タレックスの偏光サングラスを購入して1年が経過したが・・・
いやぁ、いいね!とっても快適!目がとっても楽!
もうね、外に出て景色を見るのが楽しくなってくる。それくらいタレックスの偏光サングラスにハマっている。
もう安物とは別物。ここまで違うとは思ってもみなかった。
そんなタレックスの偏光サングラスだが、もう一つローライト用のものが欲しくなってきた。
もちろん、普段からメガネを着用しているので、メガネの上から装着できるものが条件。
今ではメガネの上から掛けるオーバーグラスは一般にも知られるようになったが、少し前までは某メガネチェーン店のスタッフに聞いても「えっ?オーバーグラスって何ですか?」と言われたくらい。メガネ店のスタッフでさえも知らないという人がいたからね。
ただ、メガネユーザーにとってはフレームやデザインの選択肢がどうしても狭くなってしまうのはしかたがない。
コンタクトレンズを使用して通常の偏光サングラスを着用するのもアリだが、メガネを着用したまま使える利便性も捨てがたい。
そこで今回は、世界の最高品質として評判の高いTALEXのレンズを採用しているものに限定して、メガネを掛けたまま装着可能な偏光グラス各種に注目してみた。
それぞれの特徴なども独自の視点を入れて述べてみたい。
メガネの上から掛けられる偏光サングラス
度付き偏光サングラスと違い、メガネの上から装着できる偏光サングラスは視力が変わっても新たに作り替える必要がなく、とても経済的。これがオーバーグラスの最大の利点。
ただし、メガネの上から装着する構造ゆえ、フレームデザインが限られることと、その分重量が増してしまうのが短所。
メガネの上から使用する偏光サングラスは、主に2種類。オーバーグラスとクリップオン。
他にも帽子のツバに取り付けるタイプのものもあるが、タレックスレンズを採用しているものはこの2種類のみ。
オーバーグラスタイプ
メガネの上から利用できる偏光サングラスでメジャーなのが、このオーバーグラスタイプ。
メガネの上から被せるタイプの偏光サングラス、つまりメガネフレームを二重に掛けるというもの。
一般的なオーバーグラスはメガネフレーム全体を覆う構造になっており、横からの光や紫外線,風の巻き込みによる塵や花粉をシャットアウトできる。
その反面、その構造ゆえにくもりやすく、デザインが決まりきったものしかないのが欠点でもある。
フレームカラーが豊富なタレックスオリジナル
これまでのオーバーグラスの印象を刷新すべく、掛け心地までこだわってタレックスが本気を出して開発したのが、タレックスオリジナルのオーバーグラス。
オーバーグラスの機能面での長所を活かしつつ、短所であるデザインを斬新かつ豊富なカラーリングでラインナップ。
オーバーグラスというとどうしてもフレームデザインが限られてしまうので、多彩なフレームカラーがあるのはメガネユーザーにとって嬉しい限り。
タレックスのオーバーグラスは、タレックスオンラインショップで購入が可能。
近所にタレックス認定プロショップが無くても気軽に購入できる上、さらにカラーデザイン豊富なEMCモデルもラインナップ。
出典:タレックスHP
15種類の豊富なカラーリングで、オーバーグラスとしてでなくとも使いたくなるようなデザインがいいよね。
ちなみに、このタレックスのオーバーグラスは1年ほど使用したが、とにかく軽い。
程良いホールド感で、頭を振ったくらいではズレない。それでいて、耳の裏が痛くならない。
メガネを2つ掛けているような圧迫感や重量感などは一切感じず、違和感すらない。
一年使用を続けたが、掛け心地はまったく変わらず。
このタレックスのオーバーグラスは、ホントお気に入り。
先日プロショップでメンテナンスをしてもらったので、今後も大事に使っていきたい。
曇りやすさを解消したオーバーグラス
オーバーグラスは遮光性が高いが、その反面、内部に湿気がこもってくもりやすい。
そのオーバーグラスの欠点でもあるくもりやすさを解消したのが、ゼクーのオーバーグラス「オーパ」。
このオーパは、フレーム上部にベンチレーションホールを設置。
