10年近くソルトルアーフィッシングをやってきたが、結束方法なんてまともに覚えたことなんてなかった。
エギングを始めた頃は電車結びで通していたが、サーフでの釣りを始めてからはこのFFノットを覚え、現在までずっと通してきた。このFFノットで充分な強度で満足していたので、敢えてド定番のFGノットなんて覚える気すらなかった。
しかし、最近になって結束に関するコメントをいただいでいるうちに、次々と出てくるノットの名称があまりに分からなすぎて話がついていけなかった。
さらにはレオン氏が主宰しているyoutubeチャンネルでもFGノットの重要性を説いていたこともあり、さすがに定番のFGノットくらいは覚えておこうかなと。
ご近所サーフを中心とする今までのフィールドでは、ロングリーダーでなければならない場面や結束部分をガイド内に入れてキャストしなければならない場面なんてないので、今でもFGノットの必要性を感じていない。
しかし、だからといって食わず嫌いもよくないし、釣りの幅を広げる意味でもFGノットは覚えておいて損はないかなと。
そこで今は釣り自粛中ということもあるので、いまさらではありますが、今回は腰を据えてFGノットでも覚えようかと思う。
単なるFFノットの延長線上で解釈すれば、理解が簡単だった!
そこで、いろんなFGノットの解説動画を拝見していたが、どれも小難しい解説ばかりで最後まで見る気がすらおきないものばかり。
そんな中、堀田氏のFGノットの動画を発見。
堀田氏のFGノットの動画を最後まで通してみたが・・・PEラインで編み込むか、リーダーで編み込むかの違いはあるものの・・・なーんだ!よくよく見れば、これまでやっていたFFノットでやっていたリーダーのコブ結びをやめて、ハーフヒッチを繰り返すだけじゃん!
あとはポイントを押さえておけば、FGノットなんて簡単にできるじゃん!
もっと小難しいと思い込んでいただけに、これだったらそんな複雑じゃないね。やっぱり、思い込みは良くないねぇ。
といっても、FFノットを覚えていたからこそ分かるんですけどね。
FGノットをチャレンジしてみた
だからといって堀田式でやるわけではなく、馴染みのFFノットをベースとし、堀田式をチョロっと参考にしたFGノットにチャレンジしてみた。
1.強めにPEラインを張りながら編み込む
まずはリーダーにPEラインを編み込む。この編み込みは、FFノットのやり方と同じ、テンションをかけながら編み込む。
いつもFFノットをやる際には17回を目安に編み込んでいる。FGノットもだいたい同じくらいでやってみた。
2.仮止めのハーフヒッチ後、ゆーっくりと20秒間締め込む
編み込んだあとはPE, リーダーの本線ごとハーフヒッチで仮止めし、結び目を湿らせてからPEラインとリーダーの本線をゆーっくりと締め込む。
ここで速く急激に締め込んでしまうと摩擦熱が生じるので、ここはじ〜っくり、ゆーっくりと、だいたい20秒くらい力を込めて締め込む。
締め込んだときに、結び目のPEラインの色が透明になっていれば、リーダーに食い込めている目安となる。
この時点ですっぽ抜けなければ、まずOK。
3.PEラインの端で4回ハーフヒッチ+1回の本止め
そして4回ハーフヒッチ+本止めに逆向きのハーフヒッチ2回通しで結束は完了。
ハーフヒッチを重ねる際に交互に向きを逆にする必要もなく、同じ向きで4回やったところで問題なさそう。
最後の本止めだけは、逆側から2回通して・・・PEラインの本線と端線を締めればOK。
あとは再度確認のために本線同士を締め込んで、すっぽ抜けなければもう大丈夫。
この後もリーダーの切れ端からPEライン本線を保護する目的で、PEライン本線へのハーフヒッチを繰り返すやり方もあるが、そこまで時間をかけてられないし、結束以外で摩擦を生じる機会をこれ以上やってしまうと、逆にその部分の強度が弱くなる可能性の方が高いのではないかと考えている。
だから必要最低限の作業のみで済ませた方が良いと思う。
4.リーダー側の切れ端は炙る必要なし
さぁ、結びが完了したら、あとはPEライン,リーダーの余った端線を短く切るだけ。切れ端はライターで炙らない。
PEラインがリーダー表面にしっかりと食いついていれば、切れ端を炙らなくても問題ないはず。
要するに、「ゆーっくりと20秒間の締め込み」が抜けずにできていれば、切れ端部分をライターで炙る必要はないわけだ。
また、切れ端をライターで炙るとしても、ライターを近づける際に本線側へも少なからず熱がかかるので、余計な動作を増やすことで不安要素が増えるよりは、シンプルに事を進めた方が無難でしょう。
まぁ、アタクシは喫煙者ではないし、このためだけにライターを持参するのも面倒だしね。
FGノット完成!実釣での結果は如何に!
そして、実際のFGノット完成が、こちら↓
PEライン:ボーンラッシュ(よつあみ)1.0号
リーダー:シーガーFXR船(クレハ)5.0号
PEライン:ピットブル8+(シマノ)1.0号
リーダー:シーガーFXR船(クレハ)5.0号
まぁ、こんなもんでしょうかね。
まとめ
こんな感じで、特に何の抵抗もなくFGノットを覚えることができた。
これまではいろんなFGノットの説明がなされているサイトや動画を見ても分かりづらいと思っていたが、実際にやってみるとFFノットが基礎にあるのでさほど難しさは感じなかった。
しばらくはこのFGノットで試していく予定。
最初はこれまで通りノット部分をガイドに入れずにキャストし、大丈夫だと確信した時点でロングリーダーにしてノット部分をガイドに入れてのキャストも試してみようと思う。
これまでの経験から、FGノットが難しいという方は最初は簡単にできるFFノットを覚えて、慣れてきてからFGノットを覚えるという段階を踏んでいけば、抵抗感なくできるんじゃないかと思う。
すっぽ抜けの不安がある人も、まずはFFノットを実践して、FFノットを容易に編み込めるようになったらFGノットへチャレンジする方が覚えやすいように思う。
FFノットは上にある動画を見れば簡単に覚えられるだろう。堀田式FGノットを最初から覚えても良いとは思うが・・・オレ的にあのやり方は逆に面倒に感じてしまうがね。
あと、余計な屁理屈こいた解説が、逆に初心者に抵抗感を覚える要因だと思うんだよね。
さぁ、どんなもんでしょうかね?自粛解除後から試していきますよ!
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