パワーシャッド(エコギア)の特性を最大限活かしたセッティング方法を解説

先日は、パワーシャッドがヒラメ,マゴチの定番たる理由について、自分なりの考えを述べてみた。

パワーシャッドは定番ワームだから関心があったのか,単にやじうま根性からなのか、この記事へのアクセス数が結構集中した。

だいたいは良型が釣れた記事など載せるとアクセス数が激増する傾向にあるが、釣果記事ではなくてもそれだけのアクセス数が来たというのには、かなり興味深い。

そこで今回は、ヒラメ,マゴチの底物に対し、この定番ワームであるパワーシャッドの特性を最大限活かしたセッティング方法について、これまた自分なりの見解を述べていきたいと思う。

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パワーシャッドを最大限活かしたリグ【MJリグ】

過去にMJリグについては、これまで、いろいろなフックセッティングを試してきた。

(過去記事)
MJリグ : オレ的フックセッティング(2017.3.26)
MJリグ : オレ的ルアーシリーズ(2016.3.11)


近年、後ろからのバイト,下からのバイトにも対応すべく、上写真のようなフックセッティングなんかも試してきた。

確かにフロントのトレブルフックにフッキングしていることは多いし、前に設置されているシンカーのため、フックが下にあっても意外に根掛かりしにくい。

これがパワーシャッドの泳ぎとフッキングの良さを兼ね備えたベターな選択だと、その当時は思っていた。パワーシャッドのワームの動きと言っても、「どーせシャッドテールだけ動いていれば充分だろ」と。

しかし、その後冷静になって考えてみた。

フロントにあるトレブルフック、実はいらないんじゃないか?」と。

確かに、フロントにフッキングしていることは多かったけど、たまたまファーストバイトをその箇所へしただけで、ワームが柔らいからすぐに咥え直して別のフックにもフッキングするだろう。

それか、実際は丸呑みしようとしたら、たまたま先に掛かったのがフロントのフックだった可能性も否定できない。

だから、別にフックそんなにいらないんじゃね?

逆にフックが余計にあると、バイトの邪魔になるんじゃね?

ホントにワームの柔軟性を活かすんだったら、最小限のフック装備にすべきだろう。

それに、このフロントフックがあることで、パワーシャッドの柔軟性が損なわれる。

シングルフックのみでの泳ぎの方が、確実に大きく動く。


そこで最近は、MJリグでセッティングするときには、もっぱらシングルフックのみのセッティングにしている。

実際にこれで試してみたが、フッキングミスやミスバイトを経験したことがほとんどない。

アオリイカらしきものが掛かったときはさすがにフッキングできなかったが、それ以外ではフッキングミスやバラシを経験したことがない。

パワーシャッドを最大限活かしたセッティング【上下逆付け】

パワーシャッドは、豊富なカラーも特長の一つ。ただ、カラーがありすぎて、どれにしようか迷ってしまうよね。

それだったら、まずはパワーシャッドの上下異なるカラーのものを選択してはいかがだろうか?


上から見た写真


下から見た写真
※いずれも、パワーシャッド 115カラー。

ヒラメやマゴチのようなボトムにいる魚は上を見ているので、ワームの下側を見ていることになる。

だから、ツートンカラーのパワーシャッドを上下逆にすることで、1本で2つのカラーを示すことができる


また、パワーシャッドを逆さまにすることで異なるカラー効果を示せるだけでなく、さらに泳ぎが大きくなる効果もある。

パワーシャッドを逆にしてテールを正三角形の向きにすることで、よりシャッドテールの動きが大きくなり、それに連動してボディも大きく動くのだ。

パワーシャッドを最大限活かしたセッティング【キラキラテール】

これは、パワーシャッドの特性を活かすというより、パワーシャッドにさらに機能を付加したという仕様。


パワーシャッドのシャッドテール部分に反射率の高いキラキラシールを設置することで、パワーシャッドに新たに「フラッシング効果」を持たせることもできる。

自分の中では、カラーよりもフラッシングの方が、集魚効果が高いと実感している。

一般的には、ワームはアピール力が小さいと言われるが、パワーシャッドにこのキラキラテール仕様にすれば、お手軽にアピール力が引き出せる。

ワームにネジネジして設置するブレードもあるけど、キラキラテールなら余計な空気抵抗を受けないため、キャスト時に飛距離を低下させることもない。

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まとめ

実はこれらセッティングは、すべてMJリグ考案者である柏木氏のアイディアをパクっただけのこと。

ぜーんぜん自分のアイディアでも何でもない、完全なるパクリ・・・いや、真似だよ、サルマネ!(;’∀’)

しかし、実際にやってみると簡単だし、実際にパワーシャッドの特性を最大限に活かしたアイディアだと思う。

人の良いと思ったことは素直にマネること。これが上達への近道。

基本的には、簡単にセッティングできて、効果を最大限に発揮できるのであれば、試す価値はあると思う。

キラキラテールの作成方法等、MJリグの詳細については、柏木氏のブログをご参照あれ。

あと、パワーシャッドのカラーによっては塩を混ぜ込ませているものもあり、比重が高い(塩入で沈む)ものと低い(塩なしで浮く)ものがあるようだ。

MJリグを使用すれば、如実にボトムでの姿勢も変わるだろうね。そこのところは確認したことが無いけど。

パワーシャッドに限らず、ワームリグでこんなことをしている等のアイディアがあれば、私のコメント欄に是非とも入れていただきたい。

簡単で魅力を感じれば、是非ともパクらせてもらいますので!(;’∀’)

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コメント

  1. ケイテッカー より:

    こんにちわ。

    押してますね~、パワーシャッド(笑) なんかこう、愛を感じます(笑)

    私はMJリグ初心者なのでいつも参考にさせていただいておりますが、記事中画像のシングルフック、ストレートと少しクランクした物がありますよね? フックアップ率や根掛かり回避に違いはありますか?

    • ゆたりな より:

      ケイテッカーさん、こん〇〇は!

      別にパワーシャッドに愛は無いのですが、一つのものを使い続けていると、いろいろと見えてくるものがあるんですよね。そこがまた面白い。

      ご指摘のクランクしたフックですが、これは単に私の好みで使っているもので、売ってはいません。以前のヒラメDS用のキールフックで、同じような針先が上向きになっているものがあり、バイトをしたら即フッキングできるよう考えており、それが気に入っていたため、その理想に準じて、これを試しています。フックアップ率等に関しては、そこまで経験を積んでないので、何とも言えません。いろいろ試してみるのも面白いですよね。

      それにしても、そちらの方へ一度は遠征してみたいですね~。タイミングさえ合えば!

  2. パワーシャッド&MJリグは垂涎ものな動きしてますね~♪

    自分が求めているシャッド系への艶めかしい動きです(笑)

    MJリグは買い決定です(^^)/

    自分はワンナップシャッド等のシャッド系にはバサロを使ってます。
    色々考えた末に、ゆたりなさんが後者におっしゃってるワームへのねじ込み式ブレード(エコギア製)にいきつきました。
    テーマは「リグを揺さぶる」です(笑)

    写真の貼り方が分からなかったので、バサロとワームとブレードについてウンチクを語ってるブログ記事を張り付けておきます。
    http://www.fimosw.com/u/chinpapa/jvhin1gt7ddf6p
    これでアコウ40UPを釣りました~♪

    • ゆたりな より:

      チンパパさん、コメントありがとうございます!

      ブログはfimoですね。会員に入らないと見れないようなんですが…今、出先なんで、後でトライしてみます。

      バサロって、飛距離はどうなんですかね?
      ご近所サーフでは厳しそうですが、ハタ狙いには面白そうですね。ちょっと注目したいと思います!

  3. ケイテッカー より:

    なるほど。 そうでしたか。 あまり見かけないフックなので気になりました。

    ワームのボディに切り込みを入れて、ジョイントルアーのようにしても面白いかもしれませんね。 耐久性は犠牲になるでしょうが。

    ぜひご家族でいらしてください! あまり観光できるようなところはないですが、お会いできればと思います!

    • ゆたりな より:

      ケイテッカーさん、コメントありがとうございます!

      ワームの切り込みは、私も考えました。検討しようと思っていましたが、単に面倒そうなので、やってません(*´-`)

      でも、近く、やってみたいと思います!