すでに過去の記事では紹介しており、昨年の今頃から購入を検討していたのだが、ここでようやくお目当てのものを入手。
それがこの、ヒップウェーダー。
しかし、ヒップウェーダーといっても、ただのヒップウェーダーではない。
それは・・・
なんと、ベルト要らずのヒップウェーダー!
本来であれば、昨年の夏に入手して試そうと思っていた。
しかし、昨年の夏は暑い時期が短かく、現在使用しているアクトゲームウェーダーで済んでしまったこともあり、自立式ヒップウェーダーを試し損ねていた。
しかし・・・いくら高機能のアクトゲームウェーダーであっても、そこはチェストハイ。さすがに気温が35℃を上回る高温高湿な猛暑では、すこぶる暑い。
さらに1年も使い続けると、いくらハイグレードなウェーダーであっても、生地の劣化はいちぢるしい。
せっかく高いお金を払って買ったアクトゲームウェーダー、せめて複数のウェーダーを用意してローテーションしたほうがより長持ちするだろう。
そんな中、1年越しに購入できた、この自立式ヒップウェーダー。ベルトが無くてもズレ落ちないという。
このタイプのウェーダーを製品化しているのが、現時点でリアルメソッドとプロックスの2社のみ。
プロックスのほうが価格が安いが、以前に購入したプロックスのチェストハイウェーダーが満足できなかったこともあって、まずはリアルメソッドのほうを入手。
さらに靴底は、フエルトタイプのものを入手。
さぁこのベルトレスヒップウェーダー、実際の使用感はどうなのでしょうか?
『リアルメソッド』とは?
使用感を述べる前に、まずは『リアルメソッド』の説明から。
『リアルメソッド』は、釣具のポイントを運営している(株)タカミヤが独自に商品開発した、釣具用品のオリジナルブランド。
今回入手したベルトレスヒップウェーダーも、そのリアルメソッドブランドの一つ。
本来ならベルトが無いとズレ落ちてしまうヒップウェーダー。
それに思い切ってベルトを取っ払い、しかも、ベルトがないのにズレ落ちないという優れもの。
リアルメソッドにはロッドやリールなどの格安な製品がラインナップされているが、実はよく探してみるとハイスペックな釣具もあったりする。
他の製品も試してみても良いかもね。
ベルトレスヒップウェーダーの詳細
さぁいよいよ、ベルトレスヒップウェーダーの詳細に迫っていきましょう!
ベルトなしでもズレ落ちない!
このベルトレスヒップウェーダー、本当に歩いても屈伸してもまったくズレ落ちない。
ズレ落ちないどころか、ズレ落ちる不安すら感じない。
その秘密は、この生地にある。
通常のウェーダーに使われる生地よりもはるかに厚くてハリがある。だから、ダブつきも生じない。
裏地はこんな感じ。
夏にショートパンツで履いたとしても、多少汗をかいたとしても、直接ビニールに触れるようなペタペタ感は無い。
厚手で丈夫な生地なので、よほどのことがない限り漏水は出ないだろう。
そして、これだけの厚手の生地なだけに、さすがに透湿性というわけにはいかないが、そこはヒップウェーダー。
中の湿気は開口部へ逃げやすいので、蒸れのことまでは考えなくて良いだろう。
ブーツはベストフィット!なのに、着脱も容易
これまで使用したウェーダーと比べても、このヒップウェーダーのブーツが一番自分の足にフィットしている。
靴下の厚さが多少違うくらいでは、このフィット感はさほど変わることはない。
自分の足はどちらかというと足幅が狭くて甲が低いのだが、このベルトレスヒップウェーダーのブーツはジャストフィット。
通常のブーツウェーダーはゆったりめで作られていることが多いが、ベルトレスヒップウェーダーのブーツは小さめになっている。
写真は、現在使用しているアクトゲームウェーダーと、踵を揃えた状態でのブーツ比較。大きさの差は歴然。
アクトゲームウェーダーの方はLサイズで、ブーツの適合目安が26〜28センチ。
かたやベルトレスヒップウェーダーはLサイズで、ブーツサイズは26センチ。ちなみに、不肖ゆたりなの通常の靴のサイズは26〜26.5センチ。
表記だけで単純比較はできないが、このように実物を比較するだけでも、これだけの差がある。
やはりブーツサイズはよりフィットさせないと、ベルトレスを成立させることは難しいのだろうね。
だから、甲高幅広の足の人は注意が必要。大きめのサイズを選んだ方が良いだろう。
しかし、だからといって足首からくるぶし部分も細めに作られているかというと、そんなことはない。
