今さら感はあるが、最近になってかなり気になっている、’15エクスセンスLB C2000MDH。
引用:シマノHP
以前もレバーブレーキリールの利用については考えていたが、特にC2000番サイズのエクスセンスLB C2000MDHについては、今もかなり気になっている。
>> 【レバーブレーキリールの有効性】こんな時に使ってみたらどうかな?
エクスセンスLB C2000MDHは、C2000サイズのレバーブレーキリールとして2015年に登場。
コンパクトサイズやダブルハンドル仕様,ローギアなど、他のレバーブレーキリールには無い、実はお得感満載のレバーブレーキリールだと思っている。
19セルテートがリリースされた時は、もう完全にセルテートの購入ばかりを考えていたが、ここ最近になって今さらながらエクスセンスLB C2000MDHが妙に気になってきている。
そんなエクスセンスLB C2000MDH、モデルチェンジするのであれば今年あたりかな〜と思っているのだが・・・少々キワモノ路線であるため、このまま廃番もありうる。
そこで今回は、そんなエクスセンスLB C2000MDHの特徴から、これを使ってどんな釣りができるか。
自分なりの妄想なんかを述べてみたい。
エクスセンスLB C2000MDHの特徴
レバーブレーキリール
レバーブレーキリールなんだから、レバーブレーキが特徴なのは当たり前。
引用:シマノHP
ある意味、あえてここを特長として取り上げる必要はないだろう。
2000番コンパクトボディ
そして、ここからがエクスセンスLB C2000MDH特有の特長に入る。
エクスセンスLB C2000MDHは、なんと2000番のコンパクトボディ。3000〜4000番が一般的なシーバス専用リールで、C2000サイズのスピニングリールは初じゃないのかな。
引用:シマノHP
引用:シマノHP
しかも、レバーブレーキという余計なパーツが付いていながら、重量が195gの超軽量。
後に説明するダブルハンドル標準装備でありながら、この重量。
改めて見ると、レバーブレーキリールでこのサイズ,重量って凄いよね。
ローギア
そして、エクスセンスLB C2000MDHは、ローギア仕様。
個人的にはギア云々より、最大巻上長が68cmというところに注目。
スローリトリーブが非常にやりやすい仕様となっているだけでなく、メバルやアジなどのライトフィッシングへもじゅうぶん使いやすい仕様となっていると思う。
ダブルハンドル標準搭載
さらに、エクスセンスLB C2000MDHは、ダブルハンドル標準装備。
引用:シマノHP
ダブルハンドルなら回転時のウエイトバランスが整うので、等速巻きしやすい。
ダブルハンドル標準装備というとエギングモデルのものが多いが、シーバス専用のエクスセンスシリーズで標準搭載というのは、かなりの大盤振舞い感を受けるよね。
マグナムライトローター搭載
’15エクスセンスLB C2000MDHは、マグナムライトローター搭載。
引用:シマノHP
2015年発売だから、NEWマグナムライトローターではないが、それでも軽いローターを背負っているので、それなりの感度の良さは期待できる。
エクスセンスLB C2000MDHをどんな時に使いたいか
そんなお得感満載のエクスセンスLB C2000MDHだが、これをどんなシチュエーションで使いたいか?
