発売当初から使い続け、すでに不肖ゆたりなのお気に入りラインとなっている、デュエルのアーマードF+プロ。
サーフでの釣りやハタゲームで愛用している1.0号イエローの200m巻。
気付いたら、ある時から通販で探してもなかなか見つからなくなっていた。
おかしいと思って、デュエルのホームページを確認すると、なんと200m巻が製品リストから無くなっていた。
コレって・・・アーマードF+プロは廃盤になってしまうのかな?
【参考記事】
>> アーマードF+プロから、デュエルのライン販売戦略を考える
アーマードF+プロの200m巻は事実上廃盤
このままだと、おそらくアーマードF+プロは完全廃盤になる可能性は極めて高い。
以前にもアーマードF+プロに対するデュエルの販売戦略の曖昧さについて指摘した。
それが的を得ていたのかは定かではないが、残念ながら、アーマードF+プロは一般に認知されなかったと思って良いだろう。
良いラインであるのは、使ってもらえれば間違いなく分かると思うのだがね。
しかし、使う前から偏見や思い込みがある人がどんなに使ってみたところで、否定から入るのがほとんど。
製品の質はもとより、販売戦略もよほどしっかりしていないと、こういったキワモノはなかなか認知されるのは難しいと思う。
ハードコアX4/8プロは、アーマードF+プロと同じ表面コーティング?
サーフメインでは、プラグからメタルジグまでの使用を考えると、やはり200mくらいの長さは欲しいところ。
150mでも使えないことは無いが、いざというときの高切れや巻き替えの頻度まで考えると、ちょっと心もとない。
しかし、アーマードF+プロ特有の感度の良さもそうだが、表面コーティングの滑りの良さと長期耐久性はかなりの魅力。
そこで、代替品がないかとデュエルのラインを探していたところ、後発品であるPEラインのハードコアX4/8プロには表面がシリコンコーティングされているようだ。
では、アーマードF+プロのような表面コーティングが施されているのだろうか?
この件に関して、デュエルへ直接問い合わせたところ、以下のような回答を得られた。
ハードコアX4/8プロと、アーマードF+プロのコーティング方法は異なります。
アーマードF+プロには糸の耐久性を向上させることを狙いとした物質も使用しております。
詳細につきましては製造上の機密事項のためご容赦ください。
(デュエルカスタマーサービスより)
なるほど・・・違うのね。(´Д`)ハァ…
でも、製造上の機密事項というのは仕方ないにしても、一般ユーザーからはちょっと分かりづらいよね〜。
さらに、デュエルでは、こうもコメントしている。
「表面の滑らかさ」という観点においては、ハードコアX8プロの方が上かもしれません。
メーカー側からの「かもしれません」という表現の曖昧さが、腑に落ちないのだが・・・もう少し実験データ等、根拠を示すものを見せてほしかったが。
いずれにせよ、ハードコアX4/8プロは、アーマードF+プロの表面コーティングとはまったく違うもののようだね。
けっきょく、アーマードF+プロはダメなラインだったのか?
今回は200m巻のみが廃盤となったが、それは単に200m巻の製品だけが売れなかったのではなく、アーマードライン全体の売上が芳しくないのだろう。
それでは、アーマードF+プロはダメなラインだったのか?
そんなことはない。アーマードF+プロは間違いなく優れたラインだと思う。その考えは変わっていない。
敗因は、これまでのデュエルの販売戦略がダメダメだったのが響いていることにあると思う。
◯ーパー◯ムーズというダメラインをリリースしたことで、デュエルラインは完全にユーザーからの信頼を失なった。
その後に同じようなモノフィラ構造のアーマードラインが出た時には、「また懲りずに出したよ・・・」との偏見によって敬遠されたというのが正直なところだろう。
さらに幅を広げすぎて、「プロ」やら、「+のない」ものやら、「S」やらで、分かりづらいラインナップを欲張って幾つも作っちゃったもんだから、一般ユーザーからは分かりづらく、なかなか認知されないのだと思う。
とはいえ、最初からアーマードラインを初心者のみをターゲットにしたのであるのなら、このラインナップはまだ失敗とは言い切れないかもしれない。
しかし、プロを主力商品とし、プロの良さをその他のアーマードラインで補うためにラインナップを揃えたのであれば、完全に販売戦略の失敗だと思う。
アーマードのライン構造が優れたものであるのなら、へんちくりんな中途半端な品質のラインを販売するよりも、最高のクオリティであるプロだけで勝負すべきだったのかなと、個人的には思う。
いずれにせよ、どの客層をターゲットにしていたのかが非常に曖昧で、中途半端感が否めない結果となってしまった。
また、商品名もアルファベットを入れたり、+を入れたりなんてややこしいことをせず、一本の商品でもっと親しみやすい簡単な名称にした方が、ユーザーからの印象も良かったように思う。
では、今後ゆたりなはどうする?
