前回、飛び過ぎダニエルの記事を入れたが、今回は実際に入手してみました!噂の飛び過ぎダニエル!
飛び過ぎダニエルの重量ラインナップは、14,20,30gの3種類。入手したのは、サーフで最も使われるであろう30gのもの。
飛び過ぎダニエルで既に釣果実績も数々上がっているようだが、実際のところはどうなのか?
まだサーフでの実釣に使ったわけではないが、飛び過ぎダニエルをハタゲー遠征のついでに試しに使ってみたので、不肖ゆたりななりの1stインプレッションを報告したい。
飛び過ぎダニエルの形状
飛び過ぎダニエル、上からの図。
飛び過ぎダニエル、下からの図。
飛び過ぎダニエルは、極端な後方重心形状。
これだったら飛行姿勢,飛距離共に出ることは容易に想像できる。これならば、誰が投げても、飛行姿勢が乱れることはほとんど無いだろう。
飛び過ぎダニエルの飛距離
さぁ、飛び過ぎダニエル!実際に投げてみる。投げ方は、垂らしを長めにとってのペンデュラムキャスト。
予想通り、飛行姿勢はバツグンの安定感。飛び過ぎダニエルは、初速時から着水時まで、ほぼ乱れることはない。
飛び過ぎダニエルの飛距離は・・・確かに飛ぶには飛ぶが、同重量のヒラメタルと比べても、さほど変わりはないといった印象。これならば、同重量のタングステンジグの方が飛距離は出るような印象はある。
とはいえ、どんな投げ方をしても飛行姿勢は常に安定しているので、誰が投げても安定した飛距離を出せるだろう。
当然、飛び過ぎダニエルは極端な後方重心であるので、リアフックがリーダーを拾う等のトラブルは皆無である。
飛び過ぎダニエルのリトリーブで感じる「違和感」とは?
この飛び過ぎダニエル、飛距離なんかよりも、もっともインパクトがあったのはリトリーブ感。
4000番XGのリールを1秒間に2回転程度の速さでリトリーブしてみたが、ロッドティップどころか、手元まで感じるブルンブルン感がハンパない!
ブルンブルン感と言っても、バイブレーションの細かいブルブル感とは違い、振り幅が大きいブルンブルン。感覚的には後方重心型メタルジグを更に強調させたと言った表現が適切だと思う。
ブルンブルン感のインパクトだけなら良かったのだが、飛び過ぎダニエルのリトリーブ時にある「違和感」を感じていた。
その「違和感」というのが、リトリーブ時に定期的に感じる金属的な感覚。
飛び過ぎダニエルをこの速度でリトリーブしていると、なぜか定期的に金属的な「カツン!」という感覚を手元に感じる。
最初はフグか何かがルアーについばんだ時の感覚なのかと思ったが、どうも違う。ただし、飛び過ぎダニエルをスローリトリーブにしたときはこの金属感を感じない。この感覚は一体なに?
飛び過ぎダニエルのインプレをしているブログ等を見ても、そのようなことは一切書かれていない。こう感じているのはオレだけ???
そのヒントとなりそうなのが、飛び過ぎダニエルのスイム動画↓
フロントフックがスイム時に常に横を向いている・・・
ルアーの泳ぎを目視できないような状況下だったので、あくまでも推察でしかないが・・・おそらく、リトリーブ速度が一定以上の速さの時は、回転しているのではないか?回転したときに、ボディとフロントフックのフックポイントが当たったときに、「カツン!」という感覚が生じているのではないかと思われる。
まとめ
まだ先日試し投げしただけのインプレッションなので、まだまだこのルアーを理解したとは言い難い。
「飛び過ぎ~」という言葉のインパクトが大きいが、このルアーの最大の特徴は、リトリーブの際の「ブルンブルン感」。
スイム動画にも、推奨リトリーブ速度はスローと記載があったが、まぁその通りだとは思う。
確かに、スローリトリーブで扱うのであれば良いのかもしれないが・・・
この飛び過ぎダニエルだけでなく、「ヒラメ用ジグ」と称したフロントフック搭載のジグ全てに言えるのだが、そもそもメタルジグのフロント部分にトレブルフックを付けるのは無理があると思う。
ヒラメの噛み付きに対応してのフック構成だと思うが、これがまともに機能しているとは思えない。飛び過ぎダニエルだけでなく、スピンビーム然り。それならば、フロント側に従来通りのアシストフックを使用した方が、メタルジグには最適だと思う。その辺の話は、また後日。
また、一般的には「メタルジグは泳がない」と思われているが、実際はけっこうバタバタ泳ぐからね!比重の高いタングステン製は確かに泳がないけど、鉛系はけっこう泳ぐからね。
なんかメタル系は泳がないからって、なんかしら泳ぐための付加価値を付けたがるけど、それこそ、メタルジグに対しての偏見があるのではなかろうか。
とはいえ、まだこの飛び過ぎダニエルで魚を掛けたことが無いわけだが、感触は悪くないので、引き続き使い続けていこうと思う。使い込んだ上で新たな発見があれば、本ブログにて逐一報告する予定である。
※飛び過ぎダニエルのその他記事はこちら!