【西伊豆ハタゲーム調査2】MJリグでアカハタをガッツリと堪能!

釣行記

あぁ、「逃がした魚は大きい」とはよく言うが・・・ホントに逃がした魚は大きかった。しかも、狙いのオオモンハタのデカいの。

気持ちを切り替えたつもりが、どーも悔しさが頭の中いっぱいになる。なんでもやり取りにもたついたのか?あそこは有無も言わさず、ゴボウ抜きでしょ!

「後悔先に立たず」ともよく言ったもの。あんな立派なオオモンハタは、早々来ないだろうな・・・。

今回の遠征の主目的の魚であっただけに、ヒラメやマゴチをバラしたのよりも何倍も悔しさが募る。「あんな恋・・・もう二度と経験しないだろうな」みたいな(*ノωノ)

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オオモンハタ後のアカハタ2発!

先ほど逃したオオモンハタへの後悔の念を絶つべく、ワームをバルト4インチに切り替える。

発売した当初、バルトを多用していた時期もあったが、その後はあまり使わなくなった。

理由は耐久性が低いため。

耐久性への評価の低さは変わらないが、バイブレーションルアーのようなロッドティップにブルブル感じる、バルト独自の大型シャッドテールによるアピールが必要と感じ、今回からハタゲームでの再採用を決意。

完全にオオモンハタ狙いに絞って、フルキャストからの着底後、ひたすらスイミング。

強風が吹いてはいるが、いつまでも風に逃げてばかりもいられない。向かい風の中でもキャストを繰り返す。

こんな強風下で、まともな飛距離でキャストできるのは、MJリグだから。こんな時こそ、改めて感じる。

そんな悪条件下で辛抱の釣りを繰り広げていた6時15分ごろ、フルキャスト→着底後のスイミングを開始した直後に、これまたひったくるようなアタリ!!!Σ(・ω・ノ)ノ!

よしきたっ!フンガッ!

魂を込めたアワセを入れ、ロッドを立ててひたすらゴリ巻き!今度こそ絶対に迷わない!

ただ、引きがかなり強い!

ドラグは強めに締めているが、ゴリ巻き中にも関わらず、瞬間的にドラグが滑る!

構わずゴリ巻きを続けるが・・・あっ、ヤバい!根に潜られた!

「落ち着け、オレ!」・・・年季の入った中年のオッサンになると、自分の中での一人芝居が多くなる(;’∀’) 一人芝居は別として、一旦心を落ち着け、ベールを返してラインを一旦出し、ラインテンションを張らず緩めずの状態で待ってみる。

しばらくすると、ラインが「スス~ッ・・・」と沖へゆっくりと動き出したところで・・・

逃がすかっ!ソイヤッ!

再度ロッドを立ててのゴリ巻きを再開!

「アタシ、もう迷わない!」・・・どっかの青春ドラマのセリフではないが、迷いなくブッコ抜く!上げたものは・・・


よっしゃーっ!元・近鉄バッファローズの佐々木監督バリのガッツポーズ!(←知ってる?)34センチのアカハタ!狙いのオオモンハタではなかったが、これぞ、してやったり!

なんと、その後の7時10分頃、今度はスイミングからストップしたとたん、強烈なアタリ!

これは先ほどよりもさらにドラグを締めたにもかかわらず、1匹目同様、ゴリ巻き中に瞬間的にドラグが滑り、根に潜られる。

先ほどと同じやり方で根から出した瞬間にゴリ巻きを再開し、抜き上げたのは・・・


これも34センチのアカハタ!どうだ!

ヒットワームは、最初のオオモンハタの時に戻って、パワーシャッド4インチのカタクチカラー。真っ黒に銀ラメが入ったヤツ。

先週のアカハタ釣果の時と同じカラーのワーム。まぁ、カラーについてそんなに気にはしてないが。

その後は、それまでコロコロと方向が変わっていた風も一方方向で固定されてきたため、さらに風裏になる場所を探しつつ、新たな場所の下見をすることに。

一筋縄ではいかない磯場で デカカサゴ一発!

