「アーマードF+プロはコーティングが早く剥げる」だと?
先日、INXlabelが運営しているyoutube動画「一釣一是」の釣り糸基本編①をボケーっと見ていたところ、レオン氏のお仲間がアーマードF+プロについて、次のようなことを言っていた。
(39分39秒あたりから注目)
「コーティングが剥げるのが激しいんで、もう使い捨て感覚なんですよ」(レオン氏のお仲間)
・・・(´・ω`・)エッ?
えーっ、そうか?そんなにコーティング剥げるの激しいか?色落ちゼンゼンしないし!
そもそも、それってアーマードF+プロでなくて、プロ「じゃない」方でないの??
以前にも記事にしたが、デュエルは中途半端な販売戦略でグレードの低いものをラインナップするから、そういった誤解が出るんだよ!
>> アーマードF+プロから、デュエルのライン販売戦略を考える
「今、細くて強いPEがよつあみさんにあるので、比重がモノフィラみたいに重くなくても、線形細くなった分ぜんぜん使えちゃうので、アーマードフロロにする意味が超希薄になっているの」(レオン氏)
なに?よつあみのPEラインてそんなに細いんかい???
でも、確かにこれまでソルトルアーフィッシングを始めてから、デュエルのPEラインやラパラのラピノヴァなどの安ラインばかりで、ハイグレードのPEラインを今まで使ったことがない。
そういえば、レオン氏は最近、よつあみのPEライン『ボーンラッシュWX8』が良いと言っていたな・・・
ならば試してみよう!よつあみのPEライン『ボーンラッシュWX8』
それならば、試してみよう!よつあみライン!
レオン氏が推奨しているボーンラッシュWX8、200m巻き1.0号を購入してみました。
通販なら実売価格3,000円程度で購入可能。
アーマードF+プロの200m巻き1.0号で実売価格が2,300円程度で、ボーンラッシュの方が700円ほど高い程度。これくらいならば試す目的ならば買ってもいいかなと。
さぁこの700円高い分の良さが見いだせるのでしょうか?
驚愕!ボーンラッシュはこんなにも違うのか!アーマードF+プロとの比較検証
さぁ、このケチケチ大魔王の不肖ゆたりな、初めてのよつあみPEラインを入手したが、どうだろう?
箱を開けてラインを触ってみると・・・
なんじゃこりゃ!(゚д゚)!
ラインの細さ
まず驚いたのが、ラインの細さ。
1.0号を購入したはずなのに、触った感触からとてつもなく細いことが明らかに分かるくらい。
事実、アーマードF+プロの0.6号と比較してみても・・・
おいっ、むしろアーマードF+プロの0.6号よりも、ボーンラッシュ1.0号の方が細いだろ!
間違えて購入したかと思い、ボーンラッシュのパッケージを確認したが、やはり1.0号。間違いない。
マジっすか!こんなにも違うの??
メーカーの違いでこんなにも太さが違うのか!
アーマードF+プロ0.6号200mをスプールにぴったりになるよう下糸調整したレアニウムを、このボーンラッシュ1.0号200mに巻き替えてみると・・・
やっぱり・・・まだ少しスペースが空いている。
触った感触
触った感触もかなりスベスベ。
アーマードF+プロの表面コーティングよりも、滑りが格段に違う!かなり滑る!
このようにラインが立つくらいのしっかりとしたコーティング。
しかしここまで細いと、アーマードF+プロのような糸グセは無い。
引張強度
ボーンラッシュの最大引張強度は、1.0号で・・・
なんと、22lb。ボーンラッシュは1.0号で22lb!
一方のアーマードF+プロの最大強度は19lb。
ボーンラッシュって、これだけの細さでそんなに強いの?
ちょっと信じ難いな・・・
まずは実釣で試してみましょうか!
かなり驚きのボーンラッシュ。細いのは良いかもしれないが、本当に信頼できるラインなのか?
