【カタクチミノー(エコギア)】MJリグとの組み合わせで得られる3つの効果

MJリグ

先日ヒラメの釣果を出したカタクチミノーとMJリグの組み合わせ。

>> カタクチミノー +MJリグでヒラメ47cm!

前回の釣果記事でお伝えしたように、今回はこの仕様について具体的に説明していきたい。

ちなみに以下で示した内容は、シングルフック仕様でのセッティングに限った話であることを明記しておきたい。

一般的なトレブルフック2連仕様でもおそらく同様の効果は得られると思うが、実際に試したわけではないので断定できない。

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カタクチミノーとMJリグの組み合わせで得られる効果

エコギアのテスターやらのカタクチミノーの説明では、「通常のスイミングでは平らな面を上にした正規の姿勢で、ダートさせるには尖った面を上にした逆付けで」といった、通り一遍の説明がなされている。

また、「シャッドテールやグラブテールのような大きな動きにスレた魚に対して、ピンテールのおとなしめのアクションが効く」という、これまた誰でも思うような説明もよくなされている。

そんな誰でも分かるような通り一遍の性能ではなく、カタクチミノーはMJリグと組み合わせることで、思わぬ性能を引き出すことができるのだ。

【その1】カタクチミノー逆付けで飛行姿勢が大幅に安定する

カタクチミノーの平らな面を上、尖った面を下にした正規の姿勢でMJリグをセットした場合、通常たまに投げ方や横風などでクルクルと回転して飛んでいくことがある。

実は、カタクチミノーを使用する前は同じピンテールタイプのミノーMを使用していたわけだが、これでもたまにクルクル回転する現象は見られていた。
>> 【ミノーM(エコギア)】実はタダ巻きが凄い!

こうした現象は、カタクチミノーの尖った面を上,平らな面を下にした逆付けにすることで、飛行姿勢が大幅に改善できることがわかった。

おそらく、尖った面が上になることで、キャスト時にかかる空気抵抗を小さくできるために飛行姿勢が安定するのだろう。

ミノーMは断面形状が円であるため、カタクチミノーのように三角であるからこそ改善できることだと思う。

ちなみに、これについてはMJリグで確認した特性になるので、通常のジグヘッドではどうかは知らない。

もしかしたら通常のジグヘッドでも逆付け効果は有効なのかも。

【その2】カタクチミノーはMJリグとの組み合わせでクネクネ泳ぐ

カタクチミノーはピンテールワームだが、MJリグのジョイントとフックが別パーツになっているため、ボディ全体がクネクネと動く。

通常のジグヘッドリグでは、フックを通している部分は固定されているので動かない。

わずかにテール部分が微妙にピロピロ動く程度。

MJリグとの組み合わせなら、ピンテールワームでもボディの柔らかさを最大限に活かした動きを得ることができる。

【その3】シンカーの形状,素材の違いで泳ぎや攻め方が変わる

先ほどのクネクネの動きは、ジョイント構造に加えて、リグの最前面にあるシンカーの形状や素材によっても大きく変わる。

以前は丸形シンカーをメインに使用していたが、最近は表面積の大きいナツメ型シンカーを使用しているため、丸形よりもワームの動きが大きくなった。

シンカーの素材の違いでも、攻め方は大きく変わる。

その攻め方は、単に沈みの速さだけでなく、先ほどのアクションの大きさにも大きく関わってくる。

スローリトリーブでシンカーが水流を受けて大きく左右に揺れ、その後ろにあるワームがローリングを伴ってクネクネした大きな動きとなる。

おそらく、MJリグを使ったことがない人にとって想像できないかもしれない。しかし、こればっかりは試してみないことには分からない。

タングステン

タングステンシンカーは鉛に比べて動きはおとなしく、控えめな動き。リトリーブでのシンカーの振れ幅が小さい。

比重が高く、サイズは鉛に比べて小さくできるため、飛距離が稼げて沈みも早い。

さらに鉛よりも硬質であるため、着底時の感度が良く、根掛かり時のすり抜け効果も高いので根掛かりしづらい。

深場を攻めたり、広範囲に手返しよく攻めたい時にはタングステンシンカーをメインに使用する。

また、波やうねりが強かったり、強風や潮の流れが速い時などの悪条件下でもタングステンシンカーの利用頻度は高い。

真鍮(ブラス)

そして、もう一つの素材として試しているのが、真鍮(ブラス)シンカー。

真鍮については以前から試していたんだけど、これが思った以上に良い。

鉛よりも比重が低いため沈みが遅いわけだが、その割には飛距離が鉛に比べても大幅に落ちないので、使用中のストレスはさほど感じない。

また真鍮は硬質であるため、タングステンシンカーのように岩の間に挟まるタイプの根掛かりでも比較的外しやすい。

理屈だけならタングステンシンカーよりも根掛かりを外しやすいはず。

着底感度は鉛やタングステンに比べて確かに小さいが、かと言ってストレスを感じるほどではない。

リトリーブ時も真鍮シンカーが左右に大きく振れるので、カタクチミノーのようなピンテールワームでもローリングとウォブリングを兼ねた理想的な泳ぎをしてくれる。

おそらく、真鍮同様に比重の低い錫シンカーより、遥かに使い勝手が良いと思う。

真鍮シンカーは、無風や凪といった比較的コンディションが安定している時や、ボトム付近をゆっくりと丹念に攻めたい時などに向いている。

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まとめ

以上、MJリグへセットすることで得られるカタクチミノーの特性について、自分の知る限りのことを述べてみた。

これまでも他のピンテールワームで試したことがあったが、ボリューム感や飛距離,操作性,耐久性などトータルで考えると、カタクチミノーの逆付けがMJリグとの相乗効果が最大限発揮できることが分かった。

もっと釣果実績を出せれば説得力が上がるのだろうが、そこは不肖ゆたりなのホームであるご近所サーフ、魚影の薄さこの上ないためご勘弁いただきたい。

カタクチミノー、是非ともMJリグで試してみることをオススメしますよ!

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コメント

  1. booska より:

    ナイスなヒラメゲットおめでとうございます。
    カタクチミノーの話は、参考になりました。

    MJリグ、今シーズンは試し投げ程度で終わりましたが、来シーズンは使い込んでみます。

    確かに飛行姿勢が良いですね。それからワームがパワーシャッドだった為かリフト&フォールよりも巻き上げからのテンションフォールが有効かとおもいました。

    夜釣りでのクロソイゲームに効きそうな手ごたえです。

    今年は、暖冬なので良い釣果が聞こえてくれば出撃するかもしれません。

    • ゆたりな より:

      ブースカさん、コメントありがとうございます!

      MJリグを試す際、泳ぎが見える場所でリトリーブスピードの違いによる泳ぎの違いを確認したらよりイメージが湧くと思います。動きが大きくなるリトリーブスピードを覚えておくと良いですよ。

      東北のロックフィッシュでもMJリグ、試したいですね〜。是非頑張ってください!

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