シーバス専用のレバーブレーキリールではあるが、これだけ特徴の多いリールなだけに、いろんな使い方が妄想できてしまう。
メバリング
C2000番サイズでハンドル1回転68cmのローギア仕様,マグナムライトローター搭載というのは、メバリングに最適な条件が揃っていると言える。
ただし、「メバリングにレバーブレーキリールは必要?」って意見も出そうだが、確かにメバルを釣るだけであればレバーブレーキまで持ち出す必要性はない。
しかし、メバル狙いで大型のシーバスが掛かる時も多々ある。
細糸で大型シーバスを掛けても、無理せずにドラグを効かせれば十分に獲れるが、ストラクチャーのある場所ならあまり走られても困るだろうし、エラ洗いされてのフックアウトも起こり得るだろう。
レバーブレーキリールを操ることができれば、シーバスの走りやエラ洗いを未然に防ぐことができ、いなしながらキャッチすることができる。
さすがにメバルが掛かった時はレバーブレーキを多様すると根に潜られてしまうが、不意に大きいシーバスが掛かった時にはレバーブレーキの効果が発揮できる。
どちらが掛かっても臨機応変に対応できるエクスセンスLB C2000MDHこそ、ライト寄りに汎用性が高いリールと言えるのではないか。
もちろん、レバーブレーキによるやり取りは慣れが必要だが、ぜひともチャレンジしてみたい。
エギング
エギングでレバーブレーキリールを使う人は皆無だろう。
過去には有名アングラーが試していたのを雑誌か何かで読んだことはあるが、その後も多用している話は聞かない。
確かに、エギングでのレバーブレーキリールの有効性を説明するのは非常に苦しい。
しかし、エギをシャクった後のフォールでレバーブレーキをオフにすることで、フリーフォールではなくテンションを掛けながらのフォールとなるから、若干のフォールスピードの調整なんてのも可能かもしれない。
SUPフィッシング
今後やってみたい釣りの一つが、SUPフィッシング。
ボートなどからのバーチカルな釣りでは、スピニングリールよりはベイトリールの方が扱いやすい。
ただし、そんなにSUPフィッシングやボートフィッシングを頻繁にするわけでもない。
それだったら、キャスティングもバーチカルでも使えるレバーブレーキリールがあれば良いかなと。
また、ベイトリールまで揃えてしまうと、ロッドもそれ専用のものを揃えねばならないので、それだったら多少高価でもレバーブレーキ搭載のスピニングリール1台あれば事足りるかなと。
特にタイラバやマイクロジギングのように巻いては落とすを繰り返す釣りでは、その都度ベール操作を返さずにレバーブレーキ操作で手返し良くおこなえるので、ベイトリールなみにやりやすくなるだろう。
サーフのショアジギング
そして、サーフのショアジギングでもレバーブレーキ活用を考えている。
ジグをシャクったあと、テンションフォールだけでなく、レバーブレーキをオフにしてフリーフォールも織り交ぜる。
ベールを返さなくて済むので、ベイトリールなみの操作性でジグを扱うことができる。
ショアジギングといっても、ご近所サーフ中心で、たかだか水深10メートルにも満たないところがメインなわけだから、フリーフォールでいちいちベールを返すのもメンドー。
ショアスローでもレバーブレーキを多用すれば、また面白い展開があるかもしれないし。
確かに、2000番サイズでローギアだとガッチガチのショアジギングではかなり早巻きしないといけないし、最大ドラグ力が3.5kgとドラグパワーは若干頼りないとは思う。
しかし、ワカシやソーダガツオ程度の小型回遊魚狙いのショアジギングや、ヒラメやマゴチなどをメインとしたショアスロー程度であれば、活用の糸口は充分あると思うよ。
まとめ
以上、かなり個性の強いレバーブレーキリールであるエクスセンスLB C2000MDHを活用した釣りを、自分なりに妄想してみた。
そもそも、「レバーブレーキリールなんて必要?」と思っている人が多いと思うが、手数が増える分、応用範囲も広がるというもの。思わぬところで使い勝手が良いかもしれないし、こればっかりは使ってみないことには分からない。
また、大物シーバスが掛かった時のレバーブレーキ操作や、キャスト時にラインを指にかける時などには少々慣れが必要だと思うが、その苦労以上にチャレンジ欲が増してくる。
モデルチェンジで防水機構が整うのであれば、ぜひそちらの方の購入したいのだが、モデルチェンジがなく廃番となるようであれば、中古であってもヤフオクかメルカリなんかで購入したいとも思っている。
さぁ、モデルチェンジが出るのか?出ないのか?
