今年期待のジグをようやく入手。
INX.labelのナッゾジグ。
ナッゾジグは、先にリリースされたライトゾーンと今回リリースされたミドルゾーン、今後発売されるヘビーゾーンの、大きく分けて3つのウェイトカテゴリーに分けられる。
ライトゾーンは1月ごろリリースされたが、今年はライトルアーの釣りができなさそうなので、まずは今回リリースされた、最も使用頻度が高くなるであろうミドルゾーンを購入。
その中でも8gと16gを数個入手。
ご近所サーフメインでやるのであれば、ヘビーゾーンが欲しいところだが、まずはミドルゾーンで試していこうかなと。
まずは入手したナッゾジグの外観観察から、自分がナッゾジグに期待したいことなども述べてみたい。
ナッゾジグの外観
まずは、ナッゾジグの外観観察から。
ブレードが回転しない半固定型
ナッゾジグはブレード系ジグだが、ブレードは回転しない。
このように、ブレードをスプリットリングにて接続。
あえてブレードを回転させず、半固定にすることでブレードの動きを制限している。
これまでのブレード系ジグは、動く部分は回転する代わりにボディはほとんど動かない。すなわち、ブレードの動きのみのアピールだった。
それに対してナッゾジグは、ブレードを半固定にすることでボディとプレートで水流を受け、ジョイントミノーのようなクネクネとした動きを作り出す
つまり、ボディ全体でアピールする仕様になっている。
そういえば、昔のスプーンにあった、ナッゾジグと同じようにスプリットリング接続していた小さいプラスチックのブレード。アレみたいな。
ナッゾジグはアレからヒントを得たのかな?
そういやぁ、あのブレードってなんていうんだろ?
最近のスプーンにあのパーツ見かけなくなったけど。
ショアスロー系ジグのようなボディ形状
ナッゾジグを上から見ると・・・
福神漬けに入っているナタマメのような形状。
下から見ると・・・
こんな感じ。
フロント側の平らな部分は、スイム時の水受けとなっているのだろう。
横から見ると・・・
下側にウェイトが偏った、じゃっかんフロント寄りのボディ形状。
この形状、以前にも見たことがあるような・・・
あっ、以前にショアスローで使ったことのある、ダミキジャパンのバックドロップキャスティング!
これもトラブルレスで優秀なショアスロージグだったんだけどね。
ということは、ショアスローのような使い方もできるかな?
ブレード上に抱き合わせのシングルフックを設置
そして、ナッゾジグ最大の特徴である、ブレードの上に2本のシングルフックの抱き合わせ。
ブレードへのバイトもしっかり絡め取るようなフックセッティング。
フックがブレードの上に乗っているので、根掛かり軽減も期待できる。
フックの細さにも注目。
フックの軸が細いのでフッキング時に貫通しやすく、それでいて根掛かった時もフックを伸ばして回収できそう。
細軸でも、フックの懐まで貫通すれば多少の大型魚が掛かっても大丈夫だろうし、抱き合わせの2つのシングルフックが掛かれば、力も分散され、キャッチ率は上がるだろう。
ナッゾジグを入手した目的
形状観察はこのくらいにして、次にナッゾジグを入手した目的。
今回ナッゾジグを入手した目的は、主に2つ。
それは、サーフの「外道」狙いと芦ノ湖のトラウト狙い。
以下、それぞれについて説明していく。
サーフの「外道」狙い
ナッゾジグを購入した目的の一つは、サーフの外道狙い。
サーフでは主にヒラメやマゴチ,シーバスがメインターゲット、回遊がある時には青物もターゲット。
そんな中で、ごく稀ではあるが、たまたまルアーで釣れたものもあった。
シロギス,カワハギはメタルジグで。
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メジナはなんと、140mmのミノーで。
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コノシロなんかもメタルジグのリアトレブルへ。
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いずれもスレではなく、大きいフックがしっかりと、口の中でフッキングしている。
これまでもご近所サーフで明確なアタリがあったのにフッキングしなかったことは多々あったが、実はそれらのアタリはヒラメやマゴチ,シーバスのショートバイトではなく、こうした外道によるものだったんじゃないかと。
これらはどれもルアーの対象魚となり得ないものばかりだし、そもそもフィッシュイーターでもない。
それなのに、これら外道はなぜルアーにアタックしてくるのだろうか?
