ニューシートプス115(ザウルス)でハットトリック!梅収穫,梅雨の合間のデイゲーム

5月下旬ごろになると、小田原では梅の収穫が始まり、今年は6月に入った頃から梅雨に突入。

そんな合間を縫ってご近所サーフへ繰り出そうとするが、そんなときにかぎって強風やらうねりやら、高コンディションがなかなか続かない。

そんなある日、お馴染みの中古釣具店・・・

う〜りまっすぅ〜、かいまっすぅ〜、さ〜が〜しまっすぅ〜♪

・・・な場所で中古ルアーコーナーを物色していたところ、なにやらキラリと光るルアーを発見。


それがこの、ザウルスのニューシートプス115

しかも、未開封品で税込1,100円!

インターネットでニューシートプス115を調べてみると、ニューシートプス115は税込小売希望価格で2,592円。

ということは、半額以下!これはお得!

中古釣具漁りは、これがあるからやめられないのよね〜!

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「ザウルス」というルアーメーカー


今回見つけたのはザウルスのルアーだが、そもそもザウルスというルアーメーカーのことをあまり知らない。

ネット等で調べてみると、どうやら知る人ぞ知る有名なメーカーのようで、現在名の知れたプロアングラーの中にも、かつてザウルスに在籍していたことがあるという人もいるようだね。

そもそもザウルスは、1990年に「バルサ50」というハンドメイドルアーをはじめとしたバス,トラウトフィッシング用ルアーの開発,販売を手掛けていた(株)スポーツザウルスが起源。

そのスポーツザウルスは2003年に倒産し、その後は運営会社が(有)ザウルストレインに変わって復活を遂げたものの、2017年には営業停止。

そして、3度目の正直となった2018年には、ザウルス(株)となって再復活。

ザウルストレイン時代にはソルトウォーター分野にも参入し、シーバスロッドやシーバス専用ルアーなんかもリリースしていたようだが、現時点ではフレッシュウォーターのみの展開となっているようだ。

ザウルスについてもっと詳しく知っている方がいたら、本ブログへぜひコメントを!

ということで、このニューシートプス115はザウルストレイン時代のシーバス用ルアーであり、しかも未開封のものはほぼ市場には出回っていない貴重なもの。

何がどうして目についたのかは表現しづらいが、なーんかこのフォルムが魅力的に感じたのよね。

そういえば、最近は140mm以上のサイズのものばかりを集めてばかりいたが、手薄となっているこのくらいのサイズのルアーがあっても良いだろうし。

しかも、ロングキャスト対応なので、サーフでも充分武器になり得る。

さすがにフックをとめてあった輪ゴムは劣化して、外そうとしたらボロボロに崩れてしまったくらいのものではあったが、まだまだ現役で使えるでしょ!

ニューシートプス115

そんな偶然だったのか、必然だったのかはよく分からないが、偶然入手したニューシートプス115

外観

まずはざっくりと、外観の観察から。

エヴォルーツのように、顔が小さめ、リップも小さめ。


真正面からの図。

ボディ幅に対するリップ幅が、こんだけしかない。


上からの図。

こう見ると、ボディ全体がずんぐりむっくり。

サイズの割に、水押しは強そう。


真後ろからの図。

完全にリップが隠れるので、飛距離を出すには好都合といったところか。

ザウルス曰く、ニューシートプスのボディ形状を「ナイフエッジテール・エアロフォルム」と呼んでいるそうだが、極小リップと相まって飛距離に貢献するのだそうだ。

重心移動システム

ニューシートプスは、タングステンウェイトを使用した独自の重心移動システム「SRSリングストッパー重心移動」を採用しているのだそうだ。

とは言っても、これではボディ内部がまったく見えないので、この重心移動システムの詳細な構造までは分からない。

インターネットで調べてはみるものの、名前だけが先行して構造写真や図がどうしても見つからないので、イメージが湧かない。

実際に振ってみると、ウェイトが前方に来たときに若干ではあるが固定はしている。

ただし、そんなに強固なものではなく、ちょっと振れば後方へとウエイトが移動するくらいのもの。

おそらく、一般的なボール型ウエイトタイプなんでしょう。

誰か、SRSリングストッパー重心移動について詳しく分かる方がいたら、本ブログへ解説コメントをお願いします!

