【MRDシステム】imaの新しい重心移動システムってどうよ?AR-Cに肉薄?

タックル

サーフで使用するミノーでは、オレ的にはサイレントアサシンシリーズがほぼ一人勝ち状態。

とにかく飛距離が安定しているのが一番の理由。

オレの場合、サイレントアサシンシリーズをベースに、あとはそれに足りない機能を持ったルアーを買い足す程度の構成にしているくらい。

メインでの使用は、ほぼサイレントアサシン一択といってもよいくらい。

一方で、imaのルアー。

悪くはないんだが、重心移動ウェイトが金属球であるため、飛距離にムラがあるんだよね。

よほどの特徴のあるルアーでない限り、AR-Cシステム以外のルアーって使う気になれないというのが本音。

しかし、そんなAR-Cシステムに匹敵するような重心移動システムがimaから開発されたようだ。

その名は“Magnetic Rebound Driving”。略してMRD

さてさて、MRDとはどんなタイプの重心移動システムなのでしょうか?

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マグネットの反発を利用

MRDシステムは、ima独自の重心移動システム。

移動するウェイトに搭載されているマグネットに対して、ウエイトの移動空間の前方には「吸引」、後方には「反発」を搭載。

通常時は吸引側にあるウェイトを、キャストの反動で反発側へ強制的に移動させ、飛行中に磁力を利用してウエイトを強制的に吸引側へ戻すというもの。

着水後の立ち上がりが早い

これまでのボール型重心移動システムでは、着水後にウエイトを前方へ移動させる必要があるため、すぐにルアーを強めに引き、いわゆる「玉入れ」の動作をする必要があった。

一方、このMRD重心移動システムでは、飛行中にすでに重心が戻っているため、「玉入れ」の動作を必要としない。

そのため、着水後のルアーの立ち上がりが早くなり、最初から通常のリトリーブでしっかりと泳ぐ利点がある。

大きなウェイトを載せることができ、飛距離を稼げる

これまでのimaのルアーの重心移動は金属球であったので、ウエイトの増量が難しかった。

しかし、今回のMRDではウエイトをユニット化できるため、ウエイトの増量が比較的簡単におこなえるようになった。

その分、飛距離に貢献できるというわけだ。

あとはMRDの磁力を微調整することで、比重の高いウエイトを載せても強制的に移動することができるので、重いウエイトでも容易に移動ができるというもの。

キャスト時に安定してウエイト移動できるか?

バネを利用するAR-Cに対して、MRDはマグネットを利用する違いくらいで、理屈ではAR-Cシステムとほとんど同じ。

では、実際のところ、想定通りに安定してウェイト移動がなされるのだろうか?

磁力が強すぎると、キャスト直後のウエイトの戻りが早すぎるために飛行姿勢が乱れ、飛距離が伸びない可能性もある。

その反対に、磁力が弱すぎると、キャスト後のルアー着水時でもウエイトが前方に戻らないために、泳ぎだしが悪くなるといった可能性も考えられる。

要するに、このMRDでは磁力の微調整が鍵となるような気がする。

その磁力の微調整は容易にできるものなのかは定かではないが、調整次第ではAR-Cシステムを上回る可能性があるかも?

シマノのAR-Cシステムに匹敵するか?

今回のimaのMRDシステムは、シマノの重心移動システムであるAR-Cにかなり近づいたものになっている。

シマノのAR-Cシステムはバネの力を重心移動システムに利用したものだが、MRCのメリットはAR-Cとほぼ同じになる。

磁石とバネ、どちらの方が微調整がきき、どちらの方が劣化が少ないか?キャスト時の力の入れ具合によってもウエイト移動の具合は違ってくるであろうし。

また、製造コスト的にはどちらの方が有利か?そして、実際の性能,使用感は?

AR-C重心移動システムを搭載したルアーの中でも、おそらく最も飛距離が出ていると思われるサイレントアサシン140S。

強風下であっても安定した飛距離を出せ、オレの中ではサーフでの使い心地が一番のミノー。

個人的には、これまではシマノのAR-Cシステムが一人勝ちという印象だが、今回のMRDシステムはそれに匹敵するものなのか?

はたまた上回るものなのか?

MRDシステム搭載のルアーが「iBORN 118F shallow」のようだ。また絶妙なところをチョイスしたねー。

これならば、あそこ(?)でぜひ使ってみたい。これに関しては、また後日記事にしたいと思う。

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まとめ

以上、imaが開発した重心移動システムのMRDについて、思うところを述べてみた。

現状ではAR-Cシステムがベンチマーキングになると思うが、AR-Cと比較してウエイトの戻り具合がポイントになるのではないかと、個人的には思っている。

それによってはAR-Cシステムを上回る可能性は十分にあると思う。

ただ、シマノは現在のAR-Cシステムの開発段階で、当然マグネットも検討していたんじゃないかな。

その上で、バネを選択したことは予想できるから、マグネットは・・・どうなんだろ?

そんな分かりもしないことを色々と想像しながら、MRDシステム搭載のiBORN 118F shallowをまずは試してみたいなと。

どうなんでしょ?楽しみだね!

【MRD採用ルアーインプレッション記事】
>> sasuke120裂空(ima)の使用感。MRDシステムの効果は如何に?

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