今回は、ちょっとした根掛かり回避アイテムをご紹介。
以前にMJリグ屋さんから教えてもらい、昨年、根のきついご近所サーフで試してみたところ、結構な確率で根掛かりを回避できたので、そのパクった内容をご紹介。
しかもこれ、結構お手軽なのに、根掛かりを高い確率で回避できるだけでなく、何気に汎用性が高いので、是非とも試していただきたい。
根掛かりの原因は?
まずは根掛かりの原因について考えてみよう。
大抵の根掛かり回避法は、根に掛からないようにダブル,シングルフックを使って針先を上向きにしたり、オフセットにしてフックポイントを隠す等、フックが底に掛からないような対策が多い。
しかし、それをしたところで、根掛かりを回避できないフィールドはざらにある。
それでは、フックポイント以外に、何が根掛かりの原因になるのか?
実は、根掛かりしてしまう箇所というのは、フックよりも実はココが引っ掛かってしまうことが多い↓
それは・・・赤矢印の部分、リーダーとスナップの接続部分。
深い根や捨て石,ゴロタなどで、キャスト後の着底一発根掛かりなんかは、ここが引っ掛かっているケースがほとんど。
運よく根掛かりを外した時、チモトから20センチ以内の範囲のリーダーがザリザリしていたという経験のある方は多いはず。そのことからも明らか。
根掛回避にテキサスリグは最強?
そういった場所での対策として、一般的にはテキサスリグが挙げられる。
テキサスリグのキモは、リーダーの端に円錐型のシンカーがあることによる障害物すり抜け効果にある。
しかしこのテキサスリグ、如何せん、飛距離が出ない。
また、先述の通り、円錐型のシンカー自体にすり抜け効果を持たせているため、ワーム以外に応用することができない。
ルアーの泳ぎをシンカーの重さで阻害してしまうからね。いくら根がきついご近所サーフでも、テキサスリグなんか使ってたら、至近距離しか攻めることができない。
そもそもテキサスリグは、岩やゴロタ石をすり抜けるのにはさほど適していない。本来はウィードをすり抜けるためのリグであり、岩場やゴロタ石による根掛かりを想定したリグではない。
そしてテキサスリグは、さすがに飛距離重視のサーフの釣りでは使えない。
ご近所サーフでのオレの釣りスタイルは、1タックルでシーバスからヒラメ,マゴチまですべてに対応。だから、ミノーからジグ,ワームリグまで、スナップによる付け替えで素早く行うことが条件。
そんなすべてを良いとこ取りできる根掛かり回避法なんてあるの?
お手軽な根掛かり回避アイテム
そんなすべてを良いとこ取りできるアイテムというのがコレ↓
お分かりだろうか?実はコレ、瞬間接着剤に使用するノズル。
これをリーダーに通して使う。
オレがホームセンターで買ったのも、まさにコレ↑。瞬間接着剤の先に付けるノズル。
これをどういう形で使うのかというと・・・
こんな感じで、ノズルの太い箇所をスナップの上から被せて使用する。
このノズルが、いわゆるテキサスリグのシンカーと同じ役割をするというわけ。
このノズルを付けてMJリグやマッキンリグを使用すると、根掛かりしづらいこれらのリグがノズルのすり抜け効果も相まって、さらにスルスルっと根掛かりを回避できる。
昨年はこのノズルを付けてご近所サーフで試したが、確実に根掛かり率は低下した。
100%とまではいかなかったが、かなり高確率では回避できた。
しかもこれ、ノズルが付いた状態でフローティングミノーやバイブレーション等のプラグへ付け替えても、さほど泳ぎを阻害しない。
だから、ルアーチェンジの時にラインを切ってノズルを外す必要は無く、ノズルを付けたままでほぼすべてのルアーへ交換可能。そりゃそうだわな・・・ノズル自体、重さや水の抵抗はほとんど無いわけだからね。
さらに、ノズル自体に重さや空気抵抗がほとんどない分、飛距離にもそんなに影響を与えない。
だから飛距離を必要とするサーフでも、非常に有効な根掛かり回避アイテムとなるわけだ。
根掛かり回避アイテム その他の利点
このノズル、構造からみてすでにご想像がつくと思われるが、コレの効果は根掛かりだけではない。
それは、リーダーを保護する効果。
根ズレや歯のあるサゴシやタチウオからリーダーを保護する役割。
ワイヤーリーダーより保護効果は弱いかもしれないが、ワイヤーリーダーよりは見切られにくいし、ルアーの泳ぎへの影響は少ない。
まとめ
以上、お手軽に根掛かりを回避できるアイテムとして、瞬間接着剤のノズルをご紹介した。
お近くのホームセンターなんかで数百円で売っているので、けっこうお気軽に試せると思う。
チニングに使用するズル引きルアーへも応用可能だし、ハッキリ言って、巷で言われている根掛かり回避法よりも、よっぽど効果は高いと思う。
根掛かりでお悩みのアナタ!まずは試してみてはいかがだろうか!
試す価値はあると思うよ!
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