【アレキサンドラ・シェイド(パームス)】いろんなターゲットへ発展しそうな予感

タックル

今年はフィッシングショーがオンライン開催となり、youtubeにて各メーカーが新製品を次々にアピールしている。

多くの方はリールに注目をしていただろうが、マグシールドやXプロテクトをはじめとする防水機能が下位機種にもだいぶ普及してきたので、個人的にはリールへの注目度はかなり低い。

そんな中、「これは!」と思ったルアーが一つ。

それがこの・・・

出典:パームスHP

パームスから登場の、アレキサンドラ・シェイド。

アレキサンドラ・シェイドはトラウト用に開発されたミノーであり、ソルト用ではないものの、この独特な構造を見たことで心動かされた自分がいる。

見てすぐに「親ガメの背中に子ガメを乗せて〜」のイメージを連想したが、ちなみに上の子ガメ部分は「シェイド」と呼ぶらしい。

ということは、親ガメ部分は「アレキサンドラ」なのか?? 

まぁ、そんなことは、どーでも良いのだが・・・

そんな名前のことは置いといて、自分の今の釣りスタイルからすぐにこのルアーを入手しようと思ってはいないが、とにかくこの構造にはとても興味がある。

そこで今回は、この画期的なミノーであるアレキサンドラ・シェイドについて、開発側とは視点がかなり違うかもしれないが、この不肖ゆたりなの独断と偏見で、個人的な見解を述べてみたいと思う。

アラバマリグ的な発想?

アレキサンドラ・シェイドのyoutube説明動画では、魚の群れを意識したスピナーベイトが起点となって、アレキサンドラ・シェイドの開発が始まったという。


なるほど・・・確かに、スピナーベイトってラバージグとブレードが離れているよね。「群れを意識した」を言われれば、確かにそうも見える。

でも、魚の群れを意識したリグといえば、真っ先に思い浮かぶのが、アラバマリグ。

アラバマリグ・・・これはもう誰が見ても、魚の群れを意識したリグと言えるだろう。

アレキサンドラ・シェイドが魚にとって群れをイミテートできているかは甚だ疑問ではあるが、購入者を納得させるには良い発想かもしれないね。

ジョイント系ミノーのバーチカルバージョン

これまでのジョイント系ミノーは、直線上でホリゾンタル(水平)な動きによるクネクネアピールがなされていた。

正直、これがジョイント系のスタンダードというか、ジョイント系でルアーを作るならこれ以外の考えは無かったはずだ。
>>ジョイント系ミノーあれこれ(2015/9/26)

それと同時に、新たな発想にジョイントを導入してけっこう失敗している例が多いのも事実。
>>【チタラMAX(メガバス)のインプレッション】お蔵入りした大きな2つの理由(2017/10/7)

とはいえ、まさかバーチカル(垂直)方向でのジョイント系なんて・・・さすがに、そんな発想はなかなか出ないよね。

こういったキワモノのジョイント系ルアーは、使用感が気になるところではあるよね。

体高幅による強アピール

細くて長い傾向にある中で、体高を増やしての縦方向の強アピール。

しかも、単純に体高を広げてファットボディにするのではなく、子ガメを乗せることで体高を広げているという。

さらに各パーツがそれぞれ違う動きをするので、アピール力は単純なファットボディよりははるかに強いだろうね。



【ゆたりな的】アレキサンドラ・シェイドの登場から期待できること

そんなアレキサンドラ・シェイドではあるが、単純にリバートラウト用ミノーだけで捉えてしまうのはもったいない。

この構造のルアーは、ソルトルアーフィッシングにも充分応用できるでしょう。

この機構を活用することで、一味違う「尖った」ルアーができると思う。

そんなアレキサンドラ・シェイドの登場をきっかけに、この機構を利用して今後期待できることを、自分なりに妄想してみた。

フォール中のアピール

水平姿勢によるフォールで、バーチカルによる強アピールを演出できる。

よって、リフト&フォールによるアピールに特化したルアーなんかもできるんじゃないかと。

従来のバイブレーションによるリフト&フォールでは、リフト時にブルブルっと強くアピールし、フォール時に食わす。

スロー系ジグによるリフト&フォールでは、まずはリフトでフォールのための距離を取り、フォール時に不規則なアクションやスローフォールで食わす。

アレキサンドラ・シェイドはこれらとは異なる、リフトでもフォールでも背中の子ガメが小刻みに動くアピールで、フィッシュイーターへのスイッチを入れてくれる可能性を感じる。

ようするに、このアレキサンドラ・シェイドの出現により、リフト&フォールの新たな選択肢を増やしてくれる可能性があるんじゃないかと。そんなことを妄想してしまう。

バイブレーション

もう一つ妄想してしまうのは、バイブレーションへの応用。

子ガメをもう少し前方へ設置してラインアイも子ガメ側に付けるか、もしくは小ガメを親ガメの腹側へ設置することで、新たなバイブレーションのアピール形態としてできないかなと。前者だと、もしかしたらバイブレーションしないかもしれないが。

既存のジョイント系バイブレーションとして真っ先に思い浮かぶのが、ラッキークラフトのソルティビーツ。

ソルティビーツはバイブレーションの中でも珍しいジョイント形状だが、これまでのジョイント系ミノーと横並びの水平構造であった。

ただ、ソルティビーツの場合は、ジョイント形状にして艶かしい動きを演出するというより、不規則な千鳥足アクションを引き出す要素の方が強い。これはこれで、ソルティビーツが持つ唯一の特徴ではある。

アレキサンドラ・シェイドでも同様に、親ガメ子ガメスタイルを活かした、特異的なバイブレーションアピールのルアーへと発展していくんじゃないかなと妄想している。

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まとめ

今回は、アレキサンドラ・シェイドのインプレッションというより、この特異的な構造に焦点を当てて、自分なりの妄想を加えてみた。

もちろん、開発者の飯田氏も、このアレキサンドラ・シェイドからさまざまな魚種への展開を検討しているとのこと。こちらが予想していることとはだいぶ違う展開になるかもしれないが、今後楽しみではあるよね。

とうぜん、このアレキサンドラ・シェイドだけでも、ソルトでのメッキやカマスなどのライトゲームには充分使えるだろう。

ここ最近はライトゲームをすることがかなり少なくなったが、機会があればぜひとも購入して使ってみたい。

もし興味がある方は、アレキサンドラ・シェイド、使ってみてはいかがだろう?

革新的なルアーなのか?それとも、単なるキワモノの駄作ルアーなのか?

密かに使ってみたら、思わぬ爆釣が待っている・・・かもしれませんね!

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