そこらへんに注目しつつ、’15エクスセンスLB C2000MDHを購入する機会をうかがっていきたい。
コメント
こんにちわ。いつも楽しく拝見しています。
富山の新湊&地元河川界隈で楽しんでいる親父です。
私は、シーバスメインでエクスセンスLBSSC3000HGMを2台と今回ご考察の同LBC2000MDHを1台使用しています。
LBSSC3000HGMは全く持ってシーバスオンリーですが、LBC2000MDHは、ホタルイカパターンの黒鯛、根魚中心に今回のお話の通りたまに来るシーバスの対応での使用で愛用しています。あと、関東方面の出張時のモバイルロッドの相棒として。
ホタルイカパターンの黒鯛、根魚にはあまりレバーは必要の無い機能ですが、0.6号ラインなので、シーバスの良いサイズが来たときには大変強い武器になります。
後、ホタルイカパターンの時の巻きスピードとLBC2000MDHのハンドル1回転68cmのローギア仕様は相性が非常に良いです。
レバーリールのスプールはワンプッシュで簡単に取外し出来るので、それぞれ号数の違うラインを巻き場所によりワンタッチで入替えてます。
ドラグは、一般スピニングと違い一度設定しておけばワンプッシュではずし、又ワンタッチで付けなおしても設定値は変わっていません。
替えスプールがあれば、ライン号数ごとのドラグ設定してあれば交換しても設定値が維持されていますからシビアに考えなくても大丈夫です。
何かあればレバーで対処すれば良いのですから。
シマノのレバーリールはゼロフケテンションスイッチ?があるのでレバーを切ってもハンドルが簡単に回らないよう切替できトラブルが減るので私はシマノを愛用しています。
ただスピニングリールで今では当り前のハンドルとローターがピタリと止まりガタのないスーパーストッパーがありません。
ハンドルを回してもローターに少し遊びがある為、気になる方は気になるかも。
これはLBC2000MDHも多少あります。
後、便利なのはキャスト前のルアーたらしの調整やルアー交換時にベイルをいちいち起さなくてもレバーを切ればピタリと好きな位置に持ってこれます。
これだけでもレバーリールにするメリットになります。
その他、釣法でのレバーリール使い方もいろいろと上手い方より何種類も教えてもらいましたが、それについて地元河川等では中々理解応用しきれていません。レバードリフトくらいですか。
最近はオヌマンさんがYouTubeで詳しく解説していますが。
https://www.youtube.com/watch?v=X3p-L8Dwhdc
一番のデメリットは、キャスト時のレバーが邪魔なのと少し同サイズより重い事ですが
これは慣れしかありません。
LBC2000MDHは重さは気になりませんが、70センチ以上のシーバスには、若干パワー不足の感じではあります。
しかしレバーでのやり取りで時間かければしっかり上げれます。
しかし昔からみたら格段の性能アップですが高いですよね。
性能が過剰にいろいろとオーバースペックです。
個々の価値観ですが、せめてシーバス用としてエントリー、ミドルからハイエンドまで何種類か揃えて欲しいですが、昨今の情勢では需要の少ない分野は厳しいのかな。
LBC2000MDHもネット、店頭でもあまり見なくなりましたがモデルチェンジも近いのかLBSSC3000HGM同様無くなってしまうのかな?
何にせよ使い慣れると便利でやり取りがより楽しいので、一般スピニングのステラやツインパ等の使用率がかなり減ってしまいました。
ざぁっと長文戯言書いてしまいましたがすいません。
50台親父さん、ごていねいなコメント、ありがとうございます。とても興味深く拝見させていただきました!
新湊界隈ですか・・・そちらの方面は人気フィールドが多いのは知っていますが、駐車スペース等、詳細がわからないので、あまり行けてませんね。ぜひ今後攻めてみたいフィールド、とても羨ましいです!
私はこれまでの3000番クラスのレバーブレーキだったら興味はなかったのですが、このC2000番というサイズ感に魅力を感じましたね。確かにホタルイカパターンの釣りでは必要性は感じませんが、大型のシーバスを掛けた時には、ぜひレバーブレーキでいなしながら獲ってみたいです。
オヌマンchのレバーブレーキ編は私も拝見しており、あそこまでのヘビーな使い方が私にできるかは疑問ですが、あれを使いこなせればもっと釣りが楽しくなるだろうなぁと、常々思っています。富山のフィールドなら、レバーブレーキをフル活用したテクニカルな釣りが楽しめるでしょうね。
ぜひシマノにはLB C2000MDHのモデルチェンジ版を出してほしいですね。出たらぜひ買いたいのですが・・・どうでしょうね?
