いまは猛暑真っ只中。
今はまだ鮎釣り真っ只中ではあるが、辺りが涼しげになれば、西湘サーフはサーフエギングがシーズン・イン。
昨シーズンのサーフは、シーバス,ヒラメはおろか、アオリイカも絶不調。
それもあって、今シーズンこそサーフエギング好調を期待したいところ。
そんな中、この不肖ゆたりなのアホアホブログでお馴染みのエギトライブをリリースしているラッキークラフトから、エギトライブに続く第二弾のエギがリリースされたとの吉報(?)が。
ラッキークラフトからイカシリーズ。エギトライブに続き、ぶっ飛びエギ登場
元祖シンキングペンシルでお馴染み、ラッキークラフトからリリースされた数少ないエギ。
イカと魚の両方狙っちゃうエギトライブから、今度のエギはどうやら飛距離が売りらしい。
その名も、「飛ぶキラリ」!
そんなラッキークラフトが、エギトライブの次にリリースする新しいエギ。
その名も・・・
Tobu Kirari(飛ぶキラリ)
引用:ハピネットタックル
引用:LUCKY CRAFT JAPAN
・・・とぶきらり?
・・・なんじゃそれ?
「マグネット以外の」全重心移動システム搭載?
そもそもエギで重心移動システムを採用したものといえば、最初は確かダイワだった覚えが。
ネットで検索したが、すでに見つからず。たしかエメラルダス系のエギだったと思う。
金属ボールの移動式重心移動を早くから採用していたんだが、当時はユーザーからの理解が得られなかったのだろうか?
コレがそう。
たしかワゴンセールのものを入手した覚えが。
これでも普通にキロアップなんか釣れちゃってるんだけどね〜、近年は出番が少ないが。
飛距離は〜どうだったかな?そんなにぶっ飛んだ印象はないんだが。
ウェイトの移動距離も短いんで、そんなにぶっ飛ぶ印象はないかな〜と。
そして、次に重心移動システム搭載エギとして登場したのが、デュエルのイージーQマグキャスト。
これは磁着タングステンボールを採用した重心移動システム。
これは実際に使ってみて、たしかに飛距離は出せていたような印象はあるが、それで釣果が上がったわけでもなく、逆に釣れないままロストしたので、印象はあまりない。
その後しばらく、重心移動システムのエギは現れず。
エギで重心移動システムの需要がないのかと思いきや・・・
今年に入り、大手のシマノやダイワが重心移動システムを採用したエギを続々リリース。
シマノは、ジェットブースト(旧AR-Cシステム)搭載のエギ、セフィアクリンチ・ロングアピール。
ジェットブースト搭載のエギはもっと早く出てくるだろうと思っていたが、意外にも今になって登場。
バネを採用したジェットブーストだと、シャクったときにウェイトが動いちゃうから、そこを調整するのが難しかったのかな?
ダイワは、今年秋にリリース予定の重心移動システム搭載エギ、エメラルダスフォールLCR。
コレは、マグネット搭載の重心移動システムを採用。さらにラトル入り。
イージーQマグキャスト同様、マグネットでウェイトボールを前方に固定する、一般的なシステム。
一般的な重心移動システム搭載シーバスルアーのように、着水後の「玉入れ操作」を必要とせず、着水と同時にウエイトが前方へ戻るようになっているらしい。
そしてラッキークラフトは、この飛ぶキラリ。
こちらは、「マグネット以外の全重心移動システム」を採用。
現時点でハッキリとした構造を明らかにしておらず、これがまた表現が微妙ときている。
まずは、「マグネット以外の・・・」との記載。
あえて「マグネット以外」なんて限定的な記載しているあたり、なにか特別な仕様になっているのだろうか?ラッキークラフトの独自システムみたいな。
youtubeの紹介動画では、ウェイトボールを2個入れてるようだが、あえて「マグネット以外の・・・」なんてあえて入れているあたり、何かあるのかと勘繰ってしまう。
マグネットは使わないんだから・・・シャクリに耐えられるだけの、前面にウェイトを固定できるような何かが備わっているのだろうか?
そして、「・・・全重心移動」との記載。
飛ぶキラリのシルエットだけ見ても分かるように、一般のエギにあるような外側のシンカーは一切ない。
すべてのウェイトがボールを2つのみで調整できているようだが、はたしてエギとしてのバランスは大丈夫なのだろうか?
