不肖ゆたりな、近年は中古ルアー漁りにハマっている。
りなりなやゆたゆたが進学したのでお金の節約というのももちろんあるが、それだけではない。
最近はどれもどっかのサルマネのようなものばかりで新製品のルアーにワクワク感がなくなったというのも理由にあるが、ソルトルアーフィッシングも10年もやっていれば自分なりの定番ルアーでもう充分というのも事実。
また、自分としては外観やカラーなんて優先順位は低いので、そもそもが新品である必要がないことに気がついた。
リップが折れていたり、ボディが割れて浸水するなんてのは論外だが、よほど状態が悪くない限りは飛距離や泳ぎは新品と変わらない。
そもそも考えてみてほしい。
新品を一度でも使えば中古になるわけで、けっきょく新品と中古でスペックが変わらないなら、新品にこだわる必要なんてない。
中古釣具は当たり外れが多いイメージは確かにあるが、ルアーに限って言えばそこまでの当たりはずれはないでしょ!
あえて中古ルアーの難点を言うならば、自分のお目当てのものを見つけることが難しいことくらいかな。
それでも、自分の中ではけっこうお宝探しのような感覚なので、けっこう楽しい。
単にケチケチ、お金の節約だけで捉えるにはもったいない。
そこで今回は自分なりではあるが中古ルアーの楽しみ方から、お宝ルアーに出会うためのコツなんかもお伝えしていきたい。
【中古ルアー】こういうのが狙い目!
ここはひとつ、自分が中古ルアーを選ぶ時の目安というかコツというか、そんなところを述べていきたい。
自分の定番ルアー
最近は自分にとって必殺のルアーは、中古でストックしておくようにしている。
中古なら新品より安く、多少塗装が剥げても普通に釣れるので、スペアとしては最適。
自分の定番ルアーを中古で見つけたら、もう完全に即買い。
とくに自分の定番ルアーが人気のないルアーなら、新品の半額以下で購入することも可能。
ちなみに、ご近所サーフで鉄板バイブレーションのパワースライト85の新品なんて、神奈川のどの釣具屋行ってもない。
富山の釣具屋には置いてあるので、新品は富山へ行った時に購入するようにしていたが、中古で見つけたときは多少塗装が剥げてようが即買いしている。
そんなパワースライトが、中古だと330円だからね。
パワースライトって世間の評価が低いのか、需要がないのか分からないが、これが中古でも330円てラッキー!
こんなに使い勝手の良いバイブレーションもそうないんだけどね。人気がなければこんなもん。
こちらはバスディの人気メタルジグ、バンジーショット。
これまで購入するに至ってなかったものの、どう見たって使い勝手は良いメタルジグだろーなーとは思っていたが、これも新品だと結構高め。
それが中古でもこれだけキレイで66円!これはもう迷わず、ゼッタイに買うでしょ!
クセの強いルアー
ここで「クセの強い」とは、自分の持っているルアーラインナップにないものを言う。
通常では見られないような、物珍しいルアーを試すのに、中古ルアーは最適。
自分の釣りの範囲を広げることに中古ルアーから試してみるのも、一つの手。
新品を買ってまで試したくはないけど、中古の安いルアーなら多少のリスクがあっても気軽に試せるかなと。
もし失敗したとしても、安いから気軽に試せるしね。
例えば、自分はサーフ中心の釣りをしているので、飛距離が出るルアーばかりを集めているのだが、港湾向けの動きの面白いルアーをサーフでも試してみたいなんてとき。
「もしかしてサーフで爆発するかも!」なんて思ったりするのだが、そんなルアーは当然飛距離が足りないので、サーフで試しても多くがお蔵入りになる。
ただ、数試していくうちに、アタリルアーがあるかもしれない。
そんなときこそ、安い中古ルアーで試すのが適している。
導入失敗でお蔵入りになったとしても、中古ルアーなら金銭的なダメージは少ないから、気軽に試すことができる。
ちなみにこちら、バディワークスの変わり種のメタルジグ、サンダロン。これなんて165円!
