【度付きサングラス or オーバーグラス】メガネユーザーが選ぶタイプはどっち?

メガネユーザーに適したサングラスとは?

メガネユーザーがサングラスを検討するときに最初に悩むのが、「度付きのサングラス, オーバーグラスのどちらを選択すべきか」。

度付きのサングラスが理想だけど、作るとお金がかかる。

オーバーグラスならどのメガネでも使えるからお得だけど、あのゴツいデザインがどーも気に食わない。

今回はそんな悩みを持つメガネユーザーへ、同じくメガネユーザーである不肖ゆたりなが、自分の経験をもとにさまざまなケースを想定して考えてみた。


ただし、今回は格安のサングラスを対象とせず、タレックスレンズをはじめとしたハイグレードのサングラスを対象としている。

理由は、安価なものは品質もそれなりだから。

度付きだろうと、オーバーグラスだろうと、「安かろう悪かろう」のものはそれなりの性能しかなく、検討に値しない。

「安いものでも見え方は同じ」という意見もあるが、どちらも使った経験から言わせてもらえれば、品質は雲泥の差。

アイウェアで低品質のものは使っていくうちに何らかのストレスを感じるが、高品質のものは掛けているという意識すらない。

特にタレックスレンズ採用の偏光サングラスなら、ハズレを引くリスクは極めて小さい。当然、それよりも低価格のレンズを使用しているサングラスは、ハズレを引くリスクも高い。

せっかく買うなら、リスクは最小限に留めたい。だからタレックスをはじめとしたハイグレードなサングラスをベースに検討してみた。

スポンサーリンク

【度付きサングラスv.s.オーバーグラス】ケーススタディ

日常使いは、どちらも大差なし

度付きサングラスは一本ですべてを済ませることができるが、オーバーグラスはメガネと2本の組み合わせ。

単純に考えれば、度付きサングラスの方が1本分の重量、1本分の取り扱いなので、度付きサングラスの方が快適度は高い。

対して、オーバーグラスは軽量のプラスチックレンズ、フレームも含めてかなり軽量にできている。

個人的にはタレックスオリジナルとゼクーのオーバーグラスを愛用しているが、どちらも普段使いでは違和感を感じず、快適度も高い。
このグレードのオーバーグラスなら、普段使いでは不満を感じることはないだろう。

いずれにせよ、普段使いならば快適性は度付きサングラスもオーバーグラスもほぼ同等。どちらを選んでも問題ないだろう。

明るさが変化するタイミングは、どちらも大差なし

そしてもう一つ考えなければならないのは、明るさが変化するタイミングでの使用だが、どちらを選んでも問題ないだろう。

例えば、明るいところから急に暗いところに入ったとき


例えば、ドライブ中にトンネルの中に入ったとき。

オーバーグラスは暗いと感じたらすぐに外せる一方、度付きサングラスではそうはいかない。

しかし、偏光レンズであればトンネル内でも運転に支障をきたすほど暗くなることはないので、そこまで気にする必要はない。
仮に少しでも気になるようであれば、カラーが薄め(可視光線透過率が高め)のレンズを選択すれば十分対処できるので、あまり気にする必要はないだろう。

逆に、朝マヅメタイムのように明るくなり始めるようなタイミング。

暗いうちはメガネのみ、明るくなり始めたタイミングでサングラスを掛け直す、またはオーバーグラスを装着するということになるだろうが、その場合はどちらもそんなに大差はない。

