイズのホワイトだが、これでも普通に釣れる。
経験上、あまり鮎カラーにこだわる必要はないね。
カラー選択よりも、確実にボトムをトレースできるかの方が、この鮎ルアーフィッシングでは優先事項だと思ってる。
そういった意味でも、このビーフリーズ、鮎ルアーフィッシングには断然オススメですよ。
【参考記事】
エスケードバイブ(シンキングタイプ)
ビーフリーズと並んで、パームスのエスケードバイブも、不肖ゆたりなの鮎ルアーフィッシングには欠かせない。
シンキングタイプなので、水深があって流れが強いところは、迷わずこれを使う。
エスケードバイブはいくつかのサイズタイプがあるが、18グラムのタイプ2ほぼ一択。
ちなみに、11グラムのタイプ1は持ってもない。それを使うくらいなら、先のビーフリーズを選択しちゃってる。
ミノータイプよりも引き抵抗が軽く操作性が高いので、水深が浅くても流れが速ければ、エスケードバイブを使うことが多い。
ただし、エスケードバイブはシンキングでも、一定以上の水深と流速があると、ボトムをトレースできないことがある。
それは、リーダーが水圧によってたわむため、エスケードバイブが思った以上にボトムまで到達してくれないから。
そのような場合は、ラインアイから15センチほど先のリーダー部分に鮎釣り用丸オモリをかますか、ルアーに板オモリをつけて、リーダーのたわみを消すようにする。
1個で足りないなら2個、2個で足りないなら3個・・・と、エスケードバイブがボトムにいくよう、丸オモリで調整して使っている。
そして、今年からさらなる急流へも対応できるよう、45グラムのタイプ4を多用している。
一度バラしたのみで、いまだ釣果は出せていない。
とはいえ、いずれ釣れるだろうから、これは今後も信じて使い続けるのみ。
このデカいサイズのエスケードバイブでデカい鮎を釣り上げるのが、当面の目標かな。
丸型オモリ
鮎釣り用の丸形オモリ。
これはねー、小粒なアイテムながら、意外と良かった。
友釣りだけでなく、鮎ルアーでもけっこう使え、特にバイブレーションタイプのルアーに多用している。
先述のエスケードバイブの項でも述べたが、一定以上の水深と流速があると、エスケードバイブといえども容易にボトムへは到着できないときがある。
そんなエスケードバイブでも底をとりづらいようなときは、リーダーが結んであるラインアイからだいたい15センチくらい上のところに丸形オモリを取り付けている。
1個でも底をとれないときは2個,3個・・・と、オモリを連結している。
この丸形オモリを使う前は、このスリムタイプのオモリが安かったので使ってみたが、水の抵抗を受けやすく、水中で取れて落ちてしまうことが多々あった。
この丸形オモリにしてからは、そういったトラブルは一切なく、安定して使うことができている。
これは個人的にオススメ。
キャスティング鮎ランディングネット
ランディングネットも、これまでいろいろ試してきた。
【アユネット(パームス)関連記事】
鮎を釣るくらいなら専用のものなんか必要ないだろうと、最初は湖のトラウト用ラインディングネットを使っていたが、枠の大きさは充分あるのでまだ良いにしても、ネットの深さがありすぎて、取り込んだ後の針を外す処理や鮎の取り扱いが煩雑であった。
ならもっと小さくても大丈夫だろうと、渓流用の小型ランディングネットを使ってみたが、これはこれで枠が小さすぎて、うまくアユをランディングできず、何度もポロリを繰り返した。
やっぱり鮎ダモか・・・と思ったが、鮎ダモの高いこと高いこと。
鮎とフライ用タックルとなると価格が段違いとなるが、鮎ダモといえど例外なく高い。
そんな中、鮎専用ルアーをリリースしているパームスが、専用の鮎ダモもリリース。
これは1万円以内と手ごろな価格帯。使用感もまったく問題ないどころか、普通に使いやすい。
現在はバージョンアップされ、ネットが硬いものになっているようなので、さらに使いやすくなっているだろう。
まさにこれは、不肖ゆたりな的には買ってよかった逸品。
偏光サングラス
鮎釣りは石や鮎がいる位置を確認しての釣りになるので、偏光サングラスは絶対必要。
偏光してくれるサングラスであれば、安かろうが高かろうがどーでもいい。
カラーもハッキリ言ってなんでもいい。
その人にとって見えやすいものを選んでもらえればいいのかなと。
ただ、長時間の掛け心地だったり、快適さを求めるのであれば、それなりのものを揃えたほうがいい。
個人的には、タレックスがオススメ。
【タレックス関連記事】
安物を使っていたからこそ分かる、タレックスの良さ。ちょっと高いけどね。
でも、高いだけのことはあるね。
イマイチだったアイテム
スプリングサカサ
