【Tx8(デュエル)】7ヶ月間使用。しなやか8ブレイドPEラインの実力は?

タックル

昨年発売されたデュエルの新しい8ブレイドPEライン、Tx8

200m巻をセルテートに巻いて、今日まで試してきた。

昨年12月から使い始め、200mあったものが、6月25日現在で残りたったの40mほどに。

これだけの長さになってしまったのは、この間3回も重篤なライントラブルが勃発したため。

7ヶ月くらいは経ったが、この間は釣行回数がかなり少なくなっているので、実際のトラブル頻度としてはかなり高い。

もちろん残り40mしかないのだから、3回目のライントラブル発生時点で、Tx8のテストは終了。

以前に試した8ブレイドPEラインのボーンラッシュ(よつあみ)やピットブル8+(シマノ)と、ほぼ同じような結果。

結論から先に述べちゃうと、「今後使うことはないかな〜」と。

しかしそれは、8ブレイドPEラインそのものが自分には合わないと思っただけで、Tx8がダメなわけではない。

愛用しているアーマードF+プロにとって代わるかと期待したが、そこまでのものではなかったということかな。

いずれにせよ、7ヶ月間使用したTx8の使用感について、正直に述べてみたい。

そもそもTx8って、どんなライン?

Tx8のスペック等の詳細については、過去記事に掲載しているので、まずはご参照あれ↓

【Tx8過去記事】

今回Tx8を試そうと思ったきっかけが、過去記事内のyoutube動画にあるデュエルプロスタッフの松岡氏の説明から。

これまでの張りの強いものではなく、よりしなやかにすることで使いやすくしたとのこと。

一般的には、張りが強い方がトラブルが少なく使いやすいと言われており、自分もそう思っている。

だからこそ、張りが強いアーマードF+プロを愛用しているわけで。

なのに、逆のしなやかなほうが使いやすいって・・・本当だろうか?

Tx8の使用感

とてもしなやか

典型的なコーティングPEのようなゴワゴワ感はなく、とてもしなやか

たしかに、スプールへ巻くとピッチリ巻かれ、収まり具合は良い。

19セルテート3000XHのスプールはPE1.0号でちょうど200m巻収まるが、Tx8はピッタリ。

キャストでラインがリリース、人差し指でフェザリングしたときの、ラインの当たり具合が非常にソフト。

ただし、そのしなやかさによって飛距離がアップしたかといえば、そこまでの実感は得られなかった。

色落ちが極めて少ない

色によって色落ちの見え方に差があるようにも思えるので何とも言えないが、Tx8の色落ち度合は、きわめて低い印象。

使い込んでも、非常に毛羽立ちが少なく、劣化が少ないなーとは感じた。

直線強度は明らかに高い

直線強度は、明らかに高い。

今まで使用した8本撚りPEラインで比較すると、こんなかんじ↓

ピットブル8+

高いものの、よつあみのボーンラッシュほどではないかな〜と。

とはいえ、だいぶよつあみ品質に近いかな〜という印象。

コレについては、まぁ評価は高いかなと。

リーダーが結束しやすいわけでもない

松岡氏の動画であった、リーダーとの結束しやすさについて。

しなやかだと結束時にリーダー表面に密着するので、結束がしやすいとのことだったが・・・実際に組んでみたが、そんなに感じるほどでもないかな。いたって普通。

しなやかさによって、結束強度が上がったという実感もなかったし。

まぁ、ココについては普通かな。

特にTx8が結束しやすいとか、結束強度が優れているまでは感じなかったね。

ライントラブルは、ふつうのブレイドPE並み?

年明けからの釣行回数は極端に少ないため、使い込むまでは至らなかったが、7ヶ月間使った中でのライントラブルは3回

1回目は普通のコンディション、2回目は横風が強いコンディション下、最後の3回目は無風のナイトで発生。

3回のライントラブルはすべて重篤なものであり、200m巻のラインが、これらトラブルで大きく減った。

Tx8を巻いてからの釣行頻度はかなり低い中での、このライントラブル頻度。

ここ何年もアーマードF+プロを使い続けたが、ここまでのライントラブル頻度と重篤度は皆無。

もちろん、ライントラブルの多くは、アングラー側の問題であることは否定できない。

否定はできないが、基本的なラインメンディングを実行しているこの不肖ゆたりなが、ここまでのライントラブルは経験したことがない。

今回の結果は、Tx8特有のものなのか?一般のブレイドPEラインで起こる典型的な症状なのか?