どちらも手持ちのアイウェアは2つで変わらないし、掛け直すか上から被せるかの違いだけで手間もそんなに変わらない。

▼参考記事

悪条件下なら、度付きサングラス

快適性で度付きサングラスとオーバーグラスとの差が出るとしたら、悪条件下での使用。

例えば、雨天時に釣りをしているとき。

外側のオーバーグラスに付いた雨水を拭き取ろうと外したら、メガネにも水滴が・・・作業が増えて、釣りに集中できない。

先日紹介したグラスコードを使えばまだマシにはなるが、2本ともレンズに水滴が付いたりくもったりすれば、その分手間も2倍になる。

そんな悪条件下で使うことが多い人なら、度付きサングラスを選んだ方が良いだろう。

汗っかきは、度付きサングラス

真夏の炎天下での作業や運動など、頻繁に汗をかくようなとき。

特に汗っかきの人には度付きサングラスが良いだろう。

汗っかきの人は、顔から滴るほど汗をかく。

2つのメガネに汗が滴ると、それはもう煩わしい。

顔汗を拭うのにメガネを2つを頻繁に外さないと拭けないしで、とても面倒。

日頃からよく汗をかくような人、1日中汗をかくような場面でサングラスを使用する人などは、度付きサングラスを選んだ方が良い。

コスパなら、オーバーグラス一択

コスパなら、満場一致でオーバーグラス。

度付きサングラスは4万円以上するのに対して、オーバーグラスはタレックス製のものでも2万円程度。

1本分だけでも2万円以上の価格差。さらに複数のレンズカラーで揃えたら、それ以上。

最初の一本を選ぶのであれば、価格の安いオーバーグラスから始めるのが無難。

まずは最初の一本でオーバーグラスを使い、オーバーグラスの良し悪しを自分なりに理解した上で2本目のサングラスを選ぶと良いだろう。

▼参考記事

デザイン,カラー選択肢は、度付きサングラス

自分好みのデザインやカラーを選びたいのなら、もう度付きサングラス一択。

最近ではオーバーグラスもだいぶ認知されてはいるものの、ラインナップはまだまだ少ない。フレーム形状もどれもほぼ同じ。

しかも、オーバーグラスの多くはゴツくて重苦しい印象を与えるような形状のものばかり。こうしたデザインを好まない人も多いだろう。

タレックスオリジナルのオーバーグラスは限定品も含めて豊富なカラーラインナップとなったものの、フレームデザインはまだ限られる。

やはりデザインの自由度を求めるのであれば、度付きサングラス一択になるでしょう。

目の保護優先なら、オーバーグラス

サングラスの重要な役割である、目の保護機能。

光やUVからの保護はレンズに備わっているが、横からの光や乾燥や塵,花粉などへの保護はフレーム形状によるものが大きい。

そもそもオーバーグラスはメガネ全体を覆う構造になっているため、外部からの異物侵入に強い。

目の乾燥や花粉症で悩んでいる人にとっては、素直にオーバーグラスを選択した方が良いだろう。

スポンサーリンク

初めの人は、オーバーグラスから

メガネユーザーが初めてサングラスを検討する場合、多くのことに悩まされる。

度付きサングラスだと、視力が変わったときにまた作り直さなければならない・・・

高いお金で度付きサングラス作って、失敗したらどうしよう・・・など。

買う前からそんな心配が尽きないんだったら、いっそのことオーバーグラスから始めるのが無難だろう。

先ほども述べたように、通常使いならオーバーグラスでほぼ充分なはずだが、使っていくうちにあらゆる場面に遭遇することで自分が希望するものが分かってくるだろうから、それが分かってから改めて自分に合う2本目を選べば良い。

ただし、度をきっちり合わせて作れば、度付きサングラスでもすぐに度数が落ちることはないので、最初から度付きサングラスを選択しても大丈夫。

なので、初めてでも使用頻度が高い人であれば、きっちりと自分に合わせた度付きサングラスを選んだ方が良いだろう。

【コンタクトレンズ+度なしサングラス】ってアリ?

度付きサングラスやオーバーグラスの他、もう一つの選択肢として【コンタクトレンズ+度なしサングラス】もある。

特にオーバーグラスを毛嫌いする人や、好みのフレームデザインを選びたい人で、この選択肢を選ぶことが多い。

しかし・・・一日中コンタクトをしたままでいる辛さは、コンタクトを経験している人ならよく分かるだろうが、サングラスで目を保護しているのに、コンタクトで目へ負担をかけるなんて本末転倒。

さらに1DAYコンタクトを使うとしたら、年間で少なく見積もっても2万円はかかる。

一方、度付きサングラスを作っても最低で4万円程度, オーバーグラスで2万円程度と考えると、度付きで2年, オーバーグラスならわずか1年で元がとれる計算になる。

そう考えれば中途半端にケチるより、度付きサングラスかオーバーグラスを選択した方が、目に優しくお得であることは間違いない。

まとめ

度付きサングラスを選ぶべきか?オーバーグラスを選ぶべきか?

今回は自分なりのケーススタディを示してみた。

ちなみにわたくし、不肖ゆたりなは、今のところオーバーグラス派。

サングラスを使用するのは釣りやドライブ, スポーツをしている時で、せいぜい掛けても1日2〜3時間程度。
オーバーグラスでもストレスは一切感じないし、むしろ快適。ドライブ中は景色を見ると気持ちいいので、今のところは度付きサングラスの必要性を感じていない。

さすがに雨の中釣りをした時は度付きサングラスの方が楽だなと思ったことはあったが、今のところ雨が降ったら釣りへは行かないので、まぁ現状で満足しているかな。

タレックスレベルのサングラスであれば、度付きだろうがオーバーグラスだろうが充分な満足度は得られる。あとは自分の使用目的を考えてベターな選択をしてもらえれば大丈夫でしょう。

以上、今回説明した内容を参考に、自分が重視する項目をいくつかチョイスしてみて、その中から総合的に判断すれば良いでしょう。

スポンサーリンク