【富山ホタルイカパターン】定番以外のルアー3つを厳選してみた

タックル

今回の富山遠征は、見事に予報通り、土曜が記録的な暴風。

あまりのすさまじさに、小矢部市では大規模な火災、さらには屋根がめくれ上がり、古い外壁が崩れ落ちるなどの被害が多発。

嫁の実家の近隣の家では屋根に設置のアンテナがブランブラン。最近の台風以上のすさまじさだった。

日曜はだいぶ落ち着いたので、その夜に再度ゆたゆたを連れてのショート釣行を試みたが、前回より濁りやうねり強くてコンディションが悪く、ノーバイト。これが釣行最後となった。

まぁ、今回のホタルイカパターン釣行では、初めての挑戦となるゆたゆたに釣らせることが主目的だったので、時間制限もある中でカサゴ1匹ではあるが成果を出せた。これはこれで満足。

そして、じつは今回もう一つ、密かに自分への課題を設けていた。

それは、これまでの定番ルアーではなく、さらに新たにホタルイカパターンに使えるルアーを試すこと。

もちろん、絶妙なデザインと設計がなされたズィークイッドが釣れるのは、過去の経験から充分体感しているし、ズィークイッドがホタルイカパターンに最適なのは紛れもない事実。

しかし、ホタルイカパターンでは別にイカの形をしてなくても釣れるのは事実だから、まずはイカ型にとらわれず、もうすこし自由な発想でルアーを選んでみようかなと。

今回の富山では、凄まじい暴風で火災や屋根がめくれあがった被害が多発。

釣りをするチャンスが事実上1回だけだったが、そんな中でこの不肖ゆたりながズィークイッド以外に試した定番以外のルアー3つをご紹介。

それぞれについても説明していきたい。

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ホタルイカパターンで試してみたいハードルアーの条件

今回のホタルイカパターンで試してみたいハードルアーの共通な条件は2つ。

それは、潜りすぎないことと、飛距離を出せること。

潜りすぎない

まずは、潜りすぎないこと

自分の場合、ホタルイカパターンでは水深が浅くウィード等の障害物が多い場所を狙うので、潜りすぎてしまうと操作性が悪い。

リップ付きだと潜りすぎて頻繁にウィードに引っかかるし、なにより根掛かりもしやすい。

シンキングタイプも同様で、沈みが速すぎるのもホタルイカパターンの釣りでは扱いにくい。

そのため、自然と選ぶルアーは水面近くを引けるシンキングペンシルかシャロータイプのリップレスミノーになるかな。

飛距離

飛距離、これはもう完全に竿抜けポイント狙い

魚影がうっすうすの地元・西湘サーフでは竿抜けポイントを狙う効果は極めて低いが、魚影が濃い富山では別。

とくにホタルイカパターンのときは軽めのルアーを多用しているアングラーが多く、さらに足元へライトを照らすホタルイカハンターからのプレッシャーを避けるには、少しでも遠投できることは明らかに効果が高い。

定番ルアー以外にイケそうな3選

TKLM”8/9.5″

まずはK-TENのTKLM”8/9.5″

TKLMシリーズ中、最小サイズ。

これは80mmサイズのフローティングタイプではあるが、重量が9.5gあり、ズィークイッドやワンダー80より飛距離が出せるのが魅力。

コレより10mm大きい90mmサイズのTKLMは、キャストしてもフラフラっと決して飛行姿勢が良いとは言えないが、こちらはカッコーンとサイズの割には気持ちよく飛んでいく。

厳密に比較したことはないが、感覚では90mmよりも80mmの方が飛距離が出ている(ような気がする)。

今回は普段サーフで使っているラフサーフ88で投げてみたが、投げ感は充分。サイズの割にスコーンと飛んで気持ちがいい。

TKLMに限らず、K-TENシリーズはキャストの瞬間、重心移動のボールがマグネットから離れる”カチッ”という音が鳴るのがクセになるよね。

そしてこの80mmサイズ、浮力設定が絶妙。スローフローティングというべきか、サスペンドというべきか。

超デッドスローで引くことができ、漂わせるように動かしたいホタルイカパターンの釣りに最適。

程よいサイズ感もあって、これこそズィークイッドよろしく使えるだろうなと。

その上、フックサイズが#5と、ボディサイズの割に大きいのが背負えるので、大型が掛かっても安心。

先日のホタルイカパターン釣行でもカサゴだったが、それなりに有効性は見出せた。

ヒットパターンは、いずれも超デッドスロー。


いずれも、フロントフックへのフッキング。

フッキングの位置から推測するに、下からの食い上げかなと。

デッドスローなリトリーブで、じっくり見せた成果かなとは思っている。

トライデント90S

そしてもう一つは、シマノのトライデント90S

同タイプでさらにショートサイズのトライデント60Sではホタルイカパターンの釣りで充分な実績は出してきたが、重量のある90Sにすることで、さらなる飛距離を得ることが最大の目的。