現時点でそこまでは分からないが、少なくともアーマードF+プロとブレイドタイプPEとで、ライントラブルの起こりやすさの差はありそうだ。

では、アーマードF+プロの撚ってないモノフィラメント構造が効いてるのか?独自の表面コーティングによるものなのか?

個人的な考えではあるが、どちらもラインの張りを出す効果はあるため、その相乗効果でライントラブルを抑えているのだろう。

Tx8はコストパフォーマンス最高。だけど、注意しないとトラぶるよ!

7ヶ月ほど使用した、デュエルの8ブレイドPEライン、Tx8。

Tx8をざっくり言い表すなら、以下のような感じ。

コーティングPEのようなゴワゴワ感が無く、とてもしなやか。それでいて表面強度が高く、直線強度も高い。

あとは糸鳴りもほとんどしないし、8ブレイドPEラインとしては非常に良いと思う。

・表面のゴワゴワ感はなく、とてもしなやか
・色落ちは度合いは、少なめ
・直線強度は公証値に近い
・ライントラブルは、今までのPEライン並み

スレへの強さについては、特に評価していない。というのも、磯のようなPEラインで根ズレするような場所で釣りしてないから。

毛羽立ちの少なさなどから、スレには強いことは予想されるけどね。

冒頭から述べたように、重篤なライントラブルは3回発生したわけだが、Tx8がライントラブルを発生しやすいのではなく、8ブレイドラインそのものの特徴なのだろう。

8ブレイドラインというのは、4ブレイドに比べてしなやか。

さらにこのTx8は、8ブレイドラインの中でもしなやかに作られているため、コーティングが強めのタイプよりもライントラブルが発生しやすくなる。

過去に使用した8ブレイドラインは3つ。デュエルのハードコアX8と、よつあみのボーンラッシュX8, シマノのピットブル8+。

どれも200m巻、半年以内にライントラブルに見舞われ、そして半年ほどで残りラインが少なくなり、終了。

ウ〜ン・・・自分のラインメンディングが未熟なのか?

それなりにキャスト時にフェザリングやサミングは癖でやっているんだけどね。

では、8ブレイドを使っている人は、それなりのライントラブルを経験しているんかね?

4ブレイドラインはなぁ・・・ハリが強いのでライントラブルはほぼ起きないんだけど・・・あのキュルキュル糸鳴りがストレスなのよねー。

自分の中でPEラインに最も求めるのは、トラブルレスであること。

なので、結論から言うと、このライン、不肖ゆたりなには合わないかな〜と。

というか、キャスティングゲームにて、一般的なブレイドPEラインが自分に合わないと言った方が良いかも。

やはり、この不肖ゆたりなにとってのラインは、アーマードF+プロ一択になるかな〜。

これまではなぜか1.2号だけ無いし、さらには200m巻がなくなったので廃番になるかな〜と危惧していたが、今年に入り、こうした不安を一気に払拭すべく、フラットフィッシュ用が発売

フラットフィッシュ用で200m巻が復活。さらにこれまでなかった1.2号まで追加。

これは、アーマードF+プロの愛好者にとっては最高の吉報。これで廃番にビクビクせず、心置きなくアーマードF+プロを使い続けていけるね。

やっぱりさ〜、おかっぱりのキャスティングゲームには、少なくとも200mは欲しいよね〜!

1.2号だってさ、ふつうラインナップするでしょ。本気で需要がないと思っていたのかね?

デュエル自身も、このラインの良さを信じきれていなかったのかね〜?だんだんとラインナップを減らしちゃってたからさ。

・・・とまぁ、けっきょくはアーマードF+プロを強調した形になっちゃったけど、8ブレイドラインを常に使っているという方には良いと思うよ!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました