アスリート17SSV(ジャクソン) ボルテックスジェネレーターの威力は如何に?

不肖ゆたりなのお気に入りロングミノーの一つであったデュオのタイドミノースリム175Flyer。



175mmのロングサイズの割には飛行姿勢は安定しており、安定した飛距離を出してくれた。出番はそんなに多くはなかったが、オレにとって西湘サーフではなくてはならないミノーであった。

しかし、ご近所サーフで使用している時に、気づいたら・・・


ダーッ、リップが折れてたーっ! Σ(゚д゚lll)

リップが折れてもシンキングペンシルとして使えるかと思ったが、もうまともに泳がない・・・もうこれは現役引退ですな。残念!

それじゃぁまた同じタイドミノーを購入しようかとも思ったが、リップがそんなに弱いようじゃぁねぇ。確かにルアーウェイトが29gで重量がある割には、リップは薄くて脆弱。再度同じ物を購入しても、また折れてしまうようでは。

そこで今回は、思い入れの強いタイドミノースリム175Flyerをスパッと諦め、別の同サイズのシンキングミノーを購入することに決定。

それは・・・

ジャクソンのロングシンキングミノーである、アスリート17SSV。

170mmのロングミノーでありながら「安定姿勢で最大飛距離!!」というメーカーの謳い文句ではあるが、果たしてタイドミノースリム175Flyerの代替となり得るのか?タイドミノースリム175Flyerを上回るのか?

まずはアスリート17SSVの特徴を確認し、実際に他のロングミノーとのキャスト比較をおこなうことで、飛距離やキャスト時に感じた使用感などを中心に述べてみたいと思う。

スポンサーリンク

アスリート17SSVの基本データ


サイズ:170mm
重量:30g
タイプ:シンキング
フックシステム:3フック
フックサイズ:#4

根元が分厚いリップ


リップは根元が分厚く、先にいくにしたがって細くなる。根元がこの厚さならば、そうそうリップ折れはないとは思う。

ミノーにフックサークルやバイト時の傷が入って塗装が禿げること自体は別に気にならない。むしろ、使い込んだ「勲章」であり、更に愛着が湧くというものだ。

しかし、泳ぎに影響するような破損はダメ。ジグやワームとは違い、ミノーは消耗品という位置付けには考えていない。リールやロッド同様、永く使い続けたいものなので。リップも含め、ボディが丈夫というのは、非常に重要な要素。

ボルテックスジェネレーター搭載のリップ

このアスリート17SSVの最大のセールスポイントである「ボルテックスジェネレーター」とは、いったい何か?

ヴォルテックスジェネレータまたは渦流生成器(かりゅうせいせいき)は、意図的に乱流を生じさせる事で空力特性を改善する装置。(引用:ウィキペディア)

名前は聞いたことがないかもしれないが、昔から至る所で利用されている。車や飛行機などでは走行時の空気抵抗を低減するために部品や形状を決定しているが、それら全てがボルテックスジェネレーター。よくわかる例では、スポーツカーなどのリア部分にあるリアウイングなどがそれ。

それでは、このアスリート17SSVのどこにボルテックスジェネレーターが利用されているのか?


それはリップの裏側に設置された突起群。

これがキャスト時にリップ周辺で起こる気流の渦を後方へ受け流してボディのブレを抑え、飛距離を向上させるというもののようだが・・・こんなモンでそんなに違うんかいな??

タングステンボール3個の重心移動システム


重心移動式のタングステンウェイトは3つ装備。

前方から後方への移動も比較的スムーズなため、キャストムラは比較的少ないとは思う。

ダブルリング仕様


ボルテックスジェネレーターと並んで、アスリート17SSVに特徴的なものに、このダブルリング仕様が挙げられる。3フックのうちのフロントとセンターに設置。ダブルリングにすることでトレブルフックの自由度を増し、魚が掛かった際にローリングによるバラシを軽減するというためのもののようだ。


引用:パームスHP
これってパームスやメガバスが採用している、フックアイにスイベルを搭載したアンチフックアウトシステムのような役割ということかな?

オレが持っているエフリードやギラバイブにも付いているが、正直言ってこのアンチフックシステムの恩恵を受けたような覚えはない。そんなに違うもんかいな?

