先日の富山でのキジハタ狙いでマイクロフリップを使用したが、その最終的な評価。
あくまでも、ショアからのキャスティングでの評価なので、オフショアからのバーチカルに攻めた時の評価ではないので、あしからず。多分、オフショアから攻めるときは、また評価が異なるものと思われる。
参考記事:マイクロフリップ35g 結局はどうよ?(2016.08.10)
所詮はタングステン
結論として、マイクロフリップ本体に関しては、単なるタングステンの塊にしか他ならないということ。
タングステンの利点は、高比重ゆえの飛距離と沈みの早さ。もうこれに尽きる。
ハッキリ言って、それなりの早巻きにするか、ジャーキングかなんかのロッドアクションを加えないと、マイクロフリップ自体は動かない。まぁ、動かない方が釣れるときもあるから、動かないこと自体を否定するつもりはないがね。
だから、先日の富山遠征でマイクロフリップを使った時には、トゥイッチを多用して、ジグ本体を動かすようにしたわけ。
タダ巻きでのアクションは、ハッキリ言って鉛製のジグに軍配が上がる。タングステン製ジグには、ゆっくり巻くのであれば、それ自体のアクションはあまり期待しない方が良い。
だからシマノは、鉛とタングステンのコンポジットジグを出しているのだろうね。飛距離とアクションが高次元で両立できるわけだから。
まぁ、中央の穴を利用しての移動式タイラバ仕様や、リアの穴にブレード等を付けたりのアレンジが効くので、そういうところで楽しむのが良いと思うがね。
たぶん、タダ巻きのアクションで言うならば、最近発売された「ショアフリップ」のほうが遥かに良いと思われる。
マイクロフリップの鉛バージョンなので、シルエットは当然、大きくなるが。
タングステンゆえの塗装乗りの悪さ
マイクロフリップは、使っていると表面の塗装がペリペリ剥がれる。
別にこれはクレームではなく、タングステンゆえ塗装乗りが悪いわけで、仕方ないと思っている。もうそういうもんだと。
逆にオレ的には、そんなんだったら最初から塗装なんてしてもらわなくても良い。塗装しない分、販売価格を抑えてほしい。そんな塗装剥がれでストレスを感じるくらいなら、いっそのこと、塗装なんていらない。
カラーに関しては、アングラーによっては意見が分かれるともうが、オレ的には、魚がカラーの識別によってバイトの判断を決める要素は極めて低いと思っている。極端な話、塗装なんてどーだっていい。
そんなことよりも、マイクロフリップのキモは、アシストフックに付属のポラジックフィルムにあると考える。
キモは、やはりポラジックフィルム
マイクロフリップ本体よりも、おそらく魚が興味を示すキモとなるのは、アシストフックに付いているポラジックフィルム。このフィルムの強烈なフラッシング効果がほぼ全てであると思う。
それだけこのフィルムのフラッシング効果は大きい。光への反射は半端ない。
このポラジックフィルムだか、多分これで代用できるだろう・・・いや、「もしかしてこれがズバリ、そのもの?」というのが身近にあるのだが、それについて詳細は後日。
全体的に辛口の評価になってしまったが、これはこれで使いようがあるので、今後も引き続き使っていきますよ。余裕があれば、タイラバ仕様やスピンテール仕様等、アレンジもしてみようかな!