横からみると、足首部分を絞ったような構造にはなっていない。
実際に履いてみると分かるが、全体的に横幅を軽く圧迫してフィット感を出すようになっている。
だから、動作上のフィット感は維持しつつ、着脱も苦にならないという、絶妙な作りになっている。
フエルト底は滑り止めのラバーも装着
フエルト底タイプのものは、グリップ力を高めるためのラバーも装着されている。
つま先側は「レフレフ」、踵側は痛々しい顔文字のようになっている。
フエルトだけでは滑るようなツルツルテトラやゴロタ石で滑らないための滑り止めラバー。
この装備は、プロックスのものには無く、リアルメソッドのみに搭載されているもの。
意外と細かい配慮がなされているのだ。
歩きやすく、とても快適
このヒップウェーダーを実際に履いて、ご近所サーフで試してみた。
まず実感したのが、とても歩きやすいこと。
ブーツに適度なフィット感があるので、思った以上に歩きやすいし、波を被っても生地のダブつきが無いので、妙な圧迫感も感じない。
かがんだ時でも、膝やくるぶし等に妙なツッパリ感もない。
開口部分は大きいので、思ったほど中が蒸れず、かなり快適。
胸まで覆うチェストハイよりも、身軽で快適に釣りができるよね。
夏だけでなく、波が小さい時ならばオールシーズン使えるね。
レインパンツとの併用で「ウエストウェーダー」化
波がほとんど無い浅い場所であれば、このままの状態で使用すれば良いのだが、波が立ちやすい西湘サーフで使用すると・・・
たまに来る大きめの波でこの通り。開口部から容易に水が入ってしまう。
そこで、このようにヒップウェーダーの上にレインパンツを併用すれば、もう万全。
レインパンツも裾を縛れるタイプであれば、さらに海水の入りを防ぐことができる。
レインパンツなんて、ワークマンで二千円くらいで買えるから、ベルトレスヒップウェーダー+レインパンツで1万円札でおつりがくる。これでチェストハイウェーダーとほぼ同じになるのだから、安いもんだよね。
まとめ
リアルメソッドのベルトレスヒップウェーダー。
ヒップウェーダーのベルトが無くなったのだから、「超ロングな長靴」と思ってもらった方のがイメージしやすいかもしれない。
ベルトを取っ払っただけでこれだけ利便性が上がるんだから、試して見る価値はあると思うよ。
生地が厚手で丈夫なので、雨の日の外仕事やちょっとしたドブさらい(?)なんかにも良いかも。
「超ロングな長靴」なので、釣りに限らず、利便性はかなり高いと思うよ。
そんな満足度の高いベルトレスヒップウェーダーだが、残念なことが一つ。
それは発売当初は専用の収納バッグまで付属していたようだが、今回はそれが付いていなかったこと。
しかし、六千円程度の価格でこのクオリティというだけでも充分満足。お買い得であることには変わりない。
興味がある人は、まだ使用している人が少ない今のうちに試してみることをオススメする。
もしかしたら、人気爆発して品薄状態が続く・・・かも。
個人的には今年あたりヒットの予感が・・・どうでしょうかね?
まずはヒット前に先駆者(?)として、しばらく使い続けての使用感などを今後述べていきたいと思います!
コメント
こんばんは。
私はプロックスの自立式ヒップウェーダーを1年以上使っていますが、快適ですよね。
生地が厚手なので、真冬でもこれで通しています。
何気に暖かいので。
履く脱ぐがとっても楽ですし、確かに水圧も気になりませんね。
私はラジアル底ですが、これには訳があって、友人の畑に行く時に(自然農法なので下草が多い)普段着で行っても、何ら気にせずに畑に入れるというメリットが(笑)
それと、記事とは関係無いのですが、ゆたりなさんに夏頃に報告したい事があるので、しばしお待ちを!
ちゃーさん、コメントありがとうございます!
ちゃーさんはプロックス派ですか!確かに、厚手だから冬も良さげですよね。
そしてラジアル底派のようですが、それこそプラスティディップで処理すると土がくっつかずに快適ですよ。それも後ほど記事にする予定です。
私に夏ごろ報告したいことって・・・ちょっと怖いですね・・・どっかで私、何かしましたかね?
私は日頃、悪いことはしていない自負はあるのですが・・・(´Д`;)ノアゥア…
不肖ゆたりな、小心者なので、早めの報告をお願いします! (((( ;゚д゚))))アワワワワ
夏頃迄に待てないという事なので…
ゼのSに関する事ですよ~(曖昧)正直、私も待てない(笑)