アスリート17SSV 実際のサイズ感

アスリート17SSVを他のロングミノーと比較して、実際のサイズ感を確認してみた。


上:アスリート17SSV(ジャクソン)
中:サイレントアサシン160F(シマノ)
下:タイドミノースリム200(デュオ)

サイズ感は160mmのサイレントアサシン160Fとほぼ同等。サイレントアサシン160Fも結構ボリュームがあるが、アスリート17SSVも負けてないね。

さすがに200mmのタイドミノースリム200には敵わないがね。当たり前か!

アスリート17SSVを他のロングミノーと投げ比べてみた

それでは実際にアスリート17SSVを他のロングミノーと投げ比べてみた。それぞれフローティング,シンキングの違いはあるが、飛距離だけでなく、キャストした際の飛行姿勢やキャスト毎の飛距離安定度なども含めてコメントしたい。

以下、今回比較に用いたロングミノーと、キャスト時に使用したタックル,天候などを挙げておく。

【アスリート17SSVとの比較に使用したミノー】
・サイレントアサシン140S(シマノ)
・サイレントアサシン160F(シマノ)
・タイドミノースリム200(デュオ)

【使用タックル】
ロッド:15エクスセンスS1000MH/R(シマノ)
リール:ツインパワーXD 4000XG(シマノ)
メインライン:アーマードF+プロ 1.5号(デュエル)
リーダー:シーガーFXR船 5号(クレハ)

【キャスト時の天候】
天候:晴れ
風:無風ときどき微風

投げ比べの結果は?

各ロングミノーのキャスト時の平均飛距離は、以下の通り。キャスト回数はだいたい1つのルアーに対して20キャストくらい。その上で比較的キャストが決まったものの中での、だいたいの平均飛距離を示した。

【平均飛距離】
・アスリート17SSV 55〜65m
・サイレントアサシン140S 55〜65m
・サイレントアサシン160F 50〜60m
・タイドミノースリム200 45〜55m

アスリート17SSVは、サイレントアサシン140S並みのキャスタビリティ

実際に投げてみると、アスリート17SSVとサイレントアサシン140Sは、使用感はほとんど変わらないといった印象。キャストごとの飛行姿勢も良く、飛行姿勢の乱れは同じくらいに少ない。キャストごとの飛距離のバラツキも同じくらい少なく、毎キャスト安定かつ満足な飛距離を出せていた。この結果は、ボルテックスジェネレーターを搭載した効果が出ていると言えるのだろうか?

同じようなサイズ感のサイレントアサシン160Fに関しては、上記の2機種には劣るが、フローティングタイプである割には飛行姿勢,飛距離のバラツキが少ない。これはAR-C重心移動システムの恩恵か?またボディ全体が太いため、上記2機種に比べて泳ぎはブリブリと泳ぐ。

タイドミノースリム200に関しては、飛行姿勢が悪く、空気抵抗によってボディ全体がどうしてもふらついてしまう。そのため、飛距離のバラツキも大きく、キャストが決まらない時は著しく飛距離が落ちる。無風時ならば良いが、横風のある時などは使いづらい。フローティングタイプであり、200mmというサイズであれば致し方ないといったところだろうが。

スポンサーリンク

アスリート17SSVは「買い」か?

まだ実釣までは至っていないが、少なくともキャスタビリティだけで言うならば、アスリート17SSVは「買い」だと思う。ボルテックスジェネレーターがどこまで効いているかは何とも言えないが、キャスタビリティは間違いなく良い。オレが最大級気に入っているサイレントアサシン140S並みと言っても良いくらい。

今回はほぼ無風時でのキャスト比較をおこなってみたが、これが横風や強風下ならこの差が更に大きく出ることと思う。

実際に魚を掛けてみないことには総合的な評価はできないが、まぁ問題なく釣れるだろう。シーバスも釣りたいが、それよりもこのアスリート17SSVでデカいヒラメを釣ってみたい。でっかいミノーででっかいヒラメを釣り上げる、満足感は半端ないだろう。

もう少し涼しくなり、ヒラメのハイシーズンになったら、このアスリート17SSVを多用したい。しばらく使用したら、また改めて評価記事を掲載したいと思う。

スポンサーリンク