一般的に、ヒラメは「夜行性」と言われている。
※他サイトより抜粋
それなら、夜が一番釣れるんじゃないの?釣れてもいいよね??
「ナイトヒラメゲームの可能性」についての雑誌記事も見たことがあるけど・・・ホントのところはどうなの???
確かにヒラメが夜行性というなら、もっと夜のヒラメの釣果実績がネットで上がってもいいと思うのだが、実際のところは夜にヒラメが釣れた話はそんなに聞いたことがない。
この件に関しては、持論も何も、確証を持つまでの経験,データが無いので、ハッキリ言って良く分からない。
しかし、ヒラメが生態学上夜行性であることが間違いないという前提で、自分のこれまでの経験と周辺情報から推論を述べさせていただく。
ヒラメは獲物を目で捉える
シーバスは側線という感覚器官を使って、水中での波動や動きを感じ取ることでベイトを確認するようだ。
一方のヒラメ。こちらは両目が片側に寄っているだけのことあって、目視をメインにベイトを確認するのだろう。
※他サイトより抜粋
数少ないオレの経験上でも、ヒラメ,マゴチに関しては、マズメ時だけでなく、真昼間でも結構釣れちゃうという印象がある。
その事実を1年ほど前に実感してから、特に最近はご近所サーフの朝練,特打ちにこだわることなく、真昼間のデイゲームばかりするようになった。
とはいえ、朝マズメや夕マズメの場合、明から暗,暗から明に移行する変化のタイミングなので、ヒラメの目が変化に慣れないために、ターゲットを思しきものにアタックしやすい・・・だからマズメのタイミングが釣れやすいことには変わりないとは思う。
暗くても、少しの明かりを頼りに獲物を捉えることはある
目視でターゲットを確認して捉えるのが基本なわけだから、見えにくい夜は活発な捕食活動はしないんじゃないのかね?
だけども、「ナイトヒラメゲーム」と言われるように、夜にヒラメが釣れるのは???
※youtubeより抜粋
オレが推測するに・・・そりゃぁ、ヒラメだって偏食することもあるだろうよ!
人と同じで、ヒラメだって夜食食う時もあるだろうし、数日間海が荒れてエサが食べられなかった後には、昼夜問わずエサを求めるだろう。
そこは個体差と環境変化に応じて、イレギュラーな行動をすることもあるというだけのこと。
それに、よほどヒラメの近くをベイトが通れば・・・そりゃぁ食いつくだろうよ!
暗くなってから釣れたという知り合いの報告を聞くと、「一つのポイントで丹念に探る」派の人が多い。
オレの場合、特にご近所サーフでは「ザックリとランガン」派なのもあって、夜にヒラメが釣れた経験は極めて少ない。
過去に一度だけ、ナイトで釣れたことがある
そんな極めて少ない経験のうちの一つが、GWの富山遠征で経験した、暗闇でのヒラメのヒット。
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ちょうどこの時、富山はホタルイカの身投げが起こるシーズンで、ホタルイカ型ルアーであるズィークイッドでの釣果。
着水後は巻かず、ほぼホットケに近い状態でのヒット。
この時に思ったのは、「夜にヒラメが動き回っていたときに、たまたまズィークイッドを見つけてアタックしてきたのではないか?」ということ。
昼は遠くでも見えるので、自分の居場所よりも多少離れていても見つけることができる一方、夜は自分の近くにいないと獲物を見つけられないので、積極的に動き回って狭い視野をカバー。
だから、夜間は動き回っているヒラメが見つけやすい、スローに動くルアーへ反応が良いのではないか?
ナイトヒラメ派の意見
雑誌やyoutubeなど、有名アングラーがナイトヒラメを提唱しているのをよく見かけるが、通常の「釣れる」ということとはニュアンスがちょっと違うようだ。
まずよく言われているのは・・・
・夜はアングラーが少ないので、伸び伸びと釣りをしやすい
・夜はヒット率は少ないが、大型が釣れやすい
・暗闇の中でも明かりの集中しているところが釣れやすい
「釣れる」といっても、1日のうちで一番のチャンスタイムであるマズメどきよりも夜の方が釣れるとまでは言ってないし、数が釣れるとも言ってない。
あくまでも「夜でも釣れる」というだけで、「夜の方が釣れる」との意味ではなさそうだ。
「夜行性」といっても、暗いうちに移動をしているというだけ
結論から言うと、こういうことなんだろうなと思う↓
夜行性 ≠ 夜に捕食する
ヒラメは夜行性かもしれないが、夜行性だからといって夜をメインに捕食活動をするのではなく、夜は餌場を探すための移動。
そして、明るくなったら目視でベイトを確認し、捕食する。
そういうことなんだと思う。
まとめ
あとはベイトの量,ヒラメの密度,潮位,透明度,等・・・ヒラメのご機嫌にもよって、捕食タイミングが変わるんだろうが、現時点で考えられる「ナイトヒラメ考察」はこんなところ。
さぁ、こんな感じで自分なりの仮説を立ててみたが・・・皆の衆はどうお考えかね?
たまにはこんな本を読んでみるのもいいかも・・・ね!
コメント
ヒラメ釣りの偏見シリーズゆっくりと読ませていただきました。
ほとんど意見が一致して同感しています。
最近、ヒラメはロックフィッシュと同じ釣り方で良いのでないかと思っています。
私は、ショアスロー・オフセットフックのジグヘッド・ヘビダンでフォールを意識した釣りに徹しています。
ただし、結果が伴っていませんが(笑)・・・(涙)。
ブースカさん、こん〇〇は!
まぁ、だいたいロックフィッシュも同じような釣り方で大丈夫でしょうね。ロックフィッシュでもベイトの種類とかによっては、かなり表層まで寄ることもありますね。
ヒラメに関しては、もう少し数釣りできるような魚だったらもっと精度高く検証できるのでしょうが。まぁ、こればっかりは仕方ないですね!
初めてコメントさせていただきます。
『夜行性』の記事、興味深く読ませていただきました。
私も以前はブロ主様と同じ考えでしたが、
このシーズン、いろいろな時間帯に調査釣行してみました。
結果から言いますと、
ヒラメは夜でも釣れます。
ただ日中・マズメ時と狙い方が違います。
そのカギは、『夜行性=夜に捕食する』です。
朝マズメは・・・
ベイトが岸に寄ってくるから、ヒラメも寄ってきて
釣りやすくなる。
これが今シーズンの釣行結果からの考えです。
また考えが変わりましたら、責任を持って報告しますね。
遠州パパアングラーさん、アホアホブログへようこそ!
私の中で、一般に述べられている幾つかの既成概念と自分の経験を重ねても、どーも矛盾するところがあるので、今回のような記事を敢えて挙げてみました。
たしかにベイトの寄り具合が、ヒラメ捕食モードの最優先事項でしょうね。ただ、ベイトがさほどいない状態では、あまり夜釣りの有効性を感じずにいました。
遠州灘だと魚影が濃いでしょうから、そちらの調査結果の方が有効でしょうね。こちらの相模湾では釣れないのが当たり前なので、とても羨ましいです。
是非ともまた意見をください。こういう意見、とても嬉しいです。
今後ともアホアホブログをよろしくお願いいたします!