【飛び過ぎダニエル(ジャクソン)】実際の使用感を正直ベースで解説

タックル

実際に入手してみました!

噂の飛び過ぎダニエル

入手したのは、サーフで最も使われるであろう30g

飛び過ぎダニエルですでに釣果実績も数々上がっているようだが、実際のところはどうなのか?

まだサーフでの実釣に使ったわけではないが、飛び過ぎダニエルをハタゲーム遠征のついでに試しに使ってみたので、不肖ゆたりななりのインプレッションを報告したい。

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飛び過ぎダニエルの形状

飛び過ぎダニエル、上からの図。


飛び過ぎダニエル、下からの図。

飛び過ぎダニエルは、極端な後方重心形状。

これだったら飛行姿勢,飛距離共に出ることは容易に想像できる。

これならば、誰が投げても、飛行姿勢が乱れることはほとんど無いだろう。

飛び過ぎダニエルの飛距離

さぁ、飛び過ぎダニエル!実際に投げてみる。

投げ方は、垂らしを長めにとってのペンデュラムキャスト。

予想通り、飛行姿勢はバツグンの安定感。飛び過ぎダニエルは、初速時から着水時までほぼ乱れることはない。

ただし、飛び過ぎダニエルの飛距離は・・・確かに飛ぶには飛ぶが、同重量のヒラメタルと比べてもさほど変わりはないといった印象。

ジャクソンのHPで、飛び過ぎダニエルの実際の飛距離を測定する動画があったが・・・


これを見ると、かなりの追い風のようだし、ラインの号数を明示していない。

さらには飛び過ぎダニエルのベンチマークとして用いているギャロップアシストフォールエディションの30gだが、重心が前方よりのメタルジグなので、「飛び過ぎ」と謳っているものとの比較対象に用いるにはどうなのか?まぁ、差は大きく出るだろうから、インパクトは大きいだろうが。

そんな条件下で、飛び過ぎダニエルが飛距離130メートル・・・ウ~ン・・・どうでしょう?

ハッキリ言って、眉唾モノ! (;’∀’)

ルアー形状で判断できる、想定内の飛距離ではあると思うが、「飛び過ぎ」までの範囲にまでは及ばない。

ただし、どんな投げ方をしても飛行姿勢は常に安定しているので、誰が投げても安定した飛距離は出せるだろう。

もちろん、飛び過ぎダニエルは極端な後方重心であるので、リアフックがリーダーを拾う等のトラブルは皆無。

手元に大きく伝わる「ブルンブルン感」

この飛び過ぎダニエル、飛距離なんかよりも、もっともインパクトがあったのはリトリーブ感。

4000番XGのリールを1秒間に2回転程度の速さでリトリーブしてみたが、ロッドティップどころか、手元まで感じるブルンブルン感がハンパない

ブルンブルン感と言っても、バイブレーションの細かいブルブル感とは違い、振り幅が大きいブルンブルン。感覚的には後方重心型メタルジグをさらに強調させたと言った表現が適切だと思う。

飛びすぎダニエルの効果的な使い方としては、着底後にロッドティップにブルブル感を感じる程度にゆっくり巻く。

すると浮き上りを少なく、うまい具合にボトムをトレースできる。ロッドアクションを多用せず、ゆっくりのタダ巻きが最も使いやすい。

飛び過ぎダニエルのリトリーブで感じる「違和感」とは?

飛び過ぎダニエルを使ってみると、特徴的なブルンブルン感のインパクトだけでなく、飛び過ぎダニエルのリトリーブ時にある「違和感」を感じていた。

その「違和感」というのが、リトリーブ時に定期的に感じる金属的な感覚

飛び過ぎダニエルをこの速度でリトリーブしていると、なぜか定期的に金属的な「カツン!」という感覚を手元に感じる。

最初はフグか何かがルアーについばんだ時の感覚なのかと思ったが、どうも違う。ただし、飛び過ぎダニエルをスローリトリーブにしたときはこの金属感を感じない。この感覚は一体なに?

飛び過ぎダニエルのインプレをしているブログ等を見ても、そのようなことは一切書かれていない。こう感じているのはオレだけ???

そのヒントとなりそうなのが、飛び過ぎダニエルのスイム動画↓


フロントフックがスイム時に常に横を向いている・・・

ルアーの泳ぎを目視してみると、リトリーブ速度が一定以上の速さになると回転する

手元に伝わる金属的な感覚は、おそらく飛び過ぎダニエルが回転したときに、ボディとフロントフックのフックポイントが当たることで生じていると思われる。

そこで思ったのは、「このフロントフック、いらねーべ?」

しかも、早いリトリーブだとルアーが回転しちゃうので、スローで巻くしかない。

スローで巻くしかないのなら、なおさらフロントフックはいらないでしょう。

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まとめ

「飛び過ぎ~」という言葉のインパクトが大きいが、このルアーの最大の特徴は、リトリーブの際の「ブルンブルン感」。

スイム動画にも、「推奨リトリーブ速度はスロー」と記載があったが、まぁその通りだとは思う。

確かに、スローリトリーブで扱うのであれば良いのかもしれないが・・・

この飛び過ぎダニエルだけでなく、「ヒラメ用ジグ」と称したフロントフック搭載のジグすべてに言えるのだが、そもそもメタルジグのフロント部分にトレブルフックを付けるのは無理があると思う。

ヒラメの噛み付きに対応してのフック構成だと思うが、これがまともに機能しているとは思えない。

飛び過ぎダニエルだけでなく、スピンビーム然り。それならば、フロント側に従来通りのアシストフックを使用した方が、メタルジグには最適だと思う。

そんなフロントフックの効果のことは置いといて、この飛び過ぎダニエルはさらに進化(?)し、ティンセル付アシストフックとブレード搭載のものまでラインナップ。

もうここまでくると、「付けられるものは何でも付けたれ!」的な要素が満載だが、そこはお好みで選んでいただければ良いだろう。

とりあえずはこの飛びすぎダニエル、正直言って個人的には好みではないものの、根掛かりロストしない限り、気が向いたら使ってみようかなと!
 

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