以前にも本ブログでご紹介した滑らない靴底素材を使ったハイパーVソールとプラスティディップ。
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この2つは、昨年のハタゲームをはじめとして、あらゆるところで試してきた。
使用していくうちに、双方のパフォーマンスも、ざっくりではあるが明らかになってきた。
そこで今回は、これまでの不肖ゆたりなによる使用感を元に、「滑らない靴底対決」ということで、グリップ力と耐久性に焦点を絞り、ハイパーVソールとプラスティディップソールでの性能比較をしてみた。
ちなみに、テトラポットやゴロタ石,捨石などといったスパイクが機能しにくい表面がツルツルの場所を対象とした。
グリップ力はプラスティディップ
最初に、最も肝心なグリップ力から。
単純にグリップ力でいうならば、プラスティディップの勝ち。
意外かもしれないが、実際に使用してみると、この差は大きいと言えるくらいの結果であった。
実はその差を実感できたのは、釣り場ではなくて飲食店。
幾つかの飲食店の店舗の床に使用している素材で、表面がツルッツルになっている石などの素材を使用している床なんかあったりするのだが、そういった床というのは、実は結構滑りやすい。
そういった場所でも両靴底を使用してみると、明らかにプラスティディップの方がグリップ力が高いことが分かる。
プラスティディップと比較すると、ハイパーVのグリップ力がまだまだ足りないと明確に分かってしまうくらい。
この結果は自分としても意外であった。
そこまでグリップ力に差がついた一番の要因は、やはり食いつきの良さだろう。
ハイパーV素材よりも、プラスティディップ素材のほうが柔らかいため、床への密着度や食いつきが良いからだろう。
耐久性はハイパーV
一方の耐久性。
耐久性に関しては、ハイパーVが上。
先ほどのグリップ力の項目で述べたが、プラスティディップ素材は柔らかいために食いつきは良いが、その分減りも早い。
そもそも、プラスティディップは靴底に使用することを想定したものではないしね。
ハイパーVは、硬めの素材を使用しているため、耐久性は他のゴム底素材と比べてもほとんど変わらないくらいだと思う。
プラスティディップを靴底に塗布する際、接着面に不純物などがあると、密着が弱く、ペロッと剥がれやすい。
滑らかな表面の靴底の場合も同じ。アンカー効果が期待できないため、これも密着が弱く、ペロッと剥がれやすくなる。
だからこそ、アンカー効果を保ちやすいフエルト底への使用がオススメなのだが、そうでない普通のゴム底へ塗布する場合は、プライマー剤を使用すると良い。
靴底の素材や歩行距離等にもよるが、数十回の使用するくらいの耐久性はあるので、もしすり減ったら、また塗り直すことで、元のグリップ力を得ることができる。
まとめ
以上、滑らない靴底素材のハイパーVとプラスティディップのおおよその比較をしてみた。
グリップ力,耐久性ではどちらも一長一短がある為、あとはお好みでの選択になろうかと思う。
いずれにせよ、これら以上のグリップ力を有する靴底素材はないであろう。
これらを選んでおけば間違いはないとは思う。
フエルト底は、泥や苔が目詰まりしたら完全にアウト。
オレ的にはあまり有効性を見出せない。
これで海藻などが付着している場所への踏み込む場合も考えて、スパイクとの併用をしておけば万全であると思う。
しかし、滑らないからといって、過信は禁物。
テトラやゴロタ等の足場の悪い場所への歩行は、しっかりと踏みしめながら慎重に歩行すること。
調子に乗ってピョンピョン飛び越えると、えらい目にあうからね。
まだ試したことのない方、ハイパーVとプラスティディップの靴底を、是非とも試してみてはいかがかな?過去記事にも詳細を載せているので、ご参考にしていただけたら幸いである。
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