【’17ツインパワーXDってどうよ?】耐久性と巻きの軽さを兼ね備えた高性能リール

タックル

出た!出ました!ゥゥワオッ!

※シマノHPより抜粋

シマノから出ました、ツインパワーXD

これまでの強さを求めたツインパワーから、さらに”XD”を付けた「ツインパワーXD」って・・・ツインパワーXDはツインパワーのさらに上のグレードかよ!シマノさんよ、クジラでも釣れってのかい!

そんなツインパワーXDなんて、どーせオレには無用の長物・・・と思っていたのだが、ネット等でいろいろ調べてみたところ、「なーんかけっこう良さげかも」と思い始めてきた。

「それならば、従来のツインパワーでもいいじゃん!」とも思ったが、多角的に判断しても、やはり「ツインパワーXD」なのだ。

いったん思ってしまうと・・・

「良さげかも!」→「良いんじゃない!」→「良いに決まってる!」→「絶対に必要!」→「買わなきゃ!」

・・・の思い込みスパイラルに陥ってしまう・・・(*´Д`) 

しかし、そんな思い込みスパイラルに陥ってしまうだけの価値は十分にあると感じている。

ということで、シマノHPからツインパワーXDの主な特長をもとに、オレ的に何が良さげに感じたのかを含めたコメントを入れていきたいと思う。

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ツインパワーXD HAGANEギアによる耐久性向上

ツインパワーの主コンセプトでもある「耐久性」。ツインパワーXDはそれをさらに上回るらしい。

さすがに現在使っているバイオマスターだと、ギアの摩耗が早いので、ギアが強いのに越したことはない。


※シマノHPより抜粋

しかし、「XDじゃない」方と差があるというけれど、実際にツインパワーとツインパワーXDで、耐久性にどれくらいの差があるの?

シマノのHPでは、「以前のモデルのワンサイズ大型機種と並ぶ強度を確保」とは述べられているが、具体的にはギアをさらに厚くしたということかね?

これがホントであるならば、4000番を購入すれば、サーフから磯のハードなショアジギングまで対応できそうなんだが・・・

ここでさらに注目すべき点。それは、ツインパワーXDには「C5000番」があるという点。

「C5000」ということは、4000番クラスのコンパクトボディで、5000番クラスのギアが備わっているということ。

したがって、これまでの4000番よりも、サーフから磯のショアジギングまで、さらに幅広く対応できる万能性を有していることになる。

C5000番になると、XG(エキストラハイギア)のみになってしまうが、4000XGではリール1回転での最大巻上長が99cm,C5000XGでは103cmで、その差は4cmしか違わない。自重では、4000XGで290g,C5000XGで300g、その差は10g程度。

それならば、さらに耐久性を有し、バーサタイルに使えるC5000XGを利用する価値はありそうだ。

今のところは、まだ磯からブリやカンパチ等の大型魚を狙うことはないが、近い将来に備えて、ツインパワーXD,しかもC5000XGを検討する価値はありそうだ。

ツインパワーXD NEWマグナムライトローター搭載による巻きの軽さ

堅牢性を前面に出したツインパワーシリーズで、回転の軽さが売りのNEWマグナムライトローターをツインパワーXDへ採用したことに注目。

オレの場合、自重が多少重いのは気にならないが、NEWマグナムライトローターにより、回転がこれまでより軽くなるのは大きなアドバンテージと感じる。

これまでのマグナムライトローターを採用していたレアニウム3000のハイギアなんか、回してもぜーんぜんハイギア感を感じなかったからね。それほど、マグナムライトローターの回転の軽さは、特筆もの。

しかも、「じゃない」方であるツインパワーには採用されていないだけに、これは期待感大。ハイギアでもマグナムライトローターの軽い巻き心地を得られるのは絶対的な武器となる。

ツインパワーXDでは、現在のラインナップではHG(ハイギア)とXG(エキストラハイギア)のみであるが、NEWマグナムライトローターを有するが故、ツインパワーXDに対するシマノの自信の表れではないかな。