ニューシートプス115をご近所サーフで投げてみた

そしてさっそく、タイミングの取れたときにご近所サーフへ出向いてみた。

7時半過ぎのエントリー。朝マヅメにしては遅めかなと。

ここ数日になってようやく安定。

うねりや濁りもとれて、久々のグッドコンディション。

風は多少あるものの、ニューシートプスを試すにはこれくらいがちょうどいい。

さぁニューシートプス115、まずは飛行姿勢から。

キャストごとで多少のムラはあるものの、キャストが決まったときにはビシッとした飛行姿勢をきめて飛んでくれる。

実際の飛距離もキャストごとのムラは多少あるものの、最近の重心移動タイプのミノーと比べてもまったくひけをとらない。

ただ、距離的には以前記事にしたエヴォルーツ99VSPと同等といったところかな〜。

まぁ、エヴォルーツ99VSPは優秀すぎるから、それと比較するのは酷かな。

とにかく、ニューシートプスは多少の横風があっても急に失速することが少ない。

そして、引き抵抗は強すぎず、弱すぎず。これくらいが個人的には好み。

潜行深度は70センチ程度とのことなので、ご近所サーフで使うにはもってこいで、非常に使いやすい。

多少の速巻きでも泳ぎが破綻せず、フロントフックがリーダーに絡むトラブルもほとんどないので、これならばサーフで充分武器になるかな。

試し投げで、早くもヒット!

そんなニューシートプス115の感触をあれこれ確かめている最中に、早くも最初のアタリ。

サイズは明らかに小さいが、明らかに魚の引き!

難なく、寄せ波のタイミングで落ち着いてズリ上げてみると・・・

予想通りのヒラメ。サイズは28センチ。

ヒラメというにはまだまだ、30センチにすら満たないソゲサイズではあったが、ニューシートプスでの初ヒット。

しばらくすると、偏光サングラス越しに見ると、沖合の海面付近に暗めの影を発見。

メタルジグを投げて探ってみると・・・

やはりコノシロ。20センチ超のなかなかのサイズ。

ご近所サーフでこのサイズのコノシロがベイトフィッシュとなりうるかは疑問だが、魚にとってコンディションが良いのは明らか。

再度ニューシートプスに切り替えてランガンすると・・・


今度は、さっきのコノシロ並みのサイズのワカシがヒット。

掛かった魚のサイズは小さいものの、ニューシートプス、好調じゃん!

ワカシからの連続ヒットは、大きなアタリ!

さらにそこからの一投目、こんどは着水直後のリトリーブ中にガツンと大きなアタリ!

これは大きい!もしかしてワカシの親玉か?

いや、青物特有の走る引きではない!これは良サイズのヒラメか?

ロッドのベリー部分をガンガン叩くような引き!

50センチサイズのヒラメか?あるいはもっとか?

時折、魚が走ってラインが出る!

おねがいっ、バレないで!

ちなみに、使用リールはセルテート。

ツインパワーXDとは違い、粘るようなドラグ感覚は良いのだが、いかんせんドラグ音が小さすぎる。

ドラグ音の違いで釣果に影響するものではないが、あまりに音がしないのも興奮度が高まらない。

やはりドラグ音が強い方が良いかな。

ダイワリールのドラグ音を「鈴虫ドラグ」と揶揄する声もあるが、確かにそれはあるかな〜。

そんなことを思いつつ、波打ち際に近づいた姿を見ると、そこには予想外の獲物!

落ち着いて波打ち際から引き剥がすと・・・

やった!久々のスズキ

フッコサイズではあるが、デップリした62センチ!

たまたま回遊してきたのを捉えたにすぎないのだろうが、この時間帯でのスズキの釣果はとてもうれしい。

ニューシートプスだから釣れたということはないだろうが、少なくともこのルアー、自分との相性は良いのかもしれない。

【タックルデータ】
ロッド:ノリーズ ’15ラフサーフ88
リール:ダイワ ’19セルテートLT3000XH
メインライン: デュエル アーマードF+プロ ロックフィッシュ 150m 1.0号
リーダー:クレハ(KUREHA) シーガーFXR船 100m 4号

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まとめ

シーバスを釣ってからは早々に切り上げてしまったが、近くにいたアングラーと話をしたところ、どうやら朝方に30センチくらいのキジハタが釣れたとのこと。

ここ数ヶ月は安定したコンディションが続かないでいたが、今のコンディションが数日続けば、カタクチイワシの接岸をきっかけに思わぬ爆釣も期待できそう。


そして、今回試したニューシートプス115。

メーカーの運営が不安定かもしれないが、製品であるルアーが良いのは間違いない。

今回のニューシートプスの使用感が思いのほか良かったので、同じザウルスのバイブレーションであるヴィブラのほうもちょっと興味が湧いてきた。

もう製造されていないので、手に入れるとしたらヤフオクかな。

なかなかお店に出回っていることも少ないだろうが、ニューシートプスをはじめとしたザウルスルアーを見つけたら、まずは手に取ってみてほしい。

最近の売れ筋ルアーを揃えるのも良いだろうが、他の人とは違ったルアーを持っていると釣果に差が出ることがある・・・かも。

ニューシートプス、お宝ルアーですよ!

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