【シマノロッドがまた折れた!】身をもって学んだ「自分にふさわしいロッド」とは?

ワイルドコンタクトがまた折れた!

先日、夕方にご近所サーフでいつものようにサーフフィッシングをしていた時のこと。

ロッドは’15エクスセンス ワイルドコンタクト1000を使用。

撤収直前、30gのメタルジグをキャストした瞬間・・・ボキッと! Σ(oдΟ;)

バット側の印籠継ぎの部分が、見事なまでにボッキリと折れた・・・ガガガ━Σ(ll゚∀゚)━ン!!!

おいおい・・・これで2回目だぞ。いい加減にしとけよ、本当に・・・

しかもまたキャスト中。

前回は40g、今回は30gメタルジグ。いずれもロッドのルアーウェイト許容範囲内。

これは1回目に折れたときのもの。キャストでこんなバット部分が折れるかね?

折れたロッドを持って購入した釣具店へ持っていったが、「メーカーへクレームを出しても、まず通ることはない」とのこと。

携行品保険で可能かもと教えてくれたが、そんなものに入っているはずもなく。


ワイルドコンタクトは、当時5万5千円くらいで購入。

同時期に購入したノリーズのラフサーフ88をサーフ中心のオールラウンドロッドとして、このワイルドコンタクトは完全飛距離重視で購入。

そんなワイルドコンタクトだが、1回目にバット部分が折れたのが昨年の3年目。その時は免責保証で約6千円を追加してのパーツ交換。

そしてそのわずか1年後。今回もバット側のジョイント部分が折れた。

つまり、ワイルドコンタクトは早4年で寿命を迎えたことになる。

これまでのかかった費用から均等償却すると、年間約1万5千円。

今から思うと、明らかに割高な買い物だったな。

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シマノの対応、保証は?修理は?

2回目で保証書が無いので、免責保証は効かないのは分かっていたが、ダメ元でシマノへ直接問い合わせをしてみたところ、下記のような回答が得られた。

製品名: 15エクスセンスS1000MH/R

【ゆたりな問い合わせ】
30gメタルジグのキャスト時に、ロッドのジョイント部分が折れました。
1年前にも同様、40gメタルジグキャスト時にバット部分が折れて保証書を使ったのですが、ジョイント部分の交換修理は可能でしょうか?

【シマノ回答】
シマノメール問い合わせシステムをご利用いただきありがとうございます。
この度のお客様からのお問い合わせ内容に関してご回答申し上げます。

15エクスセンスS1000MH/R ジョイント部分のみの補修はできず、残念ながら元竿のパーツ交換必要となっております。

修理代金は下記の通りとなっておりますので、ご検討いただき、ご入用の際には、コミ調整等もございますので、お近くの釣具店に製品丸ごとの状態にてお預けいただきますようお願い致します。

税込#2V(元竿)パーツ代:51,040円
税込工賃:880円

オイっ、そもそもパーツで5万円超って・・・ほぼ1本まるまるの定価並じゃん。そもそも、売る気ないでしょ!

メーカー側も何度も折れてクレームが来るのが嫌だから、それならばベラボーなパーツ代にして諦めて別のロッドを買ってもらおうという意図もあるんだろうね。

最近よくある携行品保険なんてものに加入なんかしているはずもないので、流石にもう諦めるか・・・(;´д`)

いや・・・ジョイント部分の破損だから、修理も可能かも!

諦めるくらいなら、ダメ元で自分で修理してみましょうか!

捨てるくらいなら、自分で修理してみようか!

修理の可能性を探るべく、先日の和真メガネを訪問したのに続き、再度藤沢へ。

藤沢に向かった理由は・・・

江ノ電の通る道沿いに店舗がある・・・

藤沢釣具センターへ行くため。

【藤沢釣具センター】

インターネットでロッド修理のことを色々調べた結果、この藤沢釣具センターにたどり着いた。

藤沢釣具センターは通常の釣具屋とは違い、ロッドビルディングのためのパーツのみの品揃え。

実際に店舗へ入ってみると完成品は一切なく、見渡す限りすべての在庫が半製品。一般的な釣具店のようにリールやルアーなどはなどは一切置いていない。

店内に入り、さっそく店主へ相談。

ちょっと専門的な説明などはあったが、どの説明も的確。ロッドのことをあまり知らない自分にも非常に分かりやすかった。

何も分からない素人だからとぞんざいな扱いはされず、とてもていねいに対応していただいて大満足。

今回のようにロッドの補修のみならず、ロッドビルディングにチャレンジしたい方はぜひ来てみると良いだろう。

結論、「修理は無理」

店主へ相談したところ、「修理は無理」とのこと。
店主にシマノロッドであることを伝え、折れた箇所を伝えたところ、もう速攻で言われた。

細かな内容は割愛するが、とにかくすべてが納得。細かな専門用語は分からないが、大方のことは理解できた。

その中でも印象的だったのは、「モデルチェンジのサイクルが早かったのは、前バージョンで設計上の欠陥が判明した可能性が高い」とのコメント。

そういえばこの意見、他のフォロワーさんも同じことを言っていた。

折れた2回ともバット部分で、いずれもキャスト時。
1回目は40gのメタルジグキャスト時、そして2回目の今回は30gのメタルジグキャスト時。いずれも、指定されたルアーウェイトの範囲内(5〜45g)。

