2017年、早くも年末。すでにクリスマスの雰囲気すら漂い始めた今日この頃。
今年はなんかあっつい夏から秋をかっ飛ばして、いきなり冬に入ってしまったような印象。
今年取り組んでいるハタゲームもこれだけ寒くなるともう厳しいのかなぁ?どうなんでしょ?
さすがに最近は冷え込んでいるので厳しいとは思うが、もう一回くらいはチャレンジしに行ってみようかな?
いつまで釣れるのかも興味あるしね。
もう少しチャレンジはするにしても、まずは今年のハタゲーム調査の締めとして、現時点で感じたことを述べてみたい。
2017年のハタゲーム総括
小物のオオモンハタを釣るハタゲームは、ライトタックルで過去にも散々やった。
しかし、今年は大型のハタを狙って、タックルもよりハードな構成でやってみた。
ハタゲームのパイオニアである折本氏のyoutube動画で述べていることを基準に、自分なりの体験を重ねて述べてみた。
折本氏の考えに対して否定的および肯定的いずれの意見も述べているが、これが真実かどうかはまだ何とも言えない。
しょせんはまだ数匹程度しか釣っていないし、伊豆のごく一部の場所での経験でしかない。
しかし、現時点での自分が体感したうえでの考えなので、その点をご了承いただきたい。
おかっぱりでは遠投は必須
まず感じたのは、ハタゲームといえども遠投は必須ということ。
アカハタ,オオモンハタ共に、ヒットパターンのほとんどは、フルキャスト後の着底間際or着底から程無くのタイミング。
いろんなリグを使ったが、釣果のほとんどはタングステンシンカー25g程度のMJリグ。フルキャストで80メートル前後。
一般的にハタゲームで使用されている7フィート程度のロックフィッシュロッドにジグヘッドリグや直リグ,テキサスリグではまず届かない距離だと思う。
テキサスリグでアカハタを狙っているアングラーをたまに見かけるが、やはり彼らが攻めるのは近距離。
不肖ゆたりなも最初の頃は足元まで丹念に探っていたが、思ったほどの釣果が出せていないというのが実際。
逆に足元近くにリグを落とすと、スリットに入り込みやすくなるので、根掛かりによるロストが多発する。
ハタゲームに限ったことではないが、遠投で広く探れるということは、より魚とのコンタクトを得る可能性が高くなるのは明らか。
操作性と飛距離を兼ね備えたタックル構成が必須であると考える。
ベイトと潮の流れがあれば粘るべき
ベイトが溜まっており、なおかつ潮の流れに変化があるような場所であれば、多少なりとも粘るべき
だと思う。
特にオオモンハタは、ベイトを求めて回遊するようで、かなり広範囲に動く。
オオモンハタの場合は岩場やゴロタ場だけでなく、障害物の少ないサーフなんかでも釣れたりするのも、その証拠。
したがってベイトと潮流の2つの条件が揃っているのであれば、その場では反応が無いとしても、回遊を待つ意味でもしばらくは粘る価値はあると思う。
潮の流れといっても、川が流れるような激流では厳しい。
どちらかというと複雑に潮の流れが入り組んだほうが、ベイトも溜まりやすく、そういった場所なら高確率でオオモンハタが回ってくるように感じている。
ボトムをネチネチ探る必要はない
「オオモンハタはスイミングで宙層を、アカハタはテキサスや直リグでボトム付近を」とよく言われている。
オオモンハタの攻め方についてはその通りとして、アカハタの攻め方については少々疑問がある。
確かにアカハタはボトムに付いているとはいえ、そこまでボトムコンタクトを多くして探らずとも、上を通せば飛びついてくるようなイメージを持っている。
ボトムコンタクトを多くしてていねいに見せるよりも、障害物の上を数多く通す方が効果的と思う。
したがって、オレがアカハタ狙いで攻める時は、MJリグを大遠投してボトムへ着底させたら、3回リールを巻き上げてテンションフォールで着底・・・を繰り返すだけ。
MJリグでヒラメやマゴチを狙うときとまったく同じアプローチでOK。
さらにアカハタはカニ等の甲殻類を中心に捕食しているので、クロー系のワームが良いとされているが、これもあまり関係ないと感じている。
クロー系にしたことでバイト数が多くなったということを感じたことはまったくない。
せいぜいクロー系ワームを使うことで効果があると言えば、パーツが多いことでシェイク等をすればアピール度が大きいことくらいだろうか。
クロー系ワームをテキサスリグでネチネチ探って根掛かりリスクが高まるくらいなら、シャッド系ワームやストレートワームで頻繁に底近くを通した方のが、ヒット率は高まると思う。
要は、ワームを「じっくり」見せるのではなく、「頻繁に」見せる方のが釣果に繋がるように思う。
ブラックバスのボトム攻めで使われているタックル構成、要はベイトタックルにテキサスリグというのがハタゲームでも定石になっているようだが、わざわざハタゲームのためにベイトタックルなんて・・・そんなもんはまったく必要ない!
ボトム感知能力に長けた、操作性の良いスピニングのロングロッドの方が、おかっぱりハタゲームでは絶対有利であると感じている。
まとめ
以上が、今年取り組み始めたハタゲーム釣行で感じたことである。
今回はハタゲームの総括的なことを述べたが、後日も数回に分けて各論的なことを述べる予定である。
なーんてエラソーなことは言ってはみたが、まだまだ釣行回数は少ないし、伊豆の多くのポイントを探り倒したとまでは言い難い。
釣果実績も全然少なく、これだけでハタゲームのすべてを理解できたとは思っていない。
少なくとも3シーズンくらいは経験しないと、ハタゲームを理解できたとは言えない。
来年は今年感じたことと矛盾が無いか?再来年は過去2年で感じたこととの整合性が取れているのか?
シーズンを重ねることで、持論の精度が上がってくる。そんな感じで今後も地道に調査を続けていく予定である。
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