最近では、コロナウイルス対策にマスク着用は必須。当然、オーバーグラスはさらに曇りやすくなる。外仕事やアウトドアなどで汗をかいたときなども、蒸気でオーバーグラスは曇りやすい。
このベンチレーションを設置することで、こうした内部の湿気が外へ逃げるので、レンズがくもりにくく、さらに快適に装着可能。
そしてもう一つ、このオーパが持つ特徴は、耳にかけるモダン素材。
モダン表面は耳への圧迫が少ない素材を採用。
さらにモダン内部は金属芯にすることで、メガネと重ねたときのフィット形状を調整可能。
オーバーグラスはメガネの重さも掛かるので、下を向いた時などズレやすいが、この調整によって防ぐことができる。
つまり、従来のオーバーグラスの長所を生かし欠点を解消したもの。
オーバーグラスの快適度をより高めたものがオーパと思って間違いない。
ダサいイメージを変えたオーバーグラス
一般的なオーバーグラスは上記のようなメガネ全体を覆うデザインだが、その見た目ゆえに重厚感のある、重苦しい印象を与えてしまうことも。
そんなオーバーグラスの概念を大きく変えるデザインが、ゼクーの“Cross over (クロスオーバー)”。
一見、普通の偏光サングラスと思ってしまうが、これが実はオーバーグラス。
このようにオーバーグラスとは思えないスリムな外観が、クロスオーバーの最大の特長。
コンタクトレンズ装着しての使用でも、違和感のないデザインが魅力。
このクロスオーバーは普通の偏光グラスとしても使える2Way仕様。
メガネの形状によってはノーズパッドを外して合わせることも可能。
レンズ周囲にシールドがないので横からの光に対する遮光性に欠けるが、逆にこれまでのオーバーグラスのように視界が制限されず、通気性も高い。
横からの光も遮断したいという人は、晴天時は一般的なオーバーグラスを使用。ローライトの曇天から夜間にかけてはこのクロスオーバーといった使い分けもアリ。
つまり、従来のオーバーグラスのイメージを覆し、デザイン製を重視したのが、このクロスオーバー。
▼クロスオーバーのインプレ記事
クリップオンタイプ
クリップオン
は、オーバーグラスのようにテンプル(耳に掛けて固定する部分)が無く、メガネのレンズへクリップで固定するタイプ。
クリップオンタイプの良いところは、オーバーグラスタイプよりもメガネの仕様や大きさの制限なく使用できる点。
また、クリップオンは跳ね上げ式になっているので、スマホの液晶画面など偏光グラスでは見えにくい時には偏光レンズを跳ね上げるだけでon-offができるのも大きな利点。
ただし、クリップオンはメガネのレンズへ直接クリップで止めるため、メガネのレンズに負荷がかかるのが難点。
クリップ部分は傷が入るのを防ぐためのラバーコーティングがされているが、それでもレンズに直接接しているため、それなりの負荷がかかってしまう。
高価なものではそれなりの対策はなされているだろうが、リスクがゼロになるわけではないので、そこのところは注意が必要。
また、メガネありきの構造なので、オーバーグラスのようにメガネ無しでの単体使用は不可。
偏光グラス単体で使用したい場合、クリップオンタイプでは不可能。
つまり、メガネがないと生活できないくらいの人にはクリップオンタイプは最適だろうが、たまにメガネを使用する程度の人であればオーバーグラスの方が適切だろうね。
携帯性をさらに重視したクリップオン
クリップオンはオーバーグラスと比べて携帯性に長けているが、さらにコンパクトに折り畳める構造にしたのが、ダイワのクリップオン↓
小さく折り畳め、ケースに収納しても手のひらサイズ。
この動画を見たときは、かなり心動いたね〜。コレだけコンパクトになるのはかなり魅力的だね〜。
これならば、レンズカラーの異なるものをライジャケのポケットやポーチに入れて複数持ち運んで、釣り場の状況に合わせて手軽に着け替えることができるし。
ウェーディングなどで極力大きな荷物を持ちたくないなら、このクリップオンタイプの変更レンズを複数持っていくことも可能だよね。
