今年の夏は灼熱のサーフでの釣りを避け、ひんやりとした川に浸かりながらの快適な鮎釣りに完全シフト。
もうね、アラフィフ超えたら無理しちゃダメよ。
レジャーの釣りで、根性なんか出したらダ〜メダ〜メ!
「ワシャまだ若い!」なーんてさらっさら思ってないし。「オレはポンコツ」と自覚しちゃってるしね。
ポンコツはポンコツなりに誰からも邪魔されず、無理せず楽しく、快適に釣りを楽しまなきゃ。
とはいえ、近年のご近所サーフは真夏に良型のハタが釣れているので、たしかにそれも捨てがたい。
しかし、とにかく夏は快適性優先。
ご近所サーフなみに手軽に行ける距離にある酒匂川は、この不肖ゆたりなにとっては絶好の癒しの釣り場。
鮎釣りは涼しく快適に釣りができて、意外にテクニカルに楽しめ、それなりの釣果も望めるわけだからね。
しかも鮎は持ち帰っても生臭さはないし、内臓などの生ゴミはほとんど出ないし、なにより食べても美味しいので、家族にも喜ばれる。
ぜったいに夏にぴったりだよね。
そんな鮎釣りに没頭している不肖ゆたりなだが、些細なことでの悩みがある。
それは、取り込みに使用するランディングネット。
「素直に鮎タモ買えばイイじゃん!」と思うかもしれないが、そこはケチケチアングラー日本代表の不肖ゆたりな。
ケチケチ路線を進みながらも、ポンコツなのに高パフォーマンスを求める。
まぁ、手軽に楽しめる鮎ルアーに、わざわざ高価な専用品を揃えるのもね。
というわけで、鮎ルアーに使うランディングネットについて、昨年から時系列での検討過程を以下に記してみたい。
最初は、大型ランディングネット
まず昨年の鮎ルアーフィッシングで使用したのは、大型魚を獲るためのJMCランディングネット。
「大は小を兼ねる」だから、鮎釣りもこれで充分だろうと。
ネット幅が大きいぶん、たしかに鮎をキャッチしやすい。
ただ、取り込んでからがちょっと面倒。
ネットが深すぎて、ネットの中での操作がやりづらい。
それに、身につけるのにもやたら大きくてガサが張る。
まぁこれを使い続けても良いんだけど、できればもうちょっとコンパクトなものが理想かなー。
今年から、渓流トラウト用ランディングネット
「やはり専用の鮎タモは必要かも」と頭をよぎっていたが、鮎タモってどれもかなりの高額。
最低でも1万円台、高いものだと4万円台なんてのもざら。
鮎釣りとフライフィッシングのタックルとなると、桁違いに高額になるのよね、なぜか。
鮎ルアーフィッシングはもっと手軽にいきたいので、これにそんな高額投資をするつもりはない。
そこで、このとき思ったのは、
「鮎なんてせいぜい大きくても25センチ、アベレージでも15センチなわけだから、サイズの小さいランディングネットでも大丈夫でしょ!」
ということで、フライフィッシングもしたいと思っていたので、2千円ほどの、こーんな小型ランディングネットを購入。
今年の酒匂川鮎ルアーから、これを使ってみた。
サイズが小さいので、マグネットのコイルコードを繋げて腰にぶら下げられて、携帯にはとても良い感じ。
ただし、肝心の取り込みとなると、これが非常にまずかった。
とにかく、鮎を掛けてからのポロリが多発。
取り込み時にネットがぶらぶらして掴みにくいし、仮に掴めたとしてもネットの裏側が上になって鮎が入んなかったり。
まずここで「グズグズしてのポロリ」。
また、ネット枠が小さいので、抜き上げができない。
だから掬うように取り込もうとするのだが、ここでも「掬う寸前のポロリ」。
掬おうとしたときにネット枠が小さい故、枠内に狙いを定めて入れようとするとなかなか定まらない。
無事に取り込んだはいいが、針を外すときに枠が狭すぎてやりづらいので、「外している途中でのポロリ」も何度か経験。
不肖ゆたりな、アッチのポロリは大歓迎でも、鮎のポロリだけは許さない!
ただでさえポロリが多い鮎ルアーで、ランディングネットの大きさで釣果に直結するを体感したわけだ。
必要性を感じ、鮎タモを入手
そんな過程を経て、やはり鮎釣りには専用の鮎タモが必須と実感。
とはいえ、やはり数万円もするような鮎タモなんて、この鮎ルアーフィッシングのために買えるはずもない。
そこでヤフオクにて程度の良い中古品を探してみたが、中古であっても、良いものはそれなりに高い。
「中古だったら3千円以内で・・・」なーんて甘い考えは一気に吹っ飛んだ。
しかし、よくよく探してみると、5千円以内でも買える新品があるではないか!
