【ビーチウォーカー リンバー115s(DUO)】ゆたりな納得!S字系サーフルアー

タックル

デュオのビーチウォーカーシリーズから、リンバー115Sが出ましたね。

出典:DUO

サーフで釣りしてるくせして、堀田ルアーを一つも持ってない(拾ったハウルは持ってるが)、この不肖ゆたりな。

堀田ルアーをはじめとした最近のサーフ用ルアーって、どうもこの不肖ゆたりながホームとしているご近所サーフには使いづらいものが多い気がするのよね。

ただ、今回のこのリンバー115Sは、あまりサーフルアーになびかない不肖ゆたりなが、ちょっとなびいている。

リップレスだけど、これまでのヘビーシンキングペンシルとは違う。

そんなリンバー115Sについて、まずは自分なりに想像。

そして入手後、使い勝手を忖度なしで述べてみたい。

イメージ的には、K2R112のシンキングバージョン?

この不肖ゆたりな、今回のリンバー115Sに対しては、「タックルハウスのK2R112のシンキングバージョン」といったイメージを持っている。

そう、タックルハウスのリップレスフローティングミノー、K2R112

K-TEN独自の重心移動システムでかっ飛び、額部分で水を受けて表層をトレースするルアー。

ぶっ飛ぶうえに、スッコーンと軽い投げ感。

しかし、実際にサーフで使ってみると、こうしたルアーはうねりが立つご近所サーフではなかなか使いにくく、凪状態のときや心に余裕があるときでないと、なかなかサーフで使う気になれない。

「これのシンキングタイプがあればなー」と以前から思っており、K2R112のサスペンドモデルに板オモリを貼って使ってみたりもしたが、どーもしっくりこない。

そんなことを経験した数年後に登場したのが、今回のリンバー115S。

フラットフィッシュ用に開発されたようなので、そこそこ沈みは速そう。

少なくともK2R112のサスペンドモデルよりは、自分の理想に近い攻め方ができそうな気がする。

リンバー115Sのスペック

タイプ: シンキング(重心移動タイプ)
サイズ: 115mm
ウェイト: 24g
フック: #4

このスペックだけ見ると、重心移動タイプのシンキングペンシルのように思えるが、さにあらず。

リップがないシンキングペンシル形状としては珍しい、重心移動システムを採用。

サーフ向けに飛距離を意識したルアーなのだろうが、実際の泳ぎや使用感はどうなのだろうか?


動画を見るかぎりでは、やはり通常のシンキングペンシルではないことは明らか。

リンバー115Sの特徴

重心移動タイプ

サーフ用シンキングタイプのルアーはそのほとんどが固定重心タイプなのに対して、このリンバー115Sは重心移動システムを採用

リップがないので、軽量でもそれなりの飛距離が期待できる。

しかし、重心移動タイプのルアーだと、着水後に玉入れ動作をしないとウェイトが戻らず、リトリーブで尻下がり状態で水面を滑ってしまうことがある。

特にリップがないタイプだと潜りにくいので、その傾向が強い。

その点、リンバー115Sは後方の浮力を高めているとのこと。

この後方浮力が、リンバー115Sの大きなポイント。

これがあることで、おそらく着水後のウェイト移動は比較的スムーズにいくんじゃないかな。

頭を下にして沈み、着底時は尻上がりの姿勢を維持

一般のシンキングペンシルは尻下がり姿勢で泳ぐのに対し、このリンバー115Sは水平に近い若干尻上がりの姿勢で泳ぎ、着水後は頭下りに沈んでいく

着水からは頭下りに沈んでいき、着底時はボディが倒れることなく、テール上がりの姿勢を維持。

ヘビーシンキングペンシルって尻下がり姿勢だから、ボトムで使おうとすると、けっこう根掛かりする。

なので、根の多いご近所サーフの釣りでは、自分の中ではローテーション入りしておらず、ボトム中心に攻めるときは、ショアスロータイプのメタルジグやMJリグを使うことが多い。

リンバーは、水中動画を見る限りでは若干尻上がり気味で泳ぐので、ボトムトレースしてもシンペンよりは根掛かりの心配は少なそう。

着底しても、テール上がりの姿勢になるので、ボトムで倒れることも少なそうだしね。

ボトムを引きずるようなタイプではなさそうなので、根掛かり防止はちょっとは期待できるかな?