1回目の破損ではバット部分を新品に交換、2回目の破損はその1年後。
つまり、2回目の破損については、実質1年で破損したのと同じことになる。

日頃からティップに負荷がかからないよう、バット部分にウェイトを乗せるペンデュラムキャスト。投げ方は問題ない。

強い力でロッドをぶつけた覚えもなく、致命傷もなかったはず。

そして2015年にこのロッドが発売されてから5年もしないで、2回もモデルチェンジ(インフィニティ→ジェノス)があった。

2017年に購入してからすぐにバージョンアップが出たときは、「えっ、新品で買ったのが、もう旧バージョンなの?」と思ったのを覚えているから、3年なったかならなかったかくらいで新バージョンに取って代わられたわけだ。

’15エクスセンスS1000MH/R。コードネーム「ワイルドコンタクト」。

やはり設計上の欠陥だったのだろう・・・5万円以上のロッドだが、耐久性のテストはなされていなかったのだろうか?

シマノに言いたいこと(文句)は山ほどあるが、店主からの的確な回答をもらい、これで諦めがついた。


はぁ・・・(*´Д`)=3ハァ・・・


もうボッキリですよ・・・(ノД`)ハァ

クソボケ!もう二度とシマノのロッドなんか買うかいっ!


あったまきたから、もっと折ってやった!(燃えないゴミに出すため)

これまた悲しいことに、ティップ部分でも折ろうとすると、これまた硬くて折れないのよ・・・(;´д`)

なんで折ろうとしても折れないのに、折ろうとしてないときに折れてしまうんだか!

この気持ち、分かります???

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今回の件で学んだこと

これでもう完全に踏ん切りがついた。

今回の件で改めて気づいたこと。それは、自分がロッドに一番求めるものは「丈夫である」ということ。

機能面はもちろんのこと、それ以上に「丈夫であること」が自分の中で最も優先される。

道具は自分の腕であり、足でもある。「永く大事に使いたい」と思うのは当然。

そんな自分がロッドに求めていることを前提に、思うところを述べてみたい。

シマノロッドは自分向きではなかった

まず、シマノのハイエンドロッドは自分の要求には合っていなかったということ。

ハイエンドクラスのシマノロッドは常に最新の素材,製造技術で作っているから、プロダクトライフサイクルが早い。

特にエクスセンスシリーズは、シマノインストラクターのこだわりに合わせた尖ったロッドなので、要求された機能に特化した作りとなっているのだろう。

今思うと、最新の素材,製造技術を常に体感したい人、新しいバージョンが出たら常に買い換えるような人なら良いだろうが、自分のように道具として末長く大事に使っていきたいという人にとっては、シマノのロッドはナシかな。

まず発売から2年でモデルチェンジは、ロッドとしては早すぎだろ!

ライフサイクルの早いロッドは要注意

自分のような「気にいったロッドを永く大切に使いたい」派は、ライフサイクルの早いロッドには注意が必要。
発売から5年以上経過した、実績の高いロッドを選択すべきだったかなと。

ちなみに、現在所有しているラフサーフ88は、初期モデルで10年,フルモデルチェンジからは現在で6年目。
プロデュースした柏木さん曰く、現在も増産されているとのこと。

ラフサーフもワイルドコンタクトと同じ時期に入手し、それこそ今ではワイルドコンタクトよりも使用頻度が高いのに一度も折れることなく健在。

やっぱり、そういったロッドでないとね〜。

あと気になるロッドといえば・・・やはり「半永久保証」のゼナックロッド。

シーバスロッドのプレジールアンサーなんて、それこそ発売開始から8年近く経つんじゃないかね?
それだけ発売した製品に自信を持っているということだよね。

ゼナック製品(ルアーロッド)全てに「半永久保証」を適用いたします。

「半永久保証」とは無期限、複数回使用可能な保証書で、ユーザー登録制です。

手になじみ、喜びや汗が染み付いたロッドを末永く愛用したい。
そうした想いにお答えできるよう、「半永久保証」は生まれました。
我々が製造したロッドについては最後まで修理が出来るようにと、譲り受けられたロッドであっても関係なく再登録が可能です。
末長くご愛用いただく為のゼナック独自の保証制度です。責任を持った迅速な修理対応をお約束いたします。

引用:ゼナックHP

さぁすがゼナック・・・ユーザーの心をよく分かってらっしゃる!

