ここ数年は釣り雑誌や書籍なんて、購入してまで読むことはしていない。
以前は稀に釣り雑誌を購入することはあったが、それはロッドベルトやルアーケース等、欲しいオマケが付いてた時くらい。
たまに立ち読みしようとざっと見ても、あまり興味のある内容が無いので、最近は立ち読みすらしない。
そんな不肖ゆたりなではあるが、最近、高い送料を掛けてまで購入した書籍がある。
それが、レオン加来氏の「アジング・メバリング超思考法」。
レオン加来氏が運営しているFish.INから購入したので、送料込みで高くついてしまったが。 (;’∀’)
別に著者のファンというわけではない。
ファンというわけではないが、説明している言葉に理屈が伴っていると思える、数少ないアングラーの一人であると思う。
この方はオレとは違ってライトタックルの釣りを中心に展開しているが、この方が関わったルアーは何か使ってみたくなってしまうのだ。メタルマルは、ライトタックルに限らず、もう完全にオレの中の釣りにも浸透している。数カ月前に購入したタイニートーピードは、いつ釣れるかは分からないが、これで釣れたら楽しいだろーなーと。
そんなレオン加来氏の執筆した本ということでも、ぜひとも読んでみたいと思った次第である。
別にアジやメバル釣りが知りたかったわけではない
とは言ってはみたが、当然、そんなことだけの理由で、送料掛かってまで買いたかったわけではない。
なぜ、この本を読みたいと思ったか?別にアジングやメバリングのノウハウを勉強したかったわけではない。
とはいえ、当然、アジングやメバリングのことは書かれてはいる。メバリングやアジングについても、他の書籍には書かれていないような内容であることは確か。
いずれの釣りも、普段から積極的にやることはほとんどないが、この本を読んでから初めて知ったということは確かに多かった。
アジングとかメバリングとか、そんなカテゴリー分けがどうのこうのよりも、自分が狙っているターゲットについて、どれだけ深掘りして考えていくかという点について、非常に興味深い内容であったことは確かである。
ルアーフィッシングの楽しさってなに?
自分が狙っているターゲットについての深掘りができると、いろんなことが楽しくなってくる。
数や大きさという単純な尺度だけではなく、釣りにかかわる様々な要素が楽しみに加わってくる。
本の具体的内容をここで明示することは避けるが、「釣れない人に共通すること」といった項目があった。この内容は非常に興味深かったと同時に、思わず納得した内容であった。
釣れない人に共通することは、単に問題解決のための内容ではなく、「釣れない人に共通すること」をしていた為に、ルアーフィッシングの本当の楽しさを知り得ていなかったのだと認識した。
釣りの本だけど 釣りだけの本じゃない
この本は、釣りの本だけど、釣りだけの本じゃない。釣りだけの本とカテゴリー分けしてしまうにはもったいない内容であった。
「釣り頭」とは、別に釣りを上達させるための思考法ということを表現しているだけではなく、日常のあらゆる事象へも当てはまる。
それは、家庭も然り。仕事も然り。スポーツも然り。
釣りが上達するプロセスや思考というのは、他のことがうまくいくプロセスや思考と同じなのだ。
たしかに、自分の周辺を見ても、釣りが上手な人というのは、何をやらせても上手であることは多い。
それは釣りに限らず、頭の良い人というのは、たいていスポーツもできる。仕事もできる。
要は、上達するとか楽しむためのプロセスというのは、共通していることが多いのだ。
まとめ
以上、この本を読んだ、全体的な自分なりのざっくりとした解釈を述べてみた。内容の詳細を述べているわけではないが、内容の雰囲気だけでも伝われば幸いである。
自分の性質上、興味のない本というのは読み進めるのが遅いか、途中で読まなくなってしまうことが多いが、この本はボリューム感もちょうどよく、あっという間に読み進めてしまった。
本の面白さを理解するには、その事実だけ述べれば充分かもしれない。
釣りが上手いと思っている人も、そうでない人も、アジングやメバリングをするひとも、しない人も、まずは読んでみてはいかがだろう?
普段は釣り関連の雑誌やら書籍やら見ない、この不肖ゆたりなでも、こんな本ならば読んでみたいと思えた一冊である。
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