【スピアヘッド・カルデラロックバック】投げて、引いて、落とす!スプーンライクなジグミノー

タックル

つい先日のこと。

ウチの嫁がウチへポスト投函された封筒を見て、なーんか薄ら笑いしながらオレに一言。

「おとうさん、まーたハゲ関係の薬かなんか買ったの?」

えっ、ハゲ関係?・・・そんなの、通販で注文した覚えないんだが。

しかも・・・そのなんだ、変な薄ら笑いは!

なーんかその、中年ハゲチャビンを小馬鹿にするような発言、断じて許せん!

そもそも、ハゲチャビンの薬も買い込んでないし・・・少しは買いましたけど・・・♪(´ε`;)

そもそも、なんでそんな話になったのか?

その封筒を手に取ってみたところ・・・あぁ、コレを見てそう思ったのか!

まず、その封筒に入っていたものというのが、コレ↓

DUOからリリースされたトラウトルアー。名前は「スピアヘッド・カルデラロックバック」。

嫁がハゲ薬と誤解したのは、封筒にこの商品名が書かれていたから。

「スピアヘッド」の部分に目がいったようだが、ヘッド前の「スピア」のところも、ひびき的に「ツルツル」的なイメージと重なったようで。

それにしてもね〜・・・ルアー買ってハゲ薬と誤解されるとはね。

嫁、恐るべし。

・・・

話は本筋へ。

このスピアヘッド・カルデラロックバックは、樹脂で成型された、スプーンライクなジグミノー。

ジグミノーって一括りに呼ばれるけど・・・

サーフで使用する人気のものといえば、ほぼヘビーシンキングペンシルのような、パームスのGIGなんかはその典型。

これはまさにミノーライクなもので、フックもフロントとリアに付けるタイプ。

GIGはサーフでの釣りを始めたときに使っていたが、根の多いご近所サーフでは根掛かりするので、オレ的な出番はほとんどなく終了。

そして、もう一つ。

すでに販売されていない、DUOのプレスベイト85

プレスベイト85は、リアのみのフックアイで、こちらの方がメタルジグに近い印象。

これはGIGより多用したけど、飛行姿勢がイマイチで飛距離が思ったより伸びず、その上浮き上がりが早く、手元に伝わる引き抵抗がイマイチだったもんで、サーフでの一軍ルアーには登りきれないまま。

このように、過去のジグミノーはいまだ使いこなせず。

そんな経緯があっても、あえて入手したのが、今回のスピアヘッド・カルデラロックバック

通販で半額近い価格で売られていたので、3つほど購入。

これまで使用したミノーライク,メタルジグライクなジグミノーとは違って、こちらはスプーンライクともいうべきか?ショアスロージグライクともいうべきか?


正直、ショアスロー用メタルジグだって同じ動きをするわけで、このカルデラロックバックが独特というわけでもない。

メタルジグでは成し得ない、さらなるスローフォールと大きなアクションを得ること。

それが、このスピアヘッド・カルデラロックバックを入手した今回最大の意図。

外観の特徴

さぁ、まずはスピアヘッド・カルデラロックバックの外観から入ってみよう。

左右非対称ボディ

このスピアヘッド・カルデラロックバックの最大の特徴は、左右非対称ボディであること。

こっちの面は、平ら。


反対のこっちの面は、凸型。


上から見た図。左右でこんなに違う。

ショアスロー用ジグなんかは、まさにこれと同じような形状。

泳ぐ際は、凸面が下に、フラット面が上になって、ゆらゆらと泳ぐ。

フォールの際も、その状態のまま、前後に大きく揺れながら、ゆっくりとフォール。

ボディを樹脂で覆われているので、全面メタルボディのものより大きくアクション,ゆっくりのフォールが期待できる。

左右非対称カラーもラインナップ

左右非対称は形状だけでなく、カラーやデザインにも。

一部のカラーでは、左右非対称のものも含まれる。

今回入手した3つとも、その左右非対称カラーのもの。


こちらは、フラット側・・・


そして反対の、凸側。

大きな差がなく微妙ではあるが、明滅効果も期待。

スイベル装備

そして、フロントのラインアイには、スイベルが標準装備

ゆっくり操作するならそうでもないだろうが、速くリトリーブしたり強めのアクションを加えると、おそらくボディが回転する。

その回転を、スイベルでスポイルする意図があるのだろう。

でも・・・コレ、いるかな?

