【一粒で二度おいしい】複数の使い方ができる、グリコのようなルアー3タイプ

最近のソルトルアー。

皆さんもうすうす感じているとは思うが、どの製品も頭打ち感が否めない。

新製品ネタもどっかの製品と横並びであったり、違いがあるようで無いような微妙なものがほとんど。

ソルトルアーを始めた頃はあれやこれや目移りしていたが、ここ3年ほどは目新しさを感じるものが少なくなり、購買意欲もかなり少なくなった。

そんな中、各ルアーメーカーも知恵を絞って、新たなデザインや使い方のものも目につくようになった。

最近気になるのは、1つのルアーで複数の使い方ができるというタイプもの。

最初はミノーのリップが折れてしまい、そのまま使ってみたらたまたま使えちゃったというものから、近年はリップの着脱や付け替えることで、異なるレンジや泳ぎの質を演出できるものまで登場。

そこで今回は、表現がちょっと古いかもしれないが、グリコのような「一粒で二度おいしい」、1つのルアーで複数の使い方ができるルアーを挙げてみた。

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1つで複数の使い方ができるプラグ3タイプ

リップが折れてもシンキングペンシルとして使えるミノー

本来はリップ付きミノーとして製品化されたものだが、リップが折れてもシンキングペンシルとして使えるというもの。

これは複数の使い方ができるというより、たまたま偶然折れても使えてしまったものがほとんどだったろうが、最近は開発当初から折れたことまで意図して作られたものも。

ほとんどのリップ付ミノーはリップが折れてから使ってみると、水面に浮いてしまってボディバランスが破綻してしまったりするので、どちらでも使えるというものは思った以上に存在しないもの。

とはいえ、まだリップのあるものをあえて折ってまで使う気にはならないが、アクシデントで折れてしまっても諦めずに使えるよね。

サイレントアサシン140S

自分の中では最も信頼のおけるルアーの一つが、このサイレントアサシン140S

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キャストしてよし、巻いてよし、もちろん釣ってもよしで、サーフの釣りでは絶大な信頼を寄せている。
AR-C搭載のミノーの中でもピカイチのキャスタビリティだし、他メーカーの同タイプのミノーと比べてもピカイチと言い切れるでしょう。

そんなサイレントアサシン140Sも、リップを折れば爆飛びのシンキングペンシルとして使えるらしい。
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サイレントアサシンはバネによる重心移動システムを採用しているのも、リップが折れても充分使える大きな要因になっているのだろう。

通常のボールタイプの重心移動だと、リップがないと前へ潜らずにボールウェイトが前方に移動しないので水面に滑るだけになってしまう一方で、AR-Cシステムだと飛行中の終盤には前方にウエイトが自動的に移動しているので、着水時に水平姿勢が維持されるのでシンキングペンシルとして充分使えるのだろう。

エヴォルーツ120F

チョビチョビのリップと独特なボディ形状が特徴なのが、エヴォルーツ120F

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サイレントアサシンとは違ってボール型の重心移動システムを採用しているが、フローティングの割には飛行姿勢も良く、飛距離も安定して出せる。
もちろん、魚も引き出してくれるので、フローティングミノーでは信頼を置いているルアーの一つ。

このエヴォルーツは、開発時からリップを折れたことまで想定して作られている。

リップに頼らずとも背中部分に水流を受けて泳ぐような構造になっているから、これだけ小さいリップでも大丈夫なんだろう。

リップの着脱が可能なミノー

先ほどまでのルアーとは違い、このブレス100SSはリップの着脱が可能。

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ブレス100SSを先日から使い始めているが、リップの着脱でミノーからシンキングペンシルまで使えている。

リップを外した仕様はシンキングペンシルというより、S字系といったほうが近いかも。

固定重心タイプだが、ショートタイプで重量がそこそこあるので、それなりの飛距離が出せるので、今後はサーフで積極的に使っていこうかなと。

ただこれ、シンキングペンシル仕様からリップを付けるのは簡単だが、逆のリップを外すのはかなり難儀。

そうとう力を入れないと外せないので、現場でちょこちょこっと切り替えるタイプとは言い難いかな。

ヘッド部の付け替え可能なミノー

今年に入って、急にいくつかのメーカーでこのタイプのミノーを出している。

RHシリーズ(REDHEAD)

そのうちの一つが、REDHEADのRHシリーズ

REDHEADは個人で運営しているハンドメイドルアーを製造,販売しているところのようで、じつはたまたまyoutube動画で見つけ、今回のルアーのことを知ったのがきっかけ。

このリップ形状の異なるヘッドを付け替えて使用できるルアーを「RHシリーズ」というらしいが、最初に見つけた時はかなり心が動いたね~。

このREDHEADシリーズは、2粒どころか何粒もおいしい。


基本ボディに異なるヘッド形状を組み合わせる「リプレースシステム」によっていろんなレンジを引け、いろんなアクションを出せるようになっている。

基本ボディは、フローティングとシンキングの2種類。

そしてヘッドは、シャロー系とリップレス系,リップ系の3種類。

さらに最近は、ジョイントボディのものまで発売されるようで、動画説明を拝見したところ、これがなかなか。


単純なジョイント形状というだけでなく、飛距離も重視した構造となっているところが素晴らしい。

タングステンウェイト搭載のようだが、ヘッドも付けての重量が15g程度。
さすがにご近所サーフで使うには厳しいので、今回は購入を見送るが、なかなか興味深いよね。

カラーはブランド名称にあるように、レッドヘッドのみ。

着せ替え感覚で使いこなせるので、これが大量生産できたら面白そうだよね。

サーフでも投げれる25〜30g程度のものが出ると良いんだけどね。個人的にはそれが出たら買おうかな。

ハンドメイドなので大量生産できないようだが、興味のある方はこちらへどうぞ。

UNIFORCE100F(LEGARE)

REDHEADと同様、ヘッド交換ができるのがこのLEGAREのUNIFORCE100F

LEGARは各ルアーメーカーでテスターをこなしてきた安田ヒロキ氏が立ち上げたルアーブランド。

その第一弾のルアーとして登場したのが、このUNIFORCE100F。


これはリップ形状が異なる2種類のヘッドに、基本ボディはフローティング。

カラー展開は、REDHEADとは違って幅広い9色展開。異なるカラーでの組み合わせまでは考えていないようだけどね。

REDHEADと比べると機能性は劣るイメージが否めないが、こればかりは使ってみないことには分からない。

今後はREDHEADとは違った商品展開がなされるかもしれないし、さらなる展開に期待したいところだね。

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まとめ

以上、「一粒で二度おいしい」ルアーを3タイプ挙げてみた。

ここでは挙げていないものの中にもあるかもしれないが、現時点で自分が知っている限りのものだけを紹介した。

特にREDHEADとLEGAREの着せ替えルアーについてはこれまでにない画期的な構造となっており、どちらも「業界初」や「革新的」と謳っている。

類似商品が出るときって同時期に出ることが多く、率直なところパクリ疑惑も否定できなくはないが、偶然アイディアが同じだったことも否定はできない。

そんな下世話なところもちょっと気になるところだが、今後は両者でうまく棲み分けができると良いね。

リップ着脱ができるブレスについては、複数のリップをいろんな形状に削って揃えれば、自分なりの泳ぎをアレンジする楽しみかたも期待できる。

いずれにせよ、こうしたアイディアルアーで楽しく使え、さらに釣れれば、今までの釣りがもっと面白くなることは間違いない。

こうしたタイプのルアー、興味があればこの中の1つくらいは持っているのも良いでしょう。

もしかしたら、将来は流行るかもしれないね!

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