ダイワ製品は通常のメガネ店やタレックスのプロショップでは取り扱っておらず、釣具店や通販での購入となる。
クリップオンならば特にフィッティング等の必要がないから、既製品で好みのフレームカラーとレンズの組み合わせを見つければOK。
お値段も2万円で充分おつりがくる程度の価格なので、複数揃えて現場で使い分けるのにピッタリ。
普段使いにはメインのオーバーグラスタイプを1本、釣りやドライブなどの天候に応じて使い分けたい時にはこの折り畳み式のクリップオンタイプを複数持つというのもアリ。
特に夜から朝にかけて、または逆に夕方から夜にかけてのマヅメ時に、明るいうちはクリップオン、暗くなったらクリップオンを外してポケットに収納して通常のメガネのみで釣りを続けるといった使い方にも良いよね。
完全専用設計の着せ替えタイプ
オーバーグラスやクリップオンに似たタイプで、偏光レンズの着せ替えができるというもの。
すべての構造を専用設計にすることで、メガネと合わせるための余分なパーツを排除。オーバーグラスやクリップオンのような重々しさがなく、デザインの自由度を上げることができ、使い勝手や耐久性も向上するなど、メリットも多い。
レンズパーツをスリムにできるため、複数レンズをカバンに入れる際も収納スペースを取らない。
もちろん、すべてが専用設計であるため、レンズパーツの単体使用や他のメガネへ取り付けることはできないが、専用設計の安心感を求めるのであれば着せ替えタイプもアリだろう。
度付きなみに完成度を高めた着せ替えタイプ
数ある着せ替えタイプの中でも非常に完成度が高いのが、ゼクーの”Baron(バロン)“。
着せ替えタイプの中でも間違いなく高価格帯に入るが、メガネとしての単体使用,偏光レンズ装着使用のいずれもデザイン性,使用感ともに高い。
フレームはチタンを使っているため、軽くて丈夫。単体での使用も年齢を問わずなじめる自然なデザイン。
専用設計のジャケットを装着すると、偏光レンズの性能を最大限引き出せるよう、フレーム周囲の遮光性を高めた偏光グラスへ。
専用設計ゆえにカッチリとハマるので、ちょっとやそっと動いたくらいではまず取れない。
完全な一体型になるので、オーバーグラスやクリップオンのような不安は一切ない。
数ある着せ替えタイプの中でもタレックスレンズを標準採用しているのは、このバロンだけ。
フレーム単体で19,800円,ジャケット単体で16,500円。
複数のレンズカラーを楽しむのであれば、これまで紹介したオーバーグラスやクリップオンよりもコストパフォーマンスは高い。
度付きサングラスに負けない快適性とデザイン性を求めるのであれば、バロン一択になるだろうね。
ちょうどメガネも買い替えたいという人は、検討してみる価値はあると思うよ。
まとめ
以上、メガネの上から使える偏光サングラスについて解説した。
今回挙げたものは、どれもTALEXレンズとフレーム単体の組み合わせで購入可能なものだけでチョイスした。
もちろん、他メーカーのフレーム単体にタレックスの偏光レンズを装着することも可能だが、フレーム形状によってはタレックスレンズを装着できないものもある。
したがって、お持ちのフレームにタレックスレンズを入れたいのであれば、まずはタレックス認定のプロショップへ相談してみよう。
ここで紹介したものよりも安いタイプのものもあり、過去にもいくつも試してみたが、掛け心地や見え方で逆にストレスを感じるものも多い。
タレックスレンズを採用したタイプのものはそれらより値段は張るが、間違いなく満足できるはず。
視力がかわってもメガネを買い換えるだけで済むのであれば、高品質な偏光グラスがこれだけ安価に買えてしまうという解釈もできる。
メガネユーザーで偏光グラスを使ったことがない人は、ぜひ体験してみて。
ケチケチお父ちゃんの不肖ゆたりな、生活レベルがアップしたと感じるほどハマっているくらいだからね。
ホント、「世界が変わる」よ!
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