そうなんだよね・・・150m巻きって、ライントラブルがあるとすぐにメタルジグのフルキャストで下糸まで出ちゃうから、本来であれば200m巻きの方が安心はするんだよね。
でも、最近は不意なライントラブルはほとんど無いから、150m巻でも大丈夫っちゃぁ大丈夫だとは思うんだけどね。
あとは、思わぬ大物が掛かった時にラインを出されたらってことを考えるとねぇ・・・
ご近所サーフならそこまでのことは無いとは思うけど、静岡や伊豆なんかではライン出されてブレイクの角に擦れてのラインブレイクで100m近くラインを失ったことも実際にあったしね。
サーフでの釣りはメタルジグをメインに使用しているから、当面はサーフメインで使用している4000番のツインパワーXDには200m巻のよつあみのPEラインを使用、もう一つの3000番のレアニウムにはアーマードF+プロの150m巻を使用することとします。
もしプロの150m巻まで廃盤になったら…もうデュエルのラインから完全によつあみへと切り替えるだろうね。
プロよりもグレードの低いアーマードラインを使ってまで固執する意味がないからね。
まとめ
デュエルのことを散々言ってきたが、オレのアーマードF+プロへの高評価はまったく変わっていない。
まったく変わっていないだけに、200m巻きだけでも廃盤になってしまうのが、とても残念でならない。
個人的には200m巻の復活を望むが・・・現実はなかなか厳しいだろう。
それどころか、アーマードシリーズすべてが廃盤になる可能性もあるね。
せっかくこんなに良いラインを開発したのだから、デュエルにはもうちょっと販売戦略を練り直して頑張ってほしい。
応援する意味でも、オレは150m巻のアーマードF+プロを使い続けよう。
でも、アーマードシリーズが無くなったら・・・よつあみオンリーになってしまうかな?(∀`*ゞ)エヘヘ
デュエルよ・・・もうちょ~っと頑張れよ!
コメント
私もアーマードF+Proのヘビーユーザーでした。
200m巻なくなったの、本当に残念ですよね…
記事でも仰ってるように150mでも問題はないんでしょうけど、トラブル等考えると150mじゃ不安ですよね。
廃盤になってからいろいろ試したにですが、1番使用感が近かったのは、シマノパワープロZですね!
初期段階でのハリとコシ、感度はほぼ変わりませんけど、コーティングが弱いのか、すぐに禿げてきてガイドに付着したり、毛羽立つと不意なラインブレイクが多発してので、結局アーマードF+Proを予備スプールに巻いて車に保管してます…
アーマードF+Pro自体が廃盤にならないように祈りましょう!!!
ライオネスさん、コメントありがとうございます!
そーなんですよねー・・・しかも、腑に落ちないのが、アーマードのラインナップでプロだけが200m巻きがなくなって、プロじゃない方は200m巻きがあるってこと。
中途半端な製品ラインナップをつくらず、最高品質のプロだけにすればもっと認知度は上がったと思うんですがねぇ。デュエルの販売戦略がまったく理解できませんね。
パワープロZもねぇ・・・過去に試したのですが、思った以上に劣化が早いし。ピットブル8+も試しましたが、今後はよほどのものが出ない限り、シマノのラインは信用しません。
プロのほうが廃盤ならないよう、デュエルの営業さんにキバってもらいましょう!
ピットブル8+、私も試しましたけど
これ使うぐらいなら「まだ」パワープロZ使うかな〜?って感じでしたね。
以前、アーマードF+ProアーマードFでどれぐらい違いがあるのか、問い合わせた事があるんです。
● Fは、スーパーPEに表面にフロロ粒子を分散シリコンコーティングをしております。
● F+は、ウルトラPE(PE原糸を特殊ポリエチレン樹脂に綴じ込めた物)にフロロ樹脂をナノ分散。
● F+PROは、F+をさらにシリコンコーティング。(F+より根ヅレ耐久性が約1.17倍)
原糸以外は違いが無さそうなんですよね。
今度試そうと思っているので、またご報告させてもらいます!
ライオネスさん、コメントありがとうございます!
プロ「じゃない」方は、実はすでに使って、自分なりの結論は出ているんです。
アーマードシリーズの最初はこのプロ「じゃない」方で、発売当初から使っていました。
良いラインではありますが、プロよりははるかに耐久性が低いという、自分なりの結論です。
過去の記事でも述べているのですが、内容を見たらかなり稚拙な内容だったので、改めてリライトして再アップをします。
それにしても・・・デュエルの説明って分かりづらいんですよね。「そんな分かりづらい製品ラインナップだったら、最高のものだけ出せばいいのに」と。
分かりづらいから、ユーザーから妙な誤解を受けるのに・・・と、いつも思ってしまいます。