それでは、さっそくご近所サーフで試してみましょうか!
【使用条件】
ロッド: ノリーズ フラットフィッシュプログラム ラフサーフ88
リール: シマノ ’12レアニウムCI4+ C3000HG
リーダー: クレハ(KUREHA) シーガー FXR船 100m 4号
結束方法: FFノット
コンディション: 多少波気あり。微風。
使用リグ: MJリグ+パワーシャッド4インチ(真鍮シンカー20g)
最初にリーダーとの結束。
右手の指でボーンラッシュを抑える際、滑ってなかなか固定できない。
明らかにアーマードF+プロよりも表面の滑りが半端ない!
そしてキャスト・・・えっ、なに?この気持ちよさ!糸抜け感が半端ない!
ライン放出時に軽く人差し指でスプールをフェザーリングすると・・・指への当たりが超ソフト!
ピンピン当たる感じがしない!
飛距離も半端なく、比重の低い真鍮シンカーでも80mは飛んでいる。
5m毎に緑→白が交互にマーキング、1m毎に黒マーキングが施されているが、正直言ってよく見えない。
まぁ、マーキングはほとんど気にしてないので、無視無視。
ボトム感度はアーマードF+プロに比べてちょーっと低いような気はするが、それでも使用上問題はないレベル。
ジグヘ切り替えたら、途端にガッツリ根掛かり。
ちょうどボーンラッシュの強さを試す良い機会が。
外れないので、ゆーっくり引っ張ってジグロスト。
ラインを回収してみると、リーダー部分で切れている。
ボーンラッシュは1.0号、22lb。リーダーは4号、16lb。リーダー部分で切れたのは理論上は無難な結果。
次に使用する際は、リーダー5号(20lb)で試してみよう。
アーマードF+プロ1.0号との組み合わせではさすがにリーダー5号ではPE側で切れていたが、ボーンラッシュではどうか?
これでリーダー部分で切れるようならば、ボーンラッシュの強さは本物と言っても良いだろう。
あとは耐久性。
こればっかりは使い続けないことには何とも言えない。
この細さで強度劣化が少なく、1年以上使えるようならばホンモノと言えるだろう。
現時点でボーンラッシュを使用した実感としては、レオン氏がボーンラッシュを勧めているのはよく分かる。
もうしばらくはアーマードF+プロ一択だろうと思っていたけど、ボーンラッシュがここまで安いのであれば、ちょっと考え直す必要があるかもしれない。
とりあえずはこのボーンラッシュ、今後もアーマードF+プロ同様の使い方をして、検証を続けていきたい。
また気づいたことなどがあれば、その都度コメントしていきますよ!
>> 【ボーンラッシュWX8】使用6ヶ月後のインプレッション(2020/8/12)
コメント
初めまして!
いつも楽しくブログを拝読させていただいております♪
自分はよつあみのPEラインを使用しております。”ボーンラッシュ”も購入しました。
まだリールには巻いていませんが、アーマードとの比較が見れて参考になりました♪
普段はよつあみのG−soul X8 アップグレードを使用しています。
既にボーンラッシュを購入されているので今更ですが、PE1.0号を使用するのであればアップグレードの方が安くて良いと思います♪
ボーンラッシュは細い番手の0.4号とかは安いので、使い分けした方がお財布に優しいと思います♪
yuusuke55さん、アホアホブログへようこそ!
私の場合、ラインはコストパフォーマンス重視なので、高価なよつあみラインは最初から眼中になかったのですが、実際に手に取ってみるとさすがに度肝を抜かれましたね。
ご指摘通り、確かにG-soul X8アップグレードのほうが安く、シーバスアングラーなんかにはこちらの方が良く使われているみたいですね。私も後から知りました。まぁ、今回は検証でもあるので良しとしましょうかね。
やぱりトップシェアメーカーの品は、それなりの理由があるからトップシェアなんですね。改めてよく分かりました。
引き続き、検証してまいります!