【マイクロフリップ35g(ギアラボ)】ショアからの使用で実感したこと3つ

タックル

先日の富山でのキジハタ狙いでマイクロフリップを使用したが、その最終的な評価。


 

あくまでも、ショアからのキャスティングでの評価なので、オフショアからのバーチカルに攻めた時の評価ではないので、あしからず。

多分、オフショアから攻めるときは評価が異なるのだろうが。

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その評価の前に、まずはメーカーが謳っているマイクロフリップの特徴から。

マイクロフリップの特長

 


マイクロフリップの解説動画↑

タングステン製で超リアバランス

最近流行りのタングステン製で、ちょっと変わった形状だが、超リアバランスのメタルジグ。
 
そのため、飛行姿勢,飛距離ともに優れていることは予想できる。
 
マイクロジギング対応とのことだが、タングステン製ゆえにシルエットを小さくできるから、小さいベイトを偏食しているフィッシュイーターにも良いだろう。
 

ボディ後方のホールで、あらゆるアレンジ可能

 
さらにマイクロフリップは、ボディ後方に穴(ホール)が開いているのだが・・・
 

 
この穴にラインを通すことで、遊動式タイラバやインチクのようなセッティングもできるようになっているのだ。
 


製品に同封の台紙にも記載されている。
 
一番後ろの穴にタコベイトを付けたり、ブレードを付けたりというアレンジも可能。

バブル放出による集魚効果

先程のボディ後方のホールは、アレンジだけではない。

速巻きした際に、ホールからバブルを吐き出すことで、集魚効果を発揮するという。

このバブルが弱った魚を演出するとのことだが、果たして有意な釣果を出せるのだろうか?

アピール力upのアシストフック

また、ジグ本体のほか、これも注目。
 

集魚効果の高い独自アシストフック。
 
「角度によって妖しい光を放つ」というポラジックフィルムケイムラ玉を装着したアシストフック。

バイトマーカーとしても有効だろうね。

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ショアからの使用による評価

このマイクロフリップを、ショアからの釣りにしばらく使ってみた。

所詮はタングステンの塊

 
マイクロフリップ本体については、単なるタングステンの塊にしか他ならないということ。
 
タングステンの利点は、高比重ゆえの飛距離と沈みの早さ。
 
そのため、それなりの早巻きにするか、ジャーキングかなんかのロッドアクションを加えないと、マイクロフリップ自体は動かない

まぁ、動かない方が釣れるときもあるから、動かないこと自体を否定するつもりはないがね。
 
だから、先日の富山遠征でマイクロフリップを使った時には、トゥイッチを多用して、ジグ本体を動かすようにしたわけ。
 
タングステン製ジグには、ゆっくり巻くのであれば、それ自体のアクションはあまり期待しない方が良い。
 
たぶん、タダ巻きのアクションで言うならば、最近発売された「ショアフリップ」のほうがはるかに良いだろうね。

マイクロフリップの鉛バージョンなので、シルエットは当然、大きくなるけどね。

タングステンゆえ、塗装が剥がれやすい

 
マイクロフリップは、使っていると表面の塗装がペリペリ剥がれる
 

別にクレームではなく、こればかりはタングステン自体の特性でもあるため、塗装乗りが悪いのはしかたない。
 
逆にそんなんだったら、最初から塗装なんてしてもらわなくても良い。塗装しない分、販売価格を抑えてほしい。

カラーについては、アングラーによっては意見が分かれるともうが、オレ的には魚がカラーの識別によってバイトの判断を決める要素は極めて低いと思っている。
 

キモは、やはりアピール力抜群のアシストフック

 
マイクロフリップ本体よりも、おそらく魚が興味を示すキモとなるのは、アシストフックに付いているポラジックフィルム

このフィルムの強烈なフラッシング効果。

この特徴的なアシストフックは単体でも販売されているから、別のメタルジグに使用しても良いだろう。

個人的には、マイクロフリップ云々ではなく、このアシストフックが最大のポイントだと思っている。

それだけこのフィルムのフラッシング効果は大きく、光の反射は半端ない。

マイクロフリップのまとめ

このマイクロフリップ、メーカーとしてはオフショア使用を想定したメタルジグのようだが、タングステンボディと後方重心型というのもあってショアからのキャスティングでの使用感を述べてみた。

メタルジグとしては特徴的な形状から、他にはない違った動きを期待したが、思ったほどの動きは見られず、比重の高いタングステンゆえに期待に反して動かないことが分かった。

ただ、飛距離と沈みの速さは予想通り。

こうした特徴よりも、マイクロフリップのポイントは、ポラジックフィルムとケイムラ玉を搭載したアシストフック。これが大きい。

ただこのポラジックフィルム、多分これで代用できるだろう・・・いや、「もしかしてこれがズバリ、そのもの?」というのが身近にあるのだが、それについて詳細は後日。

今回はあえてタイラバやスピンテールの仕様は試さなかったが、チューニングやアレンジが好きな方にとっては良いんじゃないかな。
 
全体的に辛口の評価になってしまったが、深場や遠方を果敢に攻めるのには非常に有効なアイテムなので、興味があればぜひ使っていただきたい。

 
 

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