90mmの細身ではあるものの、ウェイトが11gで重心移動のAR-Cシステムを搭載。

飛距離はトライデント60Sよりも若干飛距離が出る程度だが、トライデント60Sより少しでも竿抜けポイントを狙いたいときによさげ。

ただし、トライデント60Sと同様、シンキングペンシルの中でも沈みが速いので、ゆっくりのリトリーブは厳しい。

ゆっくり攻めるのには厳しいが、速めのリトリーブの中にフォールを織り交ぜるのも有効そう。

これも先日のホタルイカパターン釣行では、1バラシ1キャッチ。

カサゴではあったが、良型サイズ。こちらはリアフックへのフッキング。

ドラグがゆるすぎたのが原因でバラシはしたが、バラしたやつもそれなりのサイズ。引きからしておそらく良型カサゴかなと。

ハッキリ言ってしまえば、ホタルイカパターンに限らず、どんなときでも非常に使えるシンキングペンシルが、このトライデント90S。

トライデント60Sと90Sさえ持っていれば、メバルなどのライトゲームからシーバスゲームまで、シンキングペンシルは充分と言ってもいいくらい。

短時間で広範囲に、しかも手返しよく探るには、このトライデントシリーズは欠かせないとは思うね。

K2R112

そしてもう一つ、ホタルイカパターンの釣りに投入したいのが、これまたK-TENのK2R112

これを入手して以来、ご近所サーフの釣りでも必ずルアーケースに入れているのだが、いまだにコレでの釣果はゼロ。

比較的凪の条件の時に使うようにしているのだが、なんというか・・・ご近所サーフではこのルアーでどーも釣れる気がしない。

ただコレ、サイズは112mmと大きいものの、ホタルイカパターンに使えそうだなと。

幅もあってホタルイカパターンにはちょっと大きいかなと思わせるが、内蔵されたR-Unitによって、漂わせた時に何かしらの効果が出るかなと。

フローティングタイプでアクションも小さいので、デッドスローな誘いが可能。そして、シンキングペンシルが尻下がり姿勢なのに対し、K2R112は反対の頭下がり気味姿勢になるので、もしかしたら逆にそれが効くシチュエーションがあるかもしれない。

さらにこのK2R112は、圧倒的な飛距離が最大の武器。

先に挙げたTKLM”8/9.5″やトライデント90Sよりもさらに飛距離が稼げるので、圧倒的な竿抜けポイントを攻めるには最適。

サイズ的にスズキやクロダイなどの比較的大型の魚種に有効と考えているが、カサゴなんかは5インチ(≒12.7センチ)のパワーシャッドでも平気で食ってくるんだから、けっこうイケるんではないかとにらんでいる。

ホタルイカパターンの釣りを掲載している他のブログを見ても、スズキやクロダイなんかは通常サイズのミノーなんかでも釣れているわけだから、まぁ効果はあるだろーなーと。

ただこのK2R112、ボールタイプの重心移動システムを採用しているミノーに共通することではあるが、特に海面を滑ることが多いので、着水後にロッドティップを軽く引く「玉入れ」操作は欠かせない。

また、重量が約20gもあるので、さすがにメバルロッドやチニングロッドではちと厳しい。エギングロッドかシーバスロッドがメインの使用にはなる。

K2R112で現在所有しているカラーは、クリアカラーのフローティングと黒銀のサスペンドの2種類。

クリアカラーはそれなりの効果を発揮しそうだが、サスペンドの方も潮に漂わすのには良さげ。

先日のホタルイカパターン釣行でも投入してみたものの、残念ながらアタリが1回あったのみでフッキングまでには至らず。

まぁ、今後もチャンスはまだまだあるだろうから、今後も辛抱強くルアーケースには入れておこうかなと。

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まとめ

今回紹介した3つのうち2つはK-TENのルアーだが、そもそもK-TENルアーって全般的に軽い重量で飛距離が出せるし、スローリトリーブに対応した設計のものが多いので、富山の釣りに向いているような気もする。

なにぶんフィッシュイーターがいないことにはどんなルアーを使おうが反応するわけないし、コンディションも一定以上整わない限り、チャレンジしても効果の有無を判定できない。

しかし、先日の釣行では周囲がほとんど釣れてない中、カサゴとはいえ釣果を引き出せたわけだから、まぁまぁの成果はあったかなと。

今年はもうホタルイカパターンへトライすることはないが、このアホアホブログに辿り着いてしまった方は、ぜひこの3つのルアーを試してみて。

少なくとも飛距離はズィークイッド以上なので、試してみる価値はあると思う。

周囲の人以上の釣果を出せるかも・・・しれませんよ!

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