詳細が分からないだけに、そこらへんの不安はどうしても拭えない。
飛ぶキラリの期待したいメリット
圧倒的飛距離
「飛ぶキラリ」というくらいだから、もちろん飛び抜けた飛距離が売り。
youtube動画では他のエギと比べて1.5倍は飛距離が伸びたと言っているが、コレが本当ならかなりの武器になるね。
ライン絡みの回避
飛ぶキラリにはボディの外側にシンカーがないので、そこにラインが引っ掛かるなどのトラブルは少ないようだ。
ライントラブルの多いエギングには、コレは大きなメリットかもしれない。
潮の流れがわかりやすい
飛ぶキラリは他のエギに比べて体高があるため、横からの潮の流れを受けやすい。
そのため、潮の流れがわかりやすいメリットがあるようだ。
まぁ・・・個人的にはその程度の違いで「そうかな〜?」と思うし、逆に潮の流れに対するフォール姿勢の安定性を疑ってしまう。
外付けのシンカーが無いからね。
これまであの外付けのシンカーがなくならなかったのは、あのシンカー位置がエギには安定したフォール姿勢をとるのに必要不可欠なのだろうなと。
そのあたりは、どうなんでしょうね。
地元色を出したカラーネーミング
カラーのネーミングも、かなり特徴的。
ラッキークラフトのお膝元である富山県小矢部市周辺の、地元色を出したネーミング揃い。
現在のところ、全7色。
そもそも、ネームの頭に”GB”なるものがあるが、これってなんの意味だろ?
GB七尾サファイア
七尾は石川県の能登島や七尾湾寄りの場所。
ちなみに七尾湾は、全体的に水深が浅く、藻が繁茂しているため、アオリイカやタケノコメバル,近年ではクロダイトップゲームなんかが楽しめるようなフィールド。
そんな七尾湾をイメージしたカラーなのだろうか?
GB加賀ヒャックマンゴールド
加賀は、県外の人でも言わずと知れた、石川県の代表的な場所。
加賀百万石の煌びやかなイメージに乗せてか、ゴールド系に合わせたカラーネーム。
GB能登青ゆず
GB能登青ゆず
こちらも石川県の能登の地名を入れたカラー。
能登で青ゆずが有名なところもあるようで、それをそのままネーミング。
GB中能登姫みかん
こちらは、能登は能登でも、中能登。
調べたところ、「なかのと姫みかん」でブランド化されたみかんが本当にあるんだね。
ちなみに、姫みかんとは、早生みかんの品種「宮川早生」を能登で栽培したもののブランド名称のようだ。
みかん農家なので、マニアックなところまで解説してみた・・・ただそれだけ。
GB和倉エメラルド
和倉は、石川県の和倉温泉のある地名。能登島の入り口の橋があるところだね。
和倉温泉といえば、日本一の旅館「加賀屋」。
加賀屋のイメージをそのままに、エメラルドの響きと合わせたのかな?
GB小矢部キラリピンク
小矢部は、ラッキークラフトのお膝元。ここだけ唯一、富山県。
ちなみに、富山県小矢部市は「メルヘンの町」として有名。
メルヘンな建物が多いようだが、なぜなのかは不明。
またエギとして人気のありそうなカラーに、小矢部を加えたところがいいね。
GB赤西シェルレッド
赤西って地名が分からなかったが、七尾湾では赤西貝が獲れるらしい。
赤西外の色からネーミングしたのが、この赤西シェルレッドなのだろう。
サイズは2種類
サイズは2種類。3.2号(17g)と3.7号(24g)。
2種類の異なるウェイトであるにもかかわらず、フォールスピードはいずれも3秒/m。
雑なエギングをしているこの不肖ゆたりなにとって、フォールスピードが同じであることは分かりやすくて良い。
いずれにせよ、サーフエギングをメインとするなら、3.7号一本あれば良いかなーと。
リリースしたのに、どこにも売ってない!
この飛ぶキラリ、現時点で情報もあまりに少なく、インターネット上でどこにも売ってない!
ラッキークラフトが運営する楽天やyahooの直営ショップにはラインナップされているものの、すべて売り切れ状態。
インターネット上での情報の少なさからみても、大人気で売り切れ続出というわけではなさそうだ。
ラッキークラフトのお膝元である富山の釣具店には置いてあるのかな?
もしかしたら、まだ製品化しようかどうしようかの段階で、直営店のみのテスト販売の段階なのかな?
状況によっては、このまま販売されずにお蔵入り商品となる可能性も?
どうなんですかね?ラッキークラフトさん!
飛ぶキラリのまとめ
今回は、個人的に注目のラッキークラフトのエギ、飛ぶキラリについて述べてみた。
エギトライブはさすがに西湘サーフでは使いこなせなかったが、この飛ぶキラリは普通にイケそう。
それこそ、今シーズンのサーフエギングでは、各社の飛距離特化型エギを使い比べてみるのも良いかもね。意外と釣果に差が出るかもしれないし。
昨シーズンのサーフエギングはかなり渋かったので、今年はぜひ飛ぶキラリでぶっ飛ばして、大きいアオリイカを釣ってみたい。
その前にまず、飛ぶキラリを入手できるかどうか?
ラッキークラフトさん、頼みますよ!
【飛ぶキラリ 3.7号 インプレッション記事】
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