これが出た時から試したいとは思っていたけど、新品はけっこう割高だったんだよね。
高い新品を買ってまで試したくはないが、
最近は売れてないからか、ワゴンセールで売られていることが多いんだけど、中古なら半額以下。
塗装だってそんなに剥げてないし、これなら充分試す価値はある。
200円もしないんだから、そんなメタルジグはバンバン試すのも良いよね。
廃盤ルアー
中古ルアーでは、すでに廃盤となって新品での入手が困難なルアーを見つけることも。
最近では見たこともないようなルアーなんかを見つけることもあるが、そんなのを安く入手して試してみるのも楽しい。
そんな多くの廃盤ルアーは何かしらの理由があって廃盤になったのだろうが、中には自分のフィールドにどハマりのルアーがあることも。
ちなみに上の写真にあるのは、アイマのシンキングペンシル、バルバロッサ95。
すでに廃盤になったルアーだが、サーフで唯一まともに使いこなせているシンキングペンシルが、このバルバロッサ95。
うねりや波の日が多いご近所サーフではシンキングペンシルを多用しないのだが、このバルバロッサ95はサーフでも非常に使いやすく、シンキングペンシルの割には引き抵抗が強めでフォール時のアクションも秀逸なので、ご近所サーフでは好んで使っているルアーの一つ。
この写真の下にあるのがヤフオクで確か600円くらいで落札した記憶があるが、現在使用している上のものより状態が良いくらい。
もう新品は入手できないので、お手頃価格の中古を見つけた時には、速攻入手するようにしている。
釣りに特化しないリサイクルショップなどで探してみるのも手
タックルベリーといった有名な中古専門のお店だと、市場相場を理解しているだろうから、人気ルアーだと中古であってもそんなに安くなってないことが多い。
ヤフオクやメルカリなどのネットオークションものも同様。人気ルアーともなれば、最終的な落札価格はほぼ定価近くになることも。
しかし、新規で中古の扱いを始めたばかりの店舗とかだと、意外な掘り出し物があったりする。
釣具専門ではないリサイクルショップでたまに釣具があったりするが、そんなところもかなり狙い目。
釣具の細かな相場なんて分かってないだろうから、お宝ルアーがとんでもない激安で売られている可能性も。
こんな激安お宝ルアーが見つかるんだから、タックルベリーなどのメジャーな中古釣具専門店以外のリサイクルショップへ寄ってみるのも手だよね。
ちなみにコレ↑。中途半端に中古分野へ参入したか○や釣具店で発見。
いずれもK-TENのTKLM140GとTKW140。
いずれも新品だと3000円近くするが、どちらもナント、税込みで1000円。
中古釣具専門店であれば定価近くはするであろうK-TENルアーが、これだけの安さで買える。
どちらも表面に多少の傷はあるものの、ぜーんぜん普通に使える。動きは新品と変わらない。
外観を気にする人がいるが、新品だって使い込めば傷は入るし塗装も剥げる。だからといって釣れないわけではない。
タックルベリーなんかも良いが、ちょっとしたリサイクルショップを見つけたらまずは寄ってみると良いだろう。
まとめ
このように、利用のしかたよっては中古ルアーを使うメリットはいっぱい。
もちろん、注目の新製品をすぐに試したいときは新品を購入すればいいし、その時に資金不足にならないためにも、中古ルアーで日頃から節約するのもよい。
最近の新製品はどれも似たり寄ったりばかりでワクワク感のあるものがないので、過去のルアーから変わったタイプのものを探し出すのも楽しい。
むだに金をかけるだけが釣りではない。さまざまな角度からの楽しみ方ができるのも、釣りの魅力の一つ。
こんな感じで、みなさんももっと中古ルアーを利用してみてね。
古い中にも、新たな発見があるかもよ!
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