近年の鮎ルアーの盛り上がりもあって、メーカーもお手頃価格な鮎タモをリリースしているのだろう。
まず候補としては、下の3つ。
まずはこの、昌栄の鮎タモ。
価格は5千円以下どころか、さらにその半分を下回るという、ズバ抜けた安さ。
柄の部分をコンパクトに折りたためて、一見するとコレで決めちゃおうかと思っていた。
しかし、Amazonのレビューを見ると、「使用中に折りたたまれちゃう」なんてこともあるようだ。
先日、近所の釣具店にコレがあったんだけど、手に取ってみるとけっこうチャチな作りで、なーんか心許ない。
そんなのでも気にならないという人もいるかもしれないが、少しでも不安要素があるようなものはちょっと遠慮したいかな。
もう一つの候補は、このプロックスの鮎タモ。
これも安くて良かったんだが、尻手ロープが付いてないのがね。
別に尻手ロープを購入すれば、千円以上はするから、トータルで5千円オーバーしちゃうしね。
ネットの色もちょっとね。なーんか安っぽい感じ。
安いの求めているのに安っぽいのが嫌ってぇのも、我ながら矛盾しているように思ってしまうがね。
そして三つ目の候補、このパームスの「アユネット」。
キャスティング鮎ルアーの先駆者でもあるパームスが、鮎タモもリリース。
価格はわずかに5千円を切るくらいだが、尻手ロープ付きでこの価格。
ネットにパームスのロゴとマークのデザイン。
もう少し安いのが理想だが、まぁこの辺で手を打とうかと。
【パームスのアユネット】手頃な価格で、アユルアーに最適!
そして・・・入手してみた。
パームスのアユネット!
ブルーとグレーがあるが、ブルーを選択。
手に取ると、けっこうしっかりとした作り(のような気がする)。
持った感じは・・・まぁ違和感を感じない程度の重さ。
他の鮎タモを使ったことがないので一概に比較はできないが、「軽すぎず、重すぎず」といったところ。
柄の部分の握りぐあいも、ほどよい感じ。
折りたたみ式ではないが、車で移動するので、さほど折りたたみにこだわることはない。
柄の元の部分は、かなりしっかりしている印象。
枠の径は390mm。
JMCの大型ランディングネットと比べると、フレーム幅はほぼ同じ。
鮎をキャッチするなら充分な大きさ。
ネットの深さも浅めになっており、釣った鮎の取り込み後もネットの内側で外したりの操作がしやすそう。
鮎タモ独特の枠と柄の角度もついているのも、取り込みのしやすさゆえなのだろう。
もちろん、尻手ロープも付属。
そして、ネットと柄にはパームスのロゴとマーク!
これと同時に、こんなのも入手してみた↓
オーナーの鮎タモホルダー。
普段の鮎ルアーではウェストポーチを身につけており、そのベルトにタモを刺していたのだが、タモの位置が安定しないのが難点だった。
この鮎タモホルダーをウェストポーチのベルトに通し、鮎タモホルダーにタモを刺しておくことで、位置が安定して非常にタモ操作がスムーズにできるようになった。
さほど高価なものでもないし、取り込み操作が改善されるなら、これとのセットで使うのがベストだね。
これで鮎をかけても躊躇なく引き抜くことができるので、ポロリは激減するんじゃないかな。
まとめ
今シーズンは酒匂川をメインフィールドとしているので、水量が少なくポイントが限られた小規模河川と違い、チャラ瀬やトロ瀬,深場やガンガン瀬などといったポイントが多数あり、それに伴った鮎ルアーのスタイルもいまだ模索中。
最近悩んでいたランディングネットは、ほぼこれで確定。
ポロリが大幅に減るので、釣果も期待できる。
これならば、鮎釣りだけでなくとも、本流のトラウトフィッシングに使ったっていいし。
というか、むしろこのアユネットのほうが使い勝手が上じゃないかと思うんだよね。
これから鮎釣りのハイシーズンに突入するし、トラウトやナマズだって掛かっちゃう可能性だってあるわけだから、今年からこのパームスのアユネットが最大限活用しちゃおうかなと。
鮎ルアーをやるなら、専用の鮎タモは必須。
鮎タモを検討している人、パームスのアユネットはオススメです!
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