また、このNEWマグナムライトローターの形状にも興味あり。


※シマノHPより抜粋

ローター形状が、ツインパワーXDでは、これまでとは異なる左右非対称になっている。

これまで「左右対称」が当たり前だったローターを、「左右非対称」に設計したこと自体、画期的だと思う。ダイワのマグシールドのような一発狙いの技術ではなく、こういった基本構造の見直し,改善というシマノの発想が素晴らしい。

ツインパワーXD 実はココがキモ!ラインローラーを自己メンテできる

オレ的に最も気持ちが傾いたのがココ。ツインパワーXDでは、防水機能を有しているラインローラーを自己メンテできること。

ツインパワーXDも当然のことながら、防水機能「Xプロテクト」が備わっている。シマノのリールは、グレードによって程度の差こそあれ、上記機種すべてに防水機能が備わっているわけだが、それでいていまだにトラブルが絶えない箇所は、塩噛みが最も頻発するラインローラー部分。


※シマノHPより抜粋

ダイワのマグシールドにも言えるのだが、ラインローラーを防水化してくれたのはいいが、その割には塩噛みが頻発しているようだ。酷いのだと、数回の釣行でゴリゴリ,シャリシャリ・・・という話も聞く。

そんなにすぐ塩噛みする割には、自分でバラして洗浄すらできず、注油もできず。ラインローラーがベアリングと一緒になっているため、ダメになったときの交換費用も高い。そんでオーバーホールに出すと、1カ月近くかかる上に、ラインローラーの交換ごときで(基本料金+パーツ交換料金)で5千円以上掛かるわけだ。アホか!耐久性やメンテナンスフリーを謳っているくせして、トラブルが頻発するって、なにごとよ!

結局のところ、ダイワのマグシールドだろーが、シマノのXプロテクトだろーが、そんなもん必要なく、「こまめな洗浄と注油」これに限るという結論に達していた。オレのバイオマスターやレアニウムも、それでオーバーホールなしで2年は充分使えていたわけだしね。

そんな中、今回のツインパワーXDのラインローラー部は、Xプロテクト機能はあるが自己メンテもできるという点は素晴らしい。自分でバラすこともできるし、注油もできる。注油には独自の特殊撥水グリスを使う必要があるが。そのため、ラインローラー部は通常のマイナスねじが採用されている。

これなら、オーバーホールに出す頻度も大幅に減るだろうから、ランニングコスト大幅減も期待できる。それならば、多少本体が高価でも、それならばツインパワーXDを購入する価値は充分にあると思ったわけ。

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まとめ

シマノのツインパワーXDには多くの機能が備わっているが、中でもオレが注目している機能のみを大きく3つに絞って述べてみた。

細かい技術や構造などの詳細についてはシマノHPを見ていただくとして、以上の3点だけ見ても、ツインパワーXDのトータルコストパフォーマンスはかなり高いと見た。

簡単に言うと、ツインパワーXDは、「巻きが軽い上に丈夫」。少なくともXDじゃないツインパワーより、ツインパワーXDの方が付加価値は充分上回っているんじゃないかな。

バイオマスターなんて、オーバーホールへ出しながら6年間は使っているが、すでにトータルのメンテ費用が本体価格を大幅に上回っちゃってるからね。安いリールを買ってしまうと、結局はランニングコストが掛かってしまうし、オーバーホールへ出す期間は当然使えないわけだからね。

イニシャルコスト,ランニングコストも含めて、シマノ史上最もトータルコストパフォーマンスが高いリールがツインパワーXDだと思う。

まぁ今のところはバイオマスターを大事に使っているから別にいいんだけど、今度ギアがゴリゴリになったら、さすがにツインパワーXDへ買い替えを検討しようかな。4000XGかC5000XGあたりを視野に入れて。

それにはまず、オレの稼ぎUPと嫁への説得が必要だ・・・どちらも前途多難・・・か?(ノД`)・゜・。

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