ノリーズのスプーンテールライブロール。
リアルアイも特徴のスプーンテールライブロールだが、そもそもがバスフィッシングでのノーシンカーでの使用を想定したシャッドテールワームのようだ。スプーンテールライブロールは、見た目ががリアルベイトに近いこともあり、売れ筋の商品でもあるようだね。
スプーンテールライブロールは、昨年のハタゲーム釣行からMJリグにて使用しているのだが、先日のホウボウを仕留めたのもこのスプーンテールライブロールだし、昨年のハタゲーム釣行では、尺近いカサゴもこのスプーンテールライブロールで連発した。
スプーンテールライブロールを実際に使ってみると、見た目以上に優れていることが理解できる。
今回はこのスプーンテールライブロールのインプレッションとして、ソルトフィッシングでも有効である3つの理由を述べてみたいと思う。
スプーンテールライブロールは、柔らかいんだけど適度な硬さがある
スプーンテールライブロールは、柔らかいんだけど、適度な硬さがあること。「柔らかいんだか、硬いんだか・・・どっちやねん!」と言われそうだけどね。
柔らかいというのは、動きを最大限引き出す柔らかさを持っているということ。
スプーンテールライブロールをMJリグで使用するとよく分かるのだが、柔らかいボディと大きなシャッドテールにより、ウォブリングとローリングアクションが最大限に共有している動きを出している。さらにウォブリングを通り越して、クネクネ動いて、スプーンテールライブロールは、とにかく「よく泳ぐ」のである。
特に、オレがハタゲームで実践しているファーストリトリーブ(4000XGでハンドル2回転/秒程度)だと特にその動きが顕著になる。スプーンテールライブロールの場合、同じシャッドテールワームのパワーシャッドよりもそのような泳ぎをするのだが、それよりもさらに顕著に動いて泳ぐ。
スプーンテールライブロールで「適度に硬い」ということで指摘したいのは、飛距離と針持ちの2点。
柔らかいワームというのはキャストする際の空気抵抗が大きくなるので、飛距離を落とす要因となるのだが、スプーンテールライブロールをMJリグでの使用に関しては、飛距離低下の印象はほとんど受けない。
また、針持ちの点について。柔らかいワームに魚がバイトするとすぐに千切れたり針持ちが悪かったりするものだが、このスプーンテールライブロールは意外に持ちが良い。
一方のバルトだが、こちらは結構針持ちが悪い。魚がバイトした時、すぐに千切れることが多い。
とはいえ、スプーンテールライブロールも、フグによく齧られる↓
しかし、このスプーンテールライブロールの場合、動きの要になるシャッドテール部分がこのように齧られて失っても、泳ぎへの影響は小さい。これでも結構泳ぐのだ。
スプーンテールライブロールは、空気抵抗の少ない、シンプルな形状である
スプーンテールライブロールが優れているもう一つの理由は、空気抵抗の少ない、シンプルな形状であること。
スプーンテールライブロールは、長細いシンプルな形状ではあり、大きいシャッドテールが唯一空気抵抗が大きそうなのだが、前からの気流を受け流すような形状になっているため、キャスト時の飛距離にはさほど影響は受けないようだ。
MJリグの使用に限った話にはなるが、スプーンテールライブロールを使用しても、飛距離をかなり稼ぐことができる。当然のことながら、クルクル回転することも少ない。
MJリグで真っ直ぐセットしやすい
スプーンテールライブロールが優れている三つ目の理由は、MJリグに限った話になるのだが、MJリグで真っ直ぐセットしやすいこと。
MJリグの場合、通常のジグヘッドリグがボディと平行にフックを刺すのとは違い、ジョイントやシングルフックはワームボディから垂直に刺す。その際、パワーシャッドを始めとするその他のワームでは、セットの際に水平を意識しないと、斜めにセットしてしまうことがよくあった。
このように、多少斜めになっても飛行姿勢にはほとんど影響無いのだが、どちらかといえば、真っ直ぐにした方がベストに決まっている。
一方のこのスプーンテールライブロールには、下側にボディと平行にスリットが入っている。
スプーンテールライブロールにあるこのスリットに合わせてMJリグのジョイントとシングルフックをセットすれば、真っ直ぐにセットしやすいのだ。
まとめ
以上のように、スプーンテールライブロールはソルトでも充分使えるワームであることが分かった。
スプーンテールライブロールは多少価格が高いが、針持ちが良いし、多少フグに齧られてもブリブリ泳ぐので、コストパフォーマンス的にも優れたワームであると思う。
サイズは4インチ,4.5インチ,5インチ,6インチの4種類から成るが、不肖ゆたりなオススメはズバリ4インチ。飛距離も考慮しての選択。
今年のサーフゲームやハタゲームでは、このスプーンテールライブロールをガッツリと使っていきたいと思う。
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