大きなS字スラローム

泳ぎは大きなS字スラローム。意外とアピールが強め。

サイドが平らな構造なので、さらにポイントでアピールしたいときなんかは、若干ロッドアクションを加えたり巻き速度を瞬間的に速めれば、大きくヒラ打ちしてくれそう。

リンバー115Sを入手してみた

こんなにも気になったので、さっそくリンバー115Sを入手してみた。

マットのドピンクを選択。


パッケージ裏の内部構造説明。マグネットの位置が中途半端なところにあるのが気になる。



横から見ると、テールが細くなっていくが・・・

上から見ると、逆にテールファット。

最近はこういった形状のシンキングペンシルをよく見かけるが、だいたいは後方重心のぶっ飛びタイプ。

このリンバーは後方に浮力を持たせているということなので、浮力を得るためのスペース確保のための構造なのだろう。


前からの写真。

両サイドがフラットな構造となっているので、やはり潮の流れの変化があるところやリトリーブスピードに変化をつけると、程よいヒラ打ちを見せてくれそう。


重心移動の方はというと、振ってみると、軽い力でも後方へのウェイト移動はスムーズ。

ウェイトの戻りも、真っ直ぐにすればすぐに戻ってくれ、ほどよくウェイトが固定。

実際に使ってみないと分からないが、シンキングタイプだし、着水後にウェイトが戻らずに水面を滑るようなことはなさそうだ。

リンバー115Sをサーフで使ってみた

ただ・・・こういった新しいタイプのルアーって、使ってみると期待していたほどでもないのが多いだけに、若干の心配はあるんだよねー。

そこでこのリンバー115S、ご近所サーフで使ってみた。

ほぼ無風、波も比較的穏やかなコンディションで試してみた。

キャスト性能は予想をはるかに上回る!

まずはキャスト・・・おぉ、予想以上に飛行姿勢がイイ!

しかも、キャストごとに飛行姿勢にムラがあるかと思いきや、どのキャストも飛行姿勢が安定しており、飛距離ムラも非常に少ない。

あまりに飛行姿勢が良すぎて、投げていて気持ちよく感じるほど。これは素晴らしい!

自分が使った限りでは、多少の横風でもまず乱れない。

重心移動システムを採用しているルアーって、意外とキャストムラが出たり、リリース直後の飛行姿勢が不安定なことが多いが、このリンバーはリリース直後からビシッとブレずに飛んでいく。

これをキャストしてすぐに思ったのは、ジャンプライズのぶっ飛び君

ぶっ飛び君は固定重心タイプなので、リンバーとは内部構造や用途がまったく異なるのだが、ブレない気持ちいいキャストでは、個人的にはぶっ飛び君と重なるほど。

他のyoutubeやブログ等のインプレッションでは横風に弱いとの情報だが、いやいや、そんなことはない!かなりイイよ!

重量も近年リリースされているヘビーシンキングペンシルほどではないので、手返しよくサクサクっと攻めることができて、疲労感がとても少ない。

着水後の立ち上がりも予想以上!

着水後の立ち上がりも、予想以上にイイ!

着水後すぐにリトリーブしても、ルアーが水面で滑るようなこともなく、しっかりと水を噛んで泳いでくれる。

重心移動システムを採用しているルアーに必須の玉入れ操作は必要なさそうだ。

感覚としては、樹脂製バイブレーションと同じような感覚で使える・・・そんなとこだろうか。

分かるかな?

S字を描く泳ぎも、予想以上!

泳ぎは、しっかりとS字を描く。

スローではゆったりとしたS字、ファーストではキレのあるキビキビとしたS字。

リトリーブ中の浮き上がりもなく、沈ませた位置からのレンジキープもなかなかのもの。

重量もそれなりにあるので、引き抵抗も適度にあって、非常に扱いやすい。

S字系ルアーでは、これまでもサーフでいくつか試したことはあったが、どれもサーフで使用するには使い勝手が悪いものばかり。

しかし、このリンバー115Sは、完全に合格点!

いやぁ、この結果は予想以上。

これは今後もご近所サーフでのレギュラーは確定だね!

リンバー115Sのまとめ

以上、ビーチウォーカーシリーズの新しいタイプのサーフルアー、リンバー115Sについて述べてみた。

実際に使ってみても、予想以上の使い勝手の良さ。

これは素晴らしい!

ネッサのアーマジョイントのようなベラボーに高価なルアーでもないし、価格以上のルアーと言っても、言い過ぎではないでしょう。

他のルアーと比べて大きな釣果の差が出るとは思えないが、ワンパターンになりがちなサーフのルアーローテーションが、このリンバー115Sで大きく変わる予感。

根がきついご近所サーフではボトム付近で使うつもりはないので、今回のインプレッションでは、沈みの速さや着底感,根掛かりのしにくさまでは調査していない。

どちらかといえば、個人的には表層から中層にかけての使用を想定しているので、ヒラメやシーバス,青物あたりを狙いに使っていこうかなと。

そんなリンバー115S、これから秋のシーズンは多用していきますよ〜!

【追伸】

このリンバー。

キャストしての着水時、高確率で水面でワンバウンドするのだが・・・これって「リンバーあるある」

自分だけ?

同じ体験をしている人、コメント求む!

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