個人的には、別に外しちゃっても影響ないとは思うがね。

リア側に2本のアシストフック装備

フックは、リア側に2本のアシストフック。抱き合わせで。

多少の根掛かり防止と、フッキング率向上に期待。

造形美

そして、DUOのルアー最大の特長が、この造形美

細部にまでていねいに作られていて、所有感がハンパない。

こんなに細部のデザインをこだわっても機能が劇的に良くなるわけでもないし、釣果に大きく影響するわけないのだが、釣れそうな雰囲気を醸し出すよね。

スピアヘッド・カルデラロックバックを使ってみた

そんなスピアヘッド・カルデラロックバック。

とりあえず、ご近所サーフで投げてみた。

まずは、キャストから・・・うん、悪くない。

飛行姿勢も悪くないし、飛距離もそれなり。ここだけでも充分に合格点。

着水後のフォールスピードは・・・これは予想以上、かなりゆっくり。通常のメタルジグの倍以上にゆっくり沈む。

これだけゆっくり沈むのに、着底感をそれなりに感じられるのがいいね。

かといって、強風下や潮の流れの速いときは厳しいかといえば、そうでもない。

鉛のメタルジグほどの明確さはないが、こうした条件下でも、弱いながらも着底感を感じられる。

これまで使ったジグミノーは、着底感がイマイチなものが多かったので、使用頻度は低かったわけだが、このカルデラロックバックは非常に良い。

フリーフォールでは、木の葉がヒラヒラと落ちるよう、前後にスイングしながらフォールするのに対し、テンションフォールでは左右にゆらゆらシミーフォール。

フリーフォールとテンションフォールの使い分けで、メリハリの効いた攻め方ができそう。

そして、リトリーブ

リトリーブは予想通り、早い浮き上がり。

リトリーブスピードがかなり遅くても、スプーンのようにテールを振ってゆらゆらとアクションしてくれる。

ショアスロー用メタルジグだっておなじ泳ぎをするが、このカルデラロックバックの方がよりスローに使える。

このカルデラロックバックとショアスロー用メタルジグさえあれば、スプーンの必要性すら感じない。

湖でさえも、もうスプーンの必要性を感じないほど。

これはなかなか秀逸。湖だけで使うにはもったいない。

今後のご近所サーフでも、積極的に使っていきますよ。

・・・

そんなカルデラロックバックだが、ご近所サーフでさっそく釣果が出た。

ただ・・・波は小さく穏やかなのだが、東からの横風が強烈。

直前まで雨だったが、わずかの間止んでいたので、試し投げのつもりで臨んだ。ウェーダーも忘れちゃったし。

強風下でのキャストは・・・初速時にちょっと乱れる程度。こんな条件下でも、飛行姿勢は悪くない。

ただ、PEラインが風で煽られてしまうので、多少沈めたところで、リトリーブするとすぐに水面へ浮き上がってしまう。

さすがの強風下では、このルアーを操るのは厳しい。

しかーし!

今回はそこで終わらなかった。

開始から2投目。

着水後にちょっと沈めてからスローリトリーブしようと思ったら・・・あらっ、なにか掛かってる!

しかも、そこそこのサイズ!

おいおい、ガンガン引くんですけど!

さっきボラが跳ねたので、それのスレ掛かり?

それか、ヒラメ?スズキ?

なんだ?

ゴリ巻きで波打ち際まで寄せて、躊躇せずズリ上げてみると・・・

なんと、正体は43センチのイナダ


2本のアシストフックが、カンヌキ部分にガッチリフッキング。もう完璧。

まだ15時だというのに、たまたまイナダが回遊していたようだ。

しかし、その後はさらに風が強くなって釣りが厳しくなったので、すぐさま撤収〜っ。

スピアヘッド・カルデラロックバックのまとめ

そんなこんなで、簡単にスピアヘッド・カルデラロックバックを評価してみた。

まずは芦ノ湖の実戦投入になるが、この手のルアーがあればスプーンなんていらないとさえ思っている。

スプーンより飛距離が出て、浮き上がりが速く、スプーンのような泳ぎをするのであれば、あえてスプーンを選択する必要はない。

このルアーは湖や大規模河川向けに開発されたようだが、普通にサーフでも使えちゃう。当たり前だが。

それこそ、ヒラメやマゴチなんかでも、細かいロッド操作で釣れちゃいそう。

近く、今年2回目の芦ノ湖釣行を予定。

この前はウグイのみだったが、次はぜったいにトラウトを仕留めてみせる。

このスピアヘッド・カルデラロックバックでね!

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