昨年に引き続き、残念ながら今年も富山遠征はナシになりますが、コメント欄でもお問い合わせ欄でも良いので、そちらの釣果情報など、ぜひご教授くださいませ。
今後とも、アホアホブログをよろしくお願いします!( ^ω^ )
毎年恒例の富山遠征中止は残念でしたね。が、このご時勢では仕方ないと思います。
また、時期をみてご家族でご帰省下さい。
私は50半ばを過ぎると夜間釣行はつらくホタルイカパターンへ行くのはめっきり減っていますが、秋から初冬の河口デイシーバス釣行はしっかり通っています。
昨年は雪が全く降らずランカー少なく不振でしたが、それ以前は毎年デイでもランカーをバンバンあがってます。最大94cmと92cm、80アップは多数でした。
今年はまれに見る大雪だったので釣果を秘かに期待しています。
レバー付リールならば、ドラグの調性が多少ずれていてもレバーのOnOffでキワドイ状況がかなりしのげます。
レバーを切りやんわりとレバーにぎりテンションかけたりゆるめたりするとシーバスは不思議にすぐに暴れずおとなしくなります。
挙げる足場に障害物があれば尚、有利に寄せれます。
綱引きでなくテンションがふと緩むとアレッと思うのか走るのをすぐ止めます。
慣れるまではキャスト時邪魔ですが、経験上掛けたデカイシーバスをバラさないには最も有効です。
後、レバーにしてから一般スピニングの時よりシーバスに限っては、フックを伸ばされる事も少なくなりました。
やはり自由にテンションを変えれるからだと思います。
シーバスは根や障害物にあまり突っ込まないので、レバーで操作しても安心です。
根魚みたいに根にもぐる魚には不向きですが、掛けた後派手に暴れる魚や瞬間的に突っ込む魚には良いです。
もともと磯のグレ釣で細い竿、ラインで突っ込まれて竿がのされるのを竿の弾力が生かせる位置まで立直す為にレバーでラインをテンション掛けながら送り出すという機能ですが、シーバスにもGood !な機能だと思います。
自分でやるマニュアル車? 指ドラグみたいな感じです。だから面白い。
私の地元河川の秋から初冬はデカイの上がりますからリール買い替えの際には選択肢からはずせません。
主な愛用は3000クラスですが、この小さなサイズのLBC2000MDHも面白いですよ。
確かにキワモノでパワー不足はいがみませんが、ホタルイカパターンには、はずせないリールです。
出張時オンリーの柔らかいモバイルロッド宇崎日新ファビュラス F ML2106(このロッドも振出ですがキワモノです。笑)に組みあわせてもシーバスサイズがとれてます。
よって私は買いだと思います。(笑)
エギングやショアジギングの使用にはわからないですが、一方的な私見を述べてしまいましたがすいません。
また、楽しい考察や釣行記楽しみに拝見致していきます。
PS : 私も柏木さんのMJリグ愛用者です。
ヒラメでなくキジハタの遠投での竿抜けポイント攻略としてですが(笑)
何度もすいません。
そうそうネットに愛用者の方のインプレで新製品 ’20BB-X ハイパーフォース の件1700DXG://tonpuku3fishing.blogspot.com/2020/10/shimano-2020BB-X-HYPERFORCE-1700DXG-first-impression.html
シーバス愛用者がまぁまぁいればエクスセンス版出るかも?
私はWハンドル派なので期待したいですね。
50台親父さん、コメントありがとうございます!
ますますレバーブレーキ、欲しくなっちゃいましたね!
tonpukuさんのブログは、いつも拝読しています。この記事もすでに拝読しましたが・・・やはりエクスセンスのC2000が良いですね。ローギアとダブルハンドルが標準というのがとても魅力です。
ちなみに私の場合、我ながらドラグ調整が絶妙なのか、ロッドが最適なのを選んでいるのか定かではありませんが、フックを伸ばされることはまずありませんね。でも、レバーブレーキはいずれチャレンジしたいですね。
MJリグのご使用とのことですが、そちらのキジハタの竿抜けポイントを狙うには絶好ですよね!よくご存知で!
今年はレバーブレーキデビューを目論みます!