そのヒントは、「芦ノ湖のワカサギ釣り」にある。
芦ノ湖のワカサギは他の湖と異なり、釣りのシーズンは夏から初秋ごろ。
その時のワカサギは胴付き仕掛け、しかもエサなしの空針で釣るというもの。
夏は太陽の光がボトムに届くくらいの水深の浅いところで群れており、そこへ針を落とすと針がキラキラ光り、そこへワカサギがエサと勘違いして食いつく。
秋から冬に近づき、ワカサギが深場へ移る頃にはさすがにエサが必要だが、この夏のワカサギと同じようなことがサーフの外道達に起こっているのではないか。
つまり、サーフの外道達はルアーではなく、フックめがけてアタックしてきたのではないか?
ナッゾジグのテストではシロギス連発、カワハギも釣れたとのこと。
やはり、この極端に小さいブレードが外道達に効くのか???
これまでルアーフィッシングでなかなかお目にかからなかった外道たちが、このナッゾジグで当たり前のように釣れることを、密かに期待している。
芦ノ湖のトラウト狙い
そして、ナッゾジグを使うもう一つの目的は、芦ノ湖でのトラウト狙い。
湖のトラウトはレイクショアスローをはじめ、海で使用していたメタル系ルアーを中心に使ってみようかと。
湖のトラウトはスプーンやミノーによる攻めがメインだが、このナッゾジグでも試してみたい。
ナッゾジグならば、スイムでジョイントミノーのようにテロテロ泳がせ、トラウトが深場に移った夏でも沈ませて攻められるので、湖でも効果的に攻めることができるんじゃないかと。
さらにスプーンやミノーでは届かない飛距離も稼げるだろうから、ショアから広範囲に探ることも期待できる。
ヒメマスからネイティブのヒレピンなサクラマスまで、いろんなトラウトを果敢に狙っていきたい。
ナッゾジグの使用感
ナッゾジグを実際に使ってみた。
使用した場所は、ご近所サーフと芦ノ湖。
キャスト
フロント寄りのウエイトのせいか、飛行姿勢は安定せず、回転することが多い。
しかし、メタルボディなので飛距離は充分出ているので、飛距離のムラも少ないので、さほどのストレスは感じないかな。
ブレードも小さいので、キャスト時に大きな空気抵抗となっていないようにも思える。
泳ぎ
リトリーブするとすぐに浮き上がり、テールをフリフリ。
ブレードが付くことで、ジョイントルアーと同じような泳ぎをする。
イメージとしては、「沈みの早いジョイント系ルアー」といったところかな。
トラブルレス
このナッゾジグを使用してのトラブルは皆無。
着水からのフォール中にフックがリーダーに絡むことを予想していたが、そのようなトラブルは一切なく、非常に使いやすい。
ナッゾジグのまとめ
余計な装飾を加えた高額なルアーが多い中、ナッゾジグは非常にシンプルなデザインで価格を抑えられているのも好印象。
実際の使用でも、飛行姿勢には多少難はあるが、総じて使い勝手の良いルアーと感じている。
このナッゾジグに期待するのは、一般的なフィッシュイーターを釣ることでもなければ、大きな魚を釣ることでもない。
これまでルアーで釣れなかった魚種を釣ること。
フィールドに制限を設けずに使えること。
まずは普通にソルトで使用し、フレッシュウォーターでは芦ノ湖から使い、結果が出たら近所の河川など、さらにフィールドを広げたい。
そんなルアーフィッシングの可能性が広がるべく、ナッゾジグには期待している。
そして、このナッゾジグの特徴である半固定式のブレードを持ったルアー、実は他にもある。
そのルアーとの比較記事も近いうちにアップしていきたいと思います!
【参考記事】
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