【TKW140(タックルハウス)】見た目と反する軽い操作感。泳ぎも魅力満載

さぁ、新年明けました!

あえて面倒なあいさつは抜きにして、新年最初の一発目はタックルハウスのK-TENシリーズ、TKW140

スポンサーリンク

TKW140との出会いから入手まで

TKW140の発売は、2015年。

R-Unitなるものを搭載したとあって、発売当初からとても気にはしていたが、3,000円近くと強めの価格設定と、そこまでの機能は自分の釣りには必要ないだろうとの判断で、購入は控えていた。

ざっくりと言ってしまえば、「オレごときのアングラーに、これだけのルアーは身分不相応」と思っていたわけだ。

しかし・・・発売から数年経過したものの、どうしても気になる・・・気になる!

そして数年の時を経ての昨年、ようやく中古ではあるものの、念願のTKW140を入手。

しかし、入手してからはご近所サーフのナイトゲームをメインに使っているのだが、残念なことにいまだ釣果はゼロ。

ただ実際に使ってみると、予想以上の使いやすさを実感。

新品での実売価格は3,000円近くするが、これならその値段で買っても納得するかな〜と。

そんなTKW140、比較的深めな西湘サーフで体験した使用感や機能やらを述べてみたい。

TKW140の特徴

TKW140の基本スペックは、下記の通り。

【基本スペック(TKW140)】

  • サイズ : 140mm
  • 重量 : 30g
  • タイプ : フローティング
  • リング : #5
  • フック : #2(ST-56)

R-Unitを水平方向に2つ搭載

TKW140で最も注目すべきが、R-Unit

ちなみに、以前にも記事にした、同じK-TENルアーのK2R112。これに搭載されているR-Unitは、垂直位置に設置してあるタイプ。

TKW140のものとは設置位置が違うものの、いまだ釣れた試しがない。

K2R112で釣ってみたいのだが、リップのないフローティングということもあり、うねりや波のあるご近所サーフでの出番はどうしても少なくなりがち。

R-Unitの効果を確かめたい衝動には駆られているのだが、まずはR-Unit搭載のルアーで釣ってみないことにはね。

こちらのTKW140に搭載されているR-Unitは、2つとも背面側の水平方向に設置。


この動画のように、止まってても波や風などの外力でゆらゆら動く。

K2R112とは違ってリップが付いているので、こちらのほうがまだご近所サーフでの汎用性は高そうだし、早く結果が出そうな気がする。

K-TEN独自の重心移動システム

K-TEN独自の重心移動システムは、TKW140も健在。

もうこれはK-TENルアーには外せないでしょう。

金属ウエイトボールは2個搭載。

キャスト時に2つのウエイトボールは最後方へ移動。着水からのスイム時は前方へ移り、マグネットで固定。

すでにTKLMやK2R112でこのシステムの心地よいキャストフィールは体感しているので、TKW140も信用して良いでしょう。

リップを削っての潜行深度調整が可能

このTKW140は、リップを削って、お好みの潜行深度調整が可能。

メーカーによると、TKW140に搭載されたリップは潜るためのもので、削ったところで泳ぎの質には変化がないとのこと。

泳ぎの質はこの後にも述べるが、リップではなくてボディ前面。おでこにあたる部分。

リップが無くなってもフローティングリップレスとして使えるので、リップの長さの違うものを複数持っておくというのもアリだね。

TKW140の外観

それでは、じっさいのTKW140の外観を観察してみよう。

ボディ全体

ボディ前面のおでこに当たる部分が平らになっており、この部分で水を受けるようになっている。

メーカー側のアナウンスでは「リップがなくとも泳ぎの質は変わらない」とのことなので、リップよりもこの部分が水受けのメインなのだろう。

リップサイズ, 形状

TKW140のリップは、ボディサイズの割には小さすぎると感じるくらいの極小サイズ。


表面積もかなり少ない。

先ほども述べたように、メインの水受けはおでこ部分となるので、このリップは泳ぎ云々の機能よりも潜らせることがメイン。

フックサイズ

TKW140の標準フックは、ST-56の2番

すでにフックはSPMHの2番へ替えているものの、泳ぎ等への影響はそんなになさそう。

フックサイズの違いによっては泳ぎの差が出るのは他のルアーと同じだが、まずはこの標準的なサイズで通してみようかなと。

TKW140をサーフで使ってみた

昨年末にTKW140を入手後、ひたすらご近所サーフのナイトゲームで使い倒している。

使い倒しているのだが〜・・・いまだ結果は出ていない。

スズキの回遊自体が無いのか?いてもTKW140に反応してくれないのか?