そう、まさにそのとおり!

実はロッド購入前もゼナックのロッドとワイルドコンタクトとどちらにするか悩んだのだが、近隣でゼナックのロッドを振らせてくれる釣具店がなかったので、ワイルドコンタクトを選んでしまった。

あぁ、今思うとゼナックのロッドにしとけばよかった!

高弾性ロッドは注意が必要

あと、今後はピンピンの高弾性ロッドは選択しない方が良いかも。

高弾性ロッドは折れやすいというのは確かに分かってはいたので、細くて繊細なティップ部分の扱いを注意しておけば大丈夫と思っていたが、まさか太いバット部分でもこんなに折れることがあるとは思ってもいなかった。

飛距離重視で、「硬くて曲がる」のコンセプトのワイルドコンタクトを購入。

しかし、キャストだけでこれだけ折れるのであれば、ちょっと考えもの。何度も折れていくらパーツ交換をしても、使用中の不安は拭えない。

やはりロッドには粘りは大事だね〜。

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まとめ

何度もしつこく言いますが、まぁ高い買い物でしたわ!もうシマノロッドは買いませんわ!

人によってはロッドに対する思い入れや好みが違うのは当然だが、少なくともこの不肖ゆたりなにとって、シマノロッドは向いていなかったということが、よく分かりましたわ。

自分は最新のものを追い求めず、相棒となる一本を求めるタイプ。だから、何本も持っている必要なく、信頼のおけるロッドがあれば良い。

そんなロッドがこれまではラフサーフを含め、ワイルドコンタクトもそのうちの一本だと思っていたが、それは違うと今回で気がついた。

ラフサーフはかなり応用範囲の広いロッドなので、これは間違いなく自分の相棒と呼べるロッドではあるが、やはり遠投に特化したロッドはどうしても欲しい。

欲しいけど、今は折れたショックが大きいので、当面はラフサーフだけで充分かな。

今回の記事は愚痴が多かったが、みなさんにとっての良いロッドってなんですかね?

ロッド選定の基準やロッドに対する思い入れ等、みなさんがロッドに対して思うことがあれば、下記のコメント欄からぜひコメントちょうだい!

コメント

  1. ちゃー より:

    ご無沙汰しております。
    バット部分から折れるって、心も折れますよね(汗)
    10ft代のロッドだと、私が現在使用しているのはゼスタのランウェイSRF10.3Mマルチナビゲーターですが、年数が経っていないので耐久性は計りかねます。
    以前、夏頃にご報告したい事があると伝えたのは覚えていますかね(笑)
    実は、ゼナックのスナイプS86XXロングキャストをオーダーしていまして、来月中頃には届く予定です。
    選定基準としては、ゆたりなさんが仰っている『半永久保証』も入っています。飛距離up云々よりも、そのメーカーの姿勢が気に入りました。
    RGガイドモデルなので、ロッドの性能を限り無く反映するという事と、横風に対してラインスラッグが少ないという点がポイントですかね。
    ロッドの性能を反映するガイドシステムという事は、ロッド自体に自信が無ければ謳えないかと。
    機会があれば、ご近所サーフにて是非とも試投をしていただいて、率直なインプレを聞かせて頂けたらなと思っています。
    長文失礼いたしました。

    • ゆたりな より:

      ちゃーさん、コメントありがとうございます!

      おぉ、以前に報告したいことがあるというのはそうなのか!
      スナイプをオーダーしてたんすか!常に私の「手に入れたいゼナックロッドリスト」に入っているという!

      いやいや〜、うらやましすぎです!ちゃーさんとお休みの日が合うならば、ぜひ試投したいですね〜!

      ただ、私は土日祝は釣行できないので、平日の限られた時間になってしまいます。それでも問題ないということでしたら、本ブログ横の「お問い合わせ」欄にて詳細をご連絡いただければ、メールにて対応します。

      いやぁ〜スナイプ、楽しみですね!
      今年はスナイプで投げ倒してください!

  2. はじめまして
    竿が折れるとショックですよね
    自分も折れない竿が好きです(故障しないリールも好き)
    ワールドシャウラはかなり折れにくい気がします(嫁は1回折りましたが...)
    そのため現在は、ワールドシャウラを多用しています
    ただ、ウォーターランドのブラックダイヤモンドはもっと折れにくい気がします

    • ゆたりな より:

      ヲタキッシュさん、コメントありがとうございます!

      ワールドシャウラですか・・・かなり高額な竿ですね。これでエクスセンスのように何度も折れたら、もう発狂もんですね。

      村田さんはそこらへんのテストは慎重にやりそうですね。釣具店を経営しているわけですから、ユーザー目線で製品開発してくれそうなので。

      永く使える、自分にとって相棒のような竿を希望します!