今年から導入したラフサーフ88とワイルドコンタクト1000。
両ロッドとも、使用を開始して3カ月ほど経過。
まだ使用期間は短いが、サーフでの使用をメインに、ゴロタや磯でも使用、魚もそこそこ掛けてきて、各ロッドの特徴がさらに明確になってきた。
そこで今回は、あくまでも不肖ゆたりなの感覚で感じた、各ロッドの使用感について述べてみたいと思う。
これまでも何度かロッドの使用感を述べてきたので、今回は新たに自分が感じたことをアップデートしていきたい。
ラフサーフ88,ワイルドコンタクト1000の共通点
ラフサーフ88とワイルドコンタクト1000。それぞれまったく異なるタイプであるが、バットからティップの先まで、全体的に張りが強いという点は共通している。
張りの強さは共通とはいえ、ラフサーフ88の方が多少柔軟性があり、ワイルドコンタクト1000の方がパッツンパッツンというイメージ。
この張りの強さは、リグがボトムコンタクトをした時の着底感度に依存する。
ホームグラウンドであるご近所サーフでのメインターゲットは、ヒラメやマゴチ。最近ではハタゲームにも力を入れているため、ボトムへの着底感度が高いことは、非常に重要な要素。
ラフサーフ88の使用感
公証のルアーウェイト範囲が10~40gとなっているが、実際には5g程度のものでも充分操作できる。
逆に、上限である40gのジグの扱いは、なんとかやれるが、少々かったるいという印象。
したがって、使用した限りでは、実際のルアーウェイト範囲は5~30gぐらいが妥当だと思う。
風の強い時の振り抜け感は、ワイルドコンタクト1000よりもラフサーフ88の方が優れている。
魚を掛けた時はロッド全体が曲がって、非常にやり取りがしやすい。小さい獲物から大きい獲物まで、幅広いターゲットの引きを楽しむことができるという印象。
最もバラしやすいソゲクラスでも、非常にバラシが少ない。だからといって、引きが強烈なアカハタが掛かっても、しっかり曲がって寄せるのが非常に楽。
ワイルドコンタクト1000
ワイルドコンタクト1000を使用してとにかく実感するのが、反発力の強さ。
以前のインプレッションでも述べたが、「筋肉質のロッド」という表現が最も合っていると思う。
キャスト時には、軽い力で振りぬくだけでも遠くへ飛ばすことができる。
魚を掛けた時は、ある程度の大きさの魚であれば、ロッドの反発で楽に寄せることができる。
ただし、ハタゲームのように引きが強烈な魚を、ロッドを立てたまま、ドラグフルロック状態,ゴリ巻きで寄せる時に限っては、この反発の強さが仇となり、かなりしんどい。
反発力が大きい上にロッド長が10フィートもあるため、この状態でやり取りする場合だと先重り感が大きい。
ドラグを効かせて寄せるのであれば楽なのだが、根に潜る習性のあるハタ,特に大きいサイズでのやり取りにはあまり向かないように感じた。
また、張りの強いティップ故、遠方のリグへまでの力の伝達が良好なためか、沖目で根掛かりした時などは細かいロッドシェイクで外しやすい。
公証のルアーウェイト範囲は8g~45g。使用感としては、15~45gまでが妥当と言ったところだろうか。
両者のカーボン含有率について
これまではまったく気にもしなかった、両ロッドのカーボン含有率。
付属のタグを見たら、ラフサーフ88はカーボン含有率は81%。グラス含有率は19%。
一方のワイルドコンタクト1000のカーボン含有率は98.3%。ほぼ100%カーボン素材。
ワイルドコンタクト1000の方はほぼカーボンのみというのは理解できるが、ラフサーフ88のグラス含有率が高いというのは意外。最近のロッドはすべてほぼ100%カーボン素材だと思っていた。
昔は確かにカーボンロッドは高価,グラスロッドが安価であったため、子供の頃持っていたロッドはグラスロッドだったが、いつの頃からかロッドと言えばほぼすべてがカーボンロッドになっていた。
だからと言って、一概にカーボンだから良くて、グラスだから安価でグレードが低いというわけではないのだろうね。
カーボン素材は、一般的に軽くて反発力が強いため、感度が良いと言われている。一方のグラス素材は、重くて感度が鈍いが、粘りがあると言われている。
専門的なことは良く分からないが、このバランス配分によって、全体的なロッドの特性が決まってくるのだろうね。
まとめ
以上、各ロッドを使用して感じた使用感と共に、最近になって気づいたカーボン含有率の違いについても述べてみた。
ロッドの専門家ではないので詳細は分からないが、全体的な使用感を述べるならば、ラフサーフ88は「ライトリグからヘビーリグまでこなせ、浅場から深場まで幅広いフィールドで手返し良く攻めることができる、オールラウンドなロッド」。
一方のワイルドコンタクト1000は「ヘビーリグを遠方までしっかりと飛ばし、遠方にあるリグの操作性に優れたロッド」と言ったところだろうか。
以上はあくまでもオレ自身の感覚ではあるが、ご購入を検討されている方の参考になればと思う。
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