ご存知のようにただでさえ魚影うっすうすのご近所サーフ。おそらく前者で間違いないとは思うが、とにかく早く結果を出したい。

しかし、ひたすら投げ倒した分、それなりにTKW140について理解できたところもあるので、ここは一つ、自分なりに感じたところを述べてみようかな〜と。

キャスト

まずはキャストフィール。

自重が30g, 長さも140mmでタッパがあるにもかかわらず、キャスト時の重量感はそれほど感じない

だからといってスッカスカではなく、それなりの投げ感はある。

さらにK-TENルアー独自の重心移動システム、キャストの瞬間に「カチッ」と鳴るのが心地よい。

ただ、風のない時は抜群の飛行姿勢でスカッと飛ぶものの、横風があると若干飛行姿勢がブレやすい。

やはり2つのR-Unitがキャスト時に影響しているのだろうか?飛行姿勢に多少なりとも影響するのはしかたがないのかもしれない。

ただし、そこはさすがのK-TENルアー。

飛距離への影響度を最小限にとどめており、キャストごとのばらつきは小さく、ストレスを感じさせない程度にまで調整されているようにも思える。

とにかく、140mmのフローティングミノーの中では申し分ない飛距離で、サーフでのレギュラールアーとなっているサイレントアサシン140Sほどではないにしても、それに近いくらいの飛距離は間違いなく出せている。

リトリーブ

TKW140はボディサイズの割にリップが小さいので、それに比例してか、引き抵抗も小さい

だからといってシンキングペンシルのように「なにやってるのか分からない」わけでもなく、ほどよい引き感は備えており、気持ち良いほどサクサク巻ける。

スローはもちろんのこと、速巻きでも泳ぎが破綻せずにしっかり泳ぐ。

そしてもう一つ、注目すべきが潜行深度。

リップが小さい割に、意外と深く潜るな〜といった印象。

厳密なレンジまでは分からないが、感覚的には最大で1m近くまでは潜るんじゃなかろうかと。

リップをカットすれば好みの潜行深度に調整可能なようだが、西湘サーフくらいならそんなにレンジを気にする必要もないし、どーせ使っているうちにブレイクに当たってリップが削れていくのだから、そのままでも良いかな。

アクション

アクションは、ウォブリング控えめの程よい泳ぎ。

泳ぎを言葉で表現するのは難しいが、スローでもファーストでも滑らかな泳ぎをしてくれる。

そして、注目すべきアクションが、たまに起こる平打ち感

やはりR-Unitを2つ搭載している効果なのか、タダ巻きでたまに平打ちするようにヨタッとなるのが分かる。

これが実際にどこまで効果を発揮するか?

一定以上の魚影があって、スレた個体ばかりのところでは明確な釣果の差があらわれるのだろうが、魚影うすうすの西湘サーフでは差は出にくいだろう。

とにかく、リトリーブ中でスピードを変えたり、トゥイッチなどのロッド操作を適宜加えてみるのもおもしろそうだね。

スポンサーリンク

まとめ

自分なりに感じたTKW140を、率直に述べてみた。

こうして見ると、このTKW140、手持ちのルアーの中ではブレイズアイのエヴォルーツ120Fがもっとも近いかな。

とは言っても、エヴォルーツはTKW140よりも後発なので、パクりとまでは言えないものの、間違いなくK-TENルアーの影響は受けているんだろうね。

ボディボリュームも重量もそれなりにあるものの、意外にサクサク軽快に扱えちゃう。感覚的にはそんな印象。

鮮やかなカラーリングのGo-Phish(GP)仕様もラインナップ。

個人的には好きなタイプなので、今後のサーフ釣行でも使用頻度は間違いなく多くなるだろう。

自分にとって身分不相応なルアーかどうかは、これからの結果にかかっている。

今後はTKW140の出番を多めでいくので、まずは気長に釣果報告をお待ち願います!

スポンサーリンク