今後のための下見も含め、風裏を探しながら、場所を転々と移動。

それにしてもここら辺は、断崖絶壁のような場所が多い。

MJリグ屋さんはピョンピョンと軽快に足場の悪い場所を移動するが、完全に腰が引けているオレは、「ちょっとここは・・・怖いんで止めましょうよ」と言ってばかり。

その中でも、足場は悪いが、比較的エントリーしやすい地磯を発見。


不肖ゆたりな、完全にへっぴり腰状態で移動した先のポイントは・・・


写真ではちょっと分かりにくいが、偏光して近くの海底を確認すると、表面がガリガリに粗く大きい岩が沖に何層も横向きに広がっている。

遠投してからボトムバンプなんてしようものなら、その岩の層を何回も跨がないといけないような厄介な場所。

事実、MJリグでさえもボトムバンプしたら速攻で根掛かり。外そうにも、岩の表面が粗く、穴ぼこだらけなので、シンカーがスタックしたら脱出は極めて困難。

さらには根ズレが強烈なため、リーダーやメインラインもすぐにボロボロになるほど。ボトムバンプはもとより、遠投しても着底一発根掛かりの可能性も大。

これまで行った中でも、根掛かり帯としては最も強烈な場所。

ボトムバンプは諦め、フルキャストして一旦着底させた後は、即座にリフト。あとはひたすらスイミングを繰り返す。

こんな感じでスイミング中心に攻めていたところ、フルキャスト後の着底間際で、これまたひったくるようなアタリ!Σ(゚Д゚)

即座にロッドを立て、ひたすらゴリ巻き!こんなところで根に潜られたら、ラインブレイクがオチ!無我夢中でゴリ巻き!

しかし・・・引きは強いことは強いのだが、先ほどのアカハタのような強烈さは無い。

早い段階で浮かせてゴボウ抜きすると・・・


カサゴではあるが、良型!28センチ!

ヒットワームは、パワーシャッド5インチ。カラーはピンクグロー。ここでもカラーのこだわりは無く、単に先ほど使っていたパワーシャッドが根掛かりロストして、ケースに入っていたのがこれだったというだけのこと。

さらに遥か沖では、鳥山が立っており、その箇所に青物らしきナブラが常に見えるが、岸まで近づいてくる様子無し。

引き続き攻めるが、アタリが無いため、この場は撤収。

その後、元のアカハタが釣れた場所へ戻るが、ベイトの気配も消え、アタリ無し。12時ごろに撤収。

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今回釣行の総括

今回のハタゲーム釣行で、気づいた点は以下の通り。

今回の2匹は、先週のアカハタよりも1センチup。それ以上に今回のアカハタは引きが強烈

これはおそらく、個体差からくるものではなく、足場が高いところと低いところとの取り込みの差によるものではないかと予想する。

ここで具体的な説明は控えるが、今後、ここら辺については釣果実績を重ねることで検証していきたい。

いずれの魚もカニを吐き出した

今回釣れた魚は共通して、釣り上げた後にカニを吐き出した。先週釣り上げたアカハタも然り。

1匹目のアカハタに関しては、腹の中を調べてみると、5cmほどのベラの他、小エビやカニが入っていた。

一般的にベイトパターンが言われているが、少なくとも根魚に関しては、シーバスとは違い、偏食することはまずないのではないかと思われる。

形状はどうであれ、根魚に関しては、目の前に動く、興味のあるものは食いつくという食性のような気がする。

MJリグの強風下での有効性

かなりの強風下、向かい風に向かって投げてもそれなりの飛距離が出せている。ラインをアーマードF+プロも使うことで、強風下でも最小限のストレスで攻めることができる。

普通なら諦めるような強風下でも、MJリグを使うと、それなりに釣りが成立してしまう。

MJリグの根掛かり回避,回収能力の高さ

MJリグでほとんど根掛かりしないので、他のジグやハードルアーに替えたとたん、着底一発根掛かり。

実際に着底一発根掛かりでロストしたルアーがコレ。フックポイントが上向きなので、ある程度は根掛かりに強いだろうと予想して切り替えたとたんの根掛かりロスト。

MJリグであまりに根掛かりしないから大丈夫だろうと思って油断すると、ほとんどのルアーでロストの嵐となる。このようなことが頻発すると、ハタゲームポイントでは他のルアーなんて怖くて使えない。

ショアスローも飛距離は出せてハタゲームには有効な手段だとは思うが、ボトムの状況を高い次元で把握していないと、とてもじゃないが使えない。

まとめ

いきなりの爆風から始まった今回のハタゲーム釣行。

なんとか良型のオオモンハタをヒットさせたのにバラしてしまい、このまま終わるかと思われたが、なんとかアカハタ2匹,カサゴ1匹の釣果を得ることができた。

残念ながらMJリグ屋さんは不発に終わったが、今後の釣行では完全に逆転なんていくらでもあるだろうし。

失敗や成功を繰り返しながら、徐々に情報の精度も上がることと思う。ポイントの傾向や釣果タイミング等、まだまだ情報が少ないながらも、ある程度のことは明確になってきた。

今後はさらに釣行を重ね、更なる情報精度を高めていきたいと思う。

・・・なーんて難しいことを言うよりも、とにかく楽しく安全に釣りができることが一番なんですがね! (^^♪

今後のハタゲーム調査にも期待!

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