イマイチだったものの一つが、このスプリングサカサ。
そもそもが友釣りに使用するサカサ針で、通常のハリス止めではなく、スプリング形状のものが付いている。
コレがその、スプリングサカサ。
そしてこのスプリングサカサは、鮎ルアーにも使える。
このように、鮎ルアーのハリス止めに通し、その上から熱収縮チューブで固定すればオッケー。
メーカーが謳ってたスプリングサカサのメリットは、ハリスを簡単に固定できることと、ハリスを真っ直ぐに固定できること。
そして、通常のハリス止めではハリスが潰れて強度が若干落ちるが、このスプリングサカサならハリスを潰さず固定できるので、強度が落ちないという。
ハリスの止め方動画↑
こーんな感じで、元からまっすぐハリスを固定できる。
これを見たときには「おっ、これはいい!」と思ったが・・・
現場で実際に使ってみたところ、この不肖ゆたりな的には、完全なる期待外れ。
まずはものが小さすぎて、ちょっと扱いづらい。
そして、ハリスの止め方も、実際にやってみると意外と面倒。
このスプリングに通すところが、スプリングが小さすぎて突っかかったりしてうまく通らない。
スプリングサカサで固定したほうがハリス強度は高いだろうが、通常のハリス止めのほうが明らかに使いやすく、トータルで考慮してもスプリングサカサの優位性を見いだせなかった。
ということで、このスプリングサカサは一回の釣行のみで、お蔵入りとなりました。
ルアー取付用シンカー
もうひとつイマイチだったのが、ルアー取り付け用シンカー。
別に鮎ルアー用のシンカーは持っておらず、エギング用のシンカーがほぼ同じなので、それを使ってはみたが・・・
いざガッツリ沈ませたいときなんか、ほぼ使えない。
何社か鮎ルアー用の取り付けシンカーがリリースされているが、どれも細かいウェイとラインナップのみ。
シンカー使いたいときは水深があったり流れが強かったりするときなわけで、個人的には微調整なんてすることない。
だから、もっとガッツリ重いシンカーを取り付けたいのに、この程度のウェイトラインナップだとまったく役をなさない。
鮎ルアーでそんな微調整する必要ってあるんですかね・・・この不肖ゆたりな的には理解できないが。
レンジの微調整はロッド操作なんかでできちゃうんで、そこまでウェイト微調整を必要としないし。
ウェイトの微調整で、ルアーの動きを抑える効果もあるかもしれないが、このルアー取付用シンカーは、自分の中では不必要。
アユイングミノー
ダイワのアユイングミノー、これも個人的にはよろしくなかった。
流れが緩く、浅いところで使うべく、シンキングタイプのアユイングミノーSSを入手したが、これが予想外に使えなかった。
まず機能面では、ハリス固定マグネット。
スプリットリング近くにマグネットが内蔵されており、ハリス絡みを防止するというもののようだ。
しかし実際に使ってみると、フックがこのマグネットにくっついて、逆にハリスが絡みやすい。
それと、このアユイングミノーSSのみに装備されているハリスキーパー。
ハリスをこのシリコンのスリットに挟むことで、イカリ針の位置を調整するというもの。
これなんか利用してみると、すぐに取れちゃうし、あまり意味がないと実感。
一回使っただけの、お蔵入り。
流鮎
あと、DUOの鮎ルアー、流鮎。
【参考記事】
これは流れのそんなに速くないところなら充分使えるし、イレギュラーな平打ちなんかもできるしで、それなりに評価の出来るルアーなのだが・・・
如何せん、流れの強いポイントでは使いづらい。
というのも、この独特な長細いリップ形状のせいなのか、流れが強いとルアーが回転して、水面に出てしまう。
とにかく、強い流れの中では動きが安定しないのだ。
近年は大きな鮎を求めて流れの強いポイントばかりを攻めているので、使用頻度が極端に少なくなったルアーの一つ。
この流鮎は、イマイチというには言い過ぎかもしれないが、流れの緩い場所に特化して使うほうがよさそうだ。
まとめ
以上、現時点での鮎ルアーフィッシングでよかった道具,イマイチな道具を、自分なりの意見でまとめてみた。
とはいえ、自分にとってはまだ未知な部分が多い鮎釣り。
今後もいろんな道具を導入し、いろんな攻めを試してみるつもり。
よって、来年の夏はガッツリ鮎釣りに没頭したいなと。
しかも最近・・・
ひょんなことで、知り合い経由で鮎竿を入手。
来年はこれまでのルアータックルだけでなく、この鮎竿を使って、鮎ルアーの枠にこだわらず、いろんな鮎釣りにもチャレンジしたい。
来年の鮎釣りは、また違った展開